11/27-12/3, 2017 『遥かなるルネサンス展』と『ノクターナル・アニマルズ』

この週は、後述しますが一番大きなイベント(?)が病院の検査くらいだったので(笑)、ちょっと前に訪れた初めての美術館について書きますね。 ある日、どこかでふと見つけた広告『メディチのプリンセス、初来日』。えっ?メディチ?!私が世界一好きなファミリーの一つと言えるのに、来るの?やだ、知らなかったわ?どこで?…と慌てて調べてみると、今まで全くノーマークだった美術館でした。聞いたこともなかった所で、調べてみると…おおっ、どうやら創価学会が運営しているらしい。そしてなんと八王子駅からバス。これは遠い。が、いつもの美術館友達が快くOKしてくれたので、いざ、初美術館へGo!!   生まれて初めて八王子駅に降り立つと雨でした。それでも初めての地、初めての美術館に心はウキウキ。バスでは乗り過ごさないようにキョロキョロしながらしばらく乗り、ついに美術館前に到着!おお〜っ、なんだかすごい豪華な学園都市じゃないですか。その一角にある美術館も立派な建物。大きなプリンセスの看板(上の写真)に迎えられて入館したのでした。 特別展のテーマは『遥かなるルネサンス 天正遣欧少年使節がたどったイタリア』ということで、ルネサンスの時代に遥々船でイタリアに渡った少年達の足跡を辿って、その地の美術を紹介するという興味深い企画。イタリア好き、ルネッサンス好きには外せませんでした。   天正遣欧少年使節は、イタリアのイエズス会員の発案でキリシタン大名の名代として派遣されたので、キリスト教関連の美術品のみかと思いきや、そこはそもそもが創価学会運営の美術館だものww  宗教にはこだわらず、イタリア各地の素晴らしい絵画から陶器や工芸品が並び、目を奪われました。特にフィレンツェの伝統工芸である貴石細工のテーブルは、これぞ貴族のテーブル!メディチのテーブル!と、大興奮しました❤️ ウフィツィ美術館所蔵というのですから、今年6月に行った時には既に日本に来ていてあちらには無かったわけで。ここで見れて良かった! 冒頭にポスター写真を掲載したメディチのお姫様、ビア・デ・メディチは、このフィレンツェ画家ブロンズィーノの肖像画が描かれて間も無く、わずか5歳で亡くなったそうです。胸には父のコジモ一世から与えられたであろう、父の横顔が刻まれたペンダントを着けています。コジモ一世がたいそう可愛がっていたそう。そんな可愛い娘がたった5歳で亡くなってしまうなんて、コジモ一世はさぞや嘆いたことでしょうね。初来日のプリンセスは、悲劇のプリンセスでもありました。   悲劇といえば、この天正遣欧少年使節の少年達も非常に哀れな生涯でした。偶然にも、天正遣欧少年使節が送られた年1582年は本能寺の変が起きた年。それまで西洋文化好きな信長(NHKドラマ『直虎』見てます?史上最高に西洋好きで眼光鋭い海老蔵信長の迫力ったら!!)の影響もあってか、日本とヨーロッパのイエズス会はとても友好的な仲でそれが高じての使節団派遣だったはずが、少年たちがイタリアにいる間に流れが変わります。   ポルトガルの宣教師達が人身売買をしていることに怒った秀吉が、キリスト教宣教師の追放令を発布しました。また天正遣欧少年使節の少年達自らも訪れた各国各地で日本人奴隷を見つけ驚いたと書状で報告したのですが、その原因はイエズス会にあったと知った時はさぞや絶望したことでしょう。キリシタン禁教令も出て、1590年に苦労して帰国した少年達は棄教したり、海外逃亡したり、捉えられて殉教したり…。この時代に10代半ばでヨーロッパに派遣されるという超絶ラッキーなのちにこれです。まさに、『禍福は糾える縄の如し』な人生だったわけですね。可哀想に…。   …と、哀れな子供達に想いを馳せながらも、初めての美術館なので常設展も楽しんでいると、それはもう素晴らしい作品だらけで、こんな素敵な美術館を今まで知らなかったなんて!!と一瞬悔しく思いました。が、いや今知ることが出来て良かったじゃない❤️と、すぐに安堵感に包まれゆっくりと堪能しましたww  とてもたくさんの所蔵作品があり、時期により展示作品を切り替えるようなので、必ずまた来ようと固く決意。感動の一枚はコレです。クリムトの『横顔をみせる少女』。あのクリムト18歳時の作品です。かつてピカソ14歳時の作品『初聖体拝領』を観た時にも思った通り、やはり独特な作品で有名な天才アーティストは、早々にきちんとした基礎が出来ていたのですね。 この美術館には海外の美術館のようにオシャレなイタリアンカフェが併設されていて、作品を堪能した後もゆっくりと過ごせます。ちょっと食べ過ぎ?でも美味しかった❤️ …と、少し前の思い出なので、この展覧会は12/3(日)に終了しています。