Amy's This Week
2023.02
2/20-26, 2023 ロック・ファンのつぶやきと、『バビロン』
この週はたまたま重なり病院三昧でした。定期検診や保険更新のための検診など全然元気なのに、いやこうして検診を受けているからこその健康なのだと思いながら、じっと検査を受けて回っていました。それにしても待合室での時間の長いこと。覚悟の上で本を持参していましたが、どうしても気が散る私はケータイを見てしまいます。すると友人から、レッチリ東京ドーム公演でいかに感激したかが送られてきました。
そうか、そんなに良かったんだ…。わりとギリまで悩んでいたんですよね。観た方が良いのかな〜?と。でも観たい、ではなく観た方が良いのかな〜と悩むこと自体おかしなことですよね。CDはベスト盤しか持っていなくて、覚えている曲は2曲くらいだと思いました。それでも観た方が良いかなと悩むのは、周囲で物凄く楽しみにしている人たちがたくさんいたからです。
なんというか、波に乗りたいという感じかなw あれ?あまり乗り気ではない私は感覚がおかしいのかしら?とか思ったりもして。それでウダウダしていたらなんとドームが完売しているというニュースが。え?!上の方でビール飲みながら楽しみたかったな〜と、完売と聞いた瞬間惜しむような気持ちになった私はもうホントに勝手なものですww
その後WOWOWで生中継があると知って超安堵しましたw やった〜!私はWOWOWで観ますよ!WOWOWって凄いですよね。わりと毎回LUNA SEAはやってくれるし、最近ではThe Last Rock Starsも。もちろん録画は永久保存ですw そんなわけで、この週は録画していたレッチリの東京ドーム公演をゆっくりと楽しみました。
いや〜!物凄い熱気ですね!ドームのアリーナって椅子の配置の仕方で収容人数が変わってくるんですが、これほど両端までびっしり椅子が並べられているなんて!もう羨ましいくらい!って何目線?ww
自分にも推しはあるので、そのアーテイストやバンドを愛する気持ちはとてもよく分かります。逆に、好き嫌いはどうすることも出来ないので、私がレッチリに対して冷静なところはご容赦下さいw やっぱり基本ギター1本バンドには熱くなれないのかな〜?
そんな私ですが、どうしてもフリーには目が行ってしまいました。なんというか、興味深い?w とても不思議な感じで、え〜?なにこの人〜!と思いながら目が離せなくなるのですw こうしてハマっていくのかしら?w いや、私はこのルックス苦手ですw でもホント面白いというか凄いというか。
曲でいうと、知っていたのは2曲だけでしたw 好きだと思っていた『Can’t Stop』がすぐ2曲目だったので、これは実際行っていたら途中寝たかもしれません。ってなんて失礼な!でもやっぱり、ライヴって知らない曲が続くとツライいし、基本、知らない曲が多いライヴには行かない方が良いな〜と思うんですよね。
行こうかどうしようか悩む時で、わりと決め手になるのが友人からの「一度は観ておいた方が良いよ」という言葉です。過去、この言葉でローリング・ストーンズ、マイケル・ジャクソン、マドンナ、デヴィッド・ボウイ、ジェネシス…など観に行きました。そんな中で、ストーンズとマイケルは寝なかったんですよね。なぜならほとんどが知っている曲だったから!ストーンズなんてアルバム1枚も持っていないのにですよ。さすがですよね。なんで私は知っているんだ?時には一緒に歌ってすらいましたw 歌詞まで知ってるwwww 凄いバンドですね。
レッチリで唯一いえ唯二知っていた曲『By The Way』は当然のように本編ラストでした。あ〜これこれ知ってる!と盛り上がりましたw あれ?気づけば『Universally Speaking』って演りませんでしたね?あれベスト盤の中で一番好きだったんだけどな。まあでも、好きなバンドだったら何を演ろうと演らなかろうとどうでも良いんですよね。そこにいてくれさえすれば。それが分かるだけに、時々WOWOWの画面に映る感極まるような観客の皆さんを観て、羨ましい気持ちにすらなったのでした。私もまた、そう思えるライヴに行きたい!!!ってね。
