12/3-9, 2018 Holiday Season in NYCその1と『アリー/スター誕生』

前週書いたように、シカゴ郊外とニューヨークシティに行って来ました。親や親戚にならあっさり「シカゴとニューヨーク」と言うところですがw、実際にはシカゴ市内ではなく全然離れているし、ニューヨークも「シティ」を付けないと単に州名としてナイアガラとかも含まれてしまうから、海外に慣れている人も多いここではきちんとこだわりたい私です(^^; でそのシカゴ郊外ですが、もともとジョー・ペリーのライヴが予定されていたのはウエスト・ダンディーというシカゴ・オヘア空港からシカゴ市内とは逆方向へ30-40分ほど行った町でした。その手前にあるバートレットという町に、現在のアメリカAF1の運営会社の前の前の時(フクザツww)に一緒に働いた人がいて、今はお互い当時とは違う仕事をしていますが今でも良い友人です。で、9月のジョー様来日時、ツアーの日程や場所を聞いた時に「じゃあ、彼女と一緒に行く」と約束していたのでした…が、消えてしまったので、豪邸に滞在させて頂き、ゆっくりと映画を観たり買い物をしたりして過ごしました。 〜からの、ニューヨーク・シティです。 まずはフリック・コレクションへ。数えたことはないのですが、ミュージカルにハマった時期もあったし、多分NYCは20回近く来ていたと思います。が、フリック・コレクションには一度も行ったことがありませんでした。でも最近フェルメールが流行っているので、これは行かねばとw NY市内でも高級住宅地であるアッパー・イースト・サイドへ行くと、おおっ!フリック・コレクションの旗?が連なっていました。どこの美術館でも「その美術館の顔」があるものですが、ここはアングルなんですね❤️ 実業家のヘンリー・フリック氏が収集した美術品を、氏の死後邸宅をそのまま美術館にしたそうで、ボストンにあるイザベラ・スチュワート・ガードナー美術館と同じパターンです。あちらの方が大きかったかな。でもフリック氏の目利きは素晴らしく、小規模ながらとても中身の濃い作品群でした。海外の美術館はフラッシュ無しなら撮影OKのところが多いのに、ここはNGだったのが残念でしたが、基本的に作品の貸し出しはしない(ドイツのマウリッツハイスとは提携関係?にあるみたい)というし、10歳以下は入場禁止という規定もあるので、こだわりのある美術館なのでしょう。 フェルメール作品が3点もあり、そのうち2点はさりげなく階段前の廊下に飾られていました。展示室とかではなくて。なんて贅沢なんでしょう。 フェルメール『召使いと女主人』 フェルメール『士官と笑う娘』 フェルメール『中断された音楽の稽古』 多分、私も含む長年のロック・ファンが、映画『ボー・ラプ』の大ヒットで映画を楽しみつつも若干の違和感を覚えるのに似て、美術ファンとしても、最近の日本のフェルメール人気には楽しみつつも、ちょっと違和感を覚えます。いやもちろん、良い作品なんですけどね。それほどフェルメールが特別か?!と、問いたくなってしまうんですよね。やはり寡作なのも人気の秘密なのかもしれませんね。頑張れば制覇出来そうだから。それは個人が旅をして鑑賞する意味もあるし、日本の美術館が借りて日本で美術展を開催するという意味でも。 あと、フェルメールの面白さの一つに、いくつもの作品に共通点が見て取れることもあります。同じ小道具というか、モチーフがあって、それらを探すのも面白いのです。窓、カーテン、ステンドグラス、椅子、テーブルクロス、衣装、手紙…などなど。全作品を見比べてみたくなるのです。そしてそこから読み解く背景…。と、考えると他の画家でも多くの面白く読み解ける作品はあるので、やはりフェルメール人気の秘密は寡作さと、共通アイテムかな。 なんて、最近は「なぜ『ボー・ラプ』がこれほどヒットしたか」と分析しようとする人たちの文章に辟易していたのに、結局私もフェルメールに対して同じことをしようとしていますね(^^; まあとにかく、ヒット作品のおかげでファンが増えるのは非常に良いことなので、『ボー・ラプ』で洋楽ファンが増えることを願うのと同じに、フェルメールから美術ファンが増えることを願っています。 