いつもは少しでも楽しんだ美術展の宣伝になれば…なんて気持ちもあって書くのですが、今回ばかりはお役に立てず、東京富士美術館さん、ごめんなさいww  でも常設展も素晴らしいので、皆様たまには八王子散歩なんていかがですか?オススメです❤️   さて実際のこの週は…もう毎度ながら、病院行って病気になりそうなくらい疲れました(苦笑)。私、ホント結構身体弱いんですよwww 精神はともあれ本当に肉体が弱いので、すぐストレスで体に異常が出てしまうのです。過去3週間入院した病気も原因はストレスだったし、あまりに酷い頭痛で、すわ脳腫瘍か?と散々検査した挙句、単なるストレス性の頭痛だったりww  いや、笑い事じゃないんです。昨日も終日ストレス頭痛でそりゃあ辛かったんだから。そんな時、自分を慰めるのは「エリザベス一世と同じ」と思うことww  まあエリザベス一世のストレスと同類にするのはとても失礼なことですけどね…www   で今回はなんと心臓。私は低血圧だし、コレステロールも基準値以内。血液検査的には一切心臓に問題無いながら、時々狭心症が出るのです。今年はついに人間ドックで要精密検査と言われ、でも去年検査して全く異常が無かったので何もしないでいたら、「その後検査しましたか?」という連絡が来てしまい…。「まあ昨年よりは一年歳をとったわけですから…」ということで、再び循環器内科で検査をしたわけです。   昨年は踏み台昇降をしての検査でしたが、今年はなんと撮影の前後で自転車漕ぎ!自動的に徐々にペダルの負荷が上がる中、様々な数値を見るらしいのですが、これがもう超ハードでヘトヘトに。最後やっと自転車から降りてベッドに横になり、「胸は苦しくないですか?」と訊かれた時には、「ツライのは腿だけです〜」と笑うに笑えない状況で、看護師さんには「心臓の検査前に筋トレが必要ね」と言われる始末ww  ひゃあ〜、疲れた。   数日後には心臓エコー検査もして、結論=私の心臓に異常なし。狭心症はストレス性。検査に3万円近く払って、まあそれは安心料ということですが、これでまたストレス性頭痛に悩まされ…ともう、安心しつつもなんだか散々な週でした。40も過ぎたら誰でも何かしらの肉体の不調を抱え、それと折り合いをつけて生きていくもの…というのが私の持論です。だからたまたま私の場合は一連のストレス性◯◯ということなんですが、もう、ストレスの無い社会人なんていないでしょう???今後ますます年はとっていくのだし、どうしたらストレスとうまく付き合っていけるのやら。ホント、勘弁して欲しいです。   そんな週の一本は、めちゃくちゃストレスが溜まる『ノクターナル・アニマルズ』www 何と言ってもあの、Gucciのデザイナーだったトム・フォード氏が監督です❤️ まあ主人公を取り巻く全てがオシャレなこと!それとは対照的に、劇中劇としてテキサスの田舎が出てくるのですが、実はトム・フォードてテキサス出身だったんですよね。だからこの作品は隅々までトム・フォードらしいと言えます。が、決してファッション・デザイナーが片手間に作った作品的な軽さはありません。トム・フォード自身もモデルになれそうな美しい人で、ああ、天は二物も三物も与えちゃったんだな…って思いましたww   現実の世界でのエイミー・アダムス扮する主人公女性の人生と、彼女が読む小説の中のお話が交錯して、その両方に引き込まれていきます。20年前に離婚した元夫から本が届き、読んでみると予想外に良い出来だったので、実生活が上手くいっていない主人公は元夫に会いたいと連絡する…。それで何を話そうと、何をしようとしたのでしょうか? そして元夫はなぜ本を送ってきたのか…? 主人公のオフィスに展示された大きなアート作品には大きく『REVENGE』(復讐)の文字。何かが元夫の復讐なのでしょうか? (私の考えを書くとネタバレになるので、今回はトム・フォードに敬意を評して書きません)   デイヴィッド・フィンチャー監督が好きな人には超オススメです。なかなか奥深く、後味のよろしくない私好みの作品でしたww  オシャレな主人公が着ている服は、全てトム・フォード作品なのかしら? これからもファッション・デザイナーを続けながら、映画作りも頑張って欲しいです。   …ということで、月火とストレス頭痛だったので週報を書くのが遅くなりましたが、これでやっと帳尻合わせが出来、再びウィークリー・ルーティーンに戻りました。皆様は師走でお忙しい時期だと思いますが、どうかストレスと上手に付き合いながら、ご自愛下さいね。寒さに負けないように!!    

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