Amy's This Week

2017.01

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2017.01.22

1/16-22, 2017 トランプ大統領就任とTDS!

ついにこの週、ドナルド・トランプ氏がアメリカ合衆国の大統領に就任しました。ワシントンDCで行われた大統領就任式を映したテレビでは、もちろん熱烈歓迎をしている人々もいる反面、街中では反対派が暴動を起こすという、ある意味でとてもアメリカ的なニュースも流されました。 昨年11月のまさかの決着まで、アメリカ国民はヒラリーかトランプかのとても辛い選択に迫られたわけですが、要するにどちらをより嫌いか、という結果として、「ヒラリーの方が嫌い」という人が多かったという結果ですよね。これぞ庶民パワーなのでしょうね。   話は飛びますが、世界一の観光立国であるフランスにいらしたことのある人は多いと思います。そのフランスには、「パリとそれ以外」があると言われています。私たちが思うフランス人気質とか、フランス料理…などは、実際はパリ人気質であったり、パリのお料理であったりするわけで、実際のフランスはパリ以外の方が人口も多いし、もちろん面積も広い。だから、フランスはパリとパリ以外の地の両方を見なくてはいけないんですね。 私は東京23区内で生まれ育ちました。父から影響を受け車が大好きで、女でも免許を取り車を買い、周囲には免許を持たない友人(女の)が多かったので、若い頃の自分は少し特別感を持っていました。それが…社会へ出て、各地出身の人たちと知り合い、自分も各地へ足を運ぶようになって知ったことに、女でも運転するのは全く当たり前。全国的にはむしろ運転免許を持っていない人の方が少ないという事実に、目からウロコでした。その後、TVドラマ『Sex And The City』の中でニューヨーク市の女性がロサンゼルスに行った時に、運転があまりに下手で笑われると、「あら、私はニューヨーク市から来たのよ。運転なんて出来るわけないじゃない!」と負け惜しみを言うシーンがあって、大笑いしましたw     つまり、それほど「自分が普通だ」と思っていた事は単に井の中の蛙で、広い大海に出てみたら全く違うということです。そして、自ら「フランスはパリとそれ以外から成る」と言うフランスは、きちんとパリだけが違うことを自覚している大人なんですね。   話をアメリカ大統領へ戻すと…、結局はアメリカも「大都市とそれ以外」で「それ以外」の方が広く、人口も多かった、ということではないかと思いました。ではなぜ、ドナルド・トランプがそういった素朴な田舎の人々の代表になったのか?   もちろん、私は評論家ではないし、政治に詳しいわけでもありません。でもだからこそ、シンプルに一般的な目で見ることが出来るのではないかと思うのです。ヒラリーとトランプの違いは、もしかしたら私を含め東京都民が舛添さんを嫌った理由に似ています。ヒラリーとトランプ、どちらも富裕層ですが、トランプはビジネスマンで、どれほど高給取りだとしてもそれは自らが稼いだお金です。しかしヒラリーは公金や公的立場を利用して財を成し、さらにそれを続けようとしたから…ではないでしょうか。   夫が大統領の時に、ファーストレディの立場を利用してウォール街の企業から依頼された講演3回で7000万円近く受け取ったという逸話は、一般的な感覚から言えば異常です。でものちに「なぜそんな大金を受け取ったのか?」と訊かれた時には肩をすくめて、「彼らが払ったから」と答えたというヒラリーは、全く一般的な感覚を持っているとは言えないでしょう。これだけでも、私もヒラリーのことは嫌だな〜と思いました。   また、夫のビル・クリントンは「元大統領」として、規定に即して年間5000万円程受け取りつつ、やはり多くの講演で破格の報酬も受け続けています。もしヒラリーが大統領になったら、そしてその後退任したら、夫婦それぞれが元大統領法に基づいた報酬をダブルで受け続けることになるわけです。それをヒラリーは一言も「いらない」とは言いませんでした。それに対してトランプ氏は、「大統領になっても大統領報酬は年間1ドルでいい」(ゼロというわけにはいかないため)と言ったのですから、お金を得るために日々必死で働いている庶民にとっての好感度はどちらが高かったか、いえ、どちらを嫌だと思ったか…は分かり易いですよね。   