Amy's This Week

2025.10

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2025.10.13

9/15-28, 2025 ミュージカル『コーラス・ライン』と、『宝島』

私のミュージカル愛の原点が『コーラスライン』です。映画『コーラス・ライン』(1985)のDVDはたぶん私史上一番観た回数が多いと思います。50回は観てる。大好きな『ゴッドファーザー』や『ロッキー』よりも断然多いのは、やはり歌やダンスは飽きないということ。その後ニューヨークのブロードウェイで初めて観たミュージカルも『コーラスライン』。その時はあまりに映画のキャストが記憶に残っていたため、ブロードウェイのキャストがしっくり来なかったというしょっぱい思い出もありますがww

そんな私のミュージカル愛の原点『コーラスライン』が来日するというので、気合を入れてVIPシート(ライヴのVIPに慣れているとめっちゃ安く感じてしまうマジックwww)を取り行ってきました。

ミュージカル大好きと公言しながらもアダム・クーパーは観たことがありませんでした。さてマイケル・ダグラスのイメージを払拭できるかな。

劇場へ入るとおお!前から2列目の中央でした!大興奮です❤️ 上演中は写真を撮れないので、取り敢えず幕を見上げて撮っておくw

休憩なしで一気に畳み掛けられる歌とダンス。あらすじは知っているので、オリジナルと今回の新しい演出の違いもよく分かりました。映画ではキャシーの『Let Me Dance For You』が圧巻なのに、今回のステージでは印象薄っす。(^^;

でもその代わりに、映画で大好きなモラレスが今回の演出でも最高でした!!!カーテン・コールは撮影OKなので目の前のアダムを撮りました。その後ろで半分だけ顔が見えているのが圧巻のモラレスを演じた人(ジョカスタ・アルムギル)です。本当に良かった!!

映画ではキャシーがザックへの愛を歌った『What I Did For Love』を今回はモラレスがミュージカル、ダンスへの愛を歌って、それもまたとても良かったです。

せっかくの2列目。「ジョカスター!」と叫んでおけば良かったですww 笑顔がサイコー。しかもデカい!!w

ライヴだと当然そのアーティスト、バンドのメンバーを知っているわけなので、最初から2列目とか良い席の場合愛を伝えるサインボード(私はボード=板ではなくカレンダーの裏紙を奨励していますw)を用意して盛り上げることが出来るんですが、ミュージカルの場合、リピーターでなければキャストが分からないのが難点ですよね。それでガッカリしたらそれでおしまい。大感動な人がいたら?あ〜これが沼る始まりなんですよww

いや〜ミュージカルの舞台キャストは大体映画キャストに劣る…なんて失礼なことを常々思っていた私ですが、今回の『コーラスライン』はそれなりに最高なんです。これはもう何回も観たくなる!あーCheap Trickを前にして忙しいのに、この秋のコーラスライン沼が始まってしまいましたww

今回めっちゃ驚いたのが、フィナーレのこのゴールドの衣装での集団『One』で涙が出たことです。もう胸の奥からググッと込み上げるものがあり、うーん初めて『ロッキー・ザ・ファイナル』を観た時や、最近では初回『国宝』(地味に回数を重ねていますww 喜久ちゃん!)を観た時と同じ。これぞ意味不明というか意味は無し。とにかく理屈抜きで魂が揺さぶられた感動の涙です。いやー30年前から知っているストーリー、歌、ダンスで今も感動しちゃうんだと自分でもびっくりだったし、嬉しかったです❤️

カーテンコールでは観客総立ち。「やった」という達成感と観客の大喝采を受けた感動とで輝くキャストの笑顔が最高!みんな本当にありがとう!!!!

