2/25-3/2, 2008 週報

今週はまたまた週報アップが遅くなって申し訳ありません。さすがに火曜日の夜帰るので、てっきりスタッフBが書いてくれていると思っていたら、「だって、ジョー・ライヴの模様を書いた方が面白いじゃないですか」とあっさり。はい、もちろん又行って来ました。Hard Rock Cafeツアー。というのは私が勝手に言っているだけで、実際は『Combination & Conversion Tour 2008』と名打たれていた。たった2日なのにTour 2008って(笑)。

『Combination』はヘッズなら誰でもご存知、アルバム『ロックス』内のジョー・ソングだが、『Conversion』は息子バンド、TAB The Bandのデビューアルバムに収録されている曲のタイトルだ。ま、略してコンコン・ツアーって感じ?(笑)こんなところでも、親子の仲の良さがしっかりアピールされているようだ。ライヴの詳しい模様はAF1 News次号でご紹介する予定だが、せっかくなので全体的なことを少し。

今回計3回のジョー・ソロ・ライヴを見て、それぞれまったく位置付けが違っていたのが興味深かった。初回のフォックスウッズは会場がカジノ・ホテル内のそこそこ大きなホール(キャパ1500人程)で、オーケストラ・ピット(前から7-8列分の、クラシックのコンサート時には客席をつぶしてオーケストラが入るスペースの特設席)中央はカジノの顧客用にホールドされていた為、そこは空席も目立ち、最後まで座ったまま冷静に見る客を足下(あしもと)に見下ろしながら、盛り上がる後方の観客を相手に割と大きなショウを展開していた。その為、ジョーもメイクをしていたが、エアロのツアー時のように専属のヘアメイクさんがいない為、ぶっちゃけメイクが下手。アイラインの書き方など濃過ぎてちょっと引き引き・・・(汗)。もしかして、まさか、自分でしたの??

ちなみに、ジョーのご愛用アイカラーはNARSの『Night Breed』というラメ入りブラック。筆を使い分けて、ラインにもシャドウにも使える便利モノだ。が、2本目、3本目のHard Rock Cafe(以下HRC)のライヴでは、さすがに会場が小さいからか、ほぼノーメイクだった。その方が良いですよ、ジョー様。(笑)

HRCボストンは、レストランの奥まった所に、ライヴが出来るパーティー・スペースがあり、ステージの高さはせいぜい15センチ程。これがめちゃくちゃ近く感じさせる。ステージも、ベースとギター2人の3人が全面に並ぶと今にもネックがぶつかり合いそうな程の狭さなので、当然左右にも動かない。だから、頑張れば、ジョーはずっと目の前。本当に、自分の顔の目の前で、ずっと最初から最後までジョー・ペリーがギターを弾いている状態。こんなコト、人生最初で最後のコトだろうな〜とつくづく思う。ショウの内容もまるでペリー家のファミリー・パーティーで、観客も招待客がメインで、非常にリラックスして親密な雰囲気の中のほのぼのライヴだった。そうだ、ジョーイが来ていたっけ。

HRCニューヨークは、57丁目からタイムズ・スクエアに移転して、地下に超立派なライヴ会場が出来ていた。日本でなら、ZEPP東京くらいのスタンディングのフロアと、その周りの数段高い所に食事しながら見れるテーブルが並ぶ。非常に綺麗で洒落た、場所柄ブロードウェイの劇場を意識した造りの会場だった。ここには家族を連れたブラッドも来ており、会場では「スティーヴンも来ないかな〜」という囁きがあちこちで聞こえた。しかしSTは、自分が顔を出したら喝采を横取りすることになってしまうことをちゃんと知っているから来るわけがない。悲しいかな、STにとって、顔を出さないことがジョーへの愛情なのだ。

ラジオ局が主催したHRCボストンは会場が小さい割にはラジオ局のスタッフが多かったのでたっぷりライヴを楽しませてもらったが、ニューヨークではまったくの人出不足。そこで私もしっかり働いた。お役に立てて光栄だ。それでも会場の構造上、働きながらステージがちゃんと見えたのでこれも良し。これで、大・小・中の、3種類のパターンでジョー・ソロ・ライヴを見ることが出来た。いつが一番良かったかと言えば、雰囲気はもちろん「小」のボストンだ。音楽的には最低だったけど(笑)。

ボストンでのほのぼのエピソードを一つ。開場前のサウンドチェックで、「次は何を演ろうか」とジョーがエイドリアンとトニーに聞いているところに、フロアで見ていた一番上の息子アーロンが「『ミス・ア・シング』をやれ!」と叫び、皆が大笑いしていた。お〜、恐ろしい。絶対身内でなきゃ言えないジョークだ(苦笑)。

そんな中、42nd Streetで映画を1本。一足お先に『ノー・カントリー』。いやいや、絶対見たかったんだけどね、ここまで恐ろしいとは。ペネロペ・クルーズの彼氏だというハビエル・バルデムの怖いこと、怖いこと。ギャング物などであまりにも潔い殺し方に普通ならすっきりする私も、『ノー・カントリー』はとにかく怖かった。でも、もう1回見ても良いな〜。あ、アメリカの劇場だったんだ、とふと我に帰ったのは、ラスト・シーン、というか、映画が終わった瞬間、観客が一斉に「wha〜t??!!」と声を揃えたことだ。「え〜〜〜??!!」っていう終わり方。なかなか凄い作品だ。さすがアカデミー受賞。トミー・リー・ジョーンズはもちろん良い演技なのだが、ふと空しい現実にため息をついた後、くいっと缶コーヒーBOSSを飲む姿がオーバーラップしてしまうのには困った。日本人、ツライぞ!

ということで、ただいまです。最後にもう一度、週報アップ遅くなってスミマセンデシタ!

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