Amy's This Week
2008.12
12/22-28, 2008 週報
ついに迎えたクリスマス・ウィーク。「日本は25日のキリストの誕生日は休みじゃなくて、23日が休みなんだよ」とアメリカ人に言うと、たいがい「なんで?」と聞かれます。そこで「エンペラーの誕生日だから」というと、一様に「へ〜〜〜」。そして「なにかツリーみたいに飾るの?なにか特別なもの食べるの?」と続き、「な〜んにも。取り敢えず、お飾りはツリーとかクリスマスのイルミネーションかな」と答えると、さらにマジ顔で「へ〜〜〜」と感心されます。ま、深く考えない日本の良いところです。
さらに、クリスマスにはケンタッキー(KFC)を食べるんだよ、と言うと、思いっきり驚かれます。てか、まずはほとんどのアメリカ人が「うそでしょ〜〜〜?」と信じてくれません。が、「ホントだもん♪」と続けると、とても不思議そうに、東洋の神秘だ〜みたいな顔をされます。
ってことで、去年&一昨年は、なぜかクリスマスにライヴなどのイベントが重なりゆっくり出来なかったのですが、今年は久しぶりに何もなく、ゆっくりとクリスマスを楽しみました。もちろん、ケンタッキーで♪ 久々のクリスマス・バーレルです。ホワイト・ティラミス、美味しかったぜ!!!
映画はなんと3本。1本目はキアヌの『地球が静止する日』。いえ、絶対につまんないだろーと、思いきり覚悟の上で観ましたよ。トムの『宇宙戦争』くらいの覚悟はしとかないとね。でも、ヤンキースタジアムが砂塵と共にくずれていくCGはお見事で、CG好きの私としては、観たいなと思っていたのです。キアヌでもあるし♪
で、そんな「絶対話はつまんないよね」という覚悟が確固としてあったので、意外や意外。そんなにひどくはなかったな〜。少なくても、『宇宙戦争』よりはマシだったww
ま、当然突っ込みどころは満載だったけど、こーゆーのを理屈で突っついてもしょーがないから。それにしても、ジェニファー・コネリーって奇麗な人ですね。昔っから好きなんだ。でも、『ビューティフル・マインド』以外、この人ってなんかつまんない作品が多い気がする。も少し作品選んでみたら良いんじゃないの?せっかく美人なんだから。
で、2本目『ワールド・オブ・ライズ』。なんたってディカプリオにラッセル・クロウ、そしてリドリー・スコット監督とゆーだけで、「見なきゃ!」って思うわけです。ディカプリオもラッセルも決して好きってわけじゃないんだけどね。でも俳優としては、確かに力あると思うんで。で、確かにディカプリオは良かったわ。『ブラック・ダイヤモンド』と双璧って感じ。終わり方はずっとこっちの方が良いけど。
CNNや、日本のTVでも見聞きしていた中近東イスラム諸国での犯罪の裏側を垣間見た感じで、そこにリドリー色が加わりマジ怖い。でも、すっごく面白い。でもって、原題は『ボディ・オブ・ライズ』なんだけど、なぜこの原題なのか、見終わってしばらく考え、3日後くらいにわかりました。
(注!以下ネタバレ含む)たぶんややこし過ぎてわけわかんないから、日本ではわかり易く「ワールド」に代えてしまったんだろうけど、これには深い意味があって、その1。「ボディ=身体」ディカプリオは潜入捜査官なので、彼の身体そのものが嘘なのだ。そしてその2。「ボディ=死体」もちろんテロと戦うCIAのイスラム諸国における捜査は、死体の山が出来上がる。でも、死んだふりしてるだけ、ってこともあるのだ。最後にその3。「ボディ=組織、団体」これはテロ組織かと思いきや、そじゃなく、これはCIAのことですね。見ればわかります。ってことで、タイトルの意味も理解出来て満足。
リドリー・スコット監督は前作『アメリカン・ギャングスター』でちょっと失速した感が否めなかったので、またまた復活!!って感じで嬉しいです。『ブラックホーク・ダウン』に続く、ドキドキはらはらスリル満載。
で、最後3作目『252 生存者あり』ごくたま〜〜〜〜〜に見る邦画。ま、これも津波に飲み込まれるお台場のCG観たさだったんだけど。まずは、この手の映画は細かい指摘をしちゃイケません。突っ込みだしたらキリないんだから。それは洋邦問わず。ただ、邦画特有の、ちんたら感がせっかくのCGをつまんない映画にしちゃうんだな〜〜〜。スローモーション多用し過ぎ。BGMの無いシーン多過ぎ。演技の間を取り過ぎ(ここで感動を与えたいと思っているんだろーけど)この手のCG使った大作は、必ずつっこみどころ満載でゆっくりしたらボロが出ちゃうんだから、勢いでテンポ良く進ませないと。
壮大なCGを使って迫力あるパニック作品にしたいのか、たっぷりと泣かせる人間ドラマにしたいのか、どっちかはっきりせ〜〜〜〜い!!!!って言いたくなります。結局、二兎を追うもの一兎を得ず。そー考えると古くは『タワーリング・インフェルノ』や『ポセイドン・アドベンチャー(リメイクも含む)』、近年ではやっぱり『アルマゲドン』や『タイタニック』など、ハリウッドはやっぱり桁違いにスゴイっすね。二兎をgetしてるもんね。
てなところで、年も暮れてゆきました。
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