Amy's This Week
2021.06
5/31-6/6, 2021 モンドリアン展と『リコカツ』、そして『ローズメイカー』
東京では、6月1日から緊急事態宣言が延長されつつも、映画館や美術展が限定的に再開されるようになりました。わずか数週間のことだったけれど無性に美術展に飢えた気になり、今週末で終幕するモンドリアン展に急遽行って来ました。すでに6月末から次の展覧会が予定されているので、期間の延長はなかったようです。ギリで行けて良かった。
このポスターにある作品で超有名なモンドリアン。タイトルは『大きな赤の色面、黄、黒、灰、青色のコンポジション』だそう。長年、ただの『コンポジション』だと思っていました(^^; この作品がすでに見飽きるほどあまりに有名なので、さほど興味を持っていなかったモンドリアンでしたが、この美術展に出掛けて全くイメージとは異なる作品を観ることが出来て、目からウロコ。行って良かったです。
オランダ生まれのモンドリアン。この美術展はデン・ハーグ美術館所蔵作品が中心になっているそうだし、初期に描いていたオランダの農村風景や、オランダ独自の花など、オランダ愛をとても感じることが出来ました。これは『オランダカイウ:青い花』。左下にピート・モンドリアンのイニシャルがサインされていますね。
同じモチーフで、こちらは『二本のオランダカイウ』です。オランダカイウとはカラーのことだそう。シンプルでシュッとした姿がとてもオランダのイメージだなと、オランダカイウという名前を聞いてつくづく思いました。
今回、私が一番感動したのがこちら。『鶏のいる農家の庭』です。他多くの抽象画家同様、やはり初期の頃は抽象画ではなかったんですね。印象派の影響を強く感じました。作品に近づいてよく見ると、中央下部の赤いトサカもただポチッと赤い絵の具をチューブからそのまま乗せただけのようです。なのに離れて見ればしっかりと鶏のトサカ。上部の空や木の葉の様子も、雑なようでしっかりと計算されています。こういう作品は、何度も近づいたり離れたり…を繰り返して観てしまいますw 本当に面白い!
これは『夕暮れの風車』。キャリア中期で、写実的な風車のバックの空の様子に、その後の抽象的表現を感じることが出来ます。風車をこの角度で捉えるところも、いかにも風車を見慣れたオランダ人だな〜と思えますね。
こうした写実的な作品制作を経てたどり着いたコンポジション・シリーズ。楕円で、パステルカラーのものもあるとは知りませんでした。あと砂丘シリーズも綺麗でした。モンドリアンの、変化、進化の過程が、この美術展でははっきりと見ることが出来て、とても興味深かったです。
もともとコンポジション・シリーズしか知らなかったし、そのあまりにシンプルな作品に、絵画というよりただのデザインだと思っていて、モンドリアン展に行こうとは思っていませんでした。が、3度目の緊急事態宣言となり、美術展に飢えた結果としてSOMPO美術館のモンドリアン展に行き、モンドリアンについて誤解していたのを反省したし、とても楽しめたので、何事も深く知ることは大切だなと、改めて思ったのでした。SOMPO美術館、ありがとう。今後は7月から、豊田市美術館に移動するそうです。名古屋の皆様、この機械にぜひ!
https://www.museum.toyota.aichi.jp/exhibition/mondrian?t=plan
さて、今季大好きになっているドラマが2本あります。まずはTBS金曜22時の『リコカツ』です。
久しぶりの北川景子さん、やっぱり綺麗ですね〜。カッチカチで真っ直ぐな永山瑛太さんも良い感じ。で、毎回北川景子さんのファッションが素敵過ぎます!
イヴ・サンローランやマルニ、ヴァレンティノなどのお洋服はどれも素敵だし、アクセサリーはカルティエ、ブシェロン、ピアジェなど、素敵過ぎる!絶対フツーのOLじゃあこれだけ揃えられないでしょwと思うけれどww そこはドラマだし、とにかく北川景子さんですからね。身につけている物を見ているだけで楽しいです。そういえば、コーヒーマグはエルメスでした!
特に印象的だった唐揚げを食べるシーンのドレス、デイト(デートではなくw)をするシーンのブラウスは、いずれもヴァレンティノ。ホント、素敵でした〜。にしても、私だったら絶対にヴァレンティノを着て唐揚げを食べには行けませ〜んww
ただ…そうしたファッションだけでこのドラマに夢中になったわけではありません。なんといっても、音楽ですよ!!毎回、クライマックスで、ちょうど良いところで「ずっと〜、ずっと〜」と流れる米津玄師の歌声。ドラマ主題歌としての書き下ろしなので、歌詞とストーリーがしっかりとリンクしているんですね。切なくて切なくて、私、結構毎回涙ぐんでいます(^^;
https://youtu.be/7WZ1Kt3zraY
お互い想い合っているのに…大切なのに…だからこそ、素直になれずすれ違っていくなんて…涙。微笑みを返したあと、ふと一人になった時の空虚な表情はさすがな演技だし、そこに米津の声が重なります。なんてドラマチックな展開なんでしょう。ドラマ作りって、ホント凄いですね〜。
以前、『ノーサイド・ゲーム』に夢中になった時も、米津の『馬と鹿』のサビ「これが愛じゃなければ〜」と毎回ラストのちょうど良いタイミングで流れて、キター!!って感動していましたが、その後あまりドラマを観ていなかったし、今回はどっぷりな恋愛モノで、米津玄師の声、メロディーにヤラレました。遅いんでしょうねwww I know!! www
そんなわけで、最近の私はふとした拍子に頭の中で流れる曲が、『うさピヨ』と米津ですww 『リコカツ』はあと2話で終わってしまうの?!(泣)全話録画を消去出来ません(^^;
そんな週の一本は、『ローズメイカー 奇跡のバラ』です。
薔薇専門農園の存在から、薔薇の育て方、作り方が分かり、とても興味深かったです。ただ、良くも悪くもフランス映画。これがもしハリウッドだったら、もっとドラマチックで感動的な展開になったと思うので、そこはとても残念でした。
が、逆にフランスならではの、どこかチープなのに小洒落た感を楽しめれば良いのかな。薔薇には多くの種類があって、それぞれ個性的な名前が付いているのは知っていたけれど、それには一種類ずつこんなドラマがあるんだろうな〜と思ったら、薔薇の見方も変わりますね。
職業訓練所から派遣された前科者3人があまりにも真面目なのが出来過ぎな気がしたのだけど、更生したから…ってことで良いのかしらw 嗅覚の才能を見出された彼は…凄いな、の一言。しかも、なかなかカッコ良かったですw
このバラ園で長く忠実に働いてくれているアシスタントの女性は…フランス人なのになぜかいしだあゆみに見えましたww ともあれ、たっぷり薔薇を見ることが出来たので楽しかったです。やはりお花といえば薔薇!薔薇大好き❤️ 素敵でした。
さて、母を連れて銀座のappleストアのジーニアス・バーに行ってきましたよ。間違ったパスコード連打で、自らロックをかけた問題ですw ありとあらゆる努力をした挙句、ギブして行ったジーニアス・バーでしたが、さすがジーニアス!なんとわずか20分で復旧しました!素晴らしい!ありがとうapple、ありがとう天才さん!
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