Amy's This Week

2016.11

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2016.11.14

11/7-13, 2016 ジョー・ペリーとCRAそしてTPリユニオン

遂にこの週アメリカ大統領選で、まさかのトランプ新大統領が選出されました。私はむしろ、そんなに驚くこと?という感じ。なぜなら、私の知っているアメリカ人はほとんどが、「ヒラリー大嫌い」と言っていたからです。   決して「トランプ大好き」ではなかったけれど、とにかくヒラリーは嫌という人は思いの外多かったように感じられていました。これは結構、隠れトランプ派が少なくないのでは?と思っていたら、結果として表れたのかと。意外とアメリカ人にも、本音と建て前を使い分ける人がいるようですね。   とはいえ、日本のごく一部のロック・ファンにとってはこの週、米大統領選以上の事件とも言える出来事が続きました。私自身、つい先日まで今年は現場で忙しいのは10月中旬までで終わり…と思っていたところの突然のジョー・ペリー騒動となり、いきおい怒涛の週となったのでした。 「11月にはClassic Rock Awardsでスティーヴン・タイラーが来ますよ。正式発表はまだですが」と、CRA主催会社の代表氏と親しいという人から聞いたのは3月のことでした。内心「本当かしら」と思いましたが、ま、私にはWait & Seeしか出来ないわ…と思いながら流していたら、7月頭、Hollywood Vampires TPでアメリカに行った時に、今度はジョー・サイドから「11月にCRAで日本に行くよ」と聞きました。あれ?STは消えたのかしら??   日本に戻ってからプロモーターの友人などと世間話をし、「最初はスティーヴンって言ってて、今度はジョーって言ってるんだけど…」「スティーブンは出演料高くて諦めたんじゃないの?」「スティーヴンも、ディスカウントするほどじゃないと判断したんじゃない?」「ジェフ・ベックとジミー・ペイジがメインっぽいから、ジョーの方が本人来たがるかもね」「でも全然はっきりしないんだよね〜」「CRAって日本初だから、よく分からないよね〜」…などなど。結局よく分からず終い。私も忙しかったし、すっかりその後忘れていました。   そして、もう年内は現場は無い…と思っていた矢先に、突然のジョー来日決定でした。ああ、昔はこんな時、大変だったな〜w  片っ端から登録しているファンに電話して、しかも家電なので訳分からない親が出て内容も聞かずにセールスと勘違いされて「結構です!」と切られたりw  今でこそ笑い話ですけどね。泣きそうになりながら、電話し続けた思い出があります。   でも21世紀も16年経て、今やネット社会。たった一晩でもやりますよ。出来ますよ!こんな時には時差も役立って、こちらが深夜になればボストンはちょうど昼間。23時に Amy’s VIP Clubメンバーの優先受付を終了して(って、あくまでも『優先』の終了だったのに、『受付終了』と受け取った人がいたとか。ちゃんと落ち着いて読んでねw)、その後は一般解放ということで、24時にはJPのTwitterでリツイしてもらい…なかなか、良い連携になったと思います。   「昨日の今日」ってことで、ジョー側の希望「最低30名!」というノルマも達して実現したジョー・ペリー・プライベートVIPでした。   ジョーから「プライベート」と付くからには何かいつも以上のこともしたいが何かあるか?…という希望もあって、持ち込み物へのサインには全員名前も入れてもらい、個人個人の撮影のあとにはグループショットも撮りました。   このグループは、正面からの正規写真より、私が横から斜めに撮った方が全員の顔がハッキリ写りました❤️     最後にはマネージャー氏や私も入ってパチリ。 グループ撮影が終了したらお帰り頂いてもOKですよ、と言いつつ、もちろん誰も帰らず、ジョーのお見送りまで残っていたのでした。そしてすべてが終わると…ジョーが参加者全員を前にスピーチ!この後ろ姿、わかりますか? 「今日はみんな、急だったのに集まってくれてありがとう。来年こそ、必ず日本に行こうとスティーヴンとも話しているんだ。だから皆、ぜひまた来年も会おう」なんて、皆さんに向かって話してくれましたよ❤️    考えてみれば、アメリカではホットソースや自伝本などの商品発表や即売会でジョー様だけのミーグリはありましたが、そういった商品は何もない状態でのジョー様一人だけのミーグリって、世界広しとも今回の日本が史上初だったのではないでしょうか?!あ、過去一度、エアロのハワイ公演で、スティーヴンが体調悪くてジョー様だけ、ということはありました。でも、その時集まったファンはエアロスミスのライヴが目的です。そういう意味で、本当にジョー・ペリーという人だけを目標として集まったのは、やはりこの日が初めてでした。終始ジョー様がご機嫌だったのは、とても喜んでくれたからですね。こちらもとても光栄です❤️   そして「じゃあ、本当に今日はサンキュー!」と言って帰っていくところ…は、ボケボケ写真でスミマセン!!w なんと言っても秀吉の一夜城ならぬ一夜ミーグリだったので、プロのカメラマンさんも手配出来ず、会場もそのお店の照明のままだったので、グループショットは前方の皆様が暗くなってしまっていますが…皆様!どうか、「ともあれ、やった!」ということで評価して頂ければ幸いです(^^;   そして…そんな「ともあれ、やった!」という結果に、思いの外ジョー様にもかなり喜んで頂けて、翌朝起きると「Classic Rock Awards観に来ないか?チケット用意するぞ」とのご褒美メールが。マジすか!