Amy's This Week

2023.08

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2023.08.17

8/7-13, 2023 TBS日曜劇場『VIVANT』と、『バチカンのエクソシスト』

2-30代の頃は全くテレビを観ない生活をしていたので、テレビ番組で時代を感じるということが出来ません。そんな私がいつの頃からかテレビ大好きになっていますw それはたぶんハードディスク録画が出来るようになったからかもしれないなと思い当たりました。常に1週間先までの録画予約をしていますw そんなリアタイでテレビを観ることはモーニングショーくらいの私がこの週はついに待ちきれず、『VIVANT』第5話をリアタイ視聴。もちろん録画をしながらですw

取り敢えずTBS日曜劇場は毎回録画しています。そして1-2話を観てピンと来なければ観るの(録画)を止めるスタイル。昨年のNHK大河『鎌倉殿の13人』以降、次週が楽しみでハマるドラマが無くて寂しかったんですよね。そんなところにやってきました、『VIVANT』です!

MR.BIGのVIP Q&Aで「いつもライヴの1曲目にガツンと盛り上がる曲を持ってくるのはなぜですか?」という質問がありました。答えが単語では終わらないのでボツになりましたが、いや〜そんなの当たり前じゃないですか!って内心思っていましたよ。どんなバンドもセットリストを考える時にたぶんオープニングが一番悩ましいと思います。それほど「これから最高なショウが始まるぜ!」と期待感を膨らませ、気持ちを盛り上がらせる役割を担うのがオープニングの一発目ですから。そこでガツンといわせてからのライヴですw

そんなライヴと同じ『ショウ』であるテレビドラマも同様。『VIVANT』のオープニング映像がこれですもん。そりゃあ、え、何、どした?とテレビに釘付けになっちゃうでしょう。いっそ戦闘服とか着ていてくれれば『デューン』的な?なんて思うところが、典型的なサラリーマンスーツでここを歩いているんですからねwww

私が映画やドラマを好きな理由の一つが、自分が行ったことのない、見たことのない景色を見せてくれることです。映画やドラマで観て行きたい!と思い実際に行く聖地巡礼は本当に楽しく、今までどれほどしたことか。逆に、絶対こんなところ無理!と思ったらそれこそ映像だから見ることが出来るので、それもまためちゃ興味深く観るわけです。

こんなところを車で疾走するなんて、絶対外気をシャットアウトしないとヤバいですw

これアメリカなら良いんですよ。所々に綺麗な水洗トイレがありますからw

いや〜モンゴル(劇中では架空の国バルカ)凄いな〜。

こんなところはめちゃ行って観たい気がしますけどね。実際行ったらとんでもない思いをしそうです。シャワー、トイレ、食事…などを考えると、私が大自然を楽しめるのはやっぱりアメリカしかないかな〜w

アド砂漠を渡る時に出た地図です。架空の地なのに素晴らしい!私地図見るの大好きなんです。バルカの地図売ってくれないかな。

さて、その土地を見るだけなら紀行モノでも良いわけですが、ドラマにはさらに面白いストーリーがあり(無い場合もありますがw)、魅力的な登場人物がいます(いない場合もありますw)。『VIVANT』では第5話の時点でもう最高なのがチンギスです!
第1話のラスト大使館前での攻防戦のあと、潔く国境線を跨いで撤退するチンギスの姿に、あれ?カッコ良い?と思っちゃったんですよね〜w

そして第5話でチンギスとの再会。相変わらずこの人怖いです。

でも野崎さんの「お前はお前の仕事をしただけだ。俺がお前の立場だったら同じことをしている」という魔法の言葉!これホントにマジックワードです。海外のライヴ会場で、セキュリティー(地元の)が私を入れてくれなくて、私は「マネージャーに呼ばれてるの」とか「パスは中でもらうの」とか、とにかく正当な理由があってバックステージに入ろうとしているのに入れてくれないことがよくあります。そんな時にたまたま知っているクルーが見つけてくれたり、やっとマネージャーと連絡が取れたりしてようやく入れることになるとそのセキュリティーは絶対に謝らず、憮然とした表情で私を見ます。そんな時にこの言葉。「It’s OK! あなたはあなたの仕事をしただけ。逆の立場だったら私も同じことします」と言えば100%にっこりしてくれるんですよねw

そしてチンギスもこの笑顔w 実際は「お前と組むだと?」と言って笑っちゃうぜ!の笑顔なんですが…

ドラムのこの目…w

すると一歩野崎さんに近づいて、パッと手を出すのです。この手の出し方がまた!親指を絡める硬い握手です。チンギス!最高かよ!

