Amy's This Week

2020.03

23
2020.03.23

3/16-22, 2020 こんな時だから楽しい事を考えたい①、と『野生の呼び声』

ライヴは全てキャンセルか延期、美術館もクローズ。人と会うのも控えるようなセルフ隔離状態の日々で、定期検診の病院通いとそのついでの映画くらいしか、外出しなくなりました。なので、少しは楽しい事を考えたい!と思い、今週観た映画にちなんで、過去のマイ・ベスト動物映画について考えてみました。

そこでいつもとは順番が逆になりますが、まずは今週の一本から。『野生の呼び声』です。

原作はなんと100年以上も前、日本で言えば明治時代の1903年にアメリカで発表されたジャック・ロンドンの代表作となる冒険小説。日本語訳本も何冊も出版されていて、世界名作文学全集にも入っているとか。全く知りませんでした。また映画化もこれで6度目だとか。本当に超有名なお話なんですね。アメリカの小学校の教科書に載っていそうです。

それほどのお話なので、内容が良くないわけがありません。ラストでは大感動の涙が溢れます。ハリソン・フォード演じる主人公の人生を考えても、そしてもう一人(?)の主人公犬バックの犬生を考えても、最後は本当に感動モノでした。まあディズニー・ピクチャーズなので、私は原作を読んでいませんが、そこは原作より美化した部分が多々あるのだろうと思います。でも、もちろんそれは大いに結構。『南極物語』も私は絶対ディズニー作品の方が好きだもの。やはり、動物は大切に扱ってくれないとねw

100年以上前の作品を今6度目として映画化するにあたって、だいぶポリティカル・コレクトネスを意識したと推測されました。それは理解しますが、この時代アラスカの雪原でソリを引いて郵便配達をする二人組がアフリカ系とネイティヴ系(要するに黒人とインディアン=当時最も差別を受けていた人々)だった事は、仕方ないとはいえ、これはないな〜と苦笑してしまいました。やはり現代は、いろいろ配慮しなくてはいけないんですね。

そんな中、今回のディズニー作品『野生の呼び声』の最も素晴らしいところは、事前に一切本物の犬は撮影に使用しておらず、全てCGだと発表されたところです。おかげで、犬的に辛いシーンも全て安心して観ることが出来るわけです。これぞ21世紀!さすがディズニー!かすかに不自然に見える豊かな犬の表情が、若干やり過ぎな感も否めないのですが、まあ、超実写版『ライオン・キング』を作ってしまったディズニーですからね。安定の映像でした。素晴らしい!

 

ということで、では、私の好きな動物映画を挙げていきますね。

第10位:『フリー・ウィリー』(1993)
フロリダのシー・ワールドで生まれて初めてシャムーのショーを観た時、あまりにお利口で可愛いので大ファンになり、私はシャムーのピアスも買いましたw その後、その可愛いシャムーが日本ではシャチと知り、シャチには怖いイメージがあったので、同じ動物なのかずいぶんと調べたりしたっけww

その後、サンディエゴのシー・ワールドではシャムー・ショーの最中にトレーナーの女性が死亡する事故が起き、それがドキュメンタリー映画にもなり、その結果、サンディエゴのシー・ワールドではシャムー・ショーが無くなってしまったとか。ライオンなども同じでしょうが、彼らには全く悪気無くただじゃれているだけでも、やはり大きな体・顎なので、タイミングが悪ければ人間はあっけなく殺されてしまうんですね(涙)。哀しい現実。

でこの『フリー・ウィリー』は、大人気でその後たくさん続編も作られました。孤独な男の子とシャムーが心を通わせるストーリーは、永遠の憧れです。

 

第9位:『ウォーター・ホース』(2007)
ストーリー的には『フリー・ウィリー』と似たものですが、こちらの舞台はスコットランドのネス湖で、動物はネッシー。完全なファンタジーです。

舞台は英国でも『ロード・オブ・ザ・リング』の製作陣なのでアメリカ映画。アメリカ人がイメージする通りの憧れのスコットランドを表していて、後述しますがサーカスティックなところは一切無く、甘過ぎるほどロマンティックです。大好き。絶対ネス湖に行きたくなります。当然ラストは感動の涙。

 

第8位:『ピーター・ラビット』(2018)
実写版です。これは公開時賛否両論だったのが記憶に新しいところ。思っていたより可愛くない(見た目ではなく行動が)とか、過激だとか言われていました。でもね、これはディズニー制作ではないし、何といってもビアトリクス・ポターの原作を知っていれば納得。結構辛辣な内容で、お隣のマクレガーさんはピーターのお父さんを殺して、うさぎパイにして食べてしまった極悪非道な人なんだから!逆に、そんなことをされてもピーターは明るく元気いっぱい(多少やんちゃ過ぎるところもあるけど)。とにかく可愛いです!!

