3/5-11, 2018 第90回アカデミー賞授賞式と『聖なる鹿殺し』

さて、今年もアカデミー賞授賞式を迎えました。今年はキリ良く第90回とのこと。後10年で100年なんですね!今から第100回が楽しみですw 司会は去年に続き、ジミー・キンメルでした。去年の締めの言葉では、(目玉の作品賞の発表間違いを受けて)「こんなことになってしまったのも僕の責任。もう二度と司会することはないだろう」なんて悲観的なことを言っていましたが、堂々の二年連続。最後に発表される作品賞のプレゼンターとしても、昨年発表間違いをしたウォーレン・ベイティとフェイ・ダナウェイを再び起用し、まるで悪い冗談のようでしたが、それほどアカデミーが過ちにしっかりと向き合う姿を見せてくれたように思いました。 昨年長年のセクハラ行為が告発されたハーヴェイ・ワインスティンを、今年アカデミー協会は授賞式から追放。それだけでなく、#MeToo運動やTime’s Up運動(いずれもセクハラ追放)を受けてか、プレゼンターに男女のカップルではなく女性二人起用をやたら増やしたりして、とても女性に気を遣っているのを感じました。ヘレン・ミレンやメリル・ストリープは現役なので見慣れていますが、久しぶりにライトを浴びたジェーン・フォンダがフェイ・ダナウェイばりに作り込んだお顔で登場ww 頑張っているんだなと感心しましたねww そんな中、1962年に『ウエストサイド物語』で助演女優賞を獲得したリタ・モレノが外国語技映画賞のプレゼンターで登場したのは、プエルトリカンなのでスペイン語が第一言語である人ということでの起用ですが、なんと言っても86歳であの美しさは素晴らし過ぎました!しかも56年前にアカデミーを受賞した時に着ていたドレスをリメイク。56年前よりむしろ86歳の今の方が肌を出しているというお見事さでした。スゴイな〜!!! そんな女性たちが多くフューチャーされた授賞式でしたが、第90回の今年を一言でいえば『ビバ!メヒコ!』でしたね。歌曲賞にノミネートされた楽曲がステージで次々と披露されるのですが、長編アニメ映画賞も獲得した『リメンバー・ミー』を紹介する時にそう叫ばれました。作品賞&監督賞受賞の『シェイプ・オブ・ウォーター』もメキシコ人監督で、「メキシコで生まれ育って、映画が大好きだったけれど、よもやこんな舞台に立つことが出来る日が来るなんて!」とスピーチしていたのは感動的でした。と同時に、昨年の授賞式で顕著にアピールされていたトランプ大統領の移民政策への反対が、今も継続してアカデミーにおいてアピールされていることを強く感じました。そう、今年はアカデミーが女性たち、そして移民たちに対して、とにかく物凄く配慮しているのが強く感じられ、もちろんそれは素晴らしいことなのでしょうが、今後行き過ぎることのないよう願うばかりです。主演男優賞を獲ったゲイリー・オールドマンが、「自分も南ロンドン出身でアメリカにやって来た外国人」と言い、90歳となったアカデミーより年上の99歳の母に対して「お湯を沸かしてお茶の用意をして待ってて。オスカーを持って帰るから」とスピーチしたのも、いかにもイギリス人なアピールをしたかったのかしら?と少しうがった見方をしてしまうのでした。それにしてもこの人はとてもハンサムなのに、『ハンニバル』でのメイソン・バージャーとか、今回のチャーチルとか、原型をとどめない凝ったメイクに縁のある人なんですねww 歌曲賞ノミネート『グレイテスト・ショーマン』からの『This Is Me』を歌ったキーラ・セトルも素晴らしかったです。ヒゲなしwww これもマイノリティー礼賛の歌ですが、映画さながらに力強いステージを繰り広げたバックダンサーたちも映画同様マイノリティーで、その中にアジア人がたくさんいたのが目を引きました。日本人ではないかもしれません。チャイニーズか、コリアンかもしれないけれど、ああ、アメリカでは日本人もマイノリティーだったな〜と、再認識した一瞬でした。監督賞にもノミネートされ、脚本賞を受賞した『ゲット・アウト』のジョーダン・ピールは、90年のアカデミーの歴史の中で初の黒人脚本賞受賞。これは素晴らしい!悪い白人、犠牲になる黒人という、いかにも今時のウケる設定ながら、実際に面白い内容だったし、制作費5億円で250億円の興業収入を得て、アメリカでR指定ホラー映画の興業収入順で『エクソシスト』『ハンニバル』に続く売り上げだとか?『羊たちの沈黙』をとっくに抜いてしまっていることに超驚きです! あと私的にとても嬉しかったのは、助演女優賞を獲ったアリソン・ジャネイ。だって、大好きだったドラマ『ザ・ホワイトハウス』のCJだもん❤️ CJ大好きでした。『I, Tonya』でお母さん役らしいです。怖そうだなww 『I, Tonya』、日本ではいつ公開されるのかしら?どれも同じ2017年の作品なのに『Get Out』なんて随分前に日本でも観ることが出来ました。でも『ウィンストン・チャーチル』だってまだ先だし、『君の名前で僕を呼んで』(ああ、美しきアーミー・ハマー❤️ これだけ美形で白人なんだもの。絶対アカデミーにノミネートされることはないって思っていたわww)もかなり先。おっ、調べたら『I, Tonya』はそれよりも先ですね。早くノミネート作品全部観たいです。あ、編集賞、録音賞、音響編集賞と『ダンケルク』が地味ながら3部門獲得したのも嬉しかったです。