こうしてバルカ警察と日本警察が手を組むことになったその日のうちにチンギスは笑顔で「やれやれ」ですからねw もう一度言っちゃう。チンギス、最高かよ!!

最高といえば、私はずっと待っていましたよ。松坂桃李くんの登場を。放映前から登場人物と明かされていたのになかなか…が第4話でついに登場!めちゃカッコい〜!!かなり前から知ってはいましたけど、特に推していたわけではありません。数年前にスーパービーバーの『愛しい人』が主題歌だったドラマ『あのときキスしておけば』で惹かれたんですw たぶん桃李くん史上最もダメダメ男子の役だったと思うのですがw そこが面白かったのかな?そんなわけで、私にとってはダメダメ男子ではない鋭い目つきの桃李くんに痺れちゃいましたw ひえ〜!!!❤️

そんなクールガイな桃李くんが第5話ではさらに魅力全開!ホテルのドアを開け1秒で銃を出した二人を連続で仕留めました。さらにもう一人も振り向きざまに銃を向けようとしたから…銃が完全にこちらを向く前に仕留めちゃいましたよね。そして軽く首をかしげます。「銃を出さなきゃ殺さなかったのに…」ってね。キャ〜!!!ここだけで10回はリピ見しましたwww

この冷酷、ではない冷徹さ。あ〜!『コラテラル』のトム・クルーズを思い出しました!!映画『コラテラル』では珍しく殺し屋役だったトム・クルーズ。チンピラにブリーフケースを持っていかれ「ヘイ、それは俺のブリーフケースか?」と声を掛けます。相手はアホなチンピラ。当然すぐ銃を出したところでチンピラ二人(片方はブリーフケースを盗んだわけじゃないのにw)はトムに秒殺されます。それも二発ずつ撃ち込まれて。さらに、ブリーフケースを拾ったところで倒れた一人が動いたので、もはやノールックで去り際の一発。ひゃ〜!堪らんw なんならこの作品の一番の見どころじゃないかとさえ思いますよw よろしければ英語で「Collateral That my briefcase?」とググれば一発でこのシーンを観れますのでぜひぜひ!

まあ登場人物の凄さで言えば、当然主人公の堺雅人なんですよね。私はかなり以前、『クライマーズ・ハイ』でこの人を知り、好きというわけではなくてもなかなか良い役者さんと思っていました。『半沢直樹』は最高だったしね。でも仲良しの友人が「堺雅人嫌い」ってゆーのw そうなるとつい私も「好きってわけじゃない」なんて思ってしまいますw でも凄いとは思いますよ。第4話終盤「よ〜お、山本〜」と登場した時の顔は、それまでのサラリーマン乃木とは1000kmくらいかけ離れててマジ怖かった!!!

第5話では、失礼な態度をとった河合に対して詰め寄るシーンが半沢直樹でしたw 私には「なにかあるだろ」ではなく「なんかあんだろ」と言うところが特にツボでしたw おどおどした乃木さんからのこの切り替えは、やはりさすが堺雅人ですね。私はここで「土下座しろ〜!」ってなるかと思いましたよwwwww

そしてバルカに戻った野崎さんがついに乃木の正体(F)を知ったこのシーン!マジか乃木!まさかの足首に隠した銃を瞬時に抜いて的確に相手の手の先に命中させていたとは。カッコ良過ぎです。

これを見たドラムの顔は、テレビのこちら側の私たちの顔でしたねww

驚き方もチンギスはイカしています。ホォ〜。ちょっと「素晴らしい!」的な賞賛の表情でもあるかな。

そして愕然とする野崎さん。まさかあのトロい乃木がぁ〜?俺はずっと騙されていたのか!!