というわけで沼った私の2度目は11列目の少し左。この日も涙が出てもうホント行って良かったです。この週報が2週分になっているのはそういうことですw

あれ、今度は2階から?www 2度目の帰りにロビーで発見してしまったのですよ。「リピーター割引はこちら」という大きなQRコードをww ああ、見つけなきゃ良かったw これで1000円お得になるのだからと3回目w もうね、この年齢になるとしたいことは全部しとかなきゃの心境なのですw

この日もモラレスは大好きジョカスタで嬉しかったのですが、地味に好きだった助手のラリー(映画でのテレンス・マンがめちゃ最高だったので、舞台でガッカリしないで済みましたw)を演じていたアシュリー・ジョーダン・パッカー(長い!)がポール役で少し違和感がありました。が、違和感と思わずこれも新鮮!と思うことにしましたw

今回の来日『コーラスライン』で素敵!と思ったのは、カーテンコール時にローカル(日本の)スタッフも袖から呼んだこと。もちろん大きな喝采を受けていました。日本に来て公演してもらえるのは皆さんのおかげだもの!

めっちゃ若いスタッフもいて、こうした仕事をする機会を得たこと、会場いっぱいの喝采を受けたことなど、本当に良い経験をしましたね〜なんておばちゃん目線www  皆さんありがとー!

ああこうして2週間で合計3回、徐々に席は後ろになったけれど、フィナーレでは毎回変わらず感動が込み上げてきて、本当に3回目も行って良かったと思いました。もしかしたら数年後にまた来日公演があるかもしれないけれど、その時は100%同じキャストではないはずなので。ミュージカル・キャストも一期一会なのだ。

今回の来日『コーラスライン』では東京にプレミア公演と凱旋公演があり、プレミア15日間は池袋、その後仙台・大阪と行ってから東京凱旋で10日間の品川です。私が3回目で行ったのは池袋最終日で、リピーター割引は品川には適用されないと聞きめちゃ残念。それに品川公演はどっぷりNight Rangerだしもう残念ですがこれで終わりました。

なんて観念していたんですけどね。これを書いていたらなんだかやはり気になってもう一度日程を見てしまいましたよw 何度も見たのに。でも…あれ?よく見たらNight Ranger終わってからもあるじゃない?ということで結局品川も取っちゃいましたwww 品川は私の地元だしねw (←関係ない。こじつけの言い訳ww)こんな場所にシアターができていたの知りませんでした。なんか行くの面倒なところですが…頑張りますよ!

そんな週の一本は、『宝島』です。

沖縄の近代史に興味がある人とか沖縄出身の人にはめちゃくちゃ刺さる作品だと思いました。私には…まず彼らの話す言葉がしっかりと聞き取れない。字幕を出して欲しいレベルでした(映画『関ヶ原』での島津と同じ)。方言はリアルで良いけれど、やはり同じ日本人でも馴染んでいない者には意味が分からないので要字幕。

次に、話の流れがよく理解出来なかった。オープニングから日本人が米軍基地に忍び込んで盗みを働いていて…それはやはり犯罪なのでは?例えば『ゴッドファーザー』でも『グッドフェローズ』でも、主人公はマフィアで犯罪組織なのに作品には悪に感情移入させる魅力がありました。でもこの『宝島』では主人公たちが理解出来ないので最後まで感情移入も出来ないまま客観的に観てしまい残念でした。

最後に、これも結局は理解出来なかったの一言ながら、主人公たちのヒーロー(ん?ポスターだと妻夫木聡がヒーローなの?永山瑛太じゃないの?←そこから分からない。タイトルのヒーローは単数ですよね。複数ならまだ理解出来るけど…)が永山瑛太だとして、なぜ強いはずの彼が奴隷みたいになったの?


…とまあ当時の沖縄の状況が今ひとつ理解出来ていないので、結局映画もなんだか理解出来ないままでした。スミマセン。ただ、この作品も3時間強と長尺ながら長さはさほど気になりませんでした。この長さが最近の映画のトレンドですかね。面白ければ良いですがそもそも長いと観に行くタイミングを取るのが難しくなるし、どうせ3時間ならもう一度『国宝』観たい!となる昨今でしたww

 

友人のお誕生日のお祝いがありました。もうこの年齢になると、健康にお誕生日を迎えてくれたことだけで感謝の気持ちでいっぱい!「もうおめでとうという歳じゃない」なんて言う人もいますが、いいえむしろだからこそ、心から「おめでとう」なんですよ!ww 来年も、再来年も、ずっと健康で、脂っこいアメリカンを美味しいと食べられるお誕生日を迎えましょうね!!ww