Amy's This Week

2020.02

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2020.02.04

1/27-2/2 Queen + Adam Lambertライヴと、『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』

一体何度来日しているの?なQueenですが、アダムとは2回目ですね。前回は楽勝に武道館で楽しんだし、その前のポール・ロジャースでは頑張って福岡まで行ったので最前で観ることが出来たのですが、今回は埼スパ取れず。いやもう、映画のパワー恐るべし!活動50年にして、さらなるにわかファンが激増ってもう、ウラヤマし過ぎです(^^; なので、そんな初クイーンの皆様にお席をお譲りすべく、私はもう1回で諦めて、今回は名古屋で楽しむことにしたのでしたw

Queenにおいて私は当然単なる一人のお客さんw なので、ちょっとでも後ろだとチビちんな私にはステージ見えなかったら嫌だったので、初めからスタンドにしていました。これが大正解だったのは後述するとして…。お隣にはお姉様方の4人組。

勝手に親近感を抱き、開演前に4人で代わり番こに写真を撮り合っていたので、そこは職業病。「ステージをバックにして、4人お揃いの写真撮りましょうか?」なんてやって、大いに感謝されw こちらも良い気分での開演でした。

客電が落ち、『Innuedo』のイントロは重苦しく、嫌が応にもフレディー亡き後のQueenであることを突きつけられたと思ったら…『Now I’m Here』ですよ❤️ おお〜!それでも僕たちは頑張ってるよ!的なメッセージじゃないですか?私どこかに書いたんですが、2度目か3度目の来日時のオープニング曲でしたよね!私にとっての初Queen。友人に誘われて多分武道館スタンドの2階でした。その時、ほとんどまだ曲はよく知らなかったけれど、左から「Now I’m here」…そして右から「Now I’m there」…そして真ん中で「I’m just a!! 」「Just a new man!!!」…そしてブライアン登場!と強烈な印象が今でも残っています。はて、2回目?3回目?覚えている方いますか?そんな初期を思い出させ、再現してくれたオープニングでした。 Pic by Ayaricoさん。

その後は1曲ごとを短いアレンジにして怒涛の連続ヒット曲に、共に歌うこちらも『Don’t Stop Me Now』あたりでもうハアハアしていましたwwww 前回初めてアダムを観た時は、その前にアダムのソロ・ライヴを仕事で観ていたので、『Killer Queen』でジュリ扇を振り回すまるでオカマショーな女王様ぶりに、随分とQueenと一緒になって変態に変貌したものだと驚嘆していましたw それが今回はすっかり板についていましたねw 「皆、フレディーは好きだろ?僕も好きさ。だから僕たちは一緒だ!今夜は一緒にフレディーを讃えよう!」というアダムには、今や貫禄さえ感じさせられました。にしてもアダムはやっぱり、イエローが好きなのねw Pic by Ayaricoさん。

ロジャーが出てきて『I’m In Love With My Car』を歌った時は、『ボーラプ』で散々ブライアンに「It’s not strong enough!!」と言われていた朝食シーンが脳裏に浮かび、コーヒーマシンを投げようとしたロジャーを思い出して、思わずニヤッとしてしまったな〜w 上手くサポートドラマーも使いながら、ドラムプレイにヴォーカルにと、ロジャーも頑張っていました。素晴らしい! Pic by 黒猫さん。

『Bicycle』では本来自転車なのにオートバイが出てきて…、でも確かにその方が絵になりますね。自転車は英語だとバイクだけど日本語でバイクはオートバイ。なので「バイク」をかけたというより、「サイクル」をかけたんですね。つまりバイ「シクル」じゃなく、モーター「サイクル」にしたという…。ま、私はこの曲割と苦手w Pic by 黒猫さん。

そして『I Want It All』『Teo Toriatte』『Love of My Life』と大合唱シーンが続き、さすがなドーム全体の大合唱!…と思いきやちょっと待って。え?どしたの?お隣の4人組さん、全然歌っていないじゃないですか。えええ〜〜???てかもう、アダムもマイクこっちに向けてるじゃん。ここで歌わずどうするの?で、気付きました。勝手に年齢的に長年のQueenヘッズだと思っていたけれど、そうか。にわかさんだったのね(^^; 思わず歌う声を抑えましたよww 「隣の人の声がうるさかった」とか言われたら哀しいものww

と、そんな驚きの中、スクリーンにはフレディーが現れ、もちろん映像のマジックなんですが、特に私は遠かった為実際のブライアンより映像を見ていたので、二人が挨拶というか、お互いに良かったよ的に讃え合ったのちフレディーが去っていくシーンはもうマジ涙〜!!あ〜、フレディー行かないで〜泣

ここでまた一瞬、「ずっとうるさく歌っていると思ったら今度は泣いてるよ」なんて思われたらどうしよ〜、なんて思ったんですが、いやもう気するのは止めよう!!と居直りましたw そして『プレッシャー』で「Let me out!!!」の大絶叫www

『You Take My Breath Away』は、私大好きだったのに、アレンジがあまりに短か過ぎてかなり残念でした。と思っていたら『Who Wants to Live Forever』で、また泣かされて…涙涙涙 いやもうホント、ヤバいです。フレディー以外にも、亡くなった大切な人たちを何人も思い出してしまった。泣

