Amy's This Week
2025.04
4/14-20, 2025 Nile Rodgers & ChicにEarth Wind & Fireと、『ベイビー・ガール』
なかなか地味な日々を送っています。それも自業自得なので仕方ありません。なんてことをもう20年以上続けている私…。ここまで来ると今後もきっと毎年同じ。会社をやっている限り繰り返すんですね。情けない。そんな日々も、日曜日のライヴを楽しみにどうにか頑張っていました。そしてついに迎えた日曜日!行ってきましたよ。ヨコハーマー!!
オープニングにナイル・ロジャース&シックが登場と知り、いつもならオープニングが終わる頃に入場出来れば良いやと思う方なのですが、今回はしっかりナイルに間に合うように行きましたよ。そしたら…皆考えることは同じですね。ナイル登場時に会場となったぴあアリーナMMはほぼ満員でした!
ナイル・ロジャースの名前、シックの名前はもちろん知っていました。が、ライヴを観るのは初めて。いや〜めっちゃ楽しかったです!ナイル・ロジャースの凄いところってもう、全曲知っていましたよ!!ご本人はもちろんミュージシャンですが、プロデューサーとしても偉大な人なんですね!(気付くの40年遅い?ww)以下、あまり綺麗な画像ではないけれど興奮しながら撮った写真と共に、Apple Musicのナイル・ロジャース『The Producers』(ミュージカルみたいww)を聴きながら書いていきます。
全体で言うと、今回はアースのショウのオープニングだから初めて観た私には良かったのかもしれません。完全に誰もが知っているであろう曲だけで構成された1時間だったから。ほぼ毎年のようにLUNA SEAを観ている私でも、昨年のテレビ朝日ドリーム・フェスティバルでは出演時間が45分で、盛り上がりが凝縮されたようなセットリストで最高だったのと似ています。ちょっとゆったりした曲演られると私はすぐ寝ちゃうからねwww
シックには女性ヴォーカルが2人いて、まずはステージに向かって左側のキンバリー。かつてはカツラを被っていたのかな。それを潔く脱ぎ捨てた姿はカッコ良く、そのパワフルな歌声も最近感動しているシンシア・エルヴォを思わせました。(キンバリーご本人は「私の方が先よ」って思っていますねwww)
もう1人のヴォーカルはナイルが紹介した時「ハラーミ!」と聞こえ、んん?と思っていて、後で調べたら『フォラミ』ですって。変わった名前w 何か意味があるのでしょうね。彼女の声は柔らかくて、まさに硬軟な組み合わせなんだろうなと思いました。
ドラマーのラルフ・ロールも歌いました。めちゃ上手!凄いなー。もし街中をプラプラ歩いているところに出逢ったら絶対にただの恰幅の良いインバウンドだとしか思わないけれど(失礼!)、一度ステージに上がってドラムスを叩かせれば最高のサウンドにヴォーカルまでもとってしまう。Night Rangerのケリー・キーギーもそうだけど、ドラムスを叩きながら歌うって、コーラスをつけるくらいならまだしも(それだって凄い)リードヴォーカルを取っちゃうって、本当にテクニック的に凄いことです。ドラムスのビートに1秒の狂いも出さず、ヴォーカルも全くブレずに歌う。しかもめちゃ良い声でw またこんなふうにヴォーカルを代わりばんこに取れるバンドって当然ながら長続きしますよね。
そんな素晴らしいライヴの中で一際私が注視していたのが、ベースのジェリー・バーンズです!おっさん、カッコい〜❤️ 本当にもうカッコ良くてカッコ良くて、溜まりませんでした。
スラップ!スラップ!スラップ!サイコーかよ!!