ホイットニー・ヒューストンやイル・ディーヴォなど、仕事で出逢って大好きになったアーティストもいるし、R&Bも好きなのでブルーノ・マーズも大好き。でもやっぱり私は基本ロック・ファンと自認しています。そんな私が今までの人生で悩んだ挙句観ないで最も悔やんだライヴが1996年のペイジ&プラントでした。
レッド・ツェッペリンを好きではないロック・ファンなんていませんよね。でも知った時にはもう活動休止していて、アルバムを聴いたりDVDを観ることしか出来ませんでした。DVD『狂熱のライヴ』を何度観たことか。カッコ良い!カッコ良い!カッコ良い!その後ツェッペリンのカバーバンドのライヴに何度も行きましたよw 2023年の今も、私の『イントロがカッコ良い曲TOP 3 All Time』に入るのが『The Song Remains The Same』です。
それほどアルバムを聴き込んでいた私が、ペイジ&プラントはどうしようかな〜?と悩みつつ、やっぱり二人だけじゃあツェッペリンじゃないものね〜なんて思って行かなかったんです。これはもう、ホント若気の至り?何生意気なことを考えていたんでしょう。今ではすっかり考え方がHalf EmptyではなくHalf Fullになっているのですが、当時は…ダメでしたね〜。そしてその後の人生一生悔やむことになったんですよ。結局私は実際にプレイするジミー・ペイジやロバート・プラントを観ずに人生を終えることになるんですから。
そうやって考えると、同じ時代の好きだったアーティスト、ロッド・スチュワートは2015年にラスヴェガスで観れたんですよ。これは本当に行っておいて良かったです。その時は一瞬「もう70過ぎたおじいちゃんだしな〜」なんて思ったんですが、せっかくちょうどヴェガスにいる時に演っているなんて、これは観なくちゃ!と決断しました。そして当日の朝直接会場に行ってチケットを買うことにしたら、その場で「定価だといくらだけどこのエリアの席を安くするよ」なんて言われて、思いがけなく良い席を安く出してもらえたのでした。
山下達郎さんもそうなんですが、ヴォーカリストってもちろん努力あってのことでしょうが、全然声って変わらないですよね!変わらないからライヴが出来るのか、ライヴをするから声をキープしているのか。いずれにしても、動きはそりゃあ確かに緩やかになってはいるんですがw 声はそのままでとても楽しめたのでした。知った時にはすでになかったバンド、フェイセスの曲も聴けたしね!ロッドに関してはもう我が人生悔いなし!と思えたのでしたw
そうやって考えるとイアン・ギランですよ。そう!ここでDeep Purpleに繋げますw
ツェッペリンに比べると、メンバーが変わっても続けていて、今も来日してくれるなんてあまりに有難い…のだけれど、「前回観たからいいや」的になっていませんか?私が初めて『ハイウェイ・スター』を知ったのは、どこかの高校の学園祭のバンド演奏ででした。「天国への階段』も同じ。なんてカッコ良い曲!と思って、オリジナルを知り、アルバムを買い…それからどれほど聴いたことか。
もちろんすでにリッチー・ブラックモアは脱退していたし、トミー・ボーリンは亡くなっていたし、ん?リッチーは戻った?いえレインボウでしたよね…ともう記憶はめちゃくちゃ。90年代などはもうガンズ、オジー、モトリー、ボンジョヴィ…とロック・ファンは大忙しでしたからw パープルの記憶は散漫です。そうエアロもゲフィンで黄金期を迎えたしね。私の記憶は仕事で関わった2009年に飛びます。日本のみで実現のイングヴェイとのジョイント・ツアーだったんですよね。告白しますが、内心オイシイ!って思っていましたw イングヴェイも大好きだったからww 今振り返ると本当にドリーム・ツアーでした!
