Amy's This Week

2025.03

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2025.03.20

3/3-9, 2025 米津玄師ライヴと、『ブルータリスト』

MR.BIG The Big Finale!の余韻も冷めやらない2/27でした。3月最初の週は特筆することが無いので、米津さんライヴの事を。

仲良しの従姉妹が米津さんファンの大先輩でした。昨年来遅ればせながら米津さんの音楽を日々聴くようになったので、チケットの取り方指南を受けたのです。この日の東京ドームはツアー最終日で、もちろんその従姉妹も申し込むことになっていました。彼女曰く、米津さんは初めて申し込む人の方が取れる確率が高い、とのこと。だったら私が2枚申し込もうか?と言うと、いやそれじゃあダメ。ちゃんと自分の分だけにしてみて。その方が取れるから…と。

そこでお互いそれぞれで申し込もうということになったところ…さすが大先輩w 彼女の言う通り私はビギナーズ・ラックか、取れたんです!当初自分だけ取れてどうしようかと悩んだりしましたが、彼女はのちにしっかりリセールで取れたので、席は離れたけれど同じ東京ドームの屋根の下、米津さんライヴを共に楽しむことになったのです。

つい4日前、LUNA SEAで来た東京ドーム。その面影は完全に消え、すっかり米津さんのツアー・タイトルにもなっている『Junk』一色になっていました。それにしてもこの豪華なデコレーション。圧倒されました。

入場すると通路に人だかり!何だろうと覗いたら、今までのアルバム・アートが数々並んでいました。米津さんって音楽だけではなくアルバム・カバーも全て自ら描いているんですよね。出来る人って何でも出来る。あまりに混んでいたので、お気に入りの2枚だけサクッと撮りました。

この猫、可愛いですよね!『毎日』という曲のアートなのですが、猫と毎日だなんて、これぞ幸せ以外の何者でもない!

ライヴ中は一切撮影禁止でした。1曲分くらい良いのにーと思ったけれど、それが米津さんの意向なら仕方ありません。なので、ライヴ写真はネットからです。

紅白歌合戦に『Lemon』で登場した頃から米津さんを認識していました。ドラマの主題歌が多かったので、『ノー・サイド・ゲーム』の『馬と鹿』や、『リコカツ』の『Pale Blue』など、めちゃくちゃ良いところでサビがかかって、もううわ〜ってなるんですよねw 当時は以前ここで書いたかもしれませんが、なんかあざといなーと思っていたんですよねw あまりにも出来過ぎていて。素直に受け止められなかったんです。私も捻くれていますねww

でもその後ずいぶん経ってから、『日曜日の初耳学』で林先生とのインタビューが2週に渡って放送され、米津さんの奥深さ、内面にとても惹かれてしまったんですよね。それでやっと私も素直になれたw 『虎に翼』のテーマソングもめちゃ良かったし、従姉妹に観て!と言われれ観たテレビアニメ『チェーンソーマン』ではアニメにはついていけなかったけれどw テーマソングの『Kick Back』はご機嫌なロックチューンで大好きな曲になりました。

そんなわけで大きな期待を抱いて初めての米津さんライヴに挑んだわけです。米津さんは身長が高いので(188cm)、見栄えもしますよね。ソフトな素材のジャケットやパンツの揺れる感じがまたカッコ良いんだなw 『さよーならまたいつか!』のラストでのピースサインも決まった!(この時は桜型の花吹雪が舞い降りていました)

でも…うーん、米津さんはカッコ良いし、特効やプロダクションも豪華で、やはりたまに邦楽のライヴを観ると(いやLUNA SEAはよく観てますねw LUNA SEA以外の…ってことで)いろいろゴージャスで感動しますよね。そんな話をすると今でも思い出すのが、もうかなり昔になりますが、1994年エアロスミスのニューイヤーズ・イブ・ショウをボストンで観て、そのプロダクションや特効の豪華さに大感動した事を書いたら…「そんなのB’zがとっくにやっています」なんていうご意見を頂き草。当時は本当に全く邦楽は聴かない観ないな自分だったので、井の中の蛙というか、井の外の蛙?www

閑話休題。感動はしたんですよ。でもね…これはまだ従姉妹にも言っていないんですが(忙しくてなかなか会えない)…何というか、私が期待していたライヴとは少し乖離していたというか。あー、もう書いちゃうよ!何あの目を見開き舌を突き出すダンサーたちは!(あー書いちゃったw)私は米津さんのライヴ、つまりナマの音楽を楽しみにしていたんです。いや、もちろん音はナマなんですが…私はギターを観たい!ベースも観たい!ドラムスも観たいの!!!ソロ・アーティストだってライヴはバンドじゃないですか。山下達郎だってポール・マッカートニーだって、ソロ・アーティストだけどライヴはバンドが楽しいのに!

まだライヴは観たことのないVaundyだってソロだけど、ライヴはめちゃバンドがカッコ良くて、私はそーゆーのが観たかったんですよ!これな。

https://www.youtube.com/watch?v=iFElvBBPU-M

最後の頃に幼馴染だというギターが前に出るんですが、それまでは本当にずっとバンドは後ろの方にいてライトは当たらず、その前にダンサー達がわさわさしていて、演奏しているところが全然見えなかった…というのが私の不満です。米津さんが一人で何でも出来る人というのは分かったいたけれど、ライヴではもっと他の演奏する人たちと共に音を出すことを楽しむ人だと勝手に思っていました。ソロ・アーティストなのだからバンドのメンバーはツアーごとに替わる(幼馴染のギターを除いて)のかもしれないけれど、ライヴはライヴじゃないですか。でも…米津さんはポール・マッカートニーではなくマドンナのようでした。そう、ロック・ミュージシャンではなくポップスター…。

いやーマドンナとかデュア・リパとかなら最初から分かっていたんですけどね。そう、だからこそ私はオリヴィア・ロドリゴのライヴがバンドをフューチャーしていてめちゃ楽しかったんですねー。そうよ、私はバンドが観たいの!!!!!

