Amy's This Week
2024.02
1/15-21, 2024 シギリヤ・ロックと、『ヴァル・キルマー/ 映画に人生を捧げた男』
新年会→ブルーノ・マーズとご機嫌に騒いだ週末が明けたら朝から発熱…orz 最高37.8°で結果的には風邪からまたもやの急性副鼻腔炎でした。結果2日ほぼ死に、3日目から緩やかに回復に向かいましたが、なんとその週末に前々から予定していた待望の復活冬旅でした。
コロナ禍となる直前2020年が最後だった私の冬旅。年に一度のプライベート旅行です。それをついに復活させようと、どこに行こうか悩んだ年末でしたが、いや〜コロナ後はもうホントどこもお値段爆上がり!これはヨーロッパは後回しだな〜。ということで決めたのが、前々から行きたかったスリランカでした。
イメージではほぼインドw インドには2回行きました。一度目はエアロでバンガロールへ。ライヴは一生の思い出になったけれど、ライヴ以外ではインド人にムカつくことだらけでww そのリベンジの為にビザの期限が切れる前に友人と観光で2度目のインド。タジマハールやゾウさんに乗ったアンベール城など、王道の観光旅行はとても楽しくてめでたくインドは完結したのでした。
そのお隣のスリランカのイメージは紅茶とルビー、サファイヤしか無かったところ、近年大発見をしてしまったのでした(私がw)。シギリヤロック!なんと、ここには行かなきゃならないじゃないの!!世界遺産なのになぜ今まで知らなかったんだろ。と、気持ち焦るくらいで行く日を楽しみにしていたのでした。それがついにやって来た!
シギリヤロックだけ行ければ良いので、首都コロンボから片道4時間もなんのその。インド同様、途中のお手洗い休憩は外国人観光客専用の綺麗なところでした。ありがとう。もちろんツアーに参加し、参加者は私を入れてわずか6名。ご夫婦が1組いらしたので、その奥様と女性は私の2人だけ。あとはシニア男子で私が最年少。皆さん優しくて楽しい旅になり感謝です。
バスの中にはこれでもかの注意喚起。被害が多いんでしょうね〜。
いや、「ダメゼッタイ!」と言われても、バッグに入れるでしょw パスポートホルダーを首に掛ける…って、うちのTPでどなたかしていた方いらっしゃいますか?ww
重いの覚悟で日本からペットボトルの水を数本スーツケースに入れて行ったのに、毎日バスの中でいくらでも貰える状況でしたw なんだよ、それ最初に教えて欲しかったなww なのでセコく惜しい気もしながら「No Thank you」の連発で日本から持参した水やお茶を飲んでいましたw そうこうするうちにシギリヤロック到着です!!
世界中から観光客が来るから絵文字なのね。蜂、猿、象、ワニがいます?え?ゾウさん会いたい!(会えずw)石垣に乗ったり触ったり水に入ったり草地を踏んだら逮捕されるらしい。その他、ちゃんと並べ、ゴミはゴミ箱に、お猿さんにバナナあげちゃダメ、大声出すな(蜂が出てくるって)…などなど、しっかり見て意味を飲み込みました。
早速お猿さん登場です。なんかリーゼントwww
ちょうど日曜日だったため地元の人?観光客が多くて大変でした。やっと入り口へ。
おお〜〜〜〜っ!!!!!目の前にシギリヤロックだ!!!大感動!!!!
地元の小学校の遠足と重なったようでめちゃ長い列ですよww でもゆっくり見上げるからOK!
5世紀にはこんな姿だったのです。その後およそ1,500年ジャングルに埋もれていていたそうで、その間にライオンの顔は落ちてしまったのですね。現地ガイドさんが見せてくれた画像です。
カッコい〜〜!
岩山の上に神殿やお城を建てるのは古今東西良くあることだとは思いますが、山そのものをライオンにしちゃうとは、スリランカならでは。シギリヤロックに先立つこと約3,000年前にはエジプトでスフィンクスが作られたのですから、ライオン自体は驚くことではないかもしれないけれど、その上に宮殿を作ってしまうなんて、シギリヤロックはスフィンクスとマチュピチュを合わせたような感じでしょうか。山自体は大体200mなので、山としてはそれほど高くはないのですが、全てが階段というのがなかなかですww
従兄弟がこんな画像を探してくれました!ツアーの人たちにも共有したら喜んで頂けて良かった。なんとなくスリランカの人々からはインドとは一緒にしないで欲しい。インドより自分たちの方が上…みたいなプライドを感じたのですが、こんな遺跡があるならそうしたプライドを持つのも頷けました。
ガンガン階段を登ってハアハアしたところでお出迎えしてくれたわんこ❤️
まだまだ階段は続きます。
見上げると迫力あるなぁ。
途中でまたもやわんこのお出迎え❤️
見上げるとまだまだだな〜w
ライオンの爪テラスに到着。両足の爪がくっきりと残っています。
かつてはこんな感じでした。
孤独な王が山の上に建てた城と言えば、ノイシュバンシュタイン城のバイエルン王ルードヴィヒ2世を思い出します。王国の莫大な財産を自由に使える立場を得た時、社交的であればマリー・アントワネットのようにパーティー三昧をして浪費するのだろうし、社交的でなければルードヴィヒ2世のように自らが篭れる城を造ろうとするのかなと思います。もし私だったらもちろん後者w そして寒いドイツではなく暑いスリランカなら、こんなライオンの背中の上で風通し良く暮らしたいと考えるの、深く共感出来ました。ただ、父王を殺して得た王座だったので、それはもう初めから儚い立場でしたね。
そばで見るとめちゃ迫力ある爪です。う〜ん、ライオンって猫科なので、普段爪は隠れていると思うんですけどねw グッと爪を出して力を入れているところなのかな。
ライオンの爪テラスで少し休憩したのちさらに登って行きます。大渋滞は単に混んでいるというだけではなく、よく見ると皆さん途中で立ち止まるんですよねw ま、それは気持ち分かるので文句は言えませんw
頑張りましょう!
