1/28-2/3, 2008 週報

ある朝、オフィスの加湿器が壊れた。えっ??昨日はガンガン蒸気吹き出していたのに。またもや気分は真っ暗闇。いつだって、「壊れる時は突然」なのだ。買った日を調べたら丸2年前。でも待って。加湿器なんて冬しか使わない。ってことは、賞味丸1年も使ってないんじゃないの?ってことで、買った電気屋さんに電話。すると「直しましょう!」とのこと。早速えっちら大きな紙袋に入れて電気屋さんへ持ち込んだ。

買ったのは5000円くらいだったので、当然それより安くなきゃ意味が無い。なんて会話をしていて目に飛び込んで来たのが「加湿器大特価3800円!」のポップ。ちょっと待って下さいよ。あれ、新品ですよね?え〜、じゃあこれ、修理代3800円以下でなきゃ意味がな〜い!!とボヤくと、「う〜ん、見積もり出しますが、結構ビミョ〜かも・・・」とのこと。そこで結局、「じゃあ、買います」と決断。すると電気屋さんも「じゃあ、3500円で良いですよ」となった。

そんなわけで、ある日突然新しい加湿器に代わった。見た目は可愛い。けど、水を入れ難い。それさえ我慢すれば見た目は可愛い。でも水を足さなきゃ使えない。入れるの面倒。でも可愛い・・・。う〜む、やっぱなかなか何もかもとはいきませんね〜。ま、3500円じゃ文句も言えないか。これでスタッフが風邪ひかずに冬を越せるなら有り難いことだ。

映画を2本。『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?! 』は大笑いするつもりで友人と勇んで出掛けた割には、実は『シュレック』の3分の1も笑わなかったかも(泣)。かなり残念な気がしつつも、まあ、上品なヨーロッパの香り漂う笑いだったかな(ホントかよ)。ウィレム・デフォーがとぼけた役を楽しんでいるようで、それを見て楽しめた気がする。男の子が可愛かった。ま、1000円ならいっか。

もう1本は『ヒトラーの雁札(にせさつ)』。第二次世界大戦中、ドイツ軍が実際に行っていたという「ベルンハルト作戦」で、強制的に協力させられたユダヤ人達の物語。ドイツのザクセンハウゼン強制収容所の中で大量のイギリス・ポンドやアメリカ・ドルの偽造紙幣を作らされた彼ら。技術の高さから本物と間違われ大成功だったのだが、それはひいてはナチスに協力することになってしまう。が、協力を拒めば殺される。それは正に地獄の選択だが、戦争自体、AとBどちらを選んでも所詮地獄なのだ。

元々孤独な犯罪者だった主人公は、収容所に連れて行かれ運命に翻弄されてもヤケを起すこともなく、怒りも泣きもしない。むしろどんどん無表情になり、淡々と日々呼吸しているだけの様子が、大病した時自分もそうだったので、人は本当に絶望した時はああなのだとレベルは違いながらも非常に共感した。楽しい戦争映画というのは無い。同じ第二次世界大戦でも、ひたすら泣けた『プライベート・ライアン』や『メンフィス・ベル』、見ながらず〜っとドキドキ苦しかった『シンドラーのリスト』や『戦場のピアニスト』とは又違って、見ているこちらの感情がじわじわ殺されていくような気がする作品だった。見終わっても悲しくない。苦しくない。でもほっともしない。ただ黙って「そうか」と歩き出す感じだ。感情を殺すことが、ユダヤ人の数千年に渡る迫害にも負けずパワフルに生き延びた術(すべ)だったのかもしれない。

話は飛ぶが、仕事やプライベートを通じて仲良くなった外国人は何人もいるが、私が本当に心を許して何でも話せ、絶対に信頼出来る友人と思えるのは只一人で、それはアメリカ人だが血はユダヤ人だ。彼女が暮らすアメリカ社会で現在もたまに陰口を言われたり差別を受けたりしているのは私も気付いているが、それは日本人の私も実は影ではされているのだと思う。だからこそ、彼女は黄色い肌の私にも思いやりを持ち、偏見を持たずにつき合ってくれているのだろう。ユダヤ人達の苦難の道を理解することは絶対に出来ないが、彼らから学べることは沢山ある。

と、かなりヘヴィに響いた映画を見た週の最後の日曜日は東京にも待望の雪が降りました〜〜!わ〜い、雪国の皆様ごめんなさい。でも東京人はベランダから雪景色をデジカメで撮ってメールし合ってみたり、小さな雪だるまを作ってみたりと、ここぞとばかりにはしゃぎまくり。「これが平日だったら電車止まって会社休めたのに〜」と残念がる友人からのメールもあり。そんな中私は終日Jetの原稿を書いた。今回はオフの今ならではの、ファン・クラブにまつわる裏話などをびっくり仰天の実話を交えながら書いてみました。3月1日発売です。どうぞヨロシク。

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