またまた「昨日の今日」でしたが、ここはお言葉に甘えることにして、いそいそと両国へ向かいました。 受付で受け取ったチケットはなんと手書き!金額まで書かれていてびっくりでした。 そしてお席へ行ってみるとさらにびっくり。周囲が空席だらけです。やはりジェフ・ベックやジミー・ペイジにファンともなると、来るのが遅いのかしら?なんて思いながらも始まりました。Classic Rock Awardsです。英語の司会はデイヴ・ムステイン🎵 やだ〜、デイヴ結構膨らんじゃいましたね〜ww でもしっかりカンペ読みながら頑張っておりました。   正直言って、前半2時間は長かったorz なんだか仕切りも悪くて、変な間ばかりあって。時々ヤジも飛んでいました。そりゃあれはイラつくわ。そんな中、 18:00開演で、私のお目当てはやっと20:20からでした。つい1ヶ月前にVIPをしたばかりのルドルフ・シェンカーが登場し、またちょうど一年前にVIPをしたデフ・レパードのフィル・コリン、そして私が大好きだったテスラのジェフ・キース❤️ ジェフはまったく太ってなく、声も完璧往年のまま!素晴らしかったです。それぞれの持ち曲から、「ジミー・ペイジに捧ぐ」と言ってツェッペリンの『ダンシング・デイズ』。これは変拍子で難しそう。出演者たちが念入りなリハをしたという のが、なるほど〜と思えました。 そして、ジョー・ペリーの登場です。名前がアナウンスされると、かなり会場盛り上がりましたね!ジョニー・デップも一緒にジェフ・キースのヴォーカルで『Sweet Emotion』『Come Together』『Stop Messin’ Around』そして『Train』を演りました❤     とにかくジェフ・キースのヴォーカルはとても良かったし、ひたすらきちんと弾いていたジョー様に対して(そりゃ、バックでジェフ・ベックやジミー・ペイジが見ていると思うと気合入りますよね!w)、ジョニーやルドルフはすっごく楽しそうに弾いていました。ここまでで私はもう大満足❤️ まぁ、もし18,000円払っていたら、これだけじゃ許せませんでしたが(^^;   ところで、私の周囲の空席はずっとそのままだったのですが、そのうちスーツ集団が来ました。これが皆さんお仲間みたいで、前の列の人が振り向いて後ろの仲間と話したりしていて、電話が来ては激しく出入りを繰り返し、進行表手にしている人もいて、どうやら運営の人たちのようでした。途中、チケットを手にしたお客さんが来ると、「あ、どうぞ」とスッと立って、また別の空席へ移動…。え?運営が席に座るって??あり得なくない?なんじゃそりゃ…と思っていたのですが…。後になって思ったことに、もしかして、空席埋めしていたのでしょうか??にしては、ジョー・ペリーのことも、楽しそうに一生懸命ケータイで撮影していましたが…ww    お目当てのヴァンパイヤズ・コーナーが終わって、ジミー・ペイジやジェフ・ベックが出て来たのが22:00過ぎ。私はもうここで体力の限界で、翌日もあるし、そそくさとここで抜け出しました。物凄くクリアで綺麗なギター・サウンドがしたので振り向いてステージを見たらジェフ・ベック。考えてみればジェフ・ベックの生音を聴いたのは私、生まれて初めてで、とっても綺麗な音に驚きと感動さえ覚えたのですが、とにかくもうお疲れで、帰宅時間を考えると帰るしかありませんでした。その後、「最後まで残らなくて正解だったよ!」とその日最後までいたと言う友人から連絡が来たのは翌日のこと。ジミーとジェフの共演が目玉だったはずのイベントで、ジミーは演奏しなかったそうですね。そりゃ、それを目当てに大枚叩いた人は怒りますよね…。   翌日も朝早かったのです。VIPの清算その他で、朝からホテルまで来るように言われていたのでした。無事遅刻しないで行くことが出来、満足してもらい、オマケで昨年デフ・レパードVIPで会った長年の知り合いのマネージャー氏とも会えて、皆にお別れをして、そこから、9月のSteven Tyler ソロTP参加者たちとのリユニオン・パーティーへと向かいました。   Amy’s VIP Clubのトラベル・パッケージは、もう大人の修学旅行という感じで、本当に皆で一緒になっておおはしゃぎの楽しい旅行となるのですが、なにせ旅先では忙しくてゆっくりおしゃべりする時間がなかなか取れません。そこで、改めて日本で参加者が一堂に会するのは、とても楽しいイベントとなるのは8月にHollywood Vampires TPのリユニオン・パーティーで証明済み。今度はステイーヴンの番というわけです。       もう超大盛り上がりのリユニオンとなりました。こんなステッカーを作ってくれた方もいましたよ。YamaBさん、ありがとうございます❤️ 二次会も含め、ランチから始まった会は19時まで!私的にはジョー・ペリー・ウィークの打ち上げという感じも加わり、この日は疲れの極みながら、やっとホッとして皆さんと過ごせた気がしました。でも二次会では、もう参加の皆様が楽しいならそれで良し。本音を言えば、この週にジョー・ペリー騒動さえ無ければ、私個人はもっとこのパーティーを体力万全で楽しめたと思いますが、逆にその騒動があったからこその盛り上がりがあったのだと思うので仕方ないです。とにかく寝るのが朝4時という日が続くと、もうここまでダメダメになっちゃうんだアタシ…ということで、翌日は終日家で死んでいましたww   …と、正に文字通りに怒涛の週でした。本当に体力落ちたな〜と実感しましたが、まだ動くべき時には動けているので良しとしなきゃいけませんねw  今後は当分こういうことは無いはずなので、またマイペースで、溜まった行きたい美術展や映画を楽しもうと気合も新たにしたところです。それでは皆様、また来週!