Amy's This Week

2007.02

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2007.02.04

1/29-4, 2007 週報

年末にツアーを終えていたので、オフのゆとり気分と、長期の遠出をしないお正月休みが重なり、1月はそのままお正月気分がまったく抜けず、なかなか機敏に動けない身体になってしまった。それでも「なんとかなるでしょ」なんてオフ気分でズルズルしていたら、もう次のツアーの日程が出て来て超焦っ!確かに秋頃から既に「来年はヨーロッパ、日本も行く。大規模ワールド・ツアーをする」と公言されていたけれど、人間、ゆとりがあると思うと結局ギリになるまで動けないものです。『不都合な真実』のカエルちゃん現象。あれもこれも、やらねばならない事に追われつつも、まだまだ本格的に動ききれない私。週末の節分では、ホントにこれを節目にしなくちゃ!と、真面目に反省し、心を入れ替えることにした。

映画は3本。『ルワンダの涙』は、ちょうど1年前に観た『ホテル・ルワンダ』と同じルワンダでの虐殺を描いた映画で、他国が介入出来ない「内戦」(とは言えない、あまりに一方的な殺りくなのだが)の恐ろしさに、言葉を失う。正直に言えば、きっと誰もが「ルワンダに産まれないで良かった」と思うだろう。人間、どこの国で生を受けるかで、本当に運命が大きく変わる。200近い国連加盟国の中で、日本に生まれることが出来たのは、トップ1・2を争う程にラッキーなことだ。少なくともエアロヘッズにとっては。だから、自分達の住む地球に対して出来る事には貢献したいと思うが詳しくはあとで。

2本目、ウィル・スミスの『幸せのちから』。なんともださださなタイトルだが、カッコなんてつけてる場合じゃないんだ!みたいな内容を表しているタイトルかもしれない。実在の人の話だそうで、頑張れば、努力すれば必ず報われる、ということを言いたいのかもしれないが、元々数学には強い人だったとか。「あ、この時点でダメじゃん」って思ってしまう人、きっといっぱいいるよな〜。同じ無から成功する話でも、ロッキーみたいに心から応援し、成功を喜べるようになれないのはそこにあるかも〜。って、じゃあボクシングが出来るか、って言ったらもちろん違うんだけど。ああ、『ロッキー・ザ・ファイナル』早く観たい!

3本目は飽きずにまたまたエコ・サンデーを利用して500円で3度目の『不都合な真実』。3度目ではさすがに、ラストのメリッサ・エスリッジが流れるところで涙が出ることはなくなった(笑)。さて、日本のAF1は'93年から活動を開始しているが、その当時からのヘッズの皆様は'94年に発売されたアルバム『Big Ones』の中で、エアロが国際環境保護団体の「グリーンピース」に感謝の気持ちを表し、STが「グリーンピースに協力を」と発言していたのを覚えていらっしゃるだろうか。当時は地球のオゾン層破壊が話題になっており、その頃からSTが地球温暖化を危惧する活動に関心を持っていたことが判るが、当時そのSTの考えに感動し非常にミーハー的に賛同した私は、早速グリーンピース・ジャパンのサポーターになり、月々1000円の寄付を続けていた。が、9/11以後、同団体が「戦争が一番の環境破壊」ということで、戦争反対の運動をするようになった。それもいかにもグリーンピース的な過激なやり方で、まるで戦争に反対する戦争を始めたように見えてしまった。もちろん私も戦争には反対だが、賛成とか反対ではなく、とにかく戦争に関わる事に寄付はしたくないと思った。又単純だが、あれから10年近く経ち、STももうまったくグリーンピースに触れなくなっていたので、「もういいかな」という気持ちも相俟って、サポーターを辞めることにした。そんなところに今回の『不都合な真実』で再び自然保護に参画したい気持ちがむらむら。昨年STと同映画について話す機会があった時には「日本公開は来年で、私もまだ観ていないんです」と言うと、「とにかく観てくれ。まあ、日本はアメリカよりずっと良いんだけど。でも、まだ出来る事は確実にあるから」と真剣にあの目で言われていた。去年6月に観た『ホワイト・プラネット』から地球温暖化の深刻さを知り省エネを心掛けてきたつもりだが、やはりSTに言われてしまっては動かなきゃ、と、こんな時はミーハーさがパワーになる。今度はパンダのロゴでお馴染みのWWF(世界保護基金)のサポーターになることにした。月々500円から。スタバのグランデ・ラテ・トリプルショットで460円だ。その1杯分くらい白熊ちゃんの為に使おうと決意。テトラパック社スポンサーの同映画が500円で観れる「エコ・サンデー」は残すところあと1回。もういいだろ、と思いつつどうなることやら(笑)。Jet次号の原稿が仕上げられたら・・・だな(爆)。