以前にも書きましたが、私のアメリカの知人たちにはとにかくヒラリーを嫌う人が多かったので、結果的にトランプが大統領選に勝ってもあまり驚きはありませんでしたが、就任式の中継を見て単純に驚いたことが一つありました。それはトランプ氏が、スーツの上着のボタンを閉めていなかったことです。 スーツを着用する世の男性の皆様、どうなんでしょう。きちんとする時、すべきと思う時は、上着のボタンは閉めるものなのではありませんか?オバマ氏は閉めているのに。よく見ると、息子も同じでしたね。奥様は、夫はもちろん、息子にも注意しなかったわけですね。テレビ中継で世界中に映像が流れる場でも。 気になって調べてみたら、やはり安倍さんと会談した時も、トランプ氏はオープン。安倍さんはクローズ。要するに、トランプさんは常にこういう人なんですね。自分のスタイルを貫くという…。今までビジネスで自分のスタイルを貫いて成功しアメリカ合衆国大統領まで上り詰めたのですから、ますます自らのスタイルには自信を持っているのでしょう。トランプ氏に投票した人々は、こういったところも「頼もしい」と思うのかもしれませんね。 史上最もボキャボラリーが貧しい演説だった…とアメリカの大学教授に言われた大統領就任演説は、日本語で言えば漢字や熟語が少ないイメージでしょうか。それでトランプ氏を稚拙だと思う向きもあるでしょうが、もしかしたら大都市ではない地域に住む多くの一般市民に対して、理解し易い演説をしたのかもしれません。そう考えれば、なかなか侮れません。   ただ、「アメリカ人を雇って、アメリカ商品を買え」と企業や人々に強制しようとする姿勢はどうなんでしょうね。そもそも「アメリカ人」のくくりというか、規定は何なんでしょう?それに、庶民には「選択の自由」があるはずですよね。日本において「日本製品を買え」と言われたら、マック派の私はコンピューターも電話も今まで通り使えなくなってしまい困りますww   音楽の世界でのトランプ影響はどうなんでしょう。これはむしろ、日本に対して「もっとアメリカのアーティストを招聘しろ」なんて圧力をかけてくれたら、洋楽ファンとしては嬉しいですが…w  そう、アメリカのエンタメ界はもとより強いですからね。日本の音楽ファン的には、あまり関係ないかな?下手に映画や音楽の値段を吊り上げられて、ますます日本での邦画や邦楽が強くなるのは勘弁してほしいですね〜。   とまあ、この週ついにドナルド・トランプ氏がアメリカ合衆国の大統領に就任して、アウトサイダーながらもいろいろ考えました。自分ではトランプに投票しなかった人も、結局は多数決で負けたのですから、結果を受け止め、諦めてほしいなと思います。暴動はいけませんよ。とにかく。   これだけローカル文化が台頭している今の日本においても、アメリカ文化を愛して映画や音楽にお金を払っている私なんてトランプ氏に喜んでもらえそうですが…ww  この週もう一つの大きなアメリカ文化を堪能。お久しぶりのディズニー・シーに行ってきました〜❤️ 年間で最も寒い時期なのでさぞや空いているかと期待していたところ、え?こんなに混んでるの?状態。なんと言ってもレベル13ですからね。皆、同じこと考えているってことですね(^^;  それでもインパークと同時にタワー・オヴ・テラーのファストパス取得にまっしぐらしたおかげで、レベル13を体験できました❤️ その代わりセンター・オヴ・ジ・アースは諦め(涙)。二兎追うものは一兎を得ずです。11:30インパークの身にはしかたない。潜水艦なんてスタンバイで5分待ちなのにねw  皆さん、本当に考えることは同じなんですww   それでも、それなりには空いている時期なので、こんな時ならではでゴンドラに乗りました。ゴンドラの何が好きかって、ゴンドラからしか見ることの出来ない景色が好きなんです。ちょうど良い時間で、まるでカナレットの絵画のように(?)綺麗な写真が撮れたので見て下さいね❤️   ああ、綺麗❤️ イタリア旅情がかき立てられます〜!!今年もまだ始まったばかりで、今後どうなるのか全く分かりませんが、今年はまたイタリアに行きたいな〜なんて思ったディズニー・シーでした。   さて、次週でAmy’s VIP Clubは発足1周年を迎えます。なんだか今は全然盛り上がっていない時期なんですがw  ぜひ皆様、今一度今までのミート&グリート写真を見直してみて、お送り下さい。Your TP/VIP Historyでひっそりと盛り上がりましょう!ww  よろしくお願いします❤️