Amy's This Week

2021.04

19
2021.04.19

4/12-18, 2021 国宝鳥獣戯画展と、『ザ・スイッチ』

お正月に『博物館に初詣で』をして以来の、トーハクでした。が、今回は異例づくし。入館日時指定制だし、入場料はとりわけ高いし…よほど混むのを見越した対応な感じです。だったら会期を長くすれば良いのに、わずか1ヶ月半。やはりいろいろ『国宝』だからなのでしょうか。まあ観光地も『世界遺産』に認定された途端に激混みになると言われているので、そこは仕方ないのかな〜。(のちに、油絵などと違い日本の薄い和紙の巻紙などは繊細なので、長期公開が出来ないと知りました)ちょうど大手町の病院に行く予定があったので、ついでに行ってしまおうと上野へGo!!

JR上野駅から歩いて行き、唯一の信号を渡るとそこがトーハクです。おっ、『博物館で動物めぐり』ですって?動物好きとしては嬉しい限り。今年は『博物館に初詣で』に始まり、先月は『美術館の春まつり』。すっかり国立博物館・美術館の策略にハマっていますね〜ww

今回の会場は、トーハク入口を入ってから一番奥の平成館です。敷地内はそれほど人が多く感じられることもなく、さすが日時指定のおかげね、なんて思いながら歩きました。

ところが、到着した平成館に入ってすぐ目に飛び込んだのは、ここはディズニーランドかぁ?!と焦るほどのクネクネ折り返す人の列。こ、これは何?!なんと日時指定の入場列ですって。一体30分に何人入れることになっているのでしょう?先頭を見てみると、一人ずつケータイの画面で日時指定の確認をして、検温をして…ああ、それで?にしても流れ悪過ぎませんか?

混雑回避のため、90分以内で…と言われても、その90分で十分大混雑でしたorz

トーハクの肩を持つとすれば、この日が会期初日だったからかもしれません。病院の予約日に合わせたら初日になってしまい、でも日時指定なら初日混みもないだろう…と思ったのが運のツキ。やはり初日混みはありました(^^; それは、鳥獣戯画を1日でも早く観たい!という大ファンが集結したのと、運営側の不慣れさが掛け合わさった結果ですよね。なので、オープニングから1週間以上経った今は、だいぶスタッフさんたちも慣れてきて、初日ほどの館内長蛇の列は無いのではないでしょうか。

甲乙丙丁と4巻ある鳥獣戯画を一気に全巻同時に観ることの出来る史上初の機会。特に人気な『甲』は、動く歩道に乗りながら鑑賞します。イギリスはロンドン塔にある宝物館を思い出しました。世界最大のダイヤモンド『アフリカの星』などを、ずっと後ろ歩きしながらじっと鑑賞した思い出がありますww まあそれは空いているから出来たこと。トーハクの鳥獣戯画では無理でしたw

国宝ですから(?)館内では一切撮影禁止です。なので、絵葉書を買いましたよw やはり私が一番好きなシーンは、カエルとお相撲をするシーン。カエルが勝って、仲間のカエルが大喜びする中、負かされて転がるウサギまで楽しそうに笑っています。ホント、楽しそうだな〜。他にも水遊びをしたり、追いかけっこをしたりと、生き生きと遊ぶ様が堪らなく可愛いです。

このハガキのシーン、私は初めて観ました。まずはウサギとキツネの子供が可愛い!さらに、レアキャラな猫を見つけましたw

こちらの猫は、まるでディズニーのチェシャ猫みたいw 猫は他にあと1匹だけ、見つけました。

メインの甲巻のあと、乙丙丁巻と全てを鑑賞してから、本来の持ち主である高山寺についてや、鳥獣戯画から分断された断簡などを鑑賞して終わり。もう一度甲巻観たいな〜と思っても戻れません。高山寺の紹介は、詳しいビデオ上映もありました。

そしてお楽しみなグッズ売り場…と思ったけれど、それがあまりに多くの人。皆さん、ソーシャル・ディスタンスを忘れていませんか?運営側も、これはどうにかして欲しい…。ということで、私は断念して、平成館を後にしました。もういいや。動物めぐりに行こう。ではなぜ絵葉書を買えたかというと…?後述しますw

