Amy's This Week

2024.10

01
2024.10.01

9/23-29, 2024 サミー、メイデン、オリヴィア&タックと、『アビゲイル』

この週は私の過去最高記録じゃないでしょうか。一週間に違うアーティストのライヴ4本!忙しかったけれどそれぞれ楽しかったのでその感想を。まずは月曜日のサミー・ヘイガーです。

ヴォーカリストが代わってうまくいくバンドは数少ない中、稀有な成功例といえるヴァン・ヘイレン。実際私はサミーのヴァン・ヘイレンの方が好きです。ダイヤモンド・デイヴが嫌いというわけではないけれど、サミーになってからのアルバム『5150』と『OU812』が好きだったし、なんならソロの『ヘイガーUSA』も買ってたしね。

でライヴですが、SEのラストでボリュームが上がり『Dreams』がかかった時に、あ〜あ『Dreams』演らないのか、とめちゃガッカリしちゃったんです。とか言いながら歌いましたけどw 来日前のインタビューなどで『Dreams』は原曲のキーではもはや歌えないと言っていましたね。でもファンは聴きたいんだからキーを下げるとかして日本では演ってくれないかと願っていたので、本編始まる前にホントガッカリ。本編始まっても「なんだよ…」と愚痴っていた始末ですw

それにしても今年で76歳?STと同い年だったんですね。サミーは決して太っているというわけではないけれど、元々ガッチリとした典型的なアメリカ男性の体型。そこがSTとは違ってお腹から声が出るのかしら。『Dreams』は出来ないから演らないけれど、他の曲ならなんの違和感なく聴けました。パワフルだったな。あれだけステージでもお酒飲んでて…いや、だから声出るのかしらww 終いには観客にもテキーラ配っててご機嫌でしたねw

マイケル・アンソニーもステージでサミーが言っていたように凄く声が出ていたし、見た目もなんか全然変わっていないように見えました。昔からずんぐりむっくりw 彼のジャック・ダニエル・ベースがカッコ良かったです。

29年ぶりですか…。もちろんその29年前のライヴも行っていますが、なんかヴァン・ヘイレンの記憶は遠く…。29年のブランクがあったから、むしろこの日のライヴを新鮮に楽しめたのかもしれません。サミーはヴァン・ヘイレン時代の曲のセレブレーションだと言っていたけれど、私にとってもこれがきっとこの世でのサミーライヴ見納め。サミー、ヴァン・ヘイレンを繋げてくれてありがとう。エディ亡き後もこうしてマイケルとツアーしてくれてありがとう。そして最後に日本にも来てくれてありがとう。なんか、気持ち良く『見納め』儀式をしたようなライヴでした。

2本目はアイアン・メイデンです。なんと私にとっての初メイデン。私メイデンのアルバムは1枚だけ持っていたんです。7枚目。以前それをメイデン・ファンの友人に言ったら「7枚目が好きならメイデンは観ない方が良いかもね」と言われたことがありました。7枚目は本来のメイデンと離れてるのかな。LUNA SEAにとっての『SHINE』みたいな感じ?スレイヴな私は『SHINE』も大好きだけど。(関係無いけどSHINEと打ち込んだつもりだったのに『死ね』と出てきてめちゃ焦った!!!www)でも今回は友人に誘われたしチケ発売がほぼ1年前で、1年後の楽しみでいっかーと初メイデンを決意していたのでしたw

メイデンってもはやグレイトフル・デッドと並ぶキャラ勝ちバンドですよね!メイデンの音楽を知らなくてもエディのTシャツ着てる人たくさんいそうです。かく言う私はグレイトフル・デッドの曲を1曲も知らないのにデッド・ベアちゃん持ってますw 今日はスクリーンいっぱいの大きさでエディを拝めると思うととても楽しみでした(そこかっ!w)

いや〜知らなさ過ぎて自分にびっくりでしたが…w 元々私はギター2人バンドが1人バンドより好きです。その方がやはりライヴ観ていて楽しいから。でもギター3人バンドって!ハリウッド・ヴァンパイアズはギター3人と言っても実際は『ジョーとジョニデともう1人』バンドだから例外(って言っちゃうかぁw ごめんなさい)メイデンの3人ギターって誰がどんな役割なんですか?全然観てても分からないのでどこ観れば良いのかあたふたしてしまいましたw ゴツ過ぎる!(←褒めてます)

7枚目発表時はいろいろファンからの意見があったようですがそれも遠い昔。『Can I Play with Madness』演ったじゃん❤️ めちゃ嬉しかった。やっぱり好きです。今回8年ぶりの来日でしたか。次来てもまた行きそうですw 欲を言えば『Only The Good Die Young』もナマで聴きたかった!

