Amy's This Week
2009.11
10/26-11/1, 2009 週報
ハワイから、寒い東京の日常生活にアジャストするのに数日かかりつつも、この週ついに誕生日を迎え、バタバタあっという間の1週間でした。かつてSTが40歳になったときの名セリフ「俺はこの歳になって、どれほどものごとを判ってないかが判った」を思い出し、あっという間にあの時「さすがだわ〜」と思ったSTをも通り越してしまった自分に、はぁとため息。ま、もちろんSTはさらに先に進んでるわけですがww
そしてハロウィーンを迎え、AF1オフィスのある六本木はハワイよりも外人さんが多く大騒ぎ。てかもう、骸骨やドラキュラやミイラ男がそのまま道歩くの、止めよ〜よ(怒)。女の子はTDLホンマンのキャストみたいなカッコして飲みに出てくるしね(爆)。ああ、毎年とはいえ、年々エスカレートしています。そんな喧噪から逃げるように、当日は自由が丘でしっくりと友人と飲んで誕生日を祝ってもらいました。
週末はついにエアロのアブダビ公演でしたね。その模様も聞こえてきましたが、さすがF1。数年前日本でのFIFAライヴみたいに半端ないお金持ちが主催したとあって、エアロの他ビヨンセやジャミロクワイなども出演とのこと。F1ファンは大喜びだったでしょうね。なにしろステージの名前自体が「フェラーリ・ワールド・ステージ」と言うそうなのだから、カッコ良いですよね〜。私も元々は大のF1ファンでした。が、1994年エアロ来日中にセナの死亡事故があって、あまりにショックで、あれ以来F1観るのを止めてしまいました。早くも15年経ち、すっかり今のF1は判りません。
さて、映画の日と重なった週末に映画を2本。まずは話題の『This Is It』マイケル・ジャクソンです。かつては大好きでしたが、 後期色白になってからは不気味に思えて、離れてしまいました。それでもTVCM見てるうちに観たくなって。まず…どうしてもい仕事的に見てしまうのですが…もうあそこまで準備していたとは、ホントにホントにショックでした。関係者の気持ちを思ってです。
私はこの夏のエアロのツアー中止のニュースで、一時は本当に本当にショックを受けました。それがやっとこないだのハワイでリカバリーされ、ほっとしたとこなわけで。ところがどうでしょう、このMJの関係者は。ましてダンサーなんて何ヶ月も振り付け覚える特訓重ねてるんだし(その間はたいしたギャラ出ないはず)。バンドもコーラスも、元々MJバンドがあるわけじゃないんだから、 他の仕事蹴って、MJとの仕事に賭けて頑張ってたんだと思います。サウンドやライティングのエンジニアも、どれほど努力して作ってきたことか。それが突然、中心アーティストが亡くなってしまったなんて!!チケット払い戻しのプロモーターも皆、息が止まりそうだったでしょうね…。
ステージ・プロダクションや会場費、サウンドやライティングのプログラミング費などは保険をかけてあったとしても、やはりあれだけ関係者が多いと、本当に本当に、ものすごい多くの人々がショックを受けたことになります。 人生、お先真っ暗になったはず……。だから、この映画はそういった関係者たちへの出来る限りのリカバリーなのだと思いました。もちろん、冒頭で「to the fans…」とは言っているけど。それも、もちろん嘘じゃないけれど。
エンドロールの流れが、普通の映画よりとてもゆっくりでした。そして、最後の最後まで観客に席を立たせない工夫をした作りでした。「本当にきちんと一人一人の名前を読んで欲しい」という気持ちが伝わりました。
晴れの舞台のために海外から飛んできて、数回のオーディションから、練習。ダンサー同志合わせてのリハーサルから、あのゲネプロまで…… すべては50回のMJとのショーの為だったダンサーたちに、きっとこのDVDが配られるのでしょう。 そして彼らはそれを自分の宣材として、新たな仕事を得るために使うのでしょう。面接で「君のプロフィールは?」と聞かれたら「This is it.」と言って、この作品のDVDを差し出すところが目に見えるようです。
MJの歌と踊りに関しては…ビミョ〜??wwリハだから歌は全編真剣ってわけじゃないし、踊りも、50歳にしては本当にもの凄いことなのでしょうが、映像自体つなぎつなぎだったし、どうも細かい動きでごまかしているように見えました。可哀想ですが、20年ライヴしていなければ、20年前と比べられてしまうわけです。バックダンサーがいなかったら、迫力はまったく無いですね。ま、いいんです。そんなことは。ファンにとってはそこに確かにMJがいたということ。This is it.
2本目は『パイレーツ・ロック』。これはもう超お薦め。フィリップ・シーモア・ホフマンやリス・エヴァンスなど、大好きな役者さんが好き放題ロックンロールする姿を観るのは本当に気持ち良いです♪60年代のイギリスを舞台に、ロックを愛する人々の青春映画です。不思議なことに、1枚も持っていないのに、ほとんどの曲を知っててところどころ一緒に歌えたりする自分に、この精神が脈々と現代に受け継がれていると思いました。
長くなるので超短く済ませますが、ロックファンなら絶対観るべき作品です。とっても楽しいから!!泣いて、笑って。ただ残念なことに、DJたちはその時その時のシチュエーションに完璧にリンクした選曲しているにも関わらずその曲の歌詞が字幕として出ないこと。映画の配給会社が、入手した翻訳の元にするスクリプトに歌詞が載っていなかったので、それらをわざわざ調べてまで字幕作りをするのを面倒がったんでしょうか。歌詞が聞き取れるとさらにじわっと感動するシーンがいくつかあるので、これは大変残念です。
エンディングで、この精神が今のロックにも受け継がれているという説明と共に、何百枚ものアルバム・カバーが出るんですが、たぶん、絶対、エアロ出ました♪ ちらっと見えました。あとガンズも判ったし、ニルバーナも判りました。が…なんたってあっとゆー間なんで…(涙)。DVD買い決定です。さ、あと『アンヴィル』さえ観れば、最近の音楽映画コンプですね♪忙しい秋ですよ、皆さん!
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