Amy's This Week
2006.12
12/18-24, 2006 週報
遂に無事ラストを迎えた悪道ツアー。ラスト2本のネヴァダ州リノ公演とカリフォルニア州サクラメント公演に行って来た。「世界一大きな小さい町」というキャッチフレーズのリノは、やはり滞在するにはちょっと退屈だからか。STは当日飛行機イン&飛行機アウト。つまりこの町には宿泊しないわけだ。それで会場入りがギリで慌ただしかったせいもあってか、ビフォー・ショウのバックステージでのご機嫌は相当斜め。スタッフも皆かなりピリピリして緊張感が走る中始まったライヴ。その緊張感がそのまま現れていたSTは、ノリが良いとか悪いとかではないが、なかなか迫力があった。実は見る側にしてみると、STのご機嫌の悪いライヴの方がカッコ良く見えることがあるかもしれない。そして最終日。打って代わっての超御機嫌。変わり身の早さがSTの魅力でもある。そりゃあ、最後まで無事にツアーをこなせた喜びは大きいだろうし、これで家に帰れるスタッフも皆揃って御機嫌だ。終わり良ければすべて良し。来年のツアーの予定や、日本のファンへのお願い等、沢山時間を割いてくれたSTは、本当に既に来年のワールド・ツアーが楽しみでしかたが無い様子だった。よく来てくれていた日本でも3年ぶり。ヨーロッパへは8年ぶりだ。さらに初めての国もいくつか候補に挙がっている。ジョーも「とても楽しみだ。全部家族も連れて行くんだ」と喜んでいた。その最終日の前日の移動日に、私は知人とリノからサクラメントに移動すべくレイク・タホ経由でドライヴしたのだが、スキーのメッカ、レイク・タホは既に雪。ゴッドファーザーの別荘がある所だわ、などと美しい景色にはしゃいでいたら、降り始めの駐車場手前で滑って転んでしまった。もろケツ打ち。もう骨髄が砕けたかと思ったよ。が、歩いたり立っているだけならOKで、ライヴも問題なし。ただ、受取ったダンボールを持ち上げようとしたら「すこん」と力が抜けてしまい、まったく持てず。屈めない!帰国して即刻レントゲン撮りに行きましたよ。「ああ、これでもう下半身不随かよ」なんてとほほ気分で。ま、転倒後数日間既に歩いているのに、今さら下半身不随もないのだが、今年はもう何があっても驚かない状況になっているので楽観視出来ず。が、なんとあんなに屈むと痛かったのに「単純打撲ですね〜」だって。骨はひびさえ無く無事で、結局1週間経ってみたらかなり治ってきた。やれやれ。最後までお騒がせなアタシ。映画は『デート・ウィズ・ドリュー』。偽造ラミネート・パスはいただけないが(エアロのパスは精巧なデザインの上、現在は本人の写真入りなので偽造は不可能だ)、それ以外はアーティストが求めるところの理想の「ナイス&セーフ」なファンの話。ドリュー側もそう思っての対応で、仕事柄とても気持ちの良い映画だった。週末はクリスマスだが『WWRY』の千秋楽で盛り上がる。はねてから忘年会兼とても久しぶりのカラオケ大会。こちらもさらに盛り上がり・・・まだ今年も数日残すが、エアロのツアーのように「終わり良ければすべて良し」と持って行きたいものだ。皆様、メリー・クリスマス。
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