そしてギターソロ→『Tie Your Mother Down』だったので、おお〜!じゃあBlack Queenもやってくれ〜!!と期待するのですが『Show Must Go On』でやっぱりフレディーがいないことを思い出させられ…涙。もうず〜〜〜〜〜っと、『March of the Black Queen』や『フェアリーフェラー』、『オウガバトル』なんかはライヴで演ってくれたことないですよね?今時はアルバムを再現出来ない、なんてことは無いはずなんだけどな。それよりもっとポップな曲の方がウケが良いのかな?ん〜、たぶん『オウガバトル』とかは手間かかる割にはウケが悪いのかも?(^^; あの鬼気迫る怒涛のブラックサイドの再現とかしてくれたら…、そう、ポールの『アビーロード』B面の再現みたいに、そしたら私10万でも出しますよ。う〜ん、やっぱりコア過ぎて、これだけにわかでドームが満杯になるんじゃ、200%あり得ないですね〜(^^;

終盤『Ga Ga』もまだフルヴァージョンではなく、それでももちろん盛り上がったけど、『ボーラプ』でやっと初めてフルヴァージョン(これってはしょり様が無いとも言えるw)。やっぱり最高潮に盛り上がりますね!そしてもちろんお約束のアンコール『We Will Rock You』に『チャンピオン』。映画『ボーラプ』からのファンも大満足だったことでしょう。何度も書いてしまうけれど、ホント50年やってて、70歳を過ぎて、これだけ新たなファンを獲得してドームを満パンにしちゃうって素晴らしい。羨ましいですww Pic by 黒猫さん。

にしてもですよ。はい、こっから文句です。私はギャラもらっていないので何でも書けますw ねえ、あれだけアリーナ横17までブロック作って、スタンドもあれだけステージの斜め後ろくらいまで入れて、だったらなんで前にステージの無いA1〜A4、A14~17前のステージサイドや、脇にもスクリーン出さないの???いくら豪華なステージプロダクションと言っても、本当にステージ内だけなんだもの。私は遠くても正面から見えたから、あのフレディー登場も見えたから良いけれど、あれ極端な話、アリーナ最前列でもサイドの人は見れてなかったんじゃ??

アリーナ中央でも、Cブロックあたりから後ろだったら、実際のステージよりスクリーンを見ますよね?あれば、だけど。う〜ん、ヨーロッパって広大な野外公演も多いから、ステージなんか観えなくても音さえ聞こえていればOKなファンが多いのかしら?だとしても、日本へ来たなら、これだけお客さん入れるなら、ステージサイド前や、ステージ横にいるスタンドのお客さんの為にスクリーン増やしましょうよ、と誰か助言すべきでしょう。お金ならあるんだから。

多くの「豪華だった」「素晴らしかった」という声に対して、昨年からやっているヴェガスのエアロ公演や昨年末のKISS来日公演、それ言ったら昨年末の埼スパ・ルナシーライヴを観せてあげたい!!!本当に豪華なライヴってゆーのは、会場の隅々まで埋めるお客さん全員をたっぷり楽しませ、会場全体を包み込むこーゆーライヴを言うんですよ!!ってね。

まあ決して文句ばかりではなく、サウンドの素晴らしさは特筆すべきだったし、1曲1曲を短く仕上げて曲数を多くプレイするアイデアは、とても素晴らしいと思いました。曲によってはヴォーカルも入らず、ほんの頭だけ、なんて曲もあったけれど、それでも聴けただけ嬉しいのがファンというもの。また、ロジャーにサポート・ドラムスを付けるのも良いですよね。だってもう70過ぎのおじいちゃんなんだから。2時間ドラムス叩けってゆーのは無理というもの。サポートのおかげでロジャーも要所要所で魅せることが出来て、ご本人も、ファンも大満足なわけです。エアロも、もっとずっと早い段階から、サポートドラムス付けとくべきだったのかもしれません。

ここでちょっと真ちゃんの素晴らしさを思い出しましたw←ルナシーです。突然ですがw

とまあ、Q+ALライヴはやっぱりほぼ全曲一緒に歌えるライヴで、本当に楽しかったです。名古屋にしたおかげで、いつもの名古屋会の皆様とも楽しく過ごせたし、長年憧れだった(笑)味仙にもついに行けました!!最後に味仙の写真も載せておくww 辛いのは好きなんだけど、私猫舌なのよw なので、結局ムセました(^^; 次は思い切り時間を置いて完全に冷めてから食べようと、すでに次回対策も練っていますww

そして週末には始まったばかりのルナシーのホールツアー最初の地、初三郷に行って、INORANの美しさを再確認しつつ、真ちゃんの投げたカブちゃんをゲット出来るというラッキーもありました。が、ルナシーについてはクリスマスに書いたばかりなので、また今度w

 

そんな週の一本は、『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』(長い!)です。

めさお久しぶりのフランス映画。全編フランス語は新鮮というか、ちょっと疲れたというかw でもでも、めちゃくちゃ面白かったです!!!!

あれ、フランス映画ってこんなに面白かったっけ?と思うほど、後半の畳み掛けるような驚きの連続。え?そーなの?ええ〜〜〜???もう一度観たいな〜。英語だったらww

よくあるBased on a true storyで、なんと『ダヴィンチ・コード』で大当たりしたダン・ブラウンの『インフェルノ』出版時に実際にあったらしいのです。大ベストセラー間違いなしなので全世界同時発売とする為に、一斉に各国の翻訳者を集めて、絶対に作品情報が漏れないように彼らを軟禁状態にして仕事をさせたという…。だったらもしかして『ハリー・ポッター』なんかも同じだったかも?

ライヴ業界にいると、出版の世界は少し地味に感じてしまっていたけれど、とんでもない。めちゃくちゃエキサイティングじゃないですかw 確かに大ヒット映画って本が原作ということが多いですもんね。

105分という長さ(短さ?)も良かったです。あまりクドクドされてもねw でも考えてみれば、内容はクドクドしていたかな?ww ま、そこはフランス映画ということでw

とにかく、本当に面白いミステリーだったので、それ以外何も書けることはありませんww 結構地味だし、フランス語だけれど、かなりのオススメ作品ですよ!!!