Amy's This Week
2025.09
9/1-7, 2025 『ウィキッド』on ブロードウェイと、『雪風 YUKIKAZE』
ニュー・イングランドでのJPPショウを終え、帰国組と居残り組に分かれ居残った私たちはニュージャージー州ニューアークに飛びました。ニューヨーク州ポートチェスター公演を観るためです。なぜ目的地はニューヨーク州なのにニューアークへ行くかは、その方が単純に道路事情的に行きやすいからでしたw
ニュージャージーといえばブルース・スプリングスティーンかボンジョヴィか…がロック・ファンとしての連想ですよね。でも私にとっては『ザ・ソプラノス』なのですよw ソプラノス最高❤️ そんな私にぴったりの(?)こちらでの相棒はテキサス・ナンバーのジープ♫ これはナメられずに走れそうですw
ライヴ会場のポート・チェスターまでは1時間ほどのドライヴなはず。マンハッタンは通らないのでさほど渋滞があるとは思えないけれど、まあ大幅にゆとりを持つとしても2時間。ニューアークを夕方出発すれば良いので、この日は午前から近くのショッピングモールへ出掛けました。そしてそこのフードコートでランチ。何やらケイジャンフードのお店があったので、ケイジャンなシュリンプ&セロリとジャンバラヤとブロッコリー。ドリンク足して3,000円以下でアメリカではめっちゃお得気分でした。そしてめっちゃ美味しかったです〜❤️
が、ご機嫌に楽しく食べていたらその夜のライヴが延期になるとのニュースが飛び込んできました。なんと。まあ、この日の前のコネチカットが延期になっていたので、なんとなく予想はついていたんですよね。それもコネチカット公演は延期発表が夕方5時頃でずいぶんクレームがネット上に飛び交っていました。そのせいもあってか、この日の発表は午後1時!おかげで1mmも無駄に動くことなくハッキリしてむしろすっきりでした(^^;
というわけで、この日は終始のんびりお買い物デーに決定。残したランチは持ち帰りホテルで夜頂くことにしました。2食で3,000円なら激安ですww
実は、数日前のミーグリが実現したニューハンプシャー州ハンプトン・ビーチで直前までマネージャー氏から心配な連絡が来ていました。ジョーを含めたバンドのうち3名が体調悪いとのこと。ジョー以外では誰だったのかしら。そのため、病気を私たちに感染させるといけないのでミーグリはビミョーだとのことでした。特にCOVIDとは言っていなかったのでただの風邪?分かりませんが、えー?!ジョー菌なら気にしなーい!ww なんて言っていたところ、急に「バックステージ入口に来い」という連絡が来てミーグリが実現したのでした。
その後のライヴでは、ジョーはもちろん、他のバンドメンバーも誰も体調悪いなど微塵も感じさせないご機嫌ライヴを披露してくれました。が…そんな無理をしたことが祟ったのかもしれません。なんかごめんなさい&ありがとうございました。
そんなわけで、もう一本はあっさり諦めた私たちにとって翌日はアメリカ滞在最終日の日曜日。マチネがあるのでこの日はマンハッタンへ行き、ブロードウェイでミュージカルを観ることにしていました。ニューアークから電車に乗りマジソン・スクエア・ガーデンの地下にあるペン・ステーションまで20分ちょっと。かつてはブロードウェイを楽しむのにマンハッタンに宿泊していましたが、だんだん飛行機代よりもホテル代の方がずっと高くつくようになって以来、バカらしくなってニューアークに泊まるようになりました。安いホテルに泊まれば良いって?いえいえ、マンハッタンでは宿泊代=治安の良さなので、安いホテルに泊まるなら断然ニューアークから通う方を選びますよw そんなわけで、電車でのマンハッタン入りは慣れたものw
ペン・ステーションから地上に出ると、相変わらずお上りさん相手のお店が派手に待ち構えています。一応揉めた時のためかお巡りさんがそばにいるけれど(いえ、たまたまかなw)、ちょっとお腹空いても決してここで買ってはダメ。ほんの数ブロック歩けば、良心的な値段のホットドッグやプリツェルが買えます。
ではタイムズ・スクエアまで15ブロックほど歩いて行きます。
ニューヨークにもいました!ここは池袋かっww
あ、ジミー・バフェットのマルガリータヴィルがありました。マンハッタンにもあったんですね。でも、レストランには興味あれどロックファン的にはスルーですw
やがてタイムズ・スクエアに到着。
ハードロックのショップを覗きます。
熊ちゃんは前からいたけどわんこもいました!あー猫がいたら買ったんだけどなw