この時はさらに、忘れもしない東京国際フォーラムで、バックステージの廊下にいたらエレベーターから降りてきたのが、赤ワインの入ったワイングラスを持ったジョン・ロードだったのです!おお〜!ジョンが来た〜!とスタッフ一同声にならない声で叫んでいましたw それは目をグリグリするだけの合図。そりゃあ皆、感動ですよね。ジョンはとてもフレンドリーで、とても気さくに誰とでもおしゃべりをしていたので、私もちゃっかり一緒に写真を撮らせて頂いたのでした。一生の思い出です!
以来、ご縁のあるディープ・パープル。今回は、正直に言えばスティーヴ・モーズがいないのが寂しいですよね。それでも!イアン・ギラン健在です!結局、バンドって声なんですよ。少し話は飛びますが、映画『ボヘミアン・ラプソディー』や最近では『I Wanna Dance With Somebody』(ホイットニー・ヒューストン)が大成功したのは、演技は俳優でも声はオリジナルを使っていたからです。ファンは何百回も何千回もアルバムを聴いていて、頭の中にしっかりとその声がインプットされているんです。だから、それと違う声で歌われたら、ほとんど歌の上手な人のカラオケを聴いている気分。そうじゃないんですよ。声はそれほど重要なんです。本物でないと!
私の本職とも言える(笑)エアロスミスで言っても、寂しいけれどスティーヴンとジョー以外は誰かに交代してもライヴは続行、Show Must Go Onです。ジョーの場合は実は他の人に代わってもライヴは出来るかもしれないけれど、スティーヴンがジョー無しじゃ無理と言うからジョー無しでは中止になるわけで。とにかくヴォーカル中心であることに変わりはありません。あの声あってのエアロスミスなんです。
ということはイアン・ギランあってのディープ・パープルで、今2023年になっても再び観ることが出来るなんて、これは僥倖ですよ。神様に感謝しかないでしょう。前回の来日でも、そんなイアン・ギランだけはミーグリに出てきてくれないんですけどね。もうそれは仕方ない。ライヴやってくれるだけで十分です。
名古屋に来てくれない、という声が耳に入りました。何をおっしゃる!彼らは飛行機に乗って何時間もかけて、時差を乗り越えて日本にまで来てくれるんですよ!さっさと新幹線に乗って東京でも大阪でも出て来て下さい!大阪は祝日で開演が早いので日帰り出来ますよw
…と、最後は宣伝に繋がっちゃいましたww もちろん人それぞれ好みは異なるわけですが、ロック・ファンであるならばディープ・パープルって私にとってのストーンズのように、もしアルバム1枚も持っていなくても知っている曲だらけのライヴになるはずです。あれ?これも知ってる!これも知ってる!と。寝る暇ありませんよww ジョン・ロードのソロ・タイムがあれば少し眠くなってしまったかもしれませんがw ドン・エイリーってそれほどでもないんですよね。そういえば前回のVIPでは、ステージ・ツアーの時にまだドン・エイリーが一人サウンドチェックをしていて、「見ていて良いよ」とのことだったのでステージの端っこでVIPの皆さんと固唾を飲んで見守っていたのですが…なんと、サービスで『ミスター・クローリー』のイントロを弾いてくれたのでした!!!キャ〜!!オジー!!!大感動の一幕でした。
なんてこれを書いている今頃は武道館でメガデスです!つい先ほど友人から写真が届きました。
いや〜メガデスも悩んだんですよね〜!90年代には仕事していたので、良い思い出がたくさんあります。ちょうどアルバム『クリプティック・ライティングス』の時で、レコーディングしているナッシュヴィルのスタジオにも行ったし、彼らの地元アリゾナでのライヴにも何度か行きました。ムステイン以外はマーティー、ジュニア、ニック・メンザの時です。それが今やニックは亡くなってしまうし、大好きだったジュニアはいないし…涙。
