Amy's This Week

2020.04

27
2020.04.27

4/20-26, 2020 開催中止決定続々…と、お気に美術館①ロンドン・ナショナル・ギャラリー

この週報を以前からお読み下さっている方々にはご存知の通り、私は洋楽、映画、旅などと共に、美術も大好き。近年になって日本美術にも目覚めましたが、長年の西洋美術ファンです。

そんな西洋美術ファンとして、この春とても楽しみにしていた東京都美術館の『ボストン美術館展』が開催中止と発表されました。発表そのものは前の週でしたが、私が知ったのはこの週だったので。残念でしたが、早速返金手続きをしたのでした。

ボストンはエアロスミスの故郷であり、マネージメントやかつてのファンクラブ事務所もボストンにあり、また多くの友人もいて、私にとって多分全米で一番多く通った都市だと思います。そんな街の美術館ですから、ここへは何度も通いました。おかしな話ですが、今では大好きな歌川国芳を初めて知ったのもボストン美術館でのことw そんな馴染みのある美術館だったので、今回の美術展を本当に楽しみにしていたんですけどね。

この週は、ホワイトスネイクも公演中止の発表がありました。元々チケ購入していたのは去年の今頃じゃなかったですか?延期の挙句のキャンセルとは。なんだよ(涙)。メイデンもキャンセルになったしね。仕方ないとはいえ、残念なことが続きます。
近所のコンビニで発券していたものは、返金も簡単で良いですよね。何一つ記入することなく、レジにチケを出せばポンとお金が返ってきます。が、ボストン美術館展なんて、発券期限がちょうどKISSの仕事で盛岡にいた時で、盛岡市内で通りすがりのコンビニで発券したのでした。その時は「やった〜」と勝負に勝ったような気がしたものでしたが、なんとまさかの返金になるとは。わざわざe+本社へチケットを郵送ですよ。あ〜、面倒くさい(^^;

以前、オンラインでラスヴェガスでのオジーのチケットを取っていました。が、仕事が入ってしまい、ラスヴェガスへ行くこと自体が無理となってしまったので、泣く泣くオジー・ライヴも諦めていました。ところがその後、オジーライヴがキャンセルとなったとのお知らせメールが来たと思ったら、自動的に返金手続きもなされていて、翌月のクレジットカード請求時に返金されたのでした。全て自動的!諦めていた私としては何ともラッキーだったし、その迅速な対応に感動を覚えたのでした。モバイル・チケットは記念に残るものが何もないのが寂しいけれど、万が一の時は簡単・便利で良いですよね〜。

ところで、今さら…な話題かもしれませんが、何年も前から気になって、というか、気に入っていることをついに書いちゃう。皆様日曜日の朝のTBS『サンデー・ジャポン』って観ていますか?爆笑問題が司会で、内容は時事、芸能その他何でもなワイドショー。結構クダラナイな〜(失礼!)と思うことも少なくないんですが、何と言ってもBGMのセンスが良過ぎる!!それが楽しみで、毎週観ていますww

BGMの選曲をしている人が、とにかく洋楽大好きなんですよね!本当に大好きな人だと分かるのは、決してリズムやメロディーだけではなく、きちんと歌詞の内容や、時にはそのアーティストのことも熟知した上でその楽曲使用をしているんです。オジーはだいぶ好きとみたww かなりの率で毎週かかりますw 今週は『杉村太蔵が吠える!』というコーナーで、『バカだもん!』じゃない、『Bark at the Moon』(月に吠える)でしたwww

「なぜこんなことに?」などという話題の時は『I Don’t Know』だし(オジーが回答ww)、どこかの電車?列車?の話題の時にはもちろん『Crazy Train』。決して期待を裏切りませんwww 最近の#StayHomeの話題では必ずモトリーの『Home Sweet Home』だし、駒沢公園の人出が話題になった場面ではChicagoの『Saturday In the Park』でしたw

過去芸能ネタで誰かが破局すればジャーニーの『Separate Ways』が定番だったし、大桃さんの三角関係が話題になっていた時は『いとしのレイラ』だったなぁw いやあクラプトンも苦笑いだろうな〜と思っていましたww

食べ物系で忘れられないのは、ワンタン入り冷やしラーメンが話題になった時のツェッペリン『フィジカル・グラフィティ』からの『Wanton Song』w 牛すじ肉が話題の時にはExtreme『Pornograffitti』からの『Suzi』ですよw マジ、ゴリゴリの洋楽ファンwww

