Amy's This Week

2024.07

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2024.07.16

7/8-14, 2024 山下達郎 Performance 2024スタート!と、『フェラーリ』

先週末二日間熱出して寝ていたとは信じられない程の回復ぶりw 一体あれは何だったんでしょ。とにかく良かった。だってこの週には山下達郎Performance 2024がスタートするからです!クラッカーを買って、いそいそと行って来ました。

私は長年常に初日狙いw ステージでもタツローさんが「今日は初日狙いのお客さんだよねw」なんて、まるでこちらが初日ならではの失敗待ちをしているかのようw もちろん、タツローさんの毒舌は分かりきっているので特に気にはしません。私が初日狙いをするようになった理由はシンプルに二つです。

その1。先のことは分からないからw だって43本とかあって、7月から年末までですよ。なるべく直近にしておきたいです。

その2。そこしか取れないからw これに尽きるかもしれませんww

長年ライヴのチケ取りの為にだけファンクラブの年会費を支払い続けています。それでも43本中1本ですよ、チケットが取れるのは。申し込みでは第5希望まで出すんですが、仮にNHKホールと神奈川或いは大宮だけで埋めたら全滅するかもしれないし、前述したように先のことは分からないのでなるべく前半で確実に…となるとほぼゲネプロな初日公演に落ち着いちゃったんですよねw タツローさんの初日は都内から日帰り出来るプチ地方都市になるので、今までも市川、柏、八王子…など初めての会場へ行きました。そして今回もまた初めての、三郷でした。

初めて降りた三郷駅。すぐそばに大きな川があり、その向こうは千葉県という埼玉県の一番右端なんですね。タツローさんのおかげであちこち行きましたわw めちゃくちゃ昔の話で恐縮ですが、まだノースウエスト航空があった頃。ノースのマイレージがJALでも使えた時期があったので、その頃は松江公演なんて申し込んでみて案の定取れて1泊で行ったこともありました。もちろんお土産はしじみの佃煮w

そんな古き良き時代は遠くなり、今は日帰りしか行かなくなりましたw それでも多少は足を伸ばすわけですよ。確実に取りたいからw そして無事に初日公演を楽しむことが出来ると「今年も行けた」とホッとして、また来年まで待つわけですw こんな毎年を過ごせるなんて最高だな。

長くツアーをしない時期もあったんですけどね。タツローさんはなんだかんだ言って稼ぐことに貪欲w だったらドームとまでは言わないけれどせめて武道館でやれば良いのにねー。てか、サウンドや客席の椅子(ファンが座り心地悪い椅子に座るのが可哀想…ってホントにそう思ってる?ホントに可哀想なのはチケットが取れないことなんですけど?w)を理由にするなら今やKアリーナとか、有明ガーデンシアターとか音も椅子も良い会場が出来ちゃったんだから今後どうするんでしょうねw

長年のファンとしては、いくつかあるタツローライヴのお楽しみの一つが、ステージプロダクションを見ることです。毎回凄く凝っていて、以前ファンクラブの会報に過去のプロダクションがずらっと載っていたことがあった記憶が。とっとけば良かったw 毎年世界のどこかの景色(大体がアメリカかなぁ)を模していて、好きだったのは映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』を思わせるニューヨーク市ブルックリンっぽい光景。あれは素敵だったな。

遥か昔の記憶で忘れられないのが、キッチンカウンターの上みたいなステージセット。キーボードの脇に大きなジュースミキサーがあったり、ドラムスの脇にトースターがあったり…なんか凄く可愛いくて好きでした。でももう今は景色ばかりになりましたね。しかももはやネタ切れなのか、その風景はどこか無国籍。いえ、国籍ならアメリカっぽいのが多いですが…。これどこ?ニューヨーク?シカゴ?西側?…と開演前に悩んだ時もありましたw でも今は架空の都市、ファンタジーなのだと思うようになりましたよw