本館へ入ると一気に人が少なく、ホッと一息。中でも動物を集めた展示は楽しかったです。今思えば、もっと写真を撮れば良かったけれど、つい撮影禁止の鳥獣戯画展の流れで撮らずに回ってしまいましたw そして最後の辺りで、おっと足を止めた明治時代の大型絵画。え?あの吉田博?先日トビカンで観た版画家です。へ〜、こんな絵も描いていたんですね。吉田博の『精華』。神秘的です。

さて、ひとしきり本館での動物めぐりを楽しんでから、こちらのミュージアムショップに入りました。可愛いハガキを見つけましたよ。月岡芳年の『猫児図』。え?あの血みどろ絵の芳年がこんな可愛い絵も描いていたなんて。前述の吉田博もそうですが、やはり名を残す画家は何を描かせてもさすがな出来なんですね。

こちらは川上冬崖の『猫』。あはは、猫ばかりでスミマセン!ww

…と、空いている広い本館ミュージアムショップでゆったりと商品を見て回っていたら、なんと、ここにも鳥獣戯画展のグッズがあるじゃないですか!もちろん全種類ではありませんが、絵葉書があれば私は大満足!ということで、期せずしてこちらでゆっくり選んで買えたのでした。嬉しいw とても空いているし、穴場ですよ!

ということで、大人気の鳥獣戯画展。冒頭にも書きましたが、西洋のキャンバス地に描かれる油絵とは異なり、日本の絵画は繊細なので長期に渡っての公開が出来ないそう。そのため過去開催された鳥獣戯画展では前期・後期と分けて、公開する作品を入れ替えたりしていたそうなのですが、技術の進歩により今回史上初で一挙公開となったそうです。いきなり行っても、空きがあれば入場出来るみたいですが、やはり事前予約した方が確実。国宝で、日本の漫画の原点でもある鳥獣戯画をこの機会にぜひ!
https://chojugiga2020.exhibit.jp

いつもトーハクへ行くたびに、特別展のチケットで全部見れるんだからと東洋館や法隆寺館なども観たい!と思うのだけど、結局疲れてしまって無理なんですよねw 今回もこの後病院の予約があったのでここまででした。やはりそのうち、特別展ではなくゆっくり常設展を観に行かなくてはいけないな、と思いながらの帰路となりました。上野公園の桜はすっかり葉桜。わずかに八重桜が残っていましたよ。

新緑が綺麗です。

来年春まで全館休館の国立西洋美術館。ツツジの奥に、ロダンの『地獄の門』が見えました。

 

そんな週の一本は、大好きなブラムハウス作品『ザ・スイッチ』です。

いや〜!さすがなブラムハウス。ハズレはありませんね〜!「史上最悪の入れ替わり」なんてチープなコピーから、全く期待していなかったのにww もはや確実性ではドリームワークスかブラムハウスか、って感じですw

日本ではつい最近日曜劇場『天国と地獄』がスイッチ物でした。あの時も、中身綾瀬はるかな高橋一生が面白かったけれど、中身女子高生なヴィンス・ヴォーンには敵いません!ヴィンス・ヴォーンは身長196センチですからねw 役者ってホント凄いwww

『ハッピー・デス・デイ』『ハッピー・デス・デイ2U』のクリストファー・ランドン監督作品、というだけで期待してOK。あのスピード感と笑えるセンス。そしてガチな怖さ。映画の面白いところを全部詰め込んだ感じでした。そして懐かしい『13日の金曜日』へのオマージュが嬉しい!なんといっても『11日の水曜日』で始まるんだからw ん?と一瞬考えるんだけど、次に『12日の木曜日』w おお〜w そういうことか!ww

『13日の金曜日』を覚えていれば、ラストも期待通りw とにかく最近では一番の面白さでした。もう一度観たい!!!

 

さて、第4波が猛威を振るう大阪。私も従兄弟一家がいるので、コロナはもちろんですが、普通の病気にも絶対ならないように日々祈っています。東京もそれに続きそうな勢いの新規感染者数増加で、いろいろ心配。日本もアメリカのように、野外・公共の場での飲酒を一切禁止にすれば良いのに。路上タバコ禁止のように、法律出来ないかな‥。