これは一緒に行った友人からの貰い画像です。大写しエディがかっちょ良いw 楽しく気持ち良いライヴでした。

さて有明通い3日目は待望のオリヴィアちゃんです!めちゃ楽しみでしたー❤️

可愛いオリヴィアを初来日から観れるなんてめちゃ嬉しい。今後も必ず毎回観ますよ。当たり前だけど客層が若くて、多くがラメラメのミニスカートを履いていたりして可愛かった。もし私が今21歳だったら絶対にオリヴィアを観には来ていなかったと思うのでホント今で良かったw(歳と共に丸くなりましたww 私が21歳の頃はデニムにTシャツ派。ミニスカートとか考えられなかったからw)

この逆V時型ステージ、私はクワガタ型って言っていましたw エアロもこんなステージの時あったから。これは真ん中に入ったファンは嬉しいわよね。

オリヴィアめちゃ可愛い!細くて足長くて、でもハイヒールじゃなくてぺったんこなブーツでジャンプしてキックして。花道をスキップしてこれほど似合うアーティスト他にはいませんよ。全然セクシーアピールが無いところが気持ち良くて可愛いしかない。これは全女子が憧れ共感し仲良くなりたくなるやつ。オリヴィア最高!

『ヴァンパイア』はあっさり3曲目で披露されました。ねえ、サビだけじゃなく頭から全部、会場中大合唱だったのよ!もちろん私も歌いました。大感動だったわw 日本では「Fame Fxxker!」って歌ってくれたしねw(Fxxkがダメなグラミーや米TVではDream Crusherって歌うところね)

バンドも全員女子で、もうGirls Celebration!! ギターもカッコ良かったけどドラムスのヘイリー!最高だったわ!

今やっと21歳でアメリカでも成人となったオリヴィア。『Teenage Dream』では「この曲を作った時18歳で成長するのが怖かったけど、今21歳になって大丈夫と言ってあげたい」と言ってて、ホントもう大丈夫どころか21歳でこの曲をワールドツアーで弾いて歌っているんだから素晴らし過ぎ。作詞作曲してギターもピアノも弾けて歌えてルックス&スタイル良くて可愛くて。もうこれ以上何がある?

そして人っていくつになっても結構要所要所で10代の頃、20代の頃の自分が何を思っていたか考えていたかを覚えているもの。だから今20代じゃなくても、かつて20代だった私たち皆オリヴィアに共感出来るのです。嬉しかったり哀しかったり悔しかったりでも負けない!って頑張ろうとした頃の自分に重なるんです。泣ける!

だからオリヴィアは可愛いけれど、全然可愛いだけではなくて、可愛いなんてむしろオマケでしかないくらい、立派なアーティストで、なんなら全女子のメンターなのです。

後方の三日月に座って歌った時はこれもこれほど三日月に座って様になるアーティスト他にいる?って思ったし、夢のようでした。

女の子による女の子のための女の子バンドです。

オリヴィアを好きになって作曲を始めてみたり楽器を始めてみる10代が世界中にどれほどいるでしょうか。日本にもオリヴィアを好きになって英語の歌詞全曲覚えた10代がこれほどたくさんいて。かつての女の子な私にとって嬉しいとしか言えないし、でも全然上からじゃなくて願わくば一緒に並んで喜びたい!って思った有明の土曜の夜でした。

さて日曜日はところ変わって渋谷。初めてのクラブクアトロでした。タック・スミス&ザ・レストレス・ハートです。ごめんなさい、実は知らなくて、数日目にソニーのお友達から誘われすぐYouTube観て「良いじゃない!」と思ってウキウキ行って来ました。

私とかズバリなロック世代にはマッチボックス20をよりワイルドにした感じ?なんて思いましたが、そうか、同じアメリカ南部出身なんですね。Mother Fxxkerを連発したところはデビューした頃のモトリーを彷彿させたしww ロックも一周回ってシンプルに戻って来た感がありました。

音楽の雰囲気は少し違いますが、昨年ポートランドで観たザ・ストラッツの時のような良さ、楽しさがありました。クラブでのショウは熱気がストレートだし、ギターはPAではなくアンプから聴こえて来たりドラムスはストレートにそのままが聴こえて来て凄く良い意味でプリミティヴなロックを肌で感じることが出来ました。将来このバンドのVIPが出来たら良いな。

…という4本のショウを楽しんだ1週間。それぞれ全然異なり、Young & Old, Boys or Girls…全く比べることは出来ずどのアーティストも魅力たっぷりでしたが…私も「女の子」に戻れたオリヴィアに1票かな❤️

 

そんな週の一本は『アビゲイル』です。

いや〜もうサイコーwwww 大笑いしてしまうゴキゲンなホラーですwww ヴァンパイア物でこれほどウキウキしてしまうとはw

今思えばトム・クルーズの『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』がなんて上品だったことか。まあアン・ライスだしね。それに比べて同じ幼い女の子ヴァンパイアでこれほどキュートで恐ろしいアビゲイル。笑う以外の反応が思い当たりませんでした。

ポスターをよく見ると「サバイバル・アクション・スリラー」ってありますね。なるほど(航一さん風に)。いややっぱり私はそこにスプラッターも足したいなw なんというか、いっそ爽快なんです。爽快スプラッター・ホラー。ストレスがいっぱい溜まった日常にスッキリ爽快一粒のミントのような一本『アビゲイル』をいかがですかw

 

この週ついに『虎に翼』が最終回を迎えました。とらちゃんもう亡くなっていたんですね。ハルさんが出てきたところでは泣いてしまいました。

その他多くの方々がすでに亡くなっていて、こうして時は進んでいくんだなと思ったし、その時とともに法律も進化していって、その礎にとらちゃん達の奮闘した日々があったんだなとじんわり来ました。良いドラマでした。ありがとうございました。