Amy's This Week

2024.08

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2024.08.06

7/29-8/4, 2024 カルティエと日本展と、『ツイスターズ』

7月最後の週は、相変わらずの酷暑の中病院に行ったり、友人宅へ行ったりして終わってしまいました。週末は二日間ともほぼ死んでいましたしね(爆)。なので、一週前にクローズ前ギリで行ったトーハクのカルティエと日本展について書きますね。

私は宝飾品を見るのが大好き!やはり目の保養になるし、着けたら重いだろうなとか、これ着けたらどこに行こう、これはどこに置こう…などといろいろ想像を膨らませるのが楽しいです。海外ではロンドン塔の王室宝物館とイスタンブールのトプカプ宮殿宝物館が見応えありました!今回はカルティエ限定ですが、だからこそカルティエが意地を見せてくれると期待して暑い中上野へ行って来ました。

最近は上野も外国人がいっぱい。まあ考えてみればいくつもの美術館・博物館がある上野公園はワシントンDCのスミソニアン博物館エリアみたいなものですね。それなら海外からの観光客が来たがるのも納得か。世界の観光地はお互い様。だからこそ、自分も行かないとイーブンにはなれません。最近ヴェニスやバロセロナで外国人観光客締め出し運動(?)が起きているのは、そこの人たちって自分では旅行する人が少ないのだろうなと思いました。

なんてことを考えながら到着したトーハク。日本の誇る博物館です。この日の会場は表慶館。よく行く平成館よりは少し手前なのがありがたい w こう暑いと少しでも会場が近い方が嬉しいです。入館した瞬間のクーラーが幸せなこと!思わず立ち止まり見上げて深呼吸。

写真は撮り放題です。ガラスの反射だけ気をつけねば。予想以上に多くの展示があったので、絞りに絞って良いなと思った作品を並べていきますね。まずは時計から。なんとも素敵。リッツカールトンのロビーあたりに置かれていそうですw 四隅のダイヤモンドが紋のようだし、金属部分もとてもジャパニーズな雰囲気です。

これはお手頃な感じ?ってもう感覚が麻痺して来ましたw グリーン(たぶん翡翠)の地に四隅のルビーがめちゃ私好みですw ま、どこがジャパニーズなのかはよく分かりませんが。あ、翡翠だから?翡翠って日本名物でしたっけ?

これは全然好みではないけれどw その精巧な造りに目を見張りました。パリの高級アパルトマンの居間に置かれていたら様になりそう。と思ったらこれはデスクセットだそう。中央に時計、よく見れば手前にペン。左右の狛犬さんを摘んだら中にインク壺ともう一つは印鑑入れ?の訳ないですねwww あ、封蝋のスタンプかも。ペンの下は引き出しになっているので便箋が入っているのかな。こういうヨーロッパの高級細工家具を見るのは特に楽しいですよね。隠れた引き出しとかあったりして。

これもリッツ・カールトンのロビー系ww この展覧会はカルティエと日本のいわばコラボ作品がテーマなのですべてオリエンタルですが、いずれもわりと日本というより中国っぽいのでは? フランス人には日本も中国もごっちゃなのかなww

カルティエといえば豹(パンテール)ですがこれは虎?パンテール(時計の種類)の中に虎だからジャパニーズなのかしら。

これは…もう時計というよりブレスレット。この美術展のタイトル通り、結びですね。時間を見るための物ではないけれど、これが時計だというところに価値があるのかな。ブレスレットみたいな時計というよりは、時計みたいなブレスレットかもww

これはダイヤモンドの蓋付き。え?待ってこの大きさでダイヤモンド?お花の形かと思ったけれど、いやこれは亀かもw 色々な意味で凄いです。

続くイヤリングのコーナーも見入ったけれど上手に撮れなかったので写真はありませんw 続いて置物コーナーです。本当にただそこに置いて、見て楽しむだけの物。究極の贅沢かもしれません。これは紫陽花?よく見れば葉の上に雫もあったりしてとにかくとても綺麗です。葉は何で出来ているんだろう。

これがジャパニーズというのはよく分かりました。生け花風?豪華過ぎないところがとても素敵。もちろん、実際はとても豪華なんですけどね。

あーこれもホテルのロビー用w お花は何で出来ているのでしょう。中央の丸いのを止めているのが金でこれも素敵です。

これは何かの入れ物ですね。ボディパウダーだったら凄過ぎるw こうしたさり気ない小物って身に付けるわけではないし、居間に飾るわけでもない。つまり他人に見せる物ではないので、ある意味究極の贅沢品ですよね。私がもしフランスの貴族だったら、こうした小物で贅沢したいですw 自己顕示欲は誰にでも多少の差こそあれある物だと思いますが、私はそれを他者に顕示するのは品が無いと思うんですよね。自己に顕示して満足するのが究極の贅沢ではないでしょうか。自己顕示欲は自己で完結すべき物だと思っています。