で、話題は何だったかすっかり忘れてしまいましたが、昨日は珍しくスキッド・ロウの『18 and Life』が使われました。若者の話題だったかな?おお〜、スキッズか〜❤️と、美しかったバズを思い出させてもらったので、ついに書くことにした次第ですww そのうちに大好きなミュージカルについて書く機会を持ったら、思い切りバズについて書きたいと思っていますw

 

さて、これからしばらくはお気に入りの美術館を紹介していこうと思います。この週は残念なことに楽しみにしていた東京都美術館(トビカン)の『ボストン美術館展』払い戻し手続きをしましたが、まだ国立西洋美術館の『ロンドン・ナショナル・ギャラリー展』の中止発表はなく一縷の望みが残っているので、ナショナル・ギャラリーに想いを馳せたました。世界の主だった美術館を制覇した私にとって、「一番好きな美術館は?」と尋ねられればわりと即座に『ロンドンのナショナル・ギャラリー!』と答えますよ。

そんなわけで、好きな美術館シリーズ、まずはロンドンにあるナショナル・ギャラリーからです。

世界で一番好き!というのは、観て回るのに手頃な面積というのが大きな理由w でももちろんそれだけではなく、私にとって本当に大好きな作品が揃っているからです。真っ先に挙げたいのは、作品の大きさから言っても一番なコレ。

ハンス・ホルバインの『大使たち』です。207cmx210cmの大作に圧倒されます。

ホルバインはドイツ人ながらヘンリー八世のお抱え画家となり英国で活躍したので、ナショナル・ギャラリー=国立絵画館の代表作の一つと言えるでしょう。ホントに大きい!注文主のワガママなヘンリー八世も、この作品は大いに気に入ったことでしょう。でなきゃ、燃やされていたかもしれないからww

私にとって「絵画を読む」楽しみを知った初めての作品です。二人の若者の年齢から職業まで、すべてこの絵の中に表されており、中央の棚にある細々とした物全てに意味があります。さらに画面左端上、カーテンの隙間からチラリと見えるキリスト像にも暗示があるし、なんと言っても下部中央も劇的ナナメなドクロがサイコー!!!この絵の前に行ったら、正面からだけではなく、絵の右端にも立って超斜めからもう一度見なくてはいけません。ここに自らの足を運んだ人にのみ許される贅沢=楽しみですね。あ、絵はがきでも出来るか?ww

とにかく『メメント・モリ』です。誰もがこの世なんて儚いもの。いつかは必ず死が訪れます。今、COVID-19に蹂躙されている世になって改めてこの絵を見ることが出来たら…感慨もひとしおでしょうね。ロンドンの住民が羨ましいです。もしいつか、この絵の前に立つ機会を得ることが出来るなら、ぜひ事前にこの絵の解説を読んでから行って下さいね。専門書を探さなくても、今は簡単にネット検索出来ますから。しつこいけれど、ナショナル・ギャラリーで一番好きな作品です。

 

次は、ヤン・ファン・エイクの『アルノルフィニ夫妻像』です。この美術館で『大使たち』と並んで1、2を争う大好物!

この作品も「読む」楽しみが満載です。画面下左の脱ぎ散らかしたサンダル、下中央の子犬、窓際のフルーツ、シャンデリアに一本だけのろうそく、正面中央の凸面鏡に映り込む姿、その鏡周囲にある10個の装飾、ベッドの飾り、正面壁の署名、二人の立ち位置まで、その他もろもろ全てに意味があります。チラッと顔だけ(特に男性の)見て「キモっ」と通り過ぎてしまったら、せっかくロンドンまで行ったのに一生取り返しのつかない過ちとなりますwww

この作品の解説も多くの本に取り上げられているし、もちろん簡単にネットで見ることも出来ます。絶対に予習してから見なくてはあまりにもったいないです。ちなみに、ナショナル・ギャラリー自身はもちろん、これらの絵画の見所をよく知っているので、売店に行けば作品全体の絵葉書はもちろん、各ポイントを部分拡大した絵葉書もたくさん売っています。なのでナショナル・ギャラリーに行くと、やたらたくさん絵葉書を買ってくることになるんですよねwww

ヤン・ファン・エイクの緻密で美しい作品はどれも大好物ですが、15世紀という時代で宗教画ではない、いわゆる風俗画であることが珍しいこの『アルノルフィニ夫妻像』。男性の顔は確かにキモいですがw 本当に好きな作品です。ちなみに、猫パロで有名なスーザン・ハーバートさん作品はこちら。サイコー❤️

 