また、昔アメリカ人と英国人の違いについて、アメリカ人上司から教わったことを思い出しました。イギリス人は「Sarcastic」であるということ。同じジョークを言うのでも、アメリカ人は単純にバカなことを言って笑わせてくれるけれど、イギリス人はとてもSarcastic=皮肉な言い方をするので、本人は笑っていても聞いたこちらは笑えないことが多かったりします(^^; 実際、仲良しだから実名を出してしまうけれど、カメラマンのロス・ハルフィン氏もまさにそんな感じwww ああ、イギリス人!と思うしかないし、そんなところも大好きなんですけどねww この『ピーター・ラビット』も正にサーカスティックな笑いに溢れていて、これぞイギリス!ですww そこを楽しまなくちゃねww

 

第7位:『HACHI 約束の犬』(2009)
説明不要。ご存知ハチ公のアメリカ版です。またこの作品はHACHIに、リチャード・ギアに、ラッセ・ハルストレム監督というもうトリプル・パンチで反則級!分かっていても、もう涙が止まらなくなります。最高です。

さらに感動的なのは、ハチは渋谷駅でご主人の上野教授を待っていたわけですが、アメリカ版のロケ地となったロードアイランド州ベッドリッジ駅前にも、市長の計らいで映画の中でハチが待っていたところに銅像が作られたというのです。銅像の脇には説明書きもあるし、日本のハチ公がニューイングランドでも広まるのはとても嬉しいことですよね。

 

第6位:『トゥー・ブラザーズ』(2004)
出ました!猫系w 犬と違ってコントロールが難しい猫の場合、犬モノほど感動的な映画は作れないし、かつてムツゴロウさんが作った『子猫物語』(1989)などは無理やり過ぎて、動物虐待で騒動になりました。私もその手は断固として反対です。

この『トゥー・ブラザーズ』はその名の通り2頭の兄弟のお話ですが、実際の撮影には30頭以上使い、疲れさせないように気を配ったり、ストレスにならないようタレント虎を使ったと事前に発表されていたし、また当然人間に虐待されるシーンはCGです(DVDにメイキング映像あり)。やはり、まずは安心して観れないとね。

とはいえ、やはり虐待されるシーンはかなりツライです。人間嫌いになります。でもそこは虎の強さ、タフさを信じて頑張って観れば、人間に「ざま〜みろ!」と言えるエンディングで嬉しくなりますww 子供時代はもうとにかく可愛くて可愛くて、永遠の憧れです。思わず大きくならないで〜!と思ってしまいますが、それこそ人間のエゴですね。ホント、人間が大嫌いになる作品ですww とにかく可愛いのでいっぱい写真貼っちゃうw

 

第5位:Disneyの『南極物語』(2006)
「Disneyの」じゃなきゃダメです。元ネタとはいえ、現実の日本南極観測隊がヤッたことも、それを忠実に映画化した日本版『南極物語』もダメです。たとえ健さんでも。「事実は小説より奇なり」と言われるように、現実には本当にヒドイことが起きるものです。だからこそ、ツライ現実を忘れるために映画を観る…というのが私の持論なので、辛辣な事実をそのまま映画にするなんてダメ。だったらニュースを見ていれば良いじゃない。

先週『Fukushima 50』のところでも書いたように、「This is a true story」と「Based on a true story」は大きな違いがありますが、この作品はさらにもう一段階上をいく「Inspired by a true story」です。つまり元ネタはあるけれど、それを元にして作ったというより、それに影響を受けて作っただけなので結構違うよ、ということ。死亡する犬の数が圧倒的に少なくなっています。まあそういった断り書きを見るまでもなく、Disneyというだけで安心して観ることが出来るのはさすがDisneyブランドですね。

あと、特にこの作品が特別に良いのはポール・ウォーカーです。『ワイルド・スピード』シリーズで人気になったポールは、この映画の後、わずか40歳で事故に遭いなくなってしまいました。なんてこと!!雪原に反射する彼の青い瞳が美しいです。頑張る犬たちと共に、『ワイルド・スピード』シリーズにはないポール・ウォーカーの魅力がたっぷり楽しめるので、上位になりました。

