Amy's This Week

2008.02

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2008.02.10

2/4-10, 2008 週報

AF1 News3月号の準備開始。集まったST還暦祝いのカードとメッセージには素晴らしいものがあり、皆様の御協力に改めて感謝します。どうもありがとうございました。考え過ぎて応募を諦めてしまった方も多かったのではないかと思いますが、わりと殺到!というよりはそこそこの数でしたので(苦笑)、本物のカード全てと印刷されたAF1 News、そして掲載されたメッセージを全部英訳してSTの元に届けます。

そんな原稿をデザイナーさんに託して、飛んで来ました。極寒のボストンへ。と言っても地球温暖化。最低気温もマイナス10度程度で、Get A Gripの頃はもっともっと寒かったな〜としみじみ。雪も積もってはいたが、滞在中に激しく降ることもなく、嬉しいような寂しいような。ちょっと自分の晴れ女加減が恨めしい。

事前にはジョーの息子バンドTAB The Bandにジョーがジョイントする、みたいなニュアンスだったような気がしていたのだが、実際行ってみれば思いっきり「ジョー・ソロ・ライヴ」という宣伝になっていてびっくり。よく見ると小さく「with TAB The Band」とあるのだが、誰もそれには触れない。ジョーさえいれば良いらしい。

そもそも、プレステの『ギター・ヒーローIII』のプロモとして、ジョーに「ちょっと軽く演ってくれないか」という話が出たところから始まったという今回の話。軽くOKはしたものの「でも、1人じゃな〜」となり、考えた結果、TABと一緒にとなったそうだ。そんなわけで、幕を開けてみたらエアロの曲とジョーのソロ曲がほとんどのセット(TABの曲は1曲のみ)で、なんとナマで『コンビネーション』が聴けるとは思わなかった!あと、ホンキン・ツアーでオープニングだった『ヘルター・スケルター』もカバー曲(ビードルズの)ながら大好きだったので、再びジョーのギターで聴けて、ジョーのちょっと笑える(?)「パッ、パッ、パッ、パッ、パッ、パ〜」というコーラスも見れて、とても嬉しかった。STとは声質が全く違うのでヴォーカルのエイドリアンをSTと比べることは絶対に出来ないが、それでもエイドリアンのヴォーカルは期待以上の良さだった。あとはちょっとパパ見習って痩せて欲しいな〜(笑)。

エアロスミスに限らず、ロック・バンドをナマで見る視覚的要素の醍醐味の一つは、笑顔を見ることが出来る、ということだ。ロック・バンドは大抵クールさを協調するので、スチール写真やライヴ・フォトもアプルーヴされる(アーティストに掲載OKされる)のは大体渋い表情をした写真ばかりになる。が、実際ライヴに行けばメンバー同士で声掛け合ったり目配せしながら笑顔を垣間見せる。そんな一瞬が、物凄く「来て良かった!」と思わせてくれることがあるのだが、今回のジョー・ライヴはまさにそんな感じ。過去サイコーにジョーの笑顔溢れるライヴであった。

他にもジョーがリラックスしてライヴを本当に楽しんでいるのが伝わったのはあちこちに。『10イヤーズ』でビリーをべた褒めしたのは想定内(笑)だったが、さすが男の子ばかりの家族だからか、MCにちょっと下ネタもどきも飛び出したのは超想定外。弾きだしてから、「う〜ん、チューニングが合ってない・・・」といって、悠然とギターを取り替えさせたのも初めて見た気がする。

ステージを走り回ることも、シャツを脱ぐことも、ドラムスに倒れ込むことも、くるくる廻ることもなかったジョーだが、いつよりも楽しそうで嬉しそうで、時に照れくさそうで、時に自慢げな、とても貴重なライヴを見ることが出来たと、終わってからつくづく気がついた。詳しくは追ってリポートしたい。ジョーヘッズの皆様、どうぞお楽しみに。

で、あと二回やるそうだ。今回はカジノ・ホテル内のホール(約1000席)で有料(55ドル〜65ドル)だったが、次は招待のみ(一部寄付用の有料席有り)のオールスタンディングをハード・ロック・カフェで。アルバム『Rockin' The Joint』のソロ版になるのか、こちらも楽しみだ。

駆け足で行って、帰って来た中、CD屋さんには行けたので、結局『スウィーニー・トッド』のサントラ盤を買って来た。それも高いスペシャル・エディションの方を。だって、「全曲収録&豪華ブックレット付き」だったんだもん。はい、やっぱアナログですよ、私は。そしてやっと買えたドートリー。なかなか良いですよ。ちょっとクリードの路線を行く感じのソフトなヘヴィ・ロック新人バンド。早速iPodに取り込もう。あと映画『アクロス・ザ・ユニヴァース』のサントラも買った。この映画、アメリカでは既にDVDも出る時期なのだが、日本での公開はどうなっているのだろう。全編ビートルズの楽曲で出来ているミュージカルですこぶる評判が良い。すっごく見たいのだが、いつになることやら。

滞在中のボストンでは気温は低いものの、毎日軽く粉雪が舞う程度でどか雪は無し。で、東京に帰って来たら「逃したね」と言われがっかり。週末は連休でもあった為、帰国のその日に名古屋から来ていた友人に会うと、名古屋でも15センチ積もったとの大ニュース!それでも皆私の周りではこの冬誰一人風邪をひいてなくて素晴らしい。このまま記録を伸ばして行きましょう!