Amy's This Week
2024.11
10/28-11/3, 2024 Bウィークに『光る君へ』道長様の涙と、『2度目のはなればなれ』
この週は月曜日からお葬式でした。小学校からの地元の友人の妻が亡くなったのです。何度も一緒に飲んだことあったし、2-3歳下だったはず。なんとも哀しく世の無常が身に滲みました。どうか安らかに。ちょっと先に行って待っててね。
その翌日は『ジュージューにく(29)の日』で自分のお誕生日でした。取り敢えず私は健康に今年もこの日を迎えることが出来ました。自分ばかり健康を祝って良いのかと友を亡くすたびに心が痛みますが、いや改めて、無念な友の分も楽しんで生きていかなくてはなりませんね。
妹同様な従姉妹からのBプレがこちら。大好きなゴダイヴァ❤️と思ったら、さらに米津さんのコラボ商品でした!カッケー!
うわ〜これは食べれないわw 取り敢えずイラストの無い物から…ですねww 米津さんのチケ申し込んであるけれど当たる気が全然しないですw
そして週末は、お楽しみの『光る君へ』。いや〜道長様が病に倒れてしまいましたよ涙。宇治の別邸で静養する道長様を訪ねて行った式部。2人の先には宇治川が流れていました。美しい。
川のほとりを散策し、短い言葉を交わす2人。どちらも山あり谷ありの人生を歩み、ストレスを受け止めながら進み続け…ふと、もうやる事やった?的な心持ちになった頃…。自分自身も投影させめちゃ分かった2人の気持ち。切ないというか、疲れたというか…。「2人で川に流れてしまいましょうか…」という式部の言葉が『鎌倉殿』の八重さんを思い出させ哀しみに襲われつつも、愛する人と共にならなんと甘美な哀しみなことか…。
ここにいるのは式部と道長様ではなく、まひろと三郎でした。2人は多くを語るわけではなく、ましてやハグもなくただ寄り添う言葉だけ。
でもそれで十分。心身共に弱っている時にまひろに会え、一気に長く耐え抑えてきた苦しみが堰を切って押し寄せた道長様。
でも同時に、これは哀しい涙ではなく感動の涙かもしれません。こうして寄り添ってくれる人(まひろ)がいるから俺は生きねばならぬ。そうだ、俺にはまひろがいるのだ。もう少し頑張らねば。…な涙かなw
いや〜観ていて私も涙ぐんでしまいましたよ。道長様頑張れ!式部もこの後、一旦は終えたと思っていた『源氏物語』の続編とも言える『宇治十帖』を書き始めます。本音を出し、互いの思いを確かめ合い、互いの存在価値を改めて認め、生きる意味を見出した2人。道長様とまひろこそソウルメイトそのものです。1,000年の時を越え、感動に揺さぶられました。
今年9月に行った宇治川です。思っていたよりずっと大きな川で、1,000年前から流れていたと思うと感慨深いです。この写真の右側に平等院があり、そこに道長様の別邸がありました。
『宇治十帖』を書く式部像。ドラマをここまで観てから宇治に行ったら、もっと感動出来たかもw
そして道長様別邸の跡地に建つ平等院。平安の雅ここにあり。ですね。
そんな週の一本は、『2度目のはなればなれ』です。
地味な単館系ながらサー・マイケル・ケインの引退作ということで彼に敬意を表して鑑賞。御大91歳だそうで、この作品の撮影時も90近かったでしょうね。素晴らしい俳優人生を全うしたマイケル・ケインはサーの称号を受け、アカデミー賞も2回受賞。ノミネートは数知れず…。まさに「Happy Retirement!!」(引退おめでとう!)な作品です。
そんな輝かしい人生の最後に、こうした地味な作品を選ぶところがとても英国人らしいし、原題の『The Great Escaper』はハリウッドの名作『大脱走』(1963)の原題『 The Great Escape』を思わせ、それをこうした地味なシニア映画のタイトルに昇華させているところも、いかにも英国のサーカステイックさが効いてて良き。
私が生まれる前から映画に出演していたサー・マイケル・ケインの膨大な出演作の中で、私が大感動したのは『サイダーハウス・ルール』(1999)でした。ニューイングランドが舞台というのも良かったし、まあ大好きなラッセ・ハルストレム監督なので観る前から分かっている(笑)感動作でした。泣いたな〜w
もう一作、サー・マイケル・ケイン出演作でオススメするとしたら『愛の落日』(2002)です。タイトルがメロドラマ風なところが嫌なんですけどね。原題の『The Quiet American』が良かった。これら2作はどちらもアカデミー賞を受賞しているので間違い無しな名作です。太る前のブレンダンも良い味出してるしね。
90過ぎて見事な引退を実現させたサー・マイケル・ケインのアッパレさを賞賛しつつ、まだその過程にある(そこまで行き着けるかは分からないけれど)私自身やドラマだけど道長様や式部は、無念にも早逝した人々の分も頑張って生きていかねばなりませんね。そんなことをつくづく思った週でした。
メールで届いたバースデーカード❤️ かつてはAF1(エアロスミスのFCね)でフィジカルなバースデーカードを発送していたっけ。今はどうなっているのかな。
LATEST ARTICLE
-
11/11-17, 2024 昇仙峡遠足と、『シン・デレラ』
-
11/4-10, 2024 相国寺展で若冲三昧と、『トラップ』
-
10/28-11/3, 2024 Bウィークに『光る君へ』道長様の涙と、『2度目のはなればなれ』
-
10/21-27, 2024 暴風雨の赤城山と、プレ・バースデー
-
10/14-20, 2024 介護もどき後のLUNA SEAと、『シビル・ウォー アメリカ最後の日』
-
10/7-13, 2024 Androgynos The Final Warと、『哀れみの3章』
-
9/30-10/6, 2024 『サウンド・オブ・フリーダム』
-
9/23-29, 2024 サミー、メイデン、オリヴィア&タックと、『アビゲイル』
-
9/16-22, 2024 紫式部ゆかりの地巡りツアーと、ミュージカル『プリティ・ウーマン』