2/25-3/3, 2019 第91回アカデミー賞と、『グリーンブック』

週の頭は、ついに待ちに待ったアカデミー賞の発表・授賞式でした。その為にひかりTV契約して準備万端!グラミーに30年も先行する、第91回アカデミー賞です。

日本での放送は月曜日だったので、もう1週間前のこと。結果は皆様ご存知の通り、嬉しい『ボーラプ』の4冠でしたね❤️ 式典のオープニングもQueen & アダム・ランバートのライヴ。いやあもう贅沢でしたよね。あんなにちょっとだなんてwww あのライヴ自体は編集されたものじゃないですよね?ww 最短にアレンジされた『We Will Rock You』と『We Are The Cahmpion』。あれだけのためにQueen & アダムにプレイさせてしまうアカデミーも凄いし、あれだけのためなのに「光栄」と言って出演したQueen & アダムも凄いです。アカデミーの権威をまざまざと見せられた気がしました。さすがです。

ライヴの最後にフレディーがスクリーンに映された時の会場の歓声は素晴らしかったですね。また、ライヴ中に超ノリノリだったハビエル・バルテムにはびっくり。思わず大好きになりましたww だってハビエルって、アカデミー助演男優賞を受賞した2007年の『ノー・カントリー』が、とにかく怖い役だったんですよね。もうホント、顔も見たくないほど怖かった(^^; あれから12年経ち、やっと怖いイメージが一掃されましたwww

毎回、グラミーやアカデミーでは女性の衣装が話題にななる中、今年はあまり突出して素晴らしい衣装が無かったと言われています。まあ、ニコール・キッドマンや、ケイト・ブランシェットなどのベスト・ドレッサー常連組が出演していなかったせいもあるかもしれませんが。そんな中、今回の私の一番のお気に入りは、衣装デザイン賞のプレゼンターを務めたメリッサ・マッカーシーでした!

『女王陛下のお気に入り』のパロディーですねwww 女王陛下は17匹のウサギを飼っているのです。だから引きずる毛皮のマントの上に17匹いるのかと思ったけれど、残念ながら数えることは出来ませんでしたww 足元や帽子にもうさ子が付いていたから、全体では絶対に17匹以上いたでしょうね。可愛かった❤️

賞の発表とは別に、授賞式全体のところどころで、作品賞にノミネートされた作品を紹介する中で、『ボーラプ』紹介で出てきたのがマイク・マイヤーズとダナ・カーヴィーでした!!これは嬉しかったし、会場も大歓声が上がっていましたね❤️

マイクはコンスタントに活躍していましたが、ダナは心臓バイパス手術が失敗した…なんていうニュースがあってあまり見なくなったので心配だったのですが、元気に2人揃って出てきたのは嬉しい限り❤️ そしてそれぞれが『ウェインズ・ワールド』の決め台詞=マイクが「We are not warthy!!」(自分たちにはもったいのうございます!!)と言うと、ダナが「I’m gonna hurl!!」(緊張で吐きそう!)と言い…いや〜、『ウェインズ・ワールド』ファンには堪らない瞬間でした❤️ 実際にそんなセリフが出てくるシーンがあったのでどうぞ。ちょうどエアロ出演時のものですww
https://youtu.be/wIE_ITidaKY
https://youtu.be/50njBWUNqwE

歌曲賞を受賞したLady GAGAは、本当に泣いていましたね〜。よほど嬉しかったのでしょうね。ブラッドリー・クーパーと『Shallow』を歌った時も、ロックした1人パフォーマンスのグラミーとは打って変わって、登場する瞬間からアリーの目つきになっていて、ブラッドリーとの熱々ぶりは、最後見つめあった時にキスしてしまうかと思ったほどでしたwww
それほど打ち込んだ作品のために作った曲は、その制作過程は実際とてもしんどかったのでしょうね。受賞した時に、自ら「本当に頑張りました!」なんて言う人、あまりいないですもんね(^^; でも、「大切なのは勝つことではなく、諦めないことです。どれほど打ちのめされても、再び立ち上がって、とにかく前に進むことが大切なのです」なんて、まるでそのまま『ロッキー』のセリフでしたwww そして私は、彼女のスピーチの間、ずっとあの巨大なダイヤモンドが気になって仕方ありませんでしたwww なんと、ティファニーの128.54カラットですって!!!128カラットですよ!!!

とまあ、司会者がおらず、プレゼンターも男女2人とは限らず、女性3人から始まり、時に女性1人、男性1人、男性2人、女性2人…などと地味に工夫を凝らした今年の授賞式は、やっぱり地味でしたが、何と言っても『ボヘミアン・ラプソディー』が音楽編集賞、録音賞、編集賞、そして主演男優賞と4部門で受賞した記念すべき第91回となったのでした。

実は、まだ日本公開されていない作品も少なくない中、授賞式が近づきノミネート作品が紹介されるようになった時から、私はラミ受賞は危ういかも(泣)と思ったりもしていました。だって、あのクリスチャン・ベイルにヴィゴ・モーテンセンがライバルだったんだもの!!!

