Amy's This Week

2012.02

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2012.02.21

2/6-12, 2012 週報

先週の週報ではウィットニーのことばかり書いてしまいましたが、その後、マネージメントから連絡が入りました。用件は2件。1)は、「お葬式にお花を送って下さる場合は、お花代の代わりにこちらに寄付して欲しい」と、ウィットニーが設立していた学校の宛先が。2)は、「お葬式当日(2/18)1日だけ、哀悼の意を表して各自利用しているSNSのプロフ写真を好きなウィットニーの写真に換えて欲しい」…と。

先週も、ウィットニーはマネージメントもとてもファン思いの良い人達だと書いたところでしたが、アーティストが亡くなった後もこのようなフォローを即座にするマネージメントに、熱く胸を打たれました。もちろん、私のプロフ写真はお葬式当日ウィットニーに替えました。(それにしても、お葬式でのケヴィン・コスナーは素晴らしかった。涙)

アメリカの元上司は「これでMJに続き、世界はKing of PopとQueen of Popの両方をなくした」と言いました。その通りだと思います。不幸中の幸いだったのは、Queenの方はツアー中ではなく、またツアーがブッキングされてもいなかったことです。TLCでの悪夢は私も一生忘れません。もちろん、エアロのツアー・キャンセルもキツかったですが、幸い我らがKing of Rockは超元気です♪

そんなSTの自伝本がついに日本語になりましたね。一足お先に見本が届き読ませて頂きました。まず最初に本当に感動したのは、内容以前にその翻訳です!私は英語版も持っていますが、もうホントに数ページで読むの疲れちゃうんですよね(^^; とてもST語にはついていけない。アメリカ人に聞きました。「あなたは全部理解出来たの?」と。すると「まあ、STを知っていればなんとなく、なんとなく…って感じかな〜」ですって。アメリカ人ですら!

日本語版には、アメリカ人を含む3名の翻訳者になんと8名の翻訳協力者の名がクレジットされていました。さすがプロ集団の成せる技!本当にST語を何の違和感無くたっぷり日本語で堪能出来ますので、皆様乞うご期待ですよ!AF1でお申込みの皆様には、ヤマハミュージックメディア様のご好意で、全国発売日前(!)にお届け出来る予定です。

さて、この週映画は1本。ディカプリオの『J. エドガー』です。クリント・イーストウッドはもう彼が死ぬまで(失礼!)ついていくつもりでいます。出すもの、全部観る!ww

ワシントンDCに遊びに行ったことのある人ならたぶん誰でも行く観光スポット(?)のFBI(観光客用の本部内ツアーがあります)。ここのFBIツアーに参加すれば絶対に覚えてしまう名前が「フーヴァー」です。フーヴァー=FBIで超有名。なので、敢えてフーヴァーを付けないタイトルにしたところが、ひとひねりしたクリントらしいのでしょうか。

基本ノンフィクションなので、『チェンジリング』同様淡々とした運び。途中ちょっと眠くなりました。ディカプリオの老けメイクが見ものかも。むしろ私は同じ女として、彼の秘書にとても興味を覚えました。この時代(1920年代〜)に結婚せず生涯仕事に生きる女性は、とても希有な存在だったのではないでしょうか。片腕となったトルソンと共にJ.エドガーと秘書の3人とも生涯独身。仕事に打ち込むのと家庭の両立は難しい時代だったのかもしれません。(今はゲイでも結婚したり同居して養子も迎えられる時代ですからね)

そういう意味では我らが社長STも、本の中で家庭とバンドの両立が難しかったこと、今でも「テレサを愛していたんだ」とだだをこねているような記述もありました。自伝というよりも、STが過去を振り返って言いたいことをブチまけているような内容の本で、まさに「これぞスティーヴン・タイラー♪」。知らない人は驚き、知っている人は大喜びな内容の本です。皆様の読後感想を楽しみにお待ちしております♪

p.s.

皆様からのV&Bカードは無事アメリカに届いています。来日時にはジョーが皆様からのカードに喜んでツイッターにカードを手にして写真をupしていました。今回も皆、喜んでいると思います。ネット社会となった今はアメリカでもカード&手紙転送は一切していないので、日本からのカードは珍しく嬉しいのだと思います。今後も折りをみて企画します。ご参加、ありがとうございました。