Amy's This Week

2016.09

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2016.09.17

9/5-11, 2016 STソロTP《前半:フィリー編》

9/6(火)から、Steven Tyler Out On A Limb Tour通称ST soloツアーのTP(トラベル・パッケージ)に行って参りました(面倒なのでスティーヴンのことは英語の略称STと書きます。ちゃんとSTを「スティーヴン」と読んで下さいね!)。目的地は偶然にも7月に行ったThe Hollywood Vampires TPと同じフィラデルフィアとボストン(今回の公演地はプロヴィデンスでしたが)。これもST&ジョーの運命ということかしら。主催者としては、7月に企画してウケたアクティヴィティを入れつつ、ビミョーに到着時間や滞在時間が違うため新たな予定も入れつつ…と、毎回「今回の旅が一番!」を目指している通り、今回もベストな旅になったと思います(^^;    ずっしりと中身の濃い一週間だったので、7月に続き今回も二週に分けて書くことにしますね。まずはフィリーから。 初日は、お約束となったフィラデルフィア美術館の階段(Rocky Steps)上、皆でロッキーのポーズ。「来たよぉ〜!」って気持ちも含め、やっぱりこういった盛り上がりはグループならではですね。ロッキーファンの私は昔友人と二人でここに行ったのですが、友人は撮影。となるとポーズをするのは自分一人。これが結構恥ずかしいもので、なかなか思い切って両手を振り上げることは出来ないもんなんですw  そんな後悔も一気に今年二回リベンジ出来たので、個人的にも満足のフィラデルフィアでした。 ロッキーの足は、意外とめっちゃ大きい…というわけではないようでした。この後はもちろん階段を降りて、階段下のロッキー像と共に再びグループショットです。思いの外、7月の時ほど思いっきり汗だくになるほど暑くはなかったのは9月だからなのか、たまたまこの日がラッキーだったのか…♪    でも…。一応TP参加の皆様には、事前知識として地域性をお伝えしていました。行ってからがっかりされたりクレームされても困るし、やはりマイナス部分も含めてその地への旅を楽しんで頂ければ…と思うからです。今年のTPはフィリー&ボストン。もちろん一般論でしかありませんが、その地域性は同じ東海岸でも対照的で、片やイージー、片やお堅く、片やテキトー、片やきちんと。片や雑、片や丁寧。片やカジュアル、片やオシャレ。…などなど。もちろん前者がフィリー、後者がボストンですww     7月のVampires TPではフィリーでのリムジン(決して安くはないのです)がドライヴ中パンクしたのはご報告した通り。今回は…パンクはありませんでしたが(ホッw)、なんとクーラーがぶっ壊れていたのですorz  7月の時ほど外が暑くなかったのが幸いながら、高いお金払ってリムジンに乗っているのに車中で結構汗だくに…(爆)。でも、もうそこで文句言っても直るわけでもなし、「これもフィリー(^^;」とその不具合も思い出として頂ければ有り難かったのですが、クレームが出てしまい、若干残念な気分になりました…orz     いえ、雑、テキトー…なフィリーにだって、だからこそもちろん良いところもあるわけです。イコールとってもフレキシブル!応用が利くんです♪ 車でちょっと乗員オーバーしたって「ホラ、詰めれば乗れるだろ!」と言ってガンガン乗せてくれます(^^;  これはなるべく全員一緒に移動したいグループ旅行には大変有り難い❤️ ボストンなんて、全然隙間に乗れそうなのに、シートがもう一杯だからと絶対シートの数しか乗せてくれないですからね!(と思う感覚こそ、フィリー慣れしちゃってますよねww)ともあれこーゆーテキトーさはもうウェルカムで、私はフィリーもボストンとは別の意味で大好きです❤️   そんな地から、 今回自分への一番のお土産はコレ❤️ あはは❤️ 似てません? 見つけた時は、3回くらい考えたんですが、やっぱり買っておかなきゃ〜と20ドルはたきました♪   そしてこの後はVampires TPには無かったアクティヴィティー。フィリーが誇る美術館、ザ・バーンズ・ファウンデーションへ行きました。前回のTPはホテルが街から離れていたので、街への往復で時間がかかったのに対し、今回はホテルが街の中心だったために時間的に可能となったのです。美術ファンの私としては、事前予約のみでしか入れないこの美術館は、なかなか入館の機会が取れないためにある意味憧れの場所でした。     (同美術館公式サイトより) 入場時、私たちがグループだと分かると、入り口のスタッフさんが事前に説明をしてくれました。 「この美術館は作品の展示方法が独自で、国や時代、種類(人物、景色、静物など)、作者別などで分けてはいません。すべてはバーンズ氏の感覚による作品の色彩、形、バランスなどで分けて展示されているので、一つ一つの作品を鑑賞すると共に、この展示室の展示方法テーマは何かと考えながらご覧頂くのも、当美術館ならでは楽しみとなります」 …と、グループリーダーの私が皆様に通訳するとスタッフさんも喜んで下さり、なるほど…と思いながらいざ鑑賞タイムです。   中は本当に期待通り。いえ、それ以上❤️ 瞳の入ったモジリアーニが多かったのが印象深かったかな♪ 展示方法もとても興味深く、非常に面白かったです。 そんな中、私が一番感動したのは、ゴッホの『郵便配達人』があったこと。4枚ほど描いた郵便配達人の内の1枚でした。