『エマオの晩餐』by カラヴァッジョ
これも大作で、141cmx196.2cmあります。ほぼ実物大で描かれたと言われていて、知らない男性を招いての夕食が、ふと姿を変えたキリストだったと気づいた瞬間の、驚く右の男性の飛び出す大きな手と言ったら!思わず正面に立つ私は仰け反ってしまいます。これぞカラヴァッジョの真骨頂です。

飛び出す手の衝撃から落ち着くと、左に座る弟子が、こちらは驚いて今立ち上がろうとしている力の入った右手、その突き出た肘に気がつきます。そしてその肘のほころびから見える下に着ているシャツの白…。あ、手前のフルーツ籠がテーブルから落ちそうだ。右の弟子が手を広げた時に、弾みで押してしまったのでしょうか。とにかくこの劇的な臨場感。今まで散々絵画を「読む」楽しみを書きましたが、ことカラヴァッジョに関してはまずは感じたいです。色を、光を、力を。思わず息を止めて見入ってしまい、ふと絵から離れると深呼吸を必要とします。これはやはり、絵葉書じゃダメなんですよね。

そんな迫力のカラヴァッジョ作品の中で、私が一番愛する『キリストの埋葬』がこの秋バチカンから来日予定です。これもド迫力の300cmx203cmという大作で、来日したローマ法王からのプレゼント(と言ってもくれるわけではなくw)としての貸し出しだそうです。今年の10月。無事に日本で再会出来ることを祈っています。

 

最後は日本でも『怖い絵展』でお馴染みとなった『レディ・ジェーン・グレイの処刑』です。by ドラローシュ。

初めてこの絵を観た時は、レディ・ジェーン・グレイの光沢のある白い衣装、透き通るような肌の美しさに惹きつけられて、作品の前で動けなくなりました。恐ろしいシーンなのに、美しさに見とれてしまうのです。それもそのはず。それこそがドラローシュの意図するところで、演劇を観せるように、わざと劇的なモチーフを組み合わせて作り込んだ舞台のようなものなんですね。なので、最初『怖い絵展』なんて、芸術を愚弄するような下世話なタイトル…と思ったりもしましたが、実は実際に、処刑シーンをわざとドラマチックに見せるために作り込んでいるわけで、『怖い絵展』として怖いもの見たさ的に取り上げられるとは、ものの見事に作者ドラローシュの思うツボだったわけです。

実際の処刑は屋内ではないし、ジェーンの衣装は白ではないし(黒だった)、処刑人は哀れみの表情なんて見えない仮面を付けていたわけだし…と分かってはいるんですけどね。やはりドラローシュの手の内にハマって、演劇に見入るように、この絵に見入ってしまいますね。

初めてのロンドンでこの絵を観て、翌日は迷うことなくロンドン塔へ行き、実際の処刑場や、ジェーンの夫ギルフォードが囚われたタワーの石の壁に刻んだ『JANE』の文字を見て、政治に翻弄された悲劇の、実在の女性ジェーンに想いを馳せたのでした。こうして、美術や歴史ってハマっていくんですwww

 

…ということで、大好きな作品をいくつか挙げてみましたが、これら以外にもロンドン・ナショナル・ギャラリーにはダ・ヴィンチもあるし、ゴッホも、ボッティチェッリも、フェルメールもあります。それほど素晴らしい作品満載なナショナル・ギャラリーですが、入場料は取りません。無料です。が、出口に寄付金箱があり「あなたが楽しんだこの美術館を運営・保持するのにはお金がかかります。ぜひ寄付をお願いします」などと書かれていて、透明なアクリル箱の中にはイギリスポンドだけではなく、ユーロ、米ドル、日本円を始め、世界中の紙幣が見えるのです(紙幣なら両替出来るから、何でも良いんですね)。なので私はいつも1000円札を1枚入れてきます。2枚じゃなくてごめんなさい(^^; また、冬だったらジャケットを預けたクロークでも2ポンドくらいチップを渡しちゃうw まるで良いことをしたような気分になるんですが、素晴らしい芸術を堪能させてもらったんですから安いくらいですねw 実際、この中の数点だけでも来日すれば1600円は取られるでしょうから。

今、カレンダー的にはゴールデン・ウィークを迎えました。でも、先週と同じ、Stay Homeな日々です。元気に生きてさえいれば、行きたければ必ずもう一度ナショナル・ギャラリーに行ける日も来るので、今は我慢ですね。想像力や記憶力を養う時です。ではまた来週。次はどの美術館にしようかなw