インド人はビーサンで登っていたり裸足の人なんかもいてびっくりw
階段の隙間から下が見え、これを見ちゃうとちょっとビビりますw
ようやくゴールが見えて来ました。あと少し!
ついに登頂!記念写真を撮る遠足の皆さん。
私たちも記念写真を。皆さん頑張ったので達成感はひとしお。結果的にこれがツアー唯一のグループショットになりました。
下りでは途中で『シギリヤ・レディ』という壁画を見ることが出来ます。撮影禁止なので、従兄弟が見つけてくれた画像です。描いていた当時が偲ばれます。
念願のシギリヤロックに登った後は皆でお疲れ様!当然、この時のビールが一番美味しかったです。
ビールはもちろんライオンビール!
ということで、大満足のシギリヤロックだったのでした。雨季と乾季しかない南国スリランカは日本の冬が乾季に当たり、今が湿度低めで気持ちの良い季節。この日の最高気温は32℃で、灼熱の東京を体験しているとずっと楽に感じるくらい。いや〜まさかインド(お天気的には南インドなので)より東京の方が暑くなる世になるとはねw
そんなしばしの夏を味わった翌日には、フツーに冬なネパールに飛んだのでした。それについてはまた次週!
この週の一本は、『ヴァル・キルマー/映画に人生を捧げた男』です。
ヒューマントラスト・シネマで4週間限定のA24祭りがあり、どれどれと内容を見てびっくり!ヴァルのドキュメンタリーだぁ!これは一律1,600円でも観る価値ありと、愛しのアイスマンを観に行ってきました。
鮮烈な印象だった『トップガン』(1986)以降だと、なんといっても『ヒート』(1995)が最高で、あと『セイント』(1997)も良かったな〜。その後しばらくヴァルを観ないでいたら2004年の『アレキサンダー』でかなりの貫禄になっていてびっくり。もちろん演技にこだわりのあるヴァルのことなので、役柄的に作った貫禄だったのでしょうがまあ、確かにいつまでもトム・クルーズと比べてしまってはいけないのかなw グースなんて、ドラマ『ER』のグリーン先生があのグースだったと知った時の驚きと言ったらww
と話が飛んでしまいましたが、しばらくメジャー作品で見ないな〜と思っていたら癌闘病していたと知ってめちゃショックを受けたのでした。ヴァル、大変な思いをしていたのね。俳優が声に支障をきたすとは断腸の思いだったはず。そしてその後の『トップガン・マーヴェリック』(2022)ではもうヴァルとトムの演技と現実が交錯し、お互いの友情やリスペクトがはっきりと伝わりました。そんなヴァルの登場シーンは短いながらも本当に胸アツな感動シーンで涙が出ましたよ。
で、このドキュメンタリーですが、ヴァルに「共演しづらい俳優」なんていう噂が立っていた理由が分かったような気がしました。この人、めちゃくちゃ演技ということに対して真面目だったんですね。いえ、他の俳優さんたちが真面目ではないという意味ではありません。が、ヴァルの場合はなんと言うか、異様に入り込むというか。その為周囲が見えなくなってしまう傾向があったのかもしれないです。芸術肌というのかな。俳優をビジネスと捉えているトムとは対極にあるような。だからこそ、この2人は仲良くなれたのかもしれないです。
ヴァルは咽頭癌で声を失ってしまいましたが、逆に言えば失ったのは声だけです。生きてさえいれば。私は首に怪我をしながらも逃げ延びたクリスをメインにした『ヒート』の続編が観たいな。
冒頭でも触れたように、スリランカの旧国名はセイロンで、セイロン紅茶が名産品です。と同時に名物なのがルビーやサファイヤ。私は貴石を見るのが大好きなので、お土産物屋さんで目一杯楽しませて頂きました!こんなネックレス、たぶんブルガリの10分の1くらいの価格で買えるんだろうな〜w もちろん、それでも買いませんでしたけどねww
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