私はよく「私の中にはロックと同時にファンクの血も流れてる」なんて言うんですがw 自分でそれを感じるのはこのスラッピング・ベースに魂を持っていかれるからなんですw 基本私はベースがメロディーラインを弾くような曲が好きで、それはポール・マッカートニーからかな、と思っていました。長年。でも…え?と気付いたのは、あ、それシックだったじゃん!ってことw 『Good Times』聴きながら気付きました! これなんですよwwww
そしてもちろんスラッピング!!!これよ、これ。私が好きなのは。サウンド的にはカッティングのギターと重なるスラッピング・ベースで、あれ?山下達郎じゃんw と、なんか自分の好みにはやはり共通があるんだな〜と再認識しちゃいましたw
メロディーラインが綺麗なベースでは、かねてからラルクのTetsuyaが好きなんですよね。そう、私はラルクも大好き。「も」と付くのはLUNA SEAも好きだからw 90年代後半は両方のライヴに行っていました。が…ナマで観るとどうしても4人組は動きとして面白くなかったんです(あくまでも私見です)。やっぱりバンドはギター2本でないとね、って言うのが私の好みw どうしても1人には激しく動いて欲しいんですよね。ライヴってサウンドよりもノリ。動きを観に行くんですもん。だから今からNight Rangerもめちゃ楽しみ❤️と宣伝も入れておくw
あまり公言していませんでしたが10年くらい前からゲスの極み乙女も好きで、ライヴには行ったことがありませんがCDはずいぶん買っていました。休日課長さんのベースが堪らなく好きで。最高ですよね。それが近年もうApple Musicで聴き放題になってからはいろいろ聴けるようになったので、もしやこのベースは川谷絵音サウンドなのでは?と思い、Indigo la Endも聴いてみたらビンゴ!休日課長さんでなくてもベース好きでしたw つまり絵音サウンドが好きなんだな。
閑話休題。夢中になるとついつい話題が四方八方に飛び散るのが私の悪い癖w ナイル・ロジャースです。出てきた時は物凄く声が枯れていて、大丈夫か?と心配していたけれど、ご本人曰く「昨夜歌い過ぎて声が枯れてしまったw」とのこと。終盤だいぶ声が戻っていて安心しましたw この人、きっとステージ以外ではわりと寡黙なのかも。
この日のセットリストです。全て大ヒット曲!てかこのタイトル見るだけで全部すぐ歌えるって凄い♪
とにかくめっちゃ充実の1時間でした。ナイル最高!次に単独の来日があったら行きたいです!…と大興奮で撮った最後の1枚にナイルが写っていなかったwww
さてこれからがこの日のメインイベントであるEarth Wind & Fireです。18:30ちょうどに始まると…ん?なんか地味。どうした?私の好きなBデイヴィッド・ウィットワースはいるけれど…あれ?ヴァーディンは?ん?あのベース弾いてるのは誰?
どうした?どうした?と1人パニくりながらライブ中にググってみたら…なんと、ヴァーディンは病気療養でお休みだとか。なんと。皆知っていたのね。ちゃんとプロモーターが載せていました。でも直前に。そんなの知らなかったわ〜汗。でももちろんヴァーディンがいなくてもShow Must Go On. なんか寂しいけれど仕方ありません。てか正直言って生きててくれて良かった^^; 療養ならそのうち復帰しますね。私がもう一度ヴァーディンが観れる日があるかどうかは分からないけれど。
前回の来日では静岡公演があったので、悩んだけれど悩むなら行け!!と思って当日券あったので静岡まで行ったんですw いやー行っておいて良かった。ホントライヴって言葉通り生き物ですからね。水ものとも言いますww いつどうなるか分からないから行動あるのみだし、観れたことの幸運に感謝しないとね。今回だってヴァーディンがいなくてもアースを観ることが出来たのだから。そして…ヴァーディンがいないからなおさら、デイヴィッドの存在は大きかったです。
B. デイヴィッド・ウィットワースは1998年からアースに加入したヴォーカル兼パーカッションで(アースには一体ヴォーカル兼パーカッションが何人いるんだ?w)とにかくそのムーヴが最高なのです。私のイメージとしてはジャーニーのアーネルに重なったりします。小柄でだからこそ身軽で、飛んで跳ねて歌って踊って。今回もずっとデイヴィッドを観ていたんですが、彼がシンバルキックをしていたのを初めて見ました!そういえばあのシンバルのセットの仕方。そりゃあキック用ですよねーwww
モーリスが亡くなって以来、オリジナル・メンバーはヴァーディンとフィリップ・ベイリー、そしてラルフ・ジョンソンの3人でした。そこにB.デイヴィッド・ウィットワースとフィリップの息子フィリップ・ベイリー・ジュニアがヴォーカルとして加わりました。つまりリードで歌える人が4人。代わりばんこに歌うので、ラルフもフィリップもリードを取る時は良い声出ています。
フィリップが『ファンタジー』で出す後半のパワフルな高音は健在!そのために貯めに貯めたパワーって感じでしたw ファルセットと言えば山下達郎さんも昔から良い高音出していましたが、長年ずっと観ている私には、60歳過ぎた頃から俄然パワーが落ちたんですよね。残念ながら。地声で歌っていてファルセットになった瞬間ボリュームが落ちるんです。昔は同じ音量だったのにな。サウンドエンジニアだって、その部分だけ上手く音量上げるのは難しいのでしょうね。その点フィリップは変わらずだし、むしろ凄いパワー。まあ片や2時間歌いっぱなしの人、後者はこの1曲に賭ける!って感じなので、そこは達郎さん仕方ないですね。
そんなフィリップを支えているのがB.デイヴィッド・ウィットワースですよ!彼の声は最高だし、てか今やアースの声と言っても過言ではないと思います。ライヴでは。そして何よりも大切なのはやはりライヴは魅せなくちゃ!なので、彼の存在は大きいです。ましてヴァーディンがいないとなれば、デイヴィッドがいなければかなり退屈になっていたかもしれません。
元々アースってマジックショーのようなライヴをしていたし、衣装も全員めちゃ派手で、本当に賑やかなライヴショーを繰り広げるバンドだったので、今は成熟して衣装は皆黒系、マジックももう無し。あるのは楽器も含め全員揃ったステップだけ…となるとかなり地味感が否めません。そこにヴァーディン不在となればなおさら、デイヴッドが唯一派手に動いてくれる人で超貴重な存在。デイヴィッドありがとう❤️
中盤少し眠くなるのは私の悪いところでごめんなさい。でももう『ファンタジー』以降は『ブギー・ワンダー・ランド』『レッツ・グルーヴ』『セプテンバー』ともう最高っ!!!!この為に私は生きてきたんですっ!!!って思うくらいでしたw
ブロンドのギター、サージもとても嬉しそうに弾いていて、ライヴを観るってこれが醍醐味なんですよね。バンドがそれぞれホント楽しそうな笑顔を見せてくれる。もう1人のギター、モーリス・オコーナーはお腹にギターを乗せているような恰幅があるけれど、そんな体格からは真逆にめちゃ軽やかなカッティングを聴かせてくれるんですよねw とにかくノリノリの曲の時にバンド全員が一直線に並んで、同じステップ踏んで歌って弾いて。これがアースの醍醐味です!
