11/13-19, 2017 ボストンの美術館と『ゴッホ最後の手紙』

前週に続くアメリカの旅もあっという間に最終日。この日は前から決めていた通り、ゆっくりボストンの美術館を楽しむことにしました。地下鉄(とは行っても地下は街の中心だけで、すぐ外に出るw)に乗って、とにかくメインのボストン美術館へGo!!



あいにくの曇り空ながら、気温は晴れていた時よりも高くプラス3℃。滞在中一番の高温日でしたww  ボストン美術館はホントに10年以上ぶりで、すっかりその佇まいなどを忘れていたら、たまたま開催中の企画展がMurakamiということで、私にとってはルイ・ヴィトンのキャラクター(正しくはルイ・ヴィトンとコラボレーションした村上隆のデザイン)に出迎えられたのでした。



開館と同時に入館し、今回はとにかくゆっくりくまなく観て回る意気込みだったので、まずは初めてのアフリカ、オセアニア、エジプト美術などから見始め、その後アジア文化へ。この美術館の素敵なところは、展示する物に合わせて展示室そのものもデザインしているところで、日本の仏像などを展示している部屋はしっかりと日本のお寺にいるような雰囲気がありました。また中国や韓国の物も豊富で、一番目を惹かれたのが約1000年前の中国の観音様でした。すごい素敵❤️



途中食事を挟み、お目当のヨーロッパ絵画へ。ゴッホのルーラン夫妻はどちらも今日本に来ているので無いのですが、それら以外にも至宝だらけの美術館。モネの部屋には3年前に日本に来ていた『ラ・ジャポネーズ』がありました。日本だったらこの1枚のために1600円くらい払って大勢が押し寄せる作品ですよね。



圧倒的な迫力のあったゴーギャンの『我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか』もボストン美術館にあったんですね!しかしゴーギャンと言えばやはりゴッホ。ルーラン夫妻はいなくても、私はこの『渓谷』が気に入りました。



他にもルノアール、ミレー、ターナー…などなど、もう息つく暇も無い感じ。さらに意外にも(なんて失礼ですねw)私の大好きな16世紀頃のフランドルの作品もかなりあって、やっぱりボストン美術館スゴイスゴイww  そして最後に、ここならではのアメリカ絵画コーナーへ。その展示方法や大きさ(縦横2メートル以上)から言って多分一番の目玉であろうジョン・シンガー・サージェントの『エドワード・D・ボイトの娘たち』。



当たり前のことかもしれないけれど、ヨーロッパの美術館でこれほどアメリカ人画家の作品を一気に観ることは無いし、かつてここに来た時は多分ヨーロッパ絵画しか観なかったと思うので、これほどサージェントの作品を沢山観たのは初めてだったかもしれません。もともとフィレンツェ生まれで、ローマやパリで絵の勉強をしたサージェント、中身は完全にヨーロピアンですよね。それでもアメリカ人の息子でアメリカ国籍だったので、ヨーロッパで成功したのちアメリカを訪問した彼は、晩年ボストン美術館に天井画や館内ホールのデザインなどを依頼されたそう。ボストン美術館としては、どうしてもヨーロッパの作品がメインとなってしまう中、アメリカのプライドとして、ここはサージェントに頑張って欲しかったのでしょうねww  サージェントをたっぷり堪能することが出来ました❤️   …と、他にも多くの素晴らしい作品だらけで、なんと言っても撮影OK(フラッシュはNG)なので喜び勇んでたくさん撮影したのですが、もうキリが無いのでボストン美術館はこの辺にしておきますww  あ、日本よりも多くの浮世絵を所蔵していると言われるボストン美術館らしく、ちょうどKuniyoshi & Kunisada展(歌川国芳と歌川国貞)もやっていて、そんなのもしっかり楽しんできました。   気になったので写真だけ撮り、日本に帰って来てからやっぱり買えば良かったと後悔したゴッホの首ww



その後、ボストン美術館のチケットを見せれば5ドル割引というすぐ近所にあるイザベラ・スチュワート・ガードナー美術館へも行きました。こちらはかつて行った時には無かった新館が出来ていて、入口も変わっていて一瞬ウロたえましたが無事にハシゴ出来て良かったww  元々小ぶりで大好きな美術館。アメリカって、こーゆー超お金持ちが個人的に作ってしまった素敵な美術館がたくさんありますよね。古代ローマから息づくノブレス・オブリージュの精神か、あるいは単に趣味が高じたのか、いずれにしても素晴らしい結果だと思います。



ここはお屋敷の雰囲気ごと美術作品のよう。中庭も素敵です。



 



これで既に夕方4時頃になってしまい、外は早くも薄暗くなってきました。そこで翌日早朝に帰国なので、最後にノースエンドのイタリア人街へ行き、ボストン名物のクッキーやカノーリを買って旅は終わりました。昨年のTPでも参加の皆様をお連れしたところ❤️ せっかくだからもっとゆっくりすれば良かったかな…と、少し悔やむくらいのところで帰るのが良かったりするんですよねww



水曜日の夜に帰宅して、ゴッホで始まった週の終わりにまたゴッホww  今週の一本は『ゴッホ最期の手紙』です。



何から書けば良いのか悩みます。まずは映画制作そのものが前代未聞。計125人の画家によるゴッホ風油彩画をアニメのように動かして見せるのです。この映画のキャッチコピーに「愛か、狂気か」とありますが、もう製作者たちがゴッホへの愛に溢れ、狂気に満ちています。こんなに手間を掛けるなんてww  それもゴッホが弟に宛てた手紙の中で「我々は自分たちの絵にしか語らせることはできないのだ」とあったからとか。もう本当にみんな、ゴッホを愛しているんだな〜❤️という雰囲気がひしひしと感じられました。アニメ(?)の動きがあまりスムーズではないところがまた良くて、いかにもゴッホの絵画が動き出している風。ウリウリうねうねした映像が楽しくなってしまいますww  それが回想シーンになると白黒の水彩画風で、カラーうねうねとは対照的でまた美しく、あまりストーリーを追わずにただ映像を眺めているだけでも楽しい作品です。   とはいえ、このストーリーがまた面白いというか、とても興味深く、人によって様々な解釈が出来そうなゴッホの死の真相に迫ります。実際は単に偏屈で自分勝手な気分屋だったのかもしれないし、或いは非常にセンシティブで優し過ぎる人だったのかもしれない。今はこれほど人気であっても生前はわずか1枚しか売れなかったと哀れに思うか、それほど売れなかった画家が死後世界的な人気を博すことになり喜ぶべきなのか…。ゴッホをどう捉えるかでその人の性格が分かるかもしれません。私は彼を、不器用ながらただひたすらに周囲の人や物や景色を愛した人で、最後は村の子供を庇って亡くなったのだと思いたい。思い切り美化したいです。それがファンというものだろうし、この映画はそんなファンたちが作った作品です。なんと言っても原題は『Loving Vincent』(愛情溢れるヴィンセント)ですもん❤️ 絶対DVD買わなくちゃ!   さて、イル・ディーヴォのソロ・ライヴとして、カルロスの次にセブの来日が発表されましたね!カルロスの来日が決まった時、その公演が成功するかしないかに今後の他のメンバーのソロが掛かっている、と言われていました。セブが決まったということは、振り返ってカルロスが成功だったという証拠になったし、これでセブが成功すればあとはデイヴィッドとウルスのソロも実現するかもしれないですね❤️  そんな来年のお楽しみが出てきて、気づけばもう秋も終わり。皆様、風邪やインフルに気をつけて下さいね!!(そんな私はこの週インフル予防接種をして、あ〜痒かったwwww)  

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