10/25-31, 2010 週報

ドキュメンタリー映画『アイルトン・セナ』を観ました。幼い頃、父がモーターレース関係の仕事をしていて、私はよく富士スピードウェイに連れてってもらっていました。首からパスをさげてピットでちょろちょろする生意気な小さな女の子を、周囲の大人たちは皆とても可愛がってくれました。レース前、そこにはオイルの匂いが充満しているのに、レースが始まりしばらくするとタイヤの、ゴムの焼けた匂いにどんどん変わってく。そんなピットに漂う匂いで今レースが序盤か中盤か終盤か、わかる女の子でした。

当然のように大きくなると、私はF1の大ファンになりました。そして、セナの大ファンになりました。走れば誰よりもアグレッシブに攻めるセナは、しかし話すとまるでつぶやくような感じで、でもそのソフトな話し方の中に、いつも怒りと情熱を潜ませていました。そんな彼が好きで、そんな彼がヒーローで、そんな彼に泣き、そんな彼に感動を貰っていました。本当にセナが大好きだった。

そして迎えた1994年5月1日。ちょうど日本にはエアロスミスが来日していて横浜と大阪公演を終えたところ。私のエアロとの日本での初仕事でもありました。あんな酷いことが起きたのに、もう世界は終わってしまったような不幸が起きたのに、エアロはもちろん、関係者も皆、セナの名前さえ知らない人の方が多かった。アメリカ人がF1にあまり興味ないのは分かっていたけれど、自分だけ哀しみに浸っているわけにもいかず、私はF1の全てを封印しました。

翌週には伝説となった武道館7日連続公演、さらに横浜での追加公演とバタバタして、私の人生もその後ずっとそのバタバタの延長で今日まできたように思います。そう、あれ以来私は一切F1を見なくなりました。でもこの映画を知った時、遂に16年ぶりに自らの封印を解き、セナの映像を見ることを覚悟しました。この瞳、この声、この走り、この感動……… 覚悟はしていたけれど、5月1日イモラのシーンでは涙で映像が見えなくなりました。

テレビ中継とはいえ、やはり亡くなってしまったその場その瞬間を目の当たりにしたからでしょうか。ランディ・ローズの死もとても哀しかったけれど、それより何倍も強烈に胸に深く痛みがつき刺さりました。そして今回このドキュメンタリー映画を観てそれをはっきりと思い出し、私はこれほどセナが好きだったんだな〜と、16年経った今、再認識しました。

これからもモーターレースを見ることはないでしょう。きっとこのDVDも買いません。ただこの映画を観た夜だけは、やはり私は誰よりもセナが好きだったし、ファンだった……と思い出し、帰宅してからも泣きました。あらためて……Senna, Rest in Peace.……

ああ、なんだか湿っぽくなってしまって申し訳ありません。でもその後は元気に、この週末の自分の誕生日そしてハロウィンを満喫しました!恒例のAF1スタッフとのフライデーズ・バースデーもして、カラオケ大会もして、ついでに久しぶりにHRCでもバースデーをしてもらい、シェーン・ガラースお勧めの麻布十番のメキシカンレストランにも行き、居酒屋でもバースデー蒸し豚(!)を出して頂き…いっぱい食べて飲んで騒ぎました。そう言えば、アメリカAF1ではニュースにしていないのでそっとこの場で公開しますが、STのお茶目なハロウィン画像がありますのでここでどうぞ。

 

さらに、これもアメリカAF1でニュースにあげてないのでここに載せておきますが、ボストン・セルティックスの国歌斉唱映像がYoutubeにあがっていましたので、PCでご覧のかた、チェックしてみて下さい。

http://www.youtube.com/watch?v=oCQEu6Y2gbs

そろそろ皆様のお手元に最後となるAF1 Newsが到着することと思います。良かったら今まで投稿したことの無かった方も、最後の感想その他、投稿して下さいね。どうぞよろしくお願いします。

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