Amy's This Week

2011.03

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2011.03.06

2/28-3/6, 2011 週報

前回の週報で、来日時についてのもろもろを好きなように書かせて頂きました。その時にも書きましたが、こんなことを考えるだけで楽しく、ついいろんなことを考えまくって文字にしていましたが、その数字について、驚かれた方も多かったようで失礼致しました(^^; あくまでも私が勝手に想像しただけのことなので、あまり気にしないで下さいね。でも…多めに見積もっておいたほうが、現実を目の当たりにした時に気が楽になると思いますよww

最近はかなりのバンドがVIPチケット・パッケージを実施しているので、ファンとしては選択の幅が増えて嬉しい限りですね。今になってみると、エアロスミスはいろいろ新しいことを日本に持ち込んでいます。AF1でチケット先行販売を初めてした1994年では取扱手数料500円加算がまだ珍しかったからか、散々「ぼったくり」ななどと言われてスタッフ一同心を痛めたものです(涙)。当時アメリでカでは既に常識だったので、日本では珍しかったとしてもスタッフは「ぼったくり」に対してひたすら黙って耐えました。それが嫌であれば手数料のかからない店頭販売に行って頂くしかなく「それではAF1に入った意味がない」と退会された方もいて、とても哀しく思ったものでした。

今ではアメリカ同様、チケットは店頭販売よりも圧倒的にネット販売が主流になっているので手数料は当たり前。ファンの皆さんならどこでどういう形で利用すれば一番手数料がお得か…なんてことをいろいろ調べて使い分けていることでしょう。私自身も、コンサートだけではなく野球なども時期や会場(球場)によって、手数料の安い買い方をいろいろ研究しています。それにしても現在のアメリカは手数料の値上げが激しいですね。そもそもチケット代も高いのですが、手数料で35ドルとか普通です。CD1枚買えちゃいますよね〜(泣)。

『ミート&グリート』という言葉を日本に広めたのもAF1だと自負しています。それまでの日本では、同じようなことをしていても、「バックステージご招待」なんていう言い方をしていましたから。でもそれでは厳密に言うと、バックステージに入れてもらえてもバンドと会わせてもらえるお約束は無いわけです。『ミート&グリート・パス』と『VIPパス』の違いですね。VIPパスとは、各種あるバックステージパスの中でも最低ランク。バックステージには入れるけど(それも一人では入れず、それより上位のパスを持った人のエスコートが必要です)、ほとんどどこにも一人では動けず、もちろんドレッシングルーム・エリアには入れません。VIPと言っても名ばかりで、全然VIP扱いじゃないですね。

それに比べて、『ミート&グリート・パス』となると、ファンがもらえる最上級のパスです。これでバンドと直接会う権利が証明されるわけで、そのことを日本のファンの皆様にも伝えたくて、様々な訳を考えた末に、カタカナで通すことを決めたのでした。それから18年。今では本当に一般的に浸透してきて嬉しい限りです。ちなみに、業務的にはM&Gと省略して書きますが、これで「エム・アンド・ジー」とは読みませんww これでちゃんとミート&グリートと読むんですよ。STと書いて「エスティー」ではなく「スティーヴン」と読むのと同じですww

投稿コーナーで話題になった『ヴェルヴェット・ロープ』というVIPチケット・パッケージも、2004年AF1で実施した時はまだあまり日本では浸透していませんでした。さすがにその頃にはもう「ぼったくり」とは言われませんでしたがww 以来、アメリカのAF1サイトをチェックしている皆様は既にご存知の通り、AF1のVIPパッケージも様々に進化してきています。金額の高騰はともあれ、選択の幅が広がることはファンにとって喜ばしいことではないでしょうか。以前、東京ドームでショウの始まる前にステージ下を歩いていた時、明らかにAF1では取り扱っていなかった最前列2席にAF1会員の方のお顔を見つけました。そこでひっそりと「いくらで買ったの?」と聞いたのですが、ヤフオクで1席10万出したとのことでした。その気持ちは判らなくはないんですよね。でもそれなら、お土産もあって、記念のバックステージパスも貰えて、バックステージツアーもあって、きちんとバンドの収入にもなって……の方が良いに決まっていますよね。さて、今度の来日ではどんなVIPパッケージになるのでしょう。スタッフも楽しみです。

さて、数日前に発信致しましたAF1メール・ニュースにて、STのアプリをご紹介しました。そのニュースの中でお伝えきれなかったことで、どうしても日本のファンの皆様に知っておいて欲しいことがあります。そのアプリのタイトルは『Steven Tyler's AppSoLewdly』。このタイトルそのものが、いかにも言葉遊びの好きなSTっぽいもので超ご機嫌です♪ まずこれは、absolutelyという「完全な、100%、間違いなく」という意味の単語にカケています。『100%スティーヴン・タイラーだぜ!』というアプリ名なんですね。そのアブソルートリーを、「アプ(アプリ)」「ソー(とても)」「リュード(みだらな、わいせつな)」リー(副詞)と言葉遊びしているのです。つまり、『とってもみだらな、完璧スティーヴン・タイラーのアプリ』というわけです。訳を載せる時に注釈を付けようかとも思ったのですが、長くなり過ぎるのでこちらにしました。皆様、是非お楽しみ下さい。

さて、映画は1本。今年のアカデミー賞をほぼ総なめにした『英国王のスピーチ』です。私は勝手に以前より、ハリウッドはイギリス・コンプレックスがあると思っていました。1998年の『恋におちたシェイクスピア』がアカデミーを獲った時につくづく思ったのですが、まさにその時に出演していたコリン・ファースとジェフリー・ラッシュのコンビがまたアカデミーを獲ったわけですね。でも今度は本当に内容も素晴らしいものでした。これがほぼ実話なのですから、イギリス王室が人気あるのが判る気がします。

皇太子妃(のちの皇后)役のヘレナ・ボナム・カーターも良かったです。この人はおかしな役(『チャーリーのチョコレート工場』『スウィーニー・トッド』『アリス・イン・ワンダーランド』など)でしか見たことがなかったので、今回品があり、凛とした貴族(でもものすごく夫に対する愛もある)役をこなしていて驚きました。アカデミー助演女優賞にノミネートされたのも判ります。とにかく、ここ数年のアカデミーは衝撃こそあれ、わりと後味のすっきりしない作品が続いていたので、久しぶりに後味の良い、とても暖かな気持ちになれる素晴らしい作品でした。きっとイギリス好きのSTも楽しんだことでしょうね。これから春休みで観たい映画が目白押し。忙しくなりそうです(^^;