相変わらずタイムズ・スクエアにはたくさんの人。
ハリウッド通りと同じですね。こういう人たちと一緒に写真を撮る時は、10-20ドルくらい払わないとね。
私たちのランチはイタリアンのオリーブ・ガーデンです。『ウィキッド』の劇場へのちょうど途中にあって良かった。ここはサラダ食べ放題です。もちろん、お代わりしてたらメインが入らなくなるのでしませんがw ブレッドが絶品でした!以前マサチューセッツでオリーブガーデンに行った時はこれほどブレッドに感激することはなかったんだけどな。あまりに美味しくて、テーブルに出た6本中その場では1本しか食べられなかったのですが、残りはお持ち帰りにしてくれました。明日機内で食べる❤️
私のメインはエビとアスパラとトマトのパスタ。極細のエンジェルヘア・パスタだったのでとても食べやすかったです。とはいえ完食は無理ゲーww 最後はなるべく実を食べてパスタを残す作戦としましたww
相方さんはミートボールパスタ。子供の拳くらいの大きさのミートボールが3個載っていて、相方さんは1個でギブと言っていましたwww さすがにそれでは申し訳ないのでせめてもう1個!と最後には頑張っていましたがw
そんなふうにめっちゃお腹いっぱいになったところで劇場に向かいます。その途中で見たクリスピー・クリームの看板。こういうの見るといくらお腹いっぱいでもドーナッツを食べたくなるの勘弁してwww
ついにシアターが見えました❤️
南の魔女に扮した可愛い子!この子の生まれるずーっと前から上演されているウィキッドは、今も不動の人気があるんですね。ブロードウェイの歴代人気ナンバー4だそうです。(1位『オペラ座』、2位『シカゴ』、3位『ライオン・キング』)1位と2位が大人向けの作品というところに、ブロードウェイの成熟した魅力があるように思いました。
さて、ついに。ドキドキですww
オープニング時のエルファバ役はあのイディナ・メンゼルでした。私は映画『Rent』で好きになったのに彼女のエルファバはYouTubeで観ただけ。あーさぞや迫力あったでしょうねー。
入場したら真っ直ぐ物販チェックですw あ、なんかTシャツがたくさんある!どれも他では買えなさそうなので、取り敢えず1枚買ってしまいました。これを着て映画のPart IIを観に行こうw
さて席に行ってみると最前でした!いや、分かっていてここを取っていたはずw もはや1mmもチケ取り時の記憶が残っていませんでしたw それでも海外ライヴといえばエアロやヴァンパイアズだったので、それらの最前価格に慣れた自分には驚くほど安くて思わず奮発したはずでしたw 感覚が麻痺してるwww ステージ下のオーケストラを覗いたところ。
開演したら撮影出来ないので、取り敢えず幕を撮っておこうと見上げたところww
始まってみれば休憩を挟んでPart IとPart IIは見応えたっぷりでした。映画ではPart Iのみだったので、休憩後のPart IIは初めて知るストーリー。Part Iで遠くの西の空へ飛び立ってしまったエルファバがPart IIでも登場したのは嬉しかったけれど、なかなか切ない展開。んーミュージカルは20年前から演っているので今さらネタバレとか関係ないと思えますが、反面映画のPart IIは公開が来年の3月らしいので…取り敢えずここはあまりネタバレしないようにして映画で改めて観るのを楽しみにすると言うに留めますw
そこでもう一度映画のエルファバ役のシンシア・エリヴォを。最高に好き。今年のアカデミー賞授賞式のオープニングで緑色ではなく素で歌が披露され、本当に見事だったんですもん。アリアナ・グランデも良かったけれどね。以前にもアップしたと思いますが、もう一度ご覧下さいw
ブロードウェイではカーテンコール時ですら撮影禁止だったので全く写真が無いのですが、驚いたのはフィエロでした!エルファバもグリンダも良かったけれど、シンシア・エリヴォとアリアナ・グランデのイメージが強かったので普通にしか思えなかった。ごめんなさい。でも…フィエロですよww
映画でもフィエロ役のジョナサン・ベイリーはめっちゃカッコ良かったですよね。イメージ通りの王子様なのに、さらに歌も上手く踊りもサイコー。そんなイメージが頭の中にこびりついているのに、もしブロードウェイまで来てイメージが違い過ぎたらガッカリというか残念過ぎて哀しくなるところでした(舞台のミュージカルは映画と異なり少しずつの演技を編集で繋ぐことは出来ず、本当にノンストップ&やり直しNGで歌い踊る実力勝負。なので役者のルックスを一番の起用理由にはしていないと思います。来日版ミュージカル『プリティ・ウーマン』のように(^^; )