この時、ヘタレな振りをしていた乃木は腰を抜かし尻餅をついた体(てい)で両手を前に出し「やめて!」…としながら、実は足首から銃を抜いて撃っていたんですよね。そりゃあドラムは「ひゃあ!」となり、チンギスは「ウヒョ〜!」となり、野崎さんは「マジか…」となりますw

ここで蘇ったのが映画『アンタッチャブル』のあの伝説の階段シーンでのアンディ・ガルシアでした。巨匠ブライアン・デ・パルマ監督の真骨頂であるスローモーションで魅せてくれた、飛び込みながら、転びながら、落ちるベビーカーを止めながら、敵を狙うシーンです!

無邪気な赤ちゃんとの対比がまた見事だったし、

この表情ですよw この時撃ちはしません。でもケビン・コスナーの「You got him?」に対してアンディは「Yeah I got him」でこの表情!きゃあ❤️ 撃ってはいないけれど完璧に狙いをつけています。まさに「お前はもう死んでいる」状態。最高かよ!こちらは日本語で「アンタッチャブル 階段」で一発で見れますよ!

あ〜興奮していろいろ話が飛んでしまいますw 桃李くんと並んで私が期待していた俳優さんが緑子さんです。この方すごく好き。味があってセクシーだし特に声も好き。いや〜なんだよ、緑子さん007のMだったのか〜!

緑子さんがジュディ・デンチと並びました!カッケ〜!

いや『VIVANT』って最高なスパイ作品だったんですよ!大興奮w

役所広司さんの正体が判明する前に、何気に挟まれたこのショット。シルエットだけで役所広司さんだと判りますよねw 今後彼がダース・ベイダーになる展開なのかな…なんて思っていたら、最後には父だとハッキリ判りダース・ベイダー決定しました!

この先も本当に楽しみでしかなく毎週日曜日が待ち遠しい中、ずっと私が知りたい!と思っていた謎はほぼ第5話で答え出ましたね。ここにおまんじゅうがあるかないか、毎日チェックしていたんだと思います。

残す謎はまだまだたくさんありますが、新庄さんと鈴木さんかな〜。二人とも別班だったら、野崎さんめちゃショック受けそうですよね。にしても新庄さんもカッコ良いw でもカッコ良過ぎて実際に身近にいたら私は鈴木さんを選んじゃうかも…とかもう何考えてるんだwww 早く新庄さんの正体を知りたいです!(ってすでに裏がある前提ww)

もし『VIVANT』をご覧になっていないようでしたら、全く訳分からないことだらけでスミマセンw でもそんな方には8/20(日)13:30〜TBSで第1話〜5話までのダイジェストやりますよw ぜひご覧下さい!(番宣かww)

 

そんな週の一本は、『バチカンのエクソシスト』です。

特に期待していなかったら意外にも(失礼!)面白かったですw ラッセル・クロウは昔からそれほど好きではありません。一時的とはいえ、メグ・ライアンはなんでこんな人に惹かれちゃったんでしょうね〜w 声は良いかもしれないけれど…w

なんてもうラッセル・クロウには失礼極まりない物言い大変申し訳ありません。でもこの人の名前がクレジットされるだけで重みが出るのは確かです。てかエクソシスト関連の映画って山のようにあるじゃないですか。玉石混交っていうの?決して嫌いじゃない私は過去何度観て後悔したことかww

ましてホラー系シーズン真っ只中の今w それでも今回はラッセル・クロウを信じてみました。そしたらあら、ストーリー自体がとても面白かったです。さらになんと実話ですって!なんと。まさに事実は小説より奇なりってことでした。

『VIVANT』(またかw)の乃木さん始め日本人は皆基本多神教なので、800の神が801になろうと810になろうと全然構いません。なので私もキリスト教嫌いじゃないし、でも神様を信じるなら悪魔も信じるということ。う〜ん、ホントにこんなことあるのかな〜?って未だに思ってしまいます。まあ何事も実際に自分の目で見るまでは信じられないことってありますよね。

 

この週は他にも驚愕した番組ありました。NHKの『ファミリー・ヒストリー』草刈正雄さん編です。いや〜泣いちゃいましたよ〜T T 草刈さんも涙見せて絶句していましたね。初めてご覧になったというお父様の姿、そっくり〜!!!!これはもうDNA鑑定をするまでもないくらいでした。今後渡米して親戚に会う特別編があるそうです。楽しみです!