Amy's This Week
2014.10
10/1-10/7, 2014 週報
10月1日は『都民の日』。私が子供の頃から「都民の日は上野動物園が無料になるから動物園に行こう!」という話は出るのですが、現在に至るまで都民の日に上野動物園に無料入園した経験はありません(爆)。やっぱり混むのかなぁ?今月中に、上野の森の東京都美術館で始まったウフィツィ美術館展には行きたいと思っています。
さて、この週は久しぶりのライヴに行ってきました。なんと前回の来日は1979年という35年ぶりに来日したBostonです!
私は最初の来日時には観ていないので初Boston。初来日も行った!という友人に誘われなければもしかしたら行かなかったかもしれない武道館でしたが、かなり感動して帰って来ました!
MIT卒業の天才トム・ショルツ率いるボストン出身のバンドは、オリジナルメンバーはこのトムだけです。でも、元々トムのワンマン・バンドなのだからそれは問題ないでしょう。EW&Fを思い出すほどに動き回るノリノリのベースもカッコ良かったし、紅一点ギター(キンバリー・ダーム)のキムがまたまぁカッコ良いったら!長いブロンドがデビューしたての頃のザック・ワイルドを彷彿とさせました。
驚いたことに、曲のタイトルはほとんどMore Than A Feelingくらいしか覚えていなかったのに、ショウが始まるとほとんどの曲を覚えていました。時々一緒に歌えるほど。頭では忘れていても、音楽ってハートは忘れないものなのですね♪
2007年にはオリジナルメンバーのヴォーカルが亡くなるという悲劇もあったのですが、その後ジャーニーさながらのドラマが起きて、元ホームデポに勤めていたサラリーマンが現在のヴォーカルになっています。これがまたオリジナルの声にそっくりで素晴らしい!!
またいかにもMIT出のトムらしい演出で、ステージのスクリーンに字幕が出るのです。「簡単なことだろ?」なんて言う彼の姿が想像出来ましたw 実際、ステージ上での簡単なMCくらいファンは皆分かると思うのですが、ボストン・ファンにはこういった細かい心遣いがまたいかにもトムらしくて、嬉しかったと思います。
そして、この日のライヴを最高なものにした一番の理由はオーディエンスです!私は職業柄どうしてもファンの様子が気になるのですが、それはもう素晴らしいものでした。平日ということもあって、ほとんどの人達が白シャツ姿。つまりジャケットを脱いだサラリーマンということですね。武道館の1階スタンドから見下ろすと、失礼ながらブルース・ウィルス頭がいっぱい状態(^^; でも、そんな大人たちがもう最初から最後まで立ちっ放し、手を挙げっ放し、歌いっ放し❤誇らしげにMITのTシャツを着たトム・ショルツが大喜びしたのも分かります。本当に本当に良いショウでした。
こういうお客さんたちを見ていると、ああ、ウドーさん本当に良いことして下さったなと思うんですよね。VIPもそうなのですが、値段が高いとかいう批判もないわけではない中、実際に参加した人々が心から楽しんでくれ、「呼んでくれてありがとう」「企画してくれてありがとう」と言ってくれることは主催側にしてみると何よりも嬉しいことです。でも彼らが来てくれなければ成立しなかったのは主催者もアーティストも分かっています。こうして三位一体になった「ありがとう」が、素晴らしいショウを作り上げるのですよね♪
ということで、本当に素晴らしかったBoston公演は、最終日は明日10/9(木)もう一度武道館にて。当日まで行けるかどうか分からない大人のファンが多いショウは必ず当日券が出ますので、興味のある方は是非!もう一つのボストン・バンドをこの機会に観て下さい。
で、本当は続けてナイト・レンジャー公演にも行きたかったのですが、大好きなジョエル・ホークストラは脱退(ホワスネに転職です!)したし、仕事山積みなので今回はパス。きっと渋公も盛り上がったのだろうな(涙)。
そんな折り、2時間以上と予定していた仕事が拍子抜けであっとゆー間に終わり、調べたら運命のごとく時間がちょうど合ったので急遽観てきた映画が一本。クリント・イーストウッド監督最新作『ジャージー・ボーイズ』です。
貧しい地域に育った若者たちがザ・フォーシーズンズを結成するところから、あらゆる苦労を経てロックの殿堂入りを果たすまでの物語です。ブロードウェイのミュージカルになっていたものをクリント・イーストウッドが映画化しました。それはもう、良かったです!!!!!
フォー・シーズンズという名前は知っていたけれど、曲はほとんど知らないと思っていました。それがここまで、あれもこれもこのグループの曲だったの????と驚くほど知っている曲ばかり。ニュージャージーの貧しい地域に生まれ育った者がそこから抜け出すには「軍隊に入るか、ギャングになるか、芸能人になるか」しかなかったという中、その才能を持った者が一途に努力していく様子はいつの時代も、どんなグループでも、素敵な物語になるものですね。
ニュージャージーということで、私の愛するドラマ『ザ・ソプラノス』に出演していた俳優(バカラ役)が冒頭で出てきたり、監督のクリント・イーストウッドが自らをカメオ出演させていたりと映画ファンに嬉しい演出もあり、またオリジナルのブロードウェイ版で出演していた俳優さん達をほとんどそのまま出演させたという実力派で揃えたところは、『ロック・オブ・エイジス』をトム・クルーズにやらせたのと好対照で「さすがクリント』という感じです。
フランキー・ヴァリ役のジョン・ロイド・ヤングの声は素晴らしく、思わずブロードウェイに行きたくなりましたが、今はもうキャストが変わっているようで残念。なんでもっと早く観に行かなかったのだろう…(泣)と後悔しましたが、あ、そうだ!ここ数年はブロードウェイに行く機会がある時は迷わず『Rock of Ages』に行っていたのでしたww なんといってもジョエル・ホークストラが出ているのですから♪
ということで、この週は「やっぱり音楽って良いですね!」的に過ごしました。今月は旅が無いので、引き続きいろいろ溜まった仕事を頑張っていきたいと思います!
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