Amy's This Week
2024.03
2/26-3/3, 2024 三浦アルプスと、『落下の解剖学』
ひな祭りの週末、気温は13℃お天気は晴れ。一年中このままでいて欲しい!と思うほどのハイキング日和でした。そんな日に逗子から横須賀へ広がる通称三浦アルプスへ行きました。江ノ島が見えた!
まずは逗子駅から仙元山ハイキンコースへ。
ご近所の人たちにとって最高のお散歩コースでなんて羨ましい!スニーカーでも楽々登れる仙元山は、江ノ島と多くのヨットやウィンドサーフィンの帆を見下ろすめちゃ気持ちの良い場所でした。
わんこ連れも多く、「こんにちは」とご挨拶❤️
歳をとったらお弁当を持ってこの仙元山だけに来るのも良いな〜。近所に住んでいたらだけどw でも今日は先へ進みます。ホント気持ち良い!
ソッカという不思議な名前の山頂。西武鉄道が三浦半島に土地を持っているってなんか不思議。
仙元山コースがいつの間にか南郷コースになっていました。
こんなアーチを潜ります。
二子山に到着。この抜けるような青空!
二子山でちょっと休憩します。
三浦半島のちょうど真ん中あたりにある二子山からは反対側の横須賀港が見えました。
熱々のコーヒー最高!
再び歩き始めたら微かなコソコソという音。足を止めて周囲を見ると可愛いリスを発見しました。あとで知人に写真を見せたら三浦半島に多い台湾リスだそうです。わりと大きかった。何を食べているのかな。栄養たっぷりな体格をしていてほっこりしました。
さてお次は畠山です。畠という山…というよりは…
そう、あの畠山さんです!あの畠山さんがここに来たんです。ここにいたの。ここに立っていたのね、844年前に!
当然、中川大志さんの姿が目に浮かびますよw 坂東武者の鏡と謳われた畠山重忠。彼が立ったところに私も立てたなんてなんという誉!w
畠山重忠も見たであろう景色。いいえ、800年前は全然違う景色だったと思いますw
山頂にあった古い三面観音菩薩。まさに強者どもが夢の跡です。私も手を合わせました。
このあと道路に降りてしばらく横須賀方面に歩きました。歩道の菜の花が綺麗でしたが、大好きな冬が終わってしまう絶望感もww
なんと中古車が米ドルで販売されていました。円安の今、ドルの方が儲かるんですね。さすが為替に目端の効く横須賀のディーラーです。
この日最後に立ち寄ったのが安針塚です。ここに三浦按針の供養塔がありました。周囲は塚山公園となっていて、こちらもご近所の方々には良いお散歩コースだと思いました。日頃諸々詰め込まれた都内にいるとこうした広いエリアに憧れます。都内は便利ではあるんですけどね。
三浦按針が遭難したのはちょうど関ヶ原の年。家康がほぼ天下を取った時だったから良かった。歴史とはあらゆる要素が絡み合って、絶妙に作用して紡がれるものなのですね。
ここでは当然、こんなビジュアルが脳内再生されましたw カッコ良かったw
塚山公園でしばし三浦按針に思いを馳せてから駅に向かいました。途中見つけた綺麗な梅の花。桜も良いけれど桜の下には人が集まり過ぎるw 私は梅の花の方が好きかもしれません。
こちらの鮮やかな花は…iPhoneによるとスモモ属とのこと。つまりは桃の花ということかな。凄く綺麗!
やがてゴールの京急安針塚駅へ。少し疲れたけれどとても気持ちの良いハイキングでした。
そんな週の一本は、『落下の解剖学』です。
まずはタイトルの勝利です。これはほぼ原題の直訳。いかにもフランス映画らしい洒落たタイトルに惹かれました。が実際の内容に洒落た要素は一切無く、検察の詰め方がエゲツないフランスの法廷劇でした。また、かつては愛し合った夫婦の哀しいまでの心の乖離と、日本やアメリカと比較すると見事に融合しているように見えるEU内の目に見えない人種偏見(ここではフランス国内におけるドイツ人に対して)がうかがえるドラマでした。
以下ネタバレになるので、嫌な人は読まないで下さい。
もっと早くに離婚していればこんな不幸は起きなかったと思うと残念ですが、離婚したくても出来なかった理由は引っ越しをしたばかりだったから?障害のある息子がいたから?お互いまだ愛があったから?妻にしてみれば愛は失せていても情はあったから?夫にしてみれば別れたら生活が出来なかったから?
多くの謎があり、結果的に鑑賞後も決して謎が解けるわけではありません。が逆に冒頭のシーンで全ての謎は解けている気もしました。家の中で爆音で音楽を流す夫。うるさくて妻は会話もままならないのに、普通に考えれば「もっと音を小さくして」と言えば良いだけなのにそれが言えない。それは遠慮からか、すでに諦めているか‥。でも夫は妻に文句を言って欲しかったのかもしれません。爆音は夫最後の駄々こねだった気がしました。
スヌープという名のわんこがめちゃ可愛かったのが救いでした。このスヌープの演技が凄い!と話題になっています。確かにすわ動物虐待か、というシーンがありそれが演技だったとのこと。演技であるなら救いですが、果たしてあんな演技をさせること自体が虐待にならないのか?とさえ思うほど酷いシーン。なのでわんこの名演技❤️と手放しで拍手出来る状況とは思えませんでした。
そんなわけでもろもろモヤモヤする作品。でもそれがフランス作品っぽいし、観客それぞれに考えさせることが目的な作品だと思いました。なぜなら、劇中で弁護士が言うセリフ。「君が実際にどうしたかは問題ではない。君が周囲にどう思われるかだ」
2時間半と言う長尺で、法廷シーンでは少し眠くなりましたw 要するに夫婦関係の歪みから周囲を巻き込む事件。鑑賞後の自分に一言。「お疲れ様でした!」ww
三浦アルプスを西から東、逗子・葉山エリアから横須賀エリアに歩いて、それぞれの雰囲気がイメージ通りで本当に楽しかったです。私は逗子にも横須賀にも友人がいるので、お洒落な逗子、頼もしい横須賀(いずれも個人の感想ですw)とどちらの雰囲気も大好き。でも住むなら横須賀の方がリラックス出来るかなw 葉山のマンホールがヨットでさすがだと思いました。人生で一度だけ、ヴァージン諸島でヨットに乗せてもらったことがありました。その激しい揺れが楽しくて甲板ではしゃいでいたら、オーナーに「あなたは絶対にヨット乗りになるべし!」と言われたことを思い出しましたww
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