Amy's This Week

2007.04

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2007.04.07

4/2-8, 2007 週報

先週遂に開幕となったセ・リーグ。早速今期1戦目で取った神宮が残念ながら雨で中止。この日は東京の気温が昼間で既に10度を切り、雷は落ちるわ、ひょうが降った所もあったとか。そんな中野球やると言われても困るしね。で、AF1スタッフで揃って行く予定にしていたのはお天気が関係無い東京ドーム。風船飛ばしは出来ないけれど、屋根があるのは有り難い。ゲーム結果はもう忘れることにしたが(笑)、なんと近く公開の映画とタイアップ・イベントで『ロッキー・ザ・ファイナル・スペシャル』ということだった。前日同映画を観て感涙にむせんだ身としては嬉しい限り。ではどこが「スペシャル」なのか?と言うと、ジャンボ・スクリーンで隙有れば映画の予告編一部を流したり、選手入場から音楽は『ロッキーのテーマ』。入口では希望者全員にタオルのプレゼントもあった。なんか得した気分。東京ドーム、やるじゃん。ま、野球はまだ始まったばかり。これから力(リキ)入れて頑張って下さい。

で、映画は2本。まずは地味な方から。『フランシスコの2人の息子』。ブラジルで大人気のヴォーカル・デュオ兄弟の実話だ。1960年代のブラジルの農村は、日本人からは想像出来ない程の貧しさで、そんな中子供達に貧しい生活から抜け出して欲しいと父は音楽を学ばせる。もちろん簡単にはいかないのだが、大変な苦労や悲しみを乗り越えて、兄弟は国民のアイドルに登り詰めるのだ。ラスト・シーン、数万人のファンを前にしたライヴ・ステージにいる本物の兄弟の元に、実際の両親がやってきて4人がファンの前で泣きながら抱き締めあう図には大感動。やはり、夢は諦めてはいけないのだ。

・・・というテーマは、ハイ、待ちに待った『ロッキー・ザ・ファイナル』に続きます。試写会で早々に観ることが出来、前夜にはTSUTAYAから『ロッキー』(1ね)を借りて復習も済ませ、万全を期して挑んだ。もう途中から感動でわなわな震える自分に気付き、ラストには号泣。シリーズのファイナルらしく敵もあっぱれだし、「皆に笑われるんだよ!」と言っていた生意気な息子も、試合の途中から「オヤジ、もう誰もオヤジのこと、笑ってねーよ!」と叫ぶし。(ネタバレじゃないでしょ。観る前からストーリーはバレてるような映画だもんね)何から何まで良いよ、ロッキー!で、この辺は全部、過去のロッキー1本も観ていない人でも感動出来る部分。さらに過去ロッキー(全5本)を観ていたら、まるでトリビアの様に細かい部分がいくつもいくつも楽しめる。過去ロッキーと言っても『1』だけで良いので、観ていない人は是非『1』だけ観てから『ファイナル』をご覧下さい。百万倍楽しめます。

号泣しつつ大団円を迎え、ああ、終わっちゃった。と思ってからエンド・ロールが始まると・・・通常ならここで帰り始める観客も少なくない中、『ロッキー・ザ・ファイナル』は誰一人として立ち上がれない。『1』からのファンならなおさら、ここで自分との対面があるのだ。「あ〜、あれ俺じゃん。あ、あれ、あたしだよ」なんて、最後の最後まで魅せてくれる。エアロスミスとの30年間も幸せだが、ロッキーとの30年間も幸せだったよ。試写会場は最後の最後、観客の大拍手に包まれて客電が灯(つ)いたのだった・・・。