これはまた観たいな〜。戦争映画好きの私の中で、かなり上位になる作品でした。それに、第二次世界大戦時にダンケルクの戦いというものがあったことを知らなかったので、知ることが出来てとても嬉しかったのです。ダンケルクについてはきっと『ウィンストン・チャーチル』にも出てくるのではないでしょうか。最後に…これはエアロヘッズの皆様にしか分かってもらえないマニアックなことなんですが…『ブレード・ランナー2049』で撮影賞を受賞したロジャーA. ディーキンスというカメラマン氏。この人が壇上に上がった時の話し方、照れ方、モジモジし、髪をいじり頰に触る落ち着きのなさ…まさにジョー・ペリーそのものでした!!!!!wwwww 見た目も、10年後のジョー・ペリー?もしジョーが何か賞を獲ったら、まさに全く同じ動きをするでしょう。いえ、すでにこういった様子を何度も見ました。まるでジョー・ペリーが憑依したような動きに、何度繰り返して見たことかwww 録画を消すことが出来ませんwwww とまあ、昨年に比べると私自身の盛り上がりはイマイチだった今年。(昨年は『ラ・ラ・ランド』で大興奮していましたからねww)その理由の一つは、せっかくジミー・キンメルが再び司会だったのに、マット・デイモンが会場にいなかったせいもありますww 何回かジミーはマットの名前を口にしてくれましたけどね。やはり本人がいないと、残念ながらインパクトは薄かったです。それでも今年も楽しんだアカデミー授賞式。来年はあまり政治的な主張の無い、もう少し自然な雰囲気に戻ると良いな…と思ったりもするのですが、モラハラ、セクハラ、パワハラ…と日本でもかなり問題にするようになった今、これが時代の流れなのでしょうね。私も流れに乗らなきゃね!この週は、ついにMr. Bigのトラベル・パッケージ(TP)を発表しました。昨年の来日時に「来年こそ」とマネージャー氏と話していて、来日から半年以上は空いた方が良いので、夏頃…と言っていたところ、まさかのパットの訃報。するとマネージャー氏から「こっちの方が良いんじゃないか?」と言って頂き…とにかく私たちに出来ることは災いを福に転じさせることだけなので、このような形になりました。 かつては様々なアーティストのTPを実施していたのですが、なんと言っても2001年以降はエアロスミス関連だけとなっていたので、わたくし、プチ緊張しております。そのせいか?(なんて言い訳がましくてごめんなさい)ご案内時に金額間違いをしてしまうという失態を犯してしまいました。しかも高く言ってしまうという…orz とりま気づいただけ良しとして、二度と繰り返さないよう気をつけます。深く反省。まあそれでも、個人旅行や、エア&ホテルのみのフリーツアーと比較したらどうしても高くなってしまうのがTPの辛いところです。エア、ホテル、バスの全てにおいて年間契約など一切なく、半端なグループなので団体割引にはならず、1-2名より融通が効かないのでむしろ高く取られるという…。それでも、もちろん個人行動を好む方は別として、現実生活を忘れて同じ気持ちの人たちとはしゃぐ数日間はとても楽しいと、リピーターさんの多いのがTPの特徴です。最初は一人参加だった方々が仲良くなり、お友達になったり、カップルになったり(結婚したり!!)するのを見るのは企画者冥利に尽きるというものでもあります。海外旅行が初めての方、アメリカが初めての方、一人では絶対に行けない…という方は、この機会に是非おいで下さい❤️ ただいま絶賛TP参加者受付中です。そんな週の一本は、超マニアックな『聖なる鹿殺し』です。 いかにもカンヌに気に入られそうな、ギリシャ人ヨルゴス・ランティモス監督作品。前作『ロブスター』にかなりハマってしまったんですよね。バカみたいと一蹴したいのに、いやに不気味な魅力があって、自分でもどこが面白いのか不思議ながらもう一度観たくなるという…。たぶん、コリン・ファレルもこの監督の妙な魅力にハマってしまったのでしょうね。前作に続き主人公を演じています。とにかく意味分かりません。てか、意味があるのだろうか?なんて思ってしまうのですが、いやいや、今回に至ってはギリシャ人らしく古代ギリシャ悲劇『アウリスのイピゲネイア』をモチーフにしているそうだし、その意味深なタイトルも「聖なる鹿を殺して女神の怒りを買った父親が娘を生贄に捧げる」というストーリーから取られているそう。かなり高尚なのでした。エアロヘッズなら嬉しいことがあります。あの、ビデオクリップ『クライン』『アメイジング』『クレイジー』にリヴと一緒に出ていたアリシア・シルヴァーストーンが、かなり熟女となって出ていましたwww 思いがけず、「ええ〜〜〜っ!」って感じwww ネタバレは書きませんが、とにかく不気味で、不思議で、怖くて、エロチックで、ローテンションで、でも美しくて、わけ分からないのだけど、なぜか惹きつけられるのです。『ダンケルク』に出ていた少年バリー・コーガン演じる少年が不気味過ぎます。この監督の作品は、これからも楽しみだな〜。決して大きな声でオススメするような作品ではありませんが、結局訳の分からない終わり方に、私はかなり満足してしまいましたwww

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