どちらも私は大好きで、どちらも本当に素晴らしい役者です。体格まで完璧に役に憑依することで知られていて、今回もヴィゴ(『イースタン・プロミス』を観て!!!)は『グリーン・ブック』の為に、クリスチャン(『バットマン』も良いけど、私は『アメリカン・サイコ』や『マシニスト』などのコア作品の方が好き❤️)は『バイス』の為に、どちらも20Kg増量していました。2人とも授賞式ではすっかり元に戻っているところはさすがとしか言いようがありませんが、とにかく正直に言ってラミより一枚も二枚も上手な俳優たちです。

が、アカデミーはラミを選んでくれましたね❤️ ラミ、ホントにおめでとう!!!

ちょっとうがった見方をしてしまえば、ラミのスピーチにあった通り、この作品はゲイで移民の男の物語であり、それでも己を見失うことなく、自分らしく生きたストーリーが認められた…と言うことで、しかもラミ自身も移民の子供ということで、最近のグラミーやアカデミーの好む要素があったのでしょう。

でも、やはりアカデミーという、映画界で最も権威ある団体は当然、映画界振興の為に存在するわけで、『ボーラプ』の成した功績が認められたのだと思います。直前まで作品賞も獲りそうな勢いのあった『ROMA』は、Netflix配給作品なので劇場公開がなく、スティーヴン・スピルバーグが「『ROMA』はむしろエミー賞(TV番組を対象にした賞)対象作品だろう」と発言したことで、世間の熱が一段落した感があります。

そう、実際にシアターに通って思ったのですが、『ボーラプ』は既に3ヶ月以上もロングランし(現在進行形)、未だに通常価格より高いIMAXやドルビーアトモス上映などでも集客し、その観客がポップコーンやコークやパンフレットを始め関連商品を買うわけで…映画業界全体をどれだけ盛り上げる功績があったことか。私の周囲でも、普段はシアターまで足を運ばない人が何人も『ボーラプ』を観に行ったと言っていました。さらに音楽界やビデオ業界も比例して盛り上げたわけで、これほどの大きな影響を社会に与えた功績が認められたのだと思いました。もちろん、ラミの演技も素晴らしかったしね❤️ ヴィゴもクリスチャンも、本当に残念だったけれど、彼らは必ず、今後もアカデミーを獲得する機会があるでしょう。

というわけで、『ボーラプ』が4冠、作品賞は助演男優賞をマハーシャラ・アリ(『ムーンライト』も良かった〜涙)が獲った『グリーンブック』でした。作品賞受賞時には、監督が「とにかくヴィゴのおかげ!」と言っていたのも素敵だったし、そう言われた『ボーラプ』さえ無ければ多分主演男優賞を獲ったであろう本人は、謙虚に一番端っこにいてそれが又いかにもヴィゴらしくて素敵でした❤️  本当に一見は地味な授賞式だったけれど、中身はとても良かったし、実際に昨年よりも視聴率も良かったそうなので、ジミー・キンメルの司会復活はあり得なさそうですねwww

そんな週の一本は、タイムリーに『グリーンブック』です。

アカデミー賞にノミネートされたからとか、実際に受賞したから…とか抜きにしても、この2人の組み合わせで良くないわけがありません!!いやもう、めちゃくちゃ良かったです❤️

今回二度目、前回『ムーンライト』で初の助演男優賞を獲ったマハーシャラ・アリは、前回のヤクの売人というヤクザ役とは打って変わってのインテリ役。話し方から立ち振る舞いまで、徹底的に威厳と品位を保ったドクター役で、これがもう涙モノに素晴らしかった❤️

そして対するヴィゴは、元々がインテリ俳優(英語の他、スペイン語、デンマーク語、イタリア語、フランス語、スウェーデン語、ノルウェー語を話す)なのに、超がさつなイタリア人を演じて、これが又20キロ増量の貫禄も出て、さすが以外の言葉が出ません。にしても、アメリカ映画界には多くのイタリア系俳優がいるのに、なぜヴィゴを選んだのかが興味深いです。監督は、マハーシャラよりもまず先に、ヴィゴにアプローチしていたのだとか。まあ、イタリア人にしては背が高過ぎたけれど、むしろそれがクラブのセキュリティー役にはぴったりだし、力強い殴りっぷりは『イースタン・プロミス』で証明済みだし、イタリア語も流暢なので適役と見たのでしょうか。その監督の心眼はお見事でした。

ヴィゴの食べっぷりも話題になっていますが、運転しながらフライドチキンを食べるシーンは、一瞬、イタリア系のロバート・デ・ニーロに見えましたww このシーン。この笑い方!

大きなピザを切らずに、真半分に折り、つまり大きな半円形のピザにそのままかぶりつく食べ方は、今やアメリカで流行っているそうですwww 考えてみたこともなかったけれど、言われてみれば一度はやってみたい食べ方ですよねwww

とにかく、私は泣きはしなかったけれど、ラストは胸がキュ〜っとする感動作でした。この時代に、こんな素敵なアフリカ系アメリカ人がいたということを知らしめた(実話なので)のも素晴らしいです。スパイク・リー監督は、過去『ドゥ・ザ・ライト・シング』でアカデミー賞にノミネートされていたのに『ドライヴィング・ミス・デイジー』に獲られて無冠に終わり、今回も作品賞にノミネートされていたのに『グリーンブック』に獲られ「誰かが誰かを乗せて車を運転すると、俺は負けるんだ」と言ったそうw でもスパイク・リーは今回脚脚色賞を初受賞したので良かったですねw ああ『グリーンブック』も、もう一度観たいな❤️

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