そんな一抹の不安をあっさり払拭してくれ、もう目の前で繰り広げられる演技が信じられないくらいカッコ良かったのがブロードウェイのフィエロ役ジョーダン・リッツでした。映画のジョナサン・ベイリーをよりマッチョにした感じ!そして見よ!このブルートパーズのような瞳❤️
映像もあったのでご覧下さいw てか映像があるなんて❤️
とにかく最後まで本当に楽しく見応えたっぷりなウィキッドonブロードウェイでした。良かった。東京じゃなくて。東京だったら沼って劇場通いが始まるところでしたよww というわけで劇場を後にします。出口の言葉がシャレているじゃないですか❤️
そうなのよ〜涙 明日は早起きして帰国の途につかねばなりません。
ありがとう!!フライして帰りますよ❤️ あ!ニューアークから西の空へ飛ぶんだわ❤️
最後に、過去ニューヨークシティに行くたびにナイキの広告に感動していました。『Yesterday you said tomorrow』は写真を撮りしばらく自分のMacの壁紙にしていました。「昨日、明日やるって言ってたよね」つまり先送りはダメ。Just Do It!! いつも私に刺さりますw
今回見つけて感動したのはこちら。『You don’t win first by thinking twice』熟考していたら勝利は掴めない、という感じでしょうか。こちらも『Just Do It』の精神ですね。まあこれは競技スポーツに限るでしょうか。いえ、散らかった部屋を前にして、方法を考えている暇があったらさっさと端から片付け始めろ、なんて感じで使えますねw やっぱりナイキ好きだわ。
そんな週の一本は『雪風 YUKIKAZE』です。
いやー泣いちゃいましたよ。めっちゃ良かったです。戦艦大和は知っていましたが駆逐艦雪風とは初めて知りました。真珠湾攻撃直後からミッドウェー、ガダルカナル、レイテ沖などほぼ全ての戦闘に加わりつつ決して沈まなかった不沈艦、幸運艦。多くの撃沈された船からの生存者を救い、戦後は大陸からの引き上げ者の移送船としても活躍したなんて。その船長が竹野内豊さんなのですからもうホントに最高かよ(事実と映画がない交ぜw)。
ああ…でも「生きて帰る」「生きて還す」なんて言葉、戦争中はもちろん「非国民」と糾弾されたでしょうし、終戦後でも「亡くなった人に申し訳ない」などで言えなかったのでしょうね。終戦後80年目でようやく映画になりました。
それにしても…以前『男たちの大和/YAMATO』(2005)を観た時は激しい衝撃を受けました。とにかく「酷い」としか言葉に出来ない衝撃です。誤った国策に翻弄されて命を失った人々に対して、ありがとうでもごめんなさいでもなく、なんと言えば良いのでしょうか。靖国神社で手を合わせる時、「どうぞ安らかに」以外に皆さんどんな言葉を思っているのでしょうか。
それに対して、雪風には心から「ありがとう」と言えるのです。沈む船から必死に泳いで来た同胞たちに向かって思い切り手を伸ばして「諦めるなー!」「手を掴めー!」と声の限りに叫ぶ雪風の乗組員たち。あの時代に。本当に素晴らしくて涙が出ました。そして事実としてあの時代に存在したこの駆逐艦は、あの戦争下でも確実にわずかでも存在した日本人の良心でした。
帰国した2週後でも相変わらず病院しか出掛けていないのでニューヨークでの事を書きましたが、今回は単に怠惰だったのではなく帰国後体調を崩したからでした。帰国翌日に微熱。二日続いて三日目には下がり、元々予約のあった耳鼻科へ行き微熱の報告をしました。喉痛など他の症状は無し。なのに「念の為」と検査をしてみたらなんとコロナだったのですよw ついにきた!と思いましたw 一度も罹患していないのが自慢だったのにw
そういえば…あの時コロナとの明言はありませんでしたが、ジョー始めバンドのあと2人(誰だろ?)はコロナだったのかしら?その後再びジョーの元気な姿を見ることが出来たので大事に至らなかったようで良かったけれど、ん?もしかして私はジョー菌を頂きましたか?ww コロナって潜伏期間どのくらいなのでしょう?1週間あるとすればまさにビンゴかもしれません。私の場合は結局微熱二日だけで人に感染させる恐れのある1週間を大人しくするだけで終わったのでジョー菌優しい❤️ なんてバカなことを言って喜びながら、週末はお友達とカラオケを楽しみましたとさw
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