表面的に見れば、ただの郵便配達人の肖像画でしかありませんが、バックストーリーを思うと、見つめていて涙が溢れそうになるんです。 理想を求め、愛と情熱を持ってアルルへ移り、愛するゴーギャン(決してセックスの対象としての愛ではありませんが)との共同生活を始めたゴッホは、やがて性格の不一致に悩み、去ろうとするゴーギャンを止められず、苦しみ、自らの耳を切り落とし、療養所に強制入院をさせられ…そんな時、そこで唯一と言える優しく接してくれた人が、パリから届く弟からの手紙を渡してくれるこの郵便配達人だったのです。   世界でただ一人自分を理解し、愛し、助けてくれる弟は、しかしそのためにもパリに居住する必要があったので、唯一のつながりは手紙でした。その愛を運んでくれる人が優しく接してくれた。この時期、ゴッホにとってどれほどの支えになったことでしょう。どんな思いで背景の花を描いたのか。 豊かなヒゲの1タッチごとに感謝を込めて、その結果もしかして現実以上の濃いヒゲになったのではないか…?などと想いを馳せると、この作品が愛しくて堪らなくなるのでした。   …と、しばし喧騒のフィリーを忘れて美術に浸ったあとは、再び現実世界に戻って、少し遅めのランチ・タイムです。もちろんフィリーでのランチ、車が連れてってくれるとなれば、ここしかありません。チーズステーキです!   皆で楽しく食べているシーンは随分と7月のTP報告で写真を載せたので、今回はアップを載せますね!つい撮影を忘れて一口かじってしまってしまってから…というのはご愛嬌です(^^; 今回のTPでは、すでにVampires TPの人たちや私から味の評判を聞いていた人が多かったからか、前回は二本買いは3-4名だったのに、今回はほぼ全員でしたね〜。もちろん私も二本買い!冷めても美味しいんだもの♪   …そんなわけで、たっぷりとフィリーを堪能して、やっとメイン・イベントのライヴです。この日の会場写真はGalleryにアップされているのでそちらをご参照ください。まるで『バック・トゥー・ザ・フューチャー』に出て来そうな、昔からアメリカの若者を大いに沸かせた会場…といった風情でした。21世紀となった今、沸くのは若者ばかりではありませんが(^^; この看板前で撮った集合写真は、のちにHistoryに掲載しますね♪ そして早速、記念すべきスティーヴン・タイラー・ソロ・ツアー初の日本人グループ・ミート&グリートとなりました。   元々、今回のTPの参加者を募集する時に、私が「皆でSTを喜ばせに行きましょう!」と書いたのが、「それにやられました」と参加の決断に至ったと、何名もの参加者から言われました。しめしめ(笑)。いえ、これはマジに、本気でそう思ったから書いたんですよ。とにかく私は相棒のジョーに遅れること30年以上でやっとソロ・ツアーを実現させたSTに、心から喜んで欲しかったんです。   その結果…本当に大喜びしてもらえました〜❤️❤️❤️ いつだってファンに愛想良く、優しく、サービスたっぷりなSTですが、この時ばかりは本当に大喜びしてくれ、ミーグリはもちろん一人一人と撮影するのですが、終わっても「そこで待ってろ!」。自分の番が終わったら、さっさと次の人のためにその場を去らなければいけないのがM&Gの常識です。なのに、この時は、しかも私たち日本からのVIP TPグループだけが、その場に残ることが許されたのでした。   なので、最後まで次の人のミーグリ状況を見ることが出来、その結果、撮影場所は人が溢れ返りごちゃごちゃになりましたが、それも許され、嬉し楽しい思い出です。そしてやがて最後の人の撮影が終わると、「OK! Come back everybody!!!!」と手招きしてくれるST。こうして、我々だけがSTとのグループ・ショットも許されたのです❤️ ああ、喜ばせ組ミッション大成功!そしてもちろん私たちも大喜びでした♪ ショウ開始前のステージはこんな感じ。エアロに比べて、格段に小さなステージながら、結構細かく凝ったステージ・プロダクションでした。(Hiromiさん撮影) そしてこの日はSTの叔母さんがいらしてたようで、叔母さんの名(Soniaさん)を呼び、ステージ前に呼んで叔母さんに感謝を伝えていました。(こちらもHiromiさん撮影。Thanks!!!) 「今日は叔母のSoniaが来ているんだ!」と言っただけではなく、なんとこの日は「日本からのファンも来ているんだぜ!!」と何度も言ってくれたのが驚きでした!だって、過去何回もエアロで行ったって、あまりそんなこと無かったように思うんですよね(^^; よほど自分のソロツアーに来てくれたことを喜んでくれたのでしょう❤️ 重ね重ね、私たちのに喜びを返してくれたSTでした!   残念ながら、私はあまり綺麗にライヴフォトは撮れなかったのですが、こじんまりとした会場のステージの近さ、Intimateな雰囲気がわかるかな♪ さすがのフィリー。消防法なんて無いのでしょうか?1階の左右・後方の壁沿い、さらに二階の後方までびっしりと立ち見客を入れていて、物凄い盛り上がりでした❤️ こういうところ、やっぱり私はフィリーの無法さ加減が大好きです!そして、カントリーに軽く不安を抱いていたSTソロですが、大間違いでした!STはST❤️ 飽くまでも、存在そのものがロックなスティーヴン・タイラーのミュージックでした〜❤️   …というわけで、大満足のフィリーの旅は終わり、翌日は大盛り上がりの余韻を引きずりつつ、今回はVampires TPでのバス移動とは違い、飛行機にてボストンへ向かったのでした。それでは、ボストン編は来週、後編をどうぞお楽しみに!!!!!