今回のステージはまたニューヨークかな。開演前にパッと1枚撮りました。

過去のステージを2階席から撮った画像がありました。ああこれ、覚えてる!右端の水道タンクがアメリカの田舎っぽいと思ったな。

これも懐かしい!イタリアだ!と嬉しかったのを覚えています。やっぱりヨーロッパは良いな〜

これはホテル・カリフォルニアのイメージかな。毎回組み立て&解体大変だと思いますが、タツローさんもここまで続けていると止めるわけには行かないのでしょうね。ファンにとっても大きな楽しみの一部になっているし。

そんなわけで始まった今年の山下達郎 Performance 2024。オープニングはお約束の『SPARKLE』です。タツローのギターカッティングのイントロで、今年もタツローさんが元気なことを確認出来て感無量になりました。私は自分は弾けないけれどギターが大好き。もちろんソロを弾きまくってくれるのも大好きだけど、カッティングのイントロも痺れちゃいますw それは私にとってタツローさんの『SPARKLE』とLUNA SEAの『TONIGHT』だな❤️

タツローさんのツアー・バンドでは長年佐橋佳幸さんがギターを弾いていて(もちろんタツローさんも弾くのでツインギターバンドです)、佐橋さんを観るのもめちゃ楽しみでした。あの小田和正『ラブストーリーは突然に』のオープニングのカッティングですw 佐橋さんの一瞬のストラト・サウンドに惹き込まれてしまう曲ですよね。

ソロはもちろんカッコ良いんですが、終盤のメンバー紹介時僅か8小節くらいの中でサラッとパープルやサンタナなんかのフレーズを入れてくれるファンサービスも楽しかったです。佐橋さんサイコー!

ところが…めちゃ残念なことに一昨年で佐橋さんがタツローツアーを卒業してしまったのです。佐橋さんが自身の活動にフォーカスしたいという理由だそうなので、諦めるしかありません。やはりオリジナルをプレイしたいのかな。そんな彼に代わったのが鳥山雄司さんという方。スミマセン、存じ上げませんでした。何でもオールマイティーなプレイヤーで、ジャズにも強いとか。ギターもストラトではなくジェイムズ・タイラー?それも存じ上げませんでした。ちょっとロック色は弱まった感じかな…。

とはいえ演奏するのはタツロー・サウンドなので、ロックとかジャズとか関係ないから大丈夫w あ、でも今回は特に私の席からだと残念ながらちょうどキーボードの陰で鳥山さんの首から上しか見えなかったんです。そう、ギターをプレイしている姿が見えず音だけ。そしたらなんかめちゃサックスの音っぽく聴こえたんですよね。でもサックスプレイヤーは見えていて、今はプレイしていない。ってことはこれキーボード?いえ、キーボードも見えていて今じゃない。え?これギターなの?って感じ。

終盤鳥山さんとサックスの掛け合いみたいなパートがあったんだけど、やっぱり音が似過ぎてるw もうマジで弾いてるところを見せてくれないとめちゃストレス溜まるんですけどw なんてずーっと思っていたら、ついにソロの時も佐橋さんのように前に出て来てくれることなく終わってしまい、鳥山さんに対してスッキリ出来るのは来年に持ち越しとなりましたw いやー去年は全然そんなこと思わなかったんですけどね。2年目で少し自分の音を出すようになったのでしょうか?来年に続く!って感じですw

そんなわけで、昨年来私にとっては佐橋さんじゃなくなって少し残念なタツローさんライヴですが、実際には城北トリオが揃ってくれていればそれで良いんですw タツローさんにキーボード(ピアノ)の難波弘之さん&ベースの伊藤広規さんです。今年は言明していませんでしたが、予々タツローさんはご自身の出身が城北であることを誇りというか、城北プライドみたいなものを持っているようなことを言っていました。そう東京って人口が多いからか、多くの県と違って東京というだけでは別に繋がれないんですよね。でも私は城南出身なので(港区、品川区、大田区、目黒区)城南となればめちゃ親近感が湧きます。それがタツローさんは城北。同じ城北出身同士でサウンドの要を固められるのは、それは嬉しいのだろうなと凄くよく分かります。

そんな城北トリオが私も大好きで、特にベースの伊藤広規さんのスラップベース無くしてタツローサウンドはありえない!もう私にとって広規さんか、アース・ウィンド&ファイアのヴァーダインかって感じのチョッパー!チョッパー!ww このサイコーにファンキーなベースサウンドが、文字通りタツローサウンドを支えているんですよね。

ルックスがフツーのおじさんなのにベース弾かせたら最高にファンキーなクールガイw この広規さんがまた、いかにもオールドスクールなミュージシャンで、寝るのは明け方、お酒大好き、ラーメンも大好き…そんなところも含め大好きなんですが…ねえ、もう70過ぎちゃったんですから、どうか体を大切にして下さいね〜!!

