2年前、ドイツとチェコの国境にまたがるザクセン・スイス国立公園を22,000歩16km歩いたことが、大変だったけれどかなり楽しい記憶として残っていました。その時、身体中どこも痛くなることもなかったし。で、今年になってコロナ禍でずっと動かずにいたら、むくむくと山歩きをしたくなりました。え？この私が？とあまりにも意外な心境の変化でしたが、何も悪いことはないので、自分の欲求に素直に従うことにしましたw

こんな仕事が無い時期なのに、トレッキングシューズからリュック、レインウエア上下、その他諸々、1から買い揃えるのはかなりの散財！でももう進むしかありませんw いきなり足が痛くなったら嫌なので、トレッキングシューズで近所をお散歩して足慣らしをしてから、遠足当日を迎えました。選んだのは、距離や傾斜が『レベル1』だと案内されていた茨城県の御岩神社です。

古来より日本では山に神様がいる、もしくは山そのものが神様…という考えがあり、神社によっては本殿の奥の山の上に奥宮という社殿があります。なんてことを知ったのはつい昨年だったんですが(^^; そういえば昔から鎌倉の建長寺に行くと、奥の半僧坊まで登るのが好きでした。って、それはお寺だからまた別ですねww

昨年、秩父の三峯神社へ行った時に、奥宮の存在を知りました。ものすごく行ってみたい！と思いましたが、その時は普通のスニーカーで「それじゃあ無理」と言われたのでした。以来、ものすごく気になって調べたら、なるほど。結構な登山なんですねw それからちょうど1年経ち、ついにトレッキングシューズも買ってトレッキングデビューすることを決意。が、三峯神社奥宮は『レベル2』と知ったので、まずは『レベル1』からと、茨城の御岩神社になったのでしたw

ここは神仏一体になったところで、黄門様こと水戸光圀公もお参りしていたところ。神社の中に立派な仁王門もありました。

この神社には、神様が188柱お祀りされているそうです。なんだかスゴイ！神様はいっぱいいるし、仏様もいて…でも神様たちは絶対に喧嘩しないので、全く問題ありません。こういうところ、多神教日本の良いところですね〜。

10分ほど歩くと本殿に到着。ここでお参りしてから、この本殿左側から始まる表参道からトレッキング・スタート。やがては裏参道を通って本殿左側に戻ってくるそうです。

本殿でお参りを済ませると、現地ガイドさんが説明をしてくれ、トレッキングの安全を祈願してホラ貝を吹いて下さいました。なんか、これから戦に出るみたいw いえ、ありがとうございました！生まれて初めて、ナマでホラ貝の音を聞きました。

歩き始めてすぐ、杖を貸してくれる意味が分かりました。大きな石がゴロゴロ、木の根っこがゴツゴツ。杖が無かったら、グレそうになったかも。また、そのうち両手用2本のトレッキングポールも買った方が良いかも。

今まで歩いたドイツやチェコ、またラスベガスやアリゾナ周辺ではあり得なかった狭く、急な道に日本を感じました。

30分ほどなのですが、途中暑さで息苦しくなってしまい、4人くらい先に行ってもらったりして、やっと辿り着いた感の奥宮でしたw

無事に奥宮まで歩けたことに感謝しながら、コロナ収束もお願いしました。さらにこの後、希望者は山頂までどうぞ、とのことでしたが、初体験の私は無理しないことにしました(^^; 必ず次はもう少し涼しい時に山頂までのリベンジに来ます！

下りも驚くほど急で、「え？ここを降りるの？」という裏参道。傾斜度が30%くらいある場所もあったと思います。とにかく転ばないことだけを祈って必死でした。いやまさに、トレッキングシューズってこーゆー所のためにあるのね、って感じw 無事に本殿脇まで降りることが出来たら、ガイドさんに「下りがしっかりしていたので、大丈夫ですよ」とお言葉を頂きました。ありがとうございます！そして、今一番必要なものを…と、お疲れ様の氷いちごミルクです。史上最高の美味しさでした！

ツアーはこの後、おさかなセンターというところでランチをして、山の神社の次には海の神社で、酒列磯前神社に行きました。そこは物凄い金運アップのパワーがあるとのことで、過去多くの人が何億も当てたんですって！私もあやかれるよう可愛い金運お守りを買いましたw

…と、生まれて初めてトレッキングシューズを履いて、20リットルのリュックを背負って歩いてきました。帰宅してみればなんてことない気がしたけれど、やはり元々暑さに弱いんだから、暑い時期はダメですね。山ツアーの添乗員さんをしている友人には「低いところは暑さが辛かったでしょ」と言われ、暑い時は標高の低い場所を選んじゃいけないんだと学びました。そうか、夏にデスバレーに行ってしまったみたいな？(^^; とにかく多くを学べた初トレッキング（ほどでもないか？w）ツアー。これから精進します！

そんな週の一本は、『ポルトガル　夏の終わり』です。 怪演女優イザベラ・ユペール…ですが、ここでは最後までエレガントな女性でしたw 先週のジョニデ作品『グッバイ・リチャード！』に続き、また別の病で死期を宣告された人の生き様です。

末期癌のため痩せたように見せるためダイエットをしたのでしょうか。過去最高に痩せてガリガリなイザベラ・ユペールは、エレガントな演技とはいえ迫力たっぷり。ストーリーは淡々としているので、睡眠不足で観たら寝ちゃいそうでしたがww 舞台となったポルトガルのシントラという町が静かに美しかったです。

ポルトガルはリスボンしか行ったことがなく、ジョニデ主演の『ナインスゲート』でシントラに行くシーンがあったので、シントラはいつか行ってみたい町でした。コロナが収束して、また世界に旅立てる時がきたら…行きたい所が多過ぎて困っちゃうなww

さて、この週の頭、8月31日でとしまえんがクローズしましたね。私は城南の子だったので、としまえんは遠過ぎて一度も行ったことありませんでしたが(^^; 私の子供時代の思い出の遊園地はとっくに無くなった多摩川園で、無くなる時はとても哀しかったので、としまえんファンの皆さんの気持ちはとてもよく分かります。で、朝日新聞の見開きで出た広告に感動したので載せておきます。あ〜素敵！これはTDRではあり得ないww でも、日本人には染み入りますね。

ということで、9月になりました。東京のコロナ第二波はやっと下り坂でしょうか。九州や中国・四国地方の皆様は、台風大丈夫でしたか？いろいろサバイバルが続きますが、頑張っていきましょうね！！！