Amy's This Week

2022.12

27
2022.12.27

12/5-11, 2022 Las Vegas TPと、『ザリガニの鳴くところ』

さて、行く前は意気揚々と「KISSの翌週はエアロスミスについて書きます」なんて言っていましたが、その結果はすでに皆様もご存知の通り。まあこの商売には付き物のアクシデントだし、なんならすでに30年前の時点で、いえ40年前の時点で、もはや2022年にエアロスミスが存在しているとは多くが(本人達を含めw)思っていなかったのですから、存在しているだけで良しとするしかないのかもしれませんw

TPで日本から何名も連れて行った先で公演がキャンセルになったことも一度や二度にあらず。こんな事決して慣れたくはありませんが、まあ哀しいかな慣れてしまったかもしれないですね〜。何はともあれ、まだ翌日の事故(みたいなもんです)を知らないまま元気にたどり着いた空港です。コロナ禍挟んで2年半ぶり。その間に正式名称がマッカラン国際空港からハリー・リード国際空港に変わっていました。でもここで最初の写真を撮るお約束は変わりませんw 行ったことのある人、懐かしいでしょw

到着翌日は早速1本目のライヴの予定でした。昼間はゆっくりお食事をしたり少しお買い物をしたりして、満を辞してのライヴ〜

開場時間ちょうどくらいで入口前に行ったのに、あれ?まだドアが開いていません。どうしたのかな〜?と思っていたら、ドア前でビラ配り(?)していたお兄さんから声を掛けられました。「今夜のショウを観る予定だった?」『ええ」「じゃあ、これどうぞ」んんん???

なんとそのビラには公演がキャンセルされたこと。チケットの払い戻しは速やかにされること。さらに「良いお知らせです!あなたは何もしなくても大丈夫。払い戻しは自動的にされます」ですと。何が良いお知らせですか。こんな印刷物が用意されているなんて、よほどしょっちゅう公演キャンセルがあるんですね。でもちょっと待ってよ。「ねえ、どういうこと?理由はなんなの?」とお兄さんに詰め寄ると、「スティーヴンが調子悪いらしいよ。理由は彼。でもそれ以上のことは分からないよ」と。なるほど…。まあここ10年くらいのエアロ公演直前キャンセルの9割はSTが原因ですからね。

ぶっちゃけ、STかジョー以外であれば、公演キャンセルは無いんですよ。代役を立てて公演続行です。それがシビアな現実。なので取り敢えずこちらとしては「どっち?」的な疑問だったのです。そしてSTと聞き、さらに三日後の公演開催には前向き(この時点では)と聞けば「あ〜、喉かな」ということで、諦めてお食事に行きました。

そんな夜のラスヴェガスの景色をどうぞ。心なしか寂しげ…な訳ないかw ここはラスヴェガスwww

月夜のニューヨーク・ニューヨーク。

あははw 私の信条にしたいw 不健康なヴェガスにぴったりな『No Salt No Life』。レストランです。そういえばヴェガスにはカロリー過多メニューしかないハート・アタック・グリル(心臓発作グリル)なんていうのもありますww

あっとゆー間に20ドルが溶けましたwww

さて、今回はライヴの無い日が中二日だったので、その内の初日は昼間お買い物をして、夜はプリンス・トリビュートのショウに行きました。私はプリンスが大好き!!TP参加の方も好きとのことだったので、ちょうど良かったです。内容はといえば、プリンスはもう声も動きもそっくりな上ギターもめちゃ上手だったし、ザ・タイムも出て来たし、バンドもカッコ良くて最高でした。リサ&ウェンディ(のそっくりさん)がいなかったのだけが残念ポイントでしたが、ホント、バンドのギタリストが最高だったので文句はありません。最後にピックもらっちゃった❤️

そしてショウの無い二日目は、近場の大自然でのハイキング・ツアーに参加しました。実際には私11回目、TP参加者も4回目のヴェガスということで、もう行く所無いのwww あ、今回のTPはプライベートTPだったのです。ジョー・ペリーVIPにお申し込みの方をお連れしました。こんなプライベートTPが出来たのもある意味他に参加者がいないコロナ禍ならではw 私にとっても貴重な経験になりました。

で、ハイキング・ツアーです。午後だけの正味1.5時間のショートコースはアップダウンも無く、ハイキングとしては大して面白みの無い(失礼!)内容でしたが、ネヴァダの大自然な景色が楽しめたのは良かったですw 決して日本では見れない景色!