キーボードの難波弘之さんもタツローサウンドには無くてはならない方。私が好きなのは難波さんのプレイスタイルです。ピアノプレイヤーなので滑らかな美しい旋律を奏でるのはもちろん、アップテンポの曲ではもう飛び跳ねながらのリズムピアノ(という言い方があるかどうか分からないけれど、キーボードはもう1人いるのでリードではなくリズムという意味ですw)が楽しいし、それを真っ直ぐタツローさんを見つめながらするんですよね(ちょうど同線上くらいなポジションなので)。なんか可愛いw てか、久しぶりに画像を検索していたら難波さんの若い頃の画像があって、本当にめちゃ可愛かったです!ww

難波さんには一度どこかのライブハウスでお会いしたことがあり、この機会は逃せない!と思って勇気を出してお声掛けさせて頂いたことがあります。「毎回タツローさんライヴ行っています。難波さんのプレイ大好きです」的なことを言いました。そしたら凄く優しく「ありがとう」と言って下さり、イメージ通りの穏やかな素敵な方でした。なんかこの城北トリオは音楽以外では全然共通点が無いような感じがするんですよね。それがまた良いのかな。とにかく皆さん健康第一でお願いしたいです。

タツローさんも71ですって。今も全然声出ています。還暦を迎えた頃に「若い頃は、まさかこの歳になっても歌っているとは思わなかった」「でもまだ声が出るんで…」なんてサラッと言っていたけれど…きっと意地っ張りで頑固で職人気質なタツローさんのことだから、バリバリにボイトレとかしているんだろうな〜と思います。てか、これだけの曲数があるのにプロンプターを使っていないのも凄過ぎます。

サウンドにこだわるので絶対にワイヤレスは使用せずケーブルを引き摺って演奏するんですよね。その辺のこだわりも過去に滔々とMCしていた記憶があります。マイクについても「やっぱり(ワイヤレスにすると)音(声)が変わってしまう」と言っていました。絶対に言っていました。覚えています!それがなんと!今年はワイヤレスのマイクを使ったのですよ!!!これはもう笑っちゃうくらいびっくり。さらにワイヤレスを良いことにステージの袖にまで出て来て、右に行ったと思ったら左にも!(私は左側でした)いや〜タツローを近くで見ちゃったわwwwww 肉眼で顔の表情まで見える席なんて10年以上ぶり。長年、「タツローなんて顔見たいわけじゃないから席なんてどこでも良い」って思っていたんですが、いざ近くで見えるとなればそりゃあどんな顔でも嬉しいものですねwww あ、酷い物言いしてごめんなさい!www 愛していますよ!!!

愛しているといえば…この夫婦、ホントに幾つになっても仲良いです。まあ仲良くするイコール収入になるんだから…なんて意地悪な見方をしてはいけませんw そもそも結婚したこと自体、お互いに相手の才能を愛したのだと思うので、1+1=3でも10にでも出来る夫婦としては際限なく一緒にしたいことがあるのでしょうね。とはいえ…少なくとも私は奥様のファンではないので、毎度の抱き合わせ商売にはちょっぴり辟易していますww

来年はタツローさんデビュー50周年だそうです。ステージから「今日が山下達郎初めてという人〜」と訊くとあちらこちらから手が上がっていました。それも凄い。いまだに『Let’s Dance Baby』でクラッカーが鳴って驚く人がいるわけですねw 私は過去1-2回買い忘れたことがありますが、大体はチケ取り完了したらクラッカーを買いに行っていますw 一袋に5個くらい入っているので、とっといてもしょうがないし残りは周囲の持っていない人に差し上げるようにしています。大抵皆さんご存知なので喜んで頂けるんですが、今回は右隣の方にちょっときょとんとされましたw そしてその人、クラッカーをしまっちゃったんですよww が曲の最中なので説明なんて出来ないしまあいいやと思って、いざその時が来て会場中で誰もがパーン!とやったら…その人大慌てでクラッカーを出して5秒くらい遅れて鳴らしていましたw 取り敢えず、良かったwww