まあもともとムステイン・バンドだったわけだし、デイヴは病気を乗り越えてここまで来たし、武道館にはマーティーも来るしね〜!と思いつつも忙しいしな〜とウダウダしていたらWOWOW生中継ありとのことw やった!と録画予約をした次第。ごめんねデイヴ。でもきっと私のことなんてもう覚えていないよね(^^; マーティーさんも頑張ってね。WOWOW録画見るのを楽しみにしています。
ロック・ファンとか言っているくせに、レッチリもメガデスもテレビだけかよ、ってその通りでごめんなさい。誰に謝っているのかも分からないけれどw でも今は頭の中パープルとジョー・ペリーでいっぱいなのです。はい、急遽入ったジョー・ソロで忙しくなっちゃいました。本当は、この春エアロスミスがちょっとアメリカで数本やる予定あったんですよ。でも消えました。STが出来ないってことになったんでしょうね。あちこちに姿を見せ、写真を撮らせて元気な様子をアピールしているけれど、要するにライヴするにはちょっと…ってことなのでしょうね。それで急遽元気なジョー様がソロで動くことになりました。ヴォーカルはエクストリームのゲイリーです。残念ながらヌーノは来ないけれど、もう今は少しでもチャンスは逃したくない心境です。
コロナ禍を経て、昨年から再びTPを実施するようになりましたが、まだまだリクエスト・ベースです。コロナ前から航空運賃は4倍になっていますしね。アメリカのインフレ恐るべしです。まあだからこそ、来日公演はより有り難いです。VIPがあれば出来る限りのことをしていきたいです。お待ちしております!
そんな週の一本は、待望の『バビロン』です。
当たり前のことですが、めちゃくちゃディミアン・チャゼルでした!!『ラ・ラ・ランド』大好きで、シアターに4回行ったし、もちろんDVDも買って、10回くらいは観たと思います。それほど『ラ・ラ・ランド』が頭に入っているので、音楽があちこち『ラ・ラ・ランド』っぽかったですwww
ストーリーも、結局は最後『ラ・ラ・ランド』的でいわゆる栄枯盛衰。祇園精舎の鐘の音…ってなわけです。どうしても『ラ・ラ・ランド』と比べてしまうのですが、こちらの方がよりお金をかけて、とっ散らかった感じが否めませんでしたw それにしてもマーゴット・ロビーは美しいですね〜!
時代が時代だけに(約100年前のハリウッド)、どうしても男尊女卑なのは仕方ないでしょう。それは日本も同じことだったから。それでも現代の状況に合わせるべく、ラテン系、アフリカ系、アジア系を登場させているのは少し無理やり的に思いました。今は映画を作るのもいろいろ気を遣う時代なのでしょうね。でも無理やり感が見えてしまうのはどうなのかな。
とはいえ面白くなかったかといえばそんなことはなく、当然面白かったです!この音楽とスピード感ある展開のごちゃ混ぜ感がいかにもあのバベルの塔があった古代都市バビロンそのもので、最後には人々のエゴが衝突して崩壊した世界そのものでした。なんて、約4,500年前の世界なんて誰も見たことないんですけどね。だからこそのロマンな世界なのかもしれません。結局、ディミアン・チャゼルってハリウッド大好きなロマンチストなんですよね。もう一度劇場に観に行くことはしないけれど、そのうちWOWOWで放映したら録画保存しますww
この週は天皇誕生日=ブラッド・ウィットフォードの、野口五郎の、宇崎竜童の…w お誕生日でもある祝日があり、神奈川県の津久井湖に行きました。ちょうど河津桜が咲いていて、とても綺麗でした。もう春になってしまう!パープルが、年度末が来る!経理やらなきゃ〜!!!!
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