フリック・コレクションの顔。アングル『ドーソンヴィル伯爵夫人』アングル大好き❤️ どの美術館にも『顔』がある…と書いたそばから、ん?メトロポリタンには???www メトロポリタンは大き過ぎて散漫になってしまうのかしら?あいにく同じ巨大美術館でもルーブルの『モナリザ』みたいに代表となる顔が浮かびません。だからか、過去何度も訪れたことはあるのですが、突出した記憶のある作品がありません。 それでも、閉館時間まであと2時間半しかなく「どうする?」と一瞬躊躇しつつ、やはりここまで来たなら!と行って来ました。フリックでフェルメールを3点観たのですから、続けてフェルメール4点を。本当はメトロポリタンにはフェルメールが5点あります。が、現在1点は日本に貸し出し中なので。こちらは撮影OKです。 『宗教の寓意』これ好き。 『眠る女』 『若い女性』と『水差しを持つ若い女』 ちょうど今、メトロポリタンではオランダ絵画展を開催していて、フェルメールは通常展示ではなくそちらに展示されていました。その他、カラヴァッジオ、クラナッハ、ダヴィッド、ギュスタブ・モロー…などなど、好きな人を駆け足で探して回りました。 モロ〜『オイディプスとスフィンクス』良いですね〜❤️ そしてゴッホのお部屋。英語でヴィンセント・ヴァン・ゴーです。空いているのが本当に嬉しい!だから海外の美術館巡りは癖になりますね〜。 …ともうキリがないのでこの辺で。週報と言うより美術館案内になってしまってるもの(^^; この日のニューヨークシティは昼間でプラス2℃くらい。夜はマイナスでした。まあまだマイナス一桁だから、歩く人は多かったですが。17:30で閉館となり、ライトアップされたメトロポリタン美術館はとても綺麗でした。まだ噴水も凍っていません。 …と今週はこの辺で。次週に後編を書きますね。こんな週の一本は、イリノイ州シャインバーグで観た『アリー/スター誕生』です。 『スター誕生』の4度目リメイクだそうですが、過去一度も観たことがないので、ストーリーも知らないまま新鮮な気分で観れましたw ん〜、まずはやはりレディ・ガガなんでしょうね。でもストーリーでは歌唱力に驚いて見出され…なんですが、実際はすでに歌唱力とか知っていますからね〜ww 驚くところがありません。残念ながらw また実はシャイだとかも、レディ・ガガのリアル・ストーリーとして知られていることだし。なので、レディ・ガガはもちろん良かったけれど、良いのはフツーって感じでした。むしろ、過去の『スター誕生』はバーブラ・ストライザンドが演じていたそうなので、そちらの方が、配役的にはぴったりだったでしょうね!レディ・ガガに「私の鼻は大きくて醜い」なんて言われても「そーかな〜?」って終わっちゃうものwww なので、ブラッドリー・クーパーの方が見ものでした。何と言ってもこれが初監督作品でもあります。にしてもなぜグッドルッキングな俳優は、汚れ役をやりたがるんでしょうねww 「見た目が良いだけ」と言われるのが嫌なのかなww その「見た目」を持っているだけで十分素晴らしいことで、ただそれをそのまま見せてくれれば良いんですけどね〜www ブラッドリー・クーパーがこれほど歌えるのは素晴らしいことでしたが、まあベロンベロンでwww もちろん実際には飲んでいないでしょうから、歌を披露しながら、めちゃくちゃ酔ったヘベレケな演技。実質的な主役は明らかにブラッドリーでした❤️ にしても、エンディングについては一緒に観た友人は翌日になっても文句言っていましたw リメイク作品なのですから知っている人は何十年も前から知っていた結末なんでしょうが、知らない者にとっては…イエナイ、イエナイwww 『ボー・ラプ』はIMAXやドルビーアトモスなど、大きなスクリーン&優れた音響のシアターで観るべき作品ですが、『アリー/スター誕生』も同じです!是非大きなスクリーン&良い音響で観ることをオススメします❤️ ちなみに…シカゴ郊外のシアターは、6.5ドルでフットレスト付きのリクライニング・チェアでした❤️(映画スタート前のCM時に撮影。映画の撮影は法に触れますからねw) それではまた次週。すでに無事に戻ってきていますが、ニューヨークの後編です!

最新記事