7/23-29, 2018 ルーブル美術館展『肖像芸術』と『アメリカン・アサシン』

この週の月曜日は、暦でいう『大暑』。一年で一番暑い日…ということだそうですが、なんと本当にその通りとなり、埼玉県熊谷市が日本一の暑さ41.1℃を記録したそうです。この季節、うちはお風呂だって39℃だもの。お風呂より暑いなんて! その昔、友人が「安かったから行ってくる!」と8月にエジプトへ行ったら、現地ガイドさんに「最高3時間までしか、外にいちゃダメ」と言われたとか。でもせっかく行ったのに3時間だけなんてもったいないと無視していたら、見事に4時間目にぶっ倒れて警察のお世話になり、翌日までツブレたそうww エジプトでは、外国人観光客が倒れたら救急車ではなくどんなことでもまずは警察で、警察の判断で病院になる…ってことも教わりましたww 「だからね、例えば旅行代金が倍になっても、冬なら倍以上の時間観光出来るんだから、目先でケチっちゃダメなのよ」とのことで、私はその後1月に行ったのでしたww …なんてことを思い出したこの暑さ。今や日本もエジプト並か?いえ、湿度が高い分もっとツライです…。先週、そんな時にはアイス・ショー!と書きましたが、今週のオススメは六本木国立新美術館の『ルーブル展』です❤️ なるべく外を歩きたくないので、今回は六本木ではなく乃木坂駅から。直結しているから便利です。にしても、どうしてここはどこもかしこもガラス張り?ww 世界最大級と言われるパリのルーブル美術館は、何と言っても収蔵作品数が380,000点以上で、実際に展示しているのは常時35,000点ほどというのですから、いくら貸し出してもルーブルは「へ」でもありませんね〜www だから様々なテーマでしょっちゅうルーブル展をやっているように感じますが、今回のテーマは『顔』でした。 あなたの顔を真ん中に入れて下さい❤️的な…。やらんわ、そんなんwww 内容はといえば、さすがルーブル。古代エジプトから現代美術まで、幅広いコレクションで多くの顔を見せてくれました。一般的に「ルーブルの顔」と言えば、どうしてもダ・ヴィンチの『モナリザ』になってしまうでしょう。でもやはり『モナリザ』は借りられなかったようで。けどその代わりとばかりに(たぶんねw)、マリー・アントワネット、ナポレオンなど、さすがルーブルと思える見慣れた顔が揃っています。だから日頃あまり美術を見ない人でも、とっつきやすいのでは? 私が感動した2点をピックアップすると、まずはこの美女。 一瞬、この美しい女性はオーストリア皇后のエリザベート?と思いましたがそうではなくて、同じエリザベートでもこちらはマリー・アントワネットの宮廷画家だった、エリザベート・ルイーズ・ヴィジェ・ル・ブランの胸像です(オーギュスタン・バジュー作)。 この胸像のすぐそばに、彼女の描いたマリー・アントワネットも展示されていますが、顔だけで言えば描いた本人の方がずっと美しかったのでは?と思ってしまいます。本当に綺麗な顔。でもマリー・アントワネットは嫉妬するどころか、エリザベートが女性でも王立絵画彫刻アカデミー会員になれるよう推してくれたというのですから、さすが王妃の貫禄です。 そして数点あるナポレオンの中から、この彫刻のナポレオン。 高さが2メートルを超える迫力の『戴冠式の正装のナポレオン一世』(クロード・ラメ作)です。実際より良く描かせたり彫らせたりしたことで有名な「実はずんぐり」ナポレオンなので、当然これも等身大以上でしょうが、この彫刻の見どころはフランスの戴冠式用正装ということで、歴代フランス王室ゆかりの白テンの毛皮とビロードのマントを着用しているところです。これが大理石なのに、本当に毛皮やビロードに見えるのですから大感動!真後ろにも行けるので、ぜひグルッとナポレオンの周りを一回りして、この正装したマントの質感を味わうことをオススメします。素晴らしかったです! そーいえば、「これは見覚えがある!」と思ったヴェロネーゼの『女性の肖像』を、全く勘違いしていたことを知りましたww 私、この女性はてっきりユディットだと長年思い込んでいたんですよね。だってかなり思いつめたような表情をして、右手に短剣を持っているように見えませんかww そう、 旧約聖書に出てくるホロフェルネスの首を斬るユディットですよ。