これは一体何でしょうw 説明を見たはずですが忘れてしまいました。鳳凰かな。黒や赤の部分を漆にしたら、皇室美術館にありそうなデザインですね。

さてブローチ・コーナーです。ブローチって身近なようで、実際はなかなか使うことないですね。小さめのジュエリー・ブローチをさりげなく襟元とかに着けたら素敵でしょうね。まあそんな洋服自体着ることありませんがw

トンボのブローチってよくありますね。なぜだろうと思ったら、トンボは前にしか飛べないので『成長、進化、成功』を意味するらしいです。かつてテレビで美川憲一さんがトンボのブローチを集めていると言っていたような。このカルティエ・トンボは色が良いな〜!とても素敵です。ガラスに張り付いて見ちゃいましたw

これは何でしょう?下向きに飛んでいう鳳凰かな?これも綺麗ですね〜。私は大体グリーン系が入っているとときめきますw

最後はネックレス・コーナー。これもグリーンだから一番好き!でもこんなの身に着けたら肩凝りそうですねw 赤毛のジュリアン・ムーアにとても良く似合いそうです。

お〜これはあのマリー・アントワネットの首飾り事件ネックレスに似た雰囲気ですね!そう思ってググってみたら、まあ似ているような似ていないような…でしたw とはいえまさにその時代の貴族風。当時はめちゃ貧富の差があったので、こうしたジュエリーがよく売れたのでしょうね。現代はどうなのかな。あ、だから美術品扱いで美術展を開くのか。それでも余程入場者がいないと、保険代の元を取れないのでは?なんて要らぬ心配かなww

これも素敵でした。一連だったら欲しいなぁっていやいや一連でもゴージャス過ぎますww

やはり最後に挙げるのはパンテール。オッドアイがポイントですね。イエローはイエロー・サファイアでしょうか。ゴージャス。ん?よく見ればサファイア以外は全部ダイヤモンド?いやーやはりめちゃくちゃゴージャスでしたww 大きな玉はまさかサファイアではないですよね?ブルートパーズ?タンザナイト?二十代の頃小さなタンザナイトが付いたリングを持っていたのですが、失くしてしまった悲しい思い出があります。それ以来、タンザナイトに縁がありません。色石綺麗ですよね。また欲しいなー。

…というわけで、ギリで行けたカルティエ展。予想以上に展示点数が多くて見応えたっぷりでした!

 

そんな週の一本は、『ツイスターズ』です。

グレン・パウウェルだったのでめちゃ期待していましたが、グレン目当てだと少し肩透かしを食ったような感じでした。むしろ『ザリガニの鳴くところ』で孤独な主人公を演じたデイジー・エドガー=ジョーンズが良かったかな。知的と可憐さが両立していて魅力的。少しドン・ジョンソンの娘ダコタ・ジョンソンに似ているけれど、デイジーの方が品があるかなw あ、ダコタ・ジョンソンは今年コールドプレイのクリス・マーティンと婚約しましたね。クリスって女優好きなんですねw

取り敢えず見どころとしてはやはり竜巻の迫力です。『オズの魔法使い』では竜巻に運ばれて不思議な国へ行きますが、実際竜巻に巻き上げられたら死んでしまうんですね、って当たり前かw それがもう物凄い力で持っていかれるんですよ。めちゃ恐ろしい!

そういえば以前、オクラホマ州オクラホマ・シティに行った時。ライヴ会場のアリーナで入り口や壁に『トルネード・シェルター』とあったのが印象に残っています。竜巻が来た時の避難所になっているんですね。この映画の中でも、近くに竜巻が来て逃げ込んだお店に「シェルターはどこだ?シェルターは無いのか?」と尋ねます。結局そこには無くて、なるべく低いところに身を屈めて柱とかにしっかり捕まるわけです。竜巻が来た時の非難方法を覚えちゃったw

 

週末は…エアロスミスのツアー引退ニュースで起き丸二日間ボケーっとしていました。一つの時代が終わった、という人が多いけれど、私に言わせればただ「時代が終わった」という感じ。また次の新しい時代とか、もう来るとは思えない。それが現時点の正直な思いだけど、まあ人生は続くのでしばらくは粛々と日々を送っていきたいと思います。この週のハイライトはこちら。まだ週末のニュースを知る前の、至福の時でした。