2/15-20, 2016 グラミー賞とスティーヴ・ジョブス

時差の関係で、現地では日曜日に開催されているグラミー賞授賞式が、日本では週の頭に放映されました。早く観たいとはやる気持ちを抱えつつもそこはぐっと堪えて、やっぱり夜のリピート放映字幕版でしょう。オープニングのテイラー・スイフトは『1989』で最優秀アルバム賞。一番売れているのだから、当然の結果ですね。それにしてもこの人、ものすごくスタイル良くて可愛くて才能もある上に、それに驕ることなく性格も良いみたいな評判で素晴らしい。マドンナのように、50過ぎるまでずっと頑張ってくれると嬉しいな。 最優秀レコード賞はマーク・ロンソンft. ブルーノ・マーズ。ブルーノ・マーズ大好き❤︎ この人、本当に真面目で売れるまでものすごい努力をしたと思うんです。私の私見ですが、そもそも人は大体中学生頃から音楽に目覚め、特に男子なんてまずその動機は「もてたいから」だと思うんですよねw でも、中学や高校だと大概聞く方も音楽に詳しいわけではないので、ほぼルックスで人気が決まります。そんな中、男子で背が低いって相当な不利要素ですよね。ましてアメリカで…。だからこそ、小柄なミュージシャンというのは、本当に根性で頑張って腕を磨いて成功した実力者だと思うのです。ブルーノ・マーズしかり、プリンスや、ジョー・ペリーも。みんな努力をしてコンプレックスを克服したのだろうなと思うと、本当に成功して良かったなと思います。 さて、グラミー賞授賞式と言うくらいですからもちろん賞を授かる人達がメインなのですが、皮肉なことに最近は前回の授賞式以降に亡くなったミュージシャンのトリビュートコーナーが楽しみであったりもします。楽しんで良いのか複雑なところではありますが、悲しんでも仕方なく、亡くなった偉大な才能ある人々の業績を讃えて、もう一度その人の音楽を皆で楽しんで追悼するのは素晴らしいことですよね。2012年には、なんと授賞式の前日に亡くなったウィットニー・ヒューストンのトリビュートとして、急遽ジェニファー・ハドソンが立派に歌い上げたのが強く印象に残りました。素晴らしい!!   そして今年は…トリビュート・パフォーマンスが増えるのは決して喜ばしいことではありませんが、デイヴィッド・ボウイ、レニー・キルミスター、グレン・フライらのトリビュートと盛りだくさん。まさに見所でした。レディGagaは、本当にデイヴィッド・ボウイが大好きだったのですね。まさに女版ボウイになりきったパフォーマンスは素晴らしかったです。 グレン・フライのトリビュートも良かったです。グレンと共作した『Take It Easy』を歌うジャクソン・ブラウンの声に、なぜかしみじみと涙がじわっと出ました。そして恰幅の良いドン・ヘンリーを見て少し安心して、一時より痩せていたジョー・ウォルシュに心配したりして…。いやいや、Take It Easyだよ。そう歌うジャクソン・ブラウンに、本当に本当に皆長生きしてねと、テレビに向かって思った次第です。   そしてそして、お待ちかねのレミー・キルミスターのトリビュートby ハリウッド・ヴァンパイアズです❤︎ いやもう、二年前アメリカでモトリー・クルーのVIPのお仕事が入った時、嬉しさの50%はオープニングがアリスだったことでしたw 永遠のアリス・クーパー様は、まさにヴァンパイア。20年も30年も前から、全然変わっていなくないですか?! しかもジョー・ペリーと、しかもジョニー・デップと、しかもダフ・マッケイガンと(2年前何かと縁がありあちこちで会えて、とても良い人でした)、しかもマット・ソーラムと(実は私が世界一好きなドラマーです)ですよ!! 2012年にエアロスミスのトラベル・パッケージでハリウッド公演を観た時に、ゲストでジョニー・デップがエアロスミスに飛び入りしました。その時は、正直言って、スティーヴン・タイラーとジョー・ペリーに挟まれたジョニー・デップは少しぽっちゃり太っているように見えて、実はそれほどカッコ良くは見えなかったんですよね〜。「頑張ってギター弾いています」感もたっぷりで。それがこの4年で、すっかりロッカー然となっていましたね!いやまあこのメンツでこの舞台なのですから、そりゃあノリも良いことでしょうw    WOWOWの字幕版では、番組MCのジョン・カビラ氏のいるスタジオにひょっこりジョニーとジョーがやってきて、軽くインタビューにも応えてくれるというお得感満載なコーナーもありました。「Mr.ウドーが呼んでくれれば日本に行きたい」ですって?❤︎ もう絶対来て欲しい。そして是非是非VIPやりましょう!!!!   さて、この週は映画を1本観ました。『スティーヴ・ジョブス』です。 私はアップルのファンなので興味深く観ましたが、この落ち着きの無さ、頭の回転の速さはまさにスティーヴン・タイラーそっくりw 新作発表会という大舞台の直前まで、ありとあらゆるゴタゴタに振り回されるというよりは自らゴタゴタを作ったり追いかけたり。あっちの問題、こっちの問題。それはこうして、これはこうして。ものすごいスピードで次から次へと思いを巡らし、人に指図していく姿は、言われた相手がどう思うかなんてお構いなしですよね。まさにこういった人が紙一重の天才肌なのでしょう。   私が今年になってハマっている小説のシリーズがあります。ジェームズ・ロリンズ著のシグマ・フォース・シリーズというもので、ちょうど最近、シリーズ4の『ロマの血脈』を読み終えたところです。いやもう、本当に面白いんですよ。この『ロマの血脈』の著者あとがきに、自閉症やサヴァン症候群の症状を呈していたと考えられる人が歴史上の著名人にとても多いとありました。ハンス・クリスチャン・アンデルセン、ルードヴィヒ・ヴァン・ヴェートーヴェン、トーマス・エジソン、アルバート・アインシュタイン、ヘンリー・フォード、ミケランジェロ、ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト、アイザック・ニュートン、ニコラ・テスラ、ノストラダムス…などなど。周囲にいわゆる変人と捉えられながらも、物凄い才能を発揮した人々ですね。で、もしかしたらスティーヴ・ジョブスも同類だったのかしら?と思いました。   そんなスティーヴ・ジョブスも癌に侵され若干56歳で亡くなってしまいました。さぞや無念だったことでしょう。ボブ・ディランとザ・ビートルズが好きだったそうです。どちらもスティーヴより歳上で未だ現役なのは、ファンにとっては本当に有難いことです。この世に永遠の命など無いとはいえ、来年のグラミー受賞式ではトリビュート・パフォーマンスが何も無いことを切に祈ったりしています。  

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