多くの画家が題材にしていて、カラヴァッジオのようにはっきり首を斬るシーンを描いている場合もあれば、ただ剣だけを持っている場合もあって、これもそうだと勝手に思い込んでいたら…ヤダ〜、全然、剣なんて持っていないww ヴェロネーゼ、ごめんなさい!長年の誤解が解けて良かったですww さて話は戻りますが、なぜこの暑い時にこのルーブル展がオススメなのかと言うと…めちゃくちゃクーラーが効いているからですww 国立新美術館自体は、全体がガラス張りであるせいか、今の時期酷暑の外から館内に入っても「あ〜、気持ちい〜❤️」となるほどにはクーラーが効いているとは言えません。もちろん、外よりはずっとマシではありますが。でも、館内にいくつかある展示室の中でもルーブル展を開催している一番端の展示室に入った途端…ひゃ〜❤️ なんとも気持ち良いひんやり感。なんでも、フランスの本家ルーブル美術館から低めの設定温度を条件とされているそう。ん?本家そんなにクーラー効いていたか?って思ったけれど、明らかに日本の方が温度も湿度も高いですもんね。美術品管理には、温度と湿度が重要です。 というわけで、寒いのは良いけれど圧倒的に暑さに弱い私には、これぞ都会のオアシス!ルーブル美術館展、サイコーなのでした❤️ あ、寒さに弱い人用に、ブランケットの貸し出しをしていましたよ。なんと3枚くらい重ねている女性もいらっしゃいました!密かに、きっと彼女は勤める会社でもクーラーの温度設定で揉めているだろうな〜なんて、余計な心配をしちゃいましたww そんな暑い日の美術展終わりには、涼しさを連想する(?)北欧レストランへ行きました。初めてのスウェーデン・ビール『オムニポロ』社のレオンがこれ。 レオンってラテン語でライオンのことなんですが、この絵はなんだかサイのよう…www でもお味はすっきり爽やかで、美味しく頂きました〜❤️ そんな週の一本は…『アメリカン・アサシン』です。 いわゆるスパイ・アクション物なので、理屈をこねてはいけません。世界中あちこちへ飛び、悪い奴らと対決して、銃をぶっ放して、最後は必ず勝ちます。『ミッション・インポッシブル』や『ボーン』シリーズが好きだったら、たっぷり楽しめますよ。しかも冒頭のイビサ島のシーンは、『プライベート・ライアン』を彷彿させる『頭でガツン』の迫力で目を見張ります!…のわりには、若干尻窄み感は否めませんが…w ピュアな主人公を演じるのはディラン・オブライエンで、『メイズ・ランナー』ではお話自体があまりにマンガちっくで、私はつまらないと思ってしまったのですが、イケメンであることは確かです。普通の青年だったのに、ショックな事故から冷酷なスパイになるのはジェイソン・ボーンを彷彿させるし、明らかにマット・デイモンよりはこちらの方が美しいです(いえ、マットのジェイソン・ボーンは本当にマットで良かったんですけどねw)。 さらにマイケル・キートンも、良い感じのワル中年ぶりです。旅好きとしては、スペインのイビサ島から、イスタンブール、ローマなど、ロケ地が楽しい!(私は石畳を見るだけでトキメキますw)これがスパイ映画の楽しいところでもあります。ただ、この作品がちょっと地味感を拭えないのは、やはりまだ主人公ディラン・オブライエンの小者感?まあ、トム・クルーズやマット・デイモンと比べてしまっては可哀想ですねw ラストのローマ沖の海での例のシーンは…「海上でなくて良かった」???www いやいや、科学的な理屈を言ってはいけません。『アルマゲドン』よりはずっとマシですからww 取り敢えず、酷暑の最中2時間涼しいシアターでホッと一息ついて過ごすのにもってこい、の痛快スパイ作品。なかなか楽しめました。シリーズ化されると良いな❤️ さて、大雨の梅雨が明けたら酷暑。かと思えば台風…と、地球温暖化の恐ろしさを実感する日々です。全国にいらっしゃるVIPの皆様に思いを馳せながらも、トランプさんが実感してアメリカがパリ協定に戻るためにも、ワシントンDCやニューヨーク・シティはもっと激しい酷暑になって水不足になれば良いのに…なんて、不謹慎なことを思ったりしていますww どうか皆様、水分をたっぷり補給しながら、毎日を健やかにお過ごし下さいね!!!

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