 

第4位:『猫が教えてくれたこと』(2017)
異色のトルコ映画であり、ドキュメンタリーです。子猫が可愛いのは当たり前で、そんなのばかり見て猫を飼い始め、わずか1年後には「もう大きくなって可愛くない」と飼育を放棄する世のバカたれどもに、この映画で本当の猫の姿を見て欲しいです。

猫も犬も、それを言ったら人間も含め全ての動物が同じですが、その生涯は絶対的に大人になってからの方が長いのです。だから、真の猫好き、犬好きと言う人々は圧倒的に大人の犬や猫を可愛がっているわけで、そうした地に足の着いた可愛がりが、この作品の中にあります。

旅好きにはイスタンブールという街の景色も素晴らしいし、そこの野良猫たちの毎日がそのまま映像になっていて、ふてぶてしいほどの猫たちの表情もとても良い!永遠に観ていたくなります。

ポスターになっている中央の猫の耳は桜耳で、これは地域の人たちが一時的に捕まえて、健康チェックして不妊手術を施した証拠。地域の人々みんなに大切にされている地域猫たちなんですね。決して大げさではなく、これぞ現実に存在する『楽園』。ああ、カリカリ持ってまたトルコに行きたい!!!!

 

第3位:超実写版『ライオン・キング』(2019)
『超』実写=フルCG。素晴らしい!!良い時代になりました。今週観た『野生の呼び声』と同じ、ディズニーならでは技術だし、もともとアニメの時から『ライオン・キング』は大好きだったので、待ちに待った超実写版でした。とにかく何もかも美しい!

当然期待を裏切られることは一切なく、100%ストーリーも分かっているけれど最高に楽しめます。むしろ、アニメを観て知っているからこそ、アニメと比較する面白さがあります。また、ディズニーファンとして、まるで隠れミッキーを探すがごとく、ディズニーのセルフパロディー探しも楽しいです。ああ、シンバちゃん最高!

 

第2位:『僕のワンダフル・ジャーニー』(2019)
『僕のワンダフル・ライフ』(2017)の続編です。ってことで、1位は分かりましたねww なので、コメントは2本合わせて書きます。

 

第1位:『僕のワンダフル・ライフ』(2017)
私はラッセ・ハルストレム監督が大好きなので、当初『僕のワンダフル・ライフ』はとにかく彼の監督作品というだけで観たのですが(続編の『僕のワンダフル・ジャーニーの監督はハルストレム監督ではありません)、いやもう、予想以上に大感動してしまいました。「愛と希望に溢れた…」などと形容されると、往々にして陳腐に感じることが少なくない中、この作品こそ、真の意味で愛と希望に溢れています。

どれほど愛し合っても、人間と犬や猫とでは寿命が違います。そこが一番辛いところだし、ペットと暮らす私たちはその哀しみを十分知っているのですが、この作品はそんな私たちへの大いなる慰めであり、まさに愛と希望で救ってくれるのです。だからこその、感動で大号泣(^^;

ホントに良い。ホントに良い。ホントに良い!と3回繰り返して書きたくなるほどですww 主人公の男の子イーサンと、大親友の犬のベイリーの物語で、大人になったイーサンはデニス・クエイドが演じています。これがまた良かったのかも。 すぐに続編が出たことでも、いかに人気のある作品であったことかが分かります。また通常は続編が1作目を超えることはまずありませんが、このシリーズは続編によってコンプリートし、老いたデニス・クエイドがさらなる感動を体現してくれるので、絶対に観るなら続けて両方観て欲しいです。

現実はツライことが多いから、映画は現実逃避の場として楽しみたい…というのが持論と前述しましたが、多くの感動する動物映画がある中で、これほど現実世界と照らし合わせて感動出来る作品はありません。家に相棒(又は、猫の場合はご主人様w)の居る人は、この映画を観たあとは改めて相棒(又はご主人様w)を大切にしようと思うし、彼らの存在に感謝できます。ベイリー最高!我が家のジュニアも最高www

 

…ということで、私の好きな動物映画トップ10を挙げてみました。まだまだ新型コロナウィルスが蔓延しているので、引き続きなるべく不要不急の外出は控えたいですね。おうちで退屈したら、ぜひ配信やDVDでこれらの映画を観てみて下さいね。Stay well everyone!!!!