さ、これで次のライヴはまたLUNA SEAになりましたw 最近はチケ取りが忙しくて大変です💦 でもここで頑張らないと絶対後悔するので、頑張らないとね。私は高校生の時、もう理由は忘れてしまったけれど「死にたい!」と思った時があるんです。でもその時に「いや、でも◯◯(これも忘れたw)の前売り買ってあるからこれを観るまでは死ねない」と思ったし、「家出したい!」と思った時も、何枚もあるアルバムを見て「これを置いて家出出来ない!」と思ったのでしたww 結局私って10代の頃と大して変わっていない人生かもしれませんw

 

そんな週の一本は、『フェラーリ』です。

いや〜面白かったです!てか、始まった瞬間、このモデルみたいにファッショナブルな男たちはなんなんだ!!!って感じw 誰もがゴッドファーザー的な?パリコレ的な?ww さすがイタリアの男たちですよ。もうそれだけでも見ていて楽しいのに…w

レース・シーンの迫力ったらもう、めちゃ前のめりになり、力が入り、気付くと息を止めてしまいそうでした。監督がマイケル・マンなんですよ!!!あの『ヒート』(1995)の。『コラテラル』(2004)の。そして何よりもテレビシリーズの『マイアミ・バイス』の監督です!!寡黙で孤高なスタイリッシュ・クールガイを描かせたらこの監督の右に出る人はいません。いやーまだ生きていたんだw 81歳ですって。監督渾身の人生総決算作品かもしれないです!

アダム・ドライバーがもうこんなにカッコ良い人だったのかと思ったほど。逆にペネロペ・クルスがこんなにやつれたおばさん役を演じるとは。俳優さんってホントすごいです。

事故シーンはマジに息が止まりました。凄いショックだった。それにしてもこの時代のカーレースってあまりに危険で驚きました。レーサーは頭丸出しじゃないですか。こんなの死ぬに決まってます。ヘルメットだってフルフェイスじゃないし、もう安全対策がめちゃなってない!「レーサーは死を覚悟している」とレーサー上がりの主人公エンツォ・フェラーリは言うんだけど、いやあまりにも怖いです。

そのエンツォのセリフで「奴ら(マセラッティやフォード)は車を売るためにレースをする。が私はレースをするために車を売るんだ」というのがあって、これには痺れました。そんなのフェラーリだけw その通りですもんね。私の父は私が子供の頃NISSANチームでレースの仕事をしていました。現在は分かりませんが、当時は日産自動車の宣伝部だったんですよね。父に連れて行ってもらった富士スピードウェイは楽しい思い出しかありません。モータースポーツ大好きでした。

とはいえ…私のF1愛はセナと共に消えてしまいました。もう30年も前のことですよね。でも…だからかめちゃ久しぶりのカーレース映像でその興奮を思い出しました。ましてイタリアの街中のレース、しかも今の感覚では稚拙と言うしかない装備でのレースにはまさに死と隣り合わせの恐怖があり、レーサーを始め関係者はアドレナリン出まくりなんでしょうね。いや観ているこちらもアドレナリン出まくっちゃいましたよww

フェラーリ自身の私生活もストーリーの5割近く占めているんだけど、私としてはなんかそれほど響きませんでした。イタリアの男だし、複数妻が普通の時代な『光る君へ』を観ているからかなww とにかく『フェラーリ』、最高でした!

 

というわけで、待ちに待った2週間ぶりの『光る君へ』ですよ。いや〜んw もう期待通り!!!!それにしても…これほど表情だけで「やっぱり愛してる!!絶対愛してる!!!!」と表現する柄本佑サン、さすが過ぎます!!!!もうこのシーンだけ10回は観ちゃったわww