メンバー紹介ではフィリップ・ベイリーとラルフ・ジョンソンには「オリジナル・メンバーの」と付けるし、そりゃあオリジナル・メンバーであることは大事かもしれないけれど、デイヴィッドだってもう30年近く一緒にやっているんですよw そして今や彼がライヴを盛り上げてるのは誰が観ても分かるところ。もう少し認めてあげて欲しいです(ポスターに載せるとか)。
往々にして私は後から加入の人に優しいかもしれません。だってバンドってその財産は楽曲で、惜しくも誰かが抜けてしまう状況になった時、後釜メンバーのサウンドや声がヒットした時のサウンド、声に似ているならば、そのおかげで今ライヴが出来るのなら大歓迎じゃないですか。だから私はジャーニーのアーネルも、アースのデイヴィドも、クイーンのアダムも、エアロのJDも大好き。MR.BIGのフェアウェル公演での最後にはビリーが「彼のおかげでライヴが出来て感謝している」とニックについて言っていましたね。
ま、野球でも私は球団のファンですからね。誰が来ようと誰が抜けようと球団のファン。バンドもそんな感じです。もちろん好きな人なら他のバンドへ行っても追いかけますけどねw とにかくアースはヴァーディンがいなくても安定の楽しさでした。それに少しも『ファイナル』感が無かったこと!これはきっとヴァーディンが戻ったライヴをまた観ることが出来そうです。最高でした❤️
そんな週の一本は、ニコール・キッドマンの『ベイビー・ガール』です。
もう私はA24というだけで絶対観たいんですよねw しかもニコール・キッドマンだなんて。アカデミー賞に1mmもかすらなかったので内容はそこそこだろうとあまり期待せずに行ってきましたw
ニコールはデミ・ムーアほどではないですが、それでもかなり顔面が手を加え過ぎて固まった感じ。だから表情が乏しくて、そこまでしなくても良いのに…と思うけれどご本人は満足出来ないのかな。確かに58歳と聞けば美しいけれど、自然ではないのがもはや哀れというか哀しく(あ、同じ漢字ですね!)思えます。
年上女性が若い男性と不倫する話なら、例えばダイアン・レインとリチャード・ギアの『運命の女』(2002)などはめちゃ面白かったし、何度観ても良い作品です。それは若い方の男性がオリヴィエ・マルティネスというナイスガイだったからでもあるし(『ベイビーガール』の若い男性は全然イケメンではない←私見ですw)、リチャード・ギア演じる夫の苦悩ぶりも本当に良かったから。『ベイビー・ガール』も夫がせっかくバンデラスなのだから、もう少し動かしてあげて欲しかったです。
とにかく『ベイビー・ガール』を観るなら『運命の女』を観た方が100万倍面白いです。年齢を重ねた落ち着きと恥じらいを併せ持ったダイアン・レインが最高に美しいし、若い男性は憎らしいほどに可愛く魅力的。さらに端正なリチャード・ギアが感情的に豹変するところや、風の街シカゴという小ワザも効いてて…と、結局『ベイビー・ガール』を観て『運命の女』の方が全然良いという結論でした。A24もたまにはハズれますねwww
子供の頃から6Pチーズが好きで、今はいろいろな種類があるのね、と思ったけれど…え?こんなに薄かったっけ?厚みが全然なくなったんですね!!てかこんなに薄くして実質値上げするよりは美味しいんだから堂々と厚いまま値上げすれば良いのに、と思うのは私だけ?
あまりにショックで調べたら…『昔の厚みの復刻版』というのもあるらしい。オリジナルの雪印6Pチーズが今年100周年で期間限定オリジナルな厚みで販売されているんですね。これは買いに行かねば!この厚みにガッツリ噛みつきたい!
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