…とまあ、米津さんのライヴはそんな自分の嗜好を改めて認識したのでした。改めて言えば、米津さん好きなんですよ。天才だと思うし。今後もまたツアーがあればチケ申し込みます。ただその時は、初めからポップショーとかミュージカルを観るような心構えをして行きます。さあ!今日はダンサーの動きを楽しむのだ!と思って行けば目一杯楽しめると思うんですよねw この車のシーン、マジにライヴの最後の最後ですよ。ここで初めて演奏しているバンドがまあまあ見えたw まあ豪華なショウでした。ホント、ロックではなくポップスのショーだと思えば最高ですね。

…と、そんな自分の嗜好を裏付けるように…w 最近の私のお気に入り動画。これはギターではなくベースなんですが、めっちゃ何度も見ています。サイコー!indigo la Endの『夜風とハヤブサ』のベースです。カッコ良い!!!!!❤️
https://www.youtube.com/watch?v=OMaBNhLnaNU

カッコ良いと言えばもちろんギタリストにはたくさんいますが、ナイト・レンジャーのブラッド・ギルスが大好きです!(もちろんジョー・ペリーは別格ですw)先にお断りしますが、私は一切絃楽器が弾けません。全くです。だからこその、シロウト目線な事を書きますねw ジョー・ペリーは弾く姿、動き、全身が大好きなんです。本当にカッコ良い。それにHeartのナンシーが似てる?と思った時、なぜだろうと凄く考えたんですよね。年代が近いのでナンシーがジョーに憧れて真似たとか考えられなかったから。その逆も然り。が、ある時ツェッペリンの『狂熱のライヴ』をDVD買って見てその謎が解けました。ジョーもナンシーも、ジミー・ページにインスパイアされていたんですよねw

でブラッド・ギルスですが、彼はとにかく指を見たい!!右手も左手も、とにかく弾くその手を見たいんです。それを言ったらイングヴェイとかもそうかもしれませんが、まあイングヴェイはギター回しも好きww いえブラッドの場合は私、彼のアーミングに驚愕してしまったんですよ。何を今さらとか言わないでw もう一度言います。私はギター弾けないギターのドシロウトですからw

だからこその稚拙な表現は許してねw ストラトでアームをビヨビヨ〜ン!と動かすのは誰でもすると思いますが…右手の薬指か小指でアームをグイグイ〜っとして、思い切りアームを引き寄せたところに左手がどんどん高音を弾きながらアームを押さえる右手に寄ってきたと思ったら、弦を押さえる左手の小指でアームをバトンタッチのように引き継ぎ、その瞬間フリーになった右手でライトハンド奏法ですよ!そんな事する人私初めて見たんです!それをさらっとやっちゃうブラッド!カッコ良過ぎでしょ❤️

あー米津さんライヴの事を書いていたのに、いえだからこそ、私はベースやギタープレイを見ることに飢えている自分に気がついたんですね。ん?そういえば米津さんの4日前にはLUNA SEAを観たばかりだったけれど…。いや、それはそれ、これはこれ。今はもう早くブラッドが観たくて堪りません。これを読んでいる皆さんもそうだといいな。うふふ、もうすぐ発表ですよ❤️/p>

 

そんな週の一本は、『ブルータリスト』です。

アカデミー賞で10部門にノミネートされたというので、これはムービーゴアなら観なくては、と3時間以上の上映時間に躊躇しながらも行ってきました。大好きなガイ・ピアースも出てるしね。

ガイ・ピアースって本当に凄い役者だから、映画ごとに全くイメージが変わります。今回もまた初めてなガイ・ピアースで素晴らしかったです。アカデミー賞助演男優賞ノミネート。それに対してエイドリアン・ブロディは、どんな作品でもエイドリアン・ブロディw 全然変化がありません。私はそれほど好きではないな〜。とはいえ、結果的にアカデミー賞主演男優賞を獲ってしまいましたからね!うーん、やはりアカデミーってユダヤ人に優しいのかな。

主人公が大変な苦労があったとはいえ、決して真面目一辺倒ではないところにリアルと思うか、嫌悪を抱くか。私は後者だったんですよね。何だかとても感情的で(そこに「男のくせに」と付けてしまっては今はダメですねw)、それも結局ジャンキーだから?(ネタバレごめんなさい!)と思ってしまって。

そうなるともうダレるわけです。3時間35分ですって。途中眠くもなりますよw エイドリアン・ブロディのファンだったら別ですが、そうでなければお勧めはしないかな。ガイ・ピアースもカッコ良い役ではないからねw

 

この週、久しぶりにピザを食べました。マルゲリータ。そう!米津さんの曲から(『マルゲリータ』という曲があります)実際に食べたくなっちゃったんですw ピザって定期的にムショーに食べたくなりますよね。そしてやはり迷ったらマルゲリータ。大変美味しく頂きました❤️