鉄を含んだ層が赤いからレッド・ロック・キャニオンという名になりました。

あの山まで登れたら良かったのにな〜w

さて翌日はついにヴェガス最後の日で、2本目のショウがある日でした。が、なんとハイキングから戻った前夜の時点で、この日のライヴも中止が決定orz なんとTP全滅じゃないですか!これにはさすがに参りますよね。いくら私のせいではないとはいえ、責任を感じてしまいました。そこで…どうしたかは企業秘密ですがw ジョー様は元気であるならとにかくジョー・ペリーVIPは実現して頂きましょう!!

ということで、ソワソワしながら最後の昼間ヴェガスを楽しみました。かつてはフォーラム・ショップス大好きでよく行きました〜w この中のお寿司屋さんランチは美味しかったけれどコロナ前で70ドルくらい払った記憶が。今なら軽く100ドルいっているのかも。

パリスは以前ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』をやっている時に通いました!とか偉そうに言ったけど、二夜連続で行っただけですww ここのレストランのエスカルゴは最高!!たぶん、フランスで頂くよりもアメリカ的な味付け(つまり濃いってことw)の方が私は好きなんだわw

シルク・ド・ソレイユにそれほど興味の無かった私でしたが、これはビートルズだったので前回観たら大感動しました!

…そしてお約束の時間が近づいてきました。ジョー様に会う前に、PCR検査です。自信はあったけれど改めて陰性と出て一安心。もちろんTP参加者も陰性で、ジョー様に会う準備が整いました!

某ホテル某棟の片隅に、ひっそり目立たずまるで壁かと思ったら脇にスマートロックがあり、カードをピッとタッチしたら壁が開けゴマ!ひゃ〜!ドアだったんですね!中に入ると…シーンと静まり返ったゴージャスな廊下。サクッと隠し撮りしちゃいました(特に撮影禁止とは言われていませんw)。ドキドキ!

うわ〜こんなタンス、美術館でしか見たことありませんでしたよ!

ハイローラーと言われる一晩に1億円とか賭けちゃう人だったら、こんな所にタダで泊まれるのかしら。いや、この秘密の廊下はヴェガスのショウに出演している芸能人だけなのかな。訊けば良かったな〜と今だからこそ思いますが、その時はもちろん私だって緊張していたし(当然TP参加者さんはガチガチw)、静まり返ったこの廊下では声を出すことすら憚られる雰囲気がありました。

そしていよいよご対面です!お部屋に案内されました。おお〜!ジョー様ご宿泊のお部屋です!さすがスター。ああ〜本音を言えば片っ端から室内の写真を撮らせて頂きたいところでしたが、もちろんそんな下品なことはとても出来ず。とにかくジョー様VIPの実現です❤️

超ボロボロな服にヨレヨレなシャツを羽織って…www これでカッコ良いんだからもうど〜しょもないですね〜www

この日のショウではここに『No More No More』を入れて演る予定だったんだよ…と教えてくれました。

何か好きな言葉も書いてくれるとのことだったので「No Aerosmith No Life」と書いてもらっていました(No Salt No Lifeじゃなくww)(個人情報は加工していますw)

ジョー様との写真はたくさん撮らせて頂いたし、なんならマネージャー氏は動画まで撮ってくれたりして大サービスをして頂きました。が、あまりここに載せてしまっては全然プライベートVIPではなくなってしまうので自主規制w 1枚だけミーグリ写真をご本人の許可を頂き、モザイク状態で載せますね。これ見たら分かる人には分かるでしょうがw でも、分かる人が分かるのはご本人様OKとのことでしたw

ということで、どうにか不幸中の幸いというか、地獄で天使な結果というか、むしろ公演がキャンセルだったからこそジョー様のお部屋に入らせて頂きゴージャスなひと時を過ごさせて頂くという思いがけない栄誉にあずかることが出来て、取り敢えずめでたしめでたしなTPとなったのでした。いや〜これで大手を振って帰れるわ(^^;

この夜自分たちのホテルに戻って、ロビーでホッと一息な私w はぁ〜お疲れ様でした!

帰りの空港にて。

毎回、ここを通るたびに「はい!また来ますよ!」と思っていたけれど、さすがに今回は「もうこれが最後かも」って思いました。だってエアロスミスのレジデンシーもついに終わりですからね。エアロのライヴか〜。9月に観れてて良かったです。

そんなわけで、無事にラスヴェガスTPより帰って参りました。では最後に…美味しかったお料理を並べておきますねw エビとスパイシーで味の濃いアメリカン料理が大好きなのだ❤️

 

そんな週の一本は『ザリガニが鳴くところ』です。

う〜ん、凄く良い作品でした。あまりにも孤独な少女が哀れで哀れで、胸が締め付けられる思いで鑑賞しました。こうした事象?事件?は日本ではあり得ず、ある意味酷くアメリカ的。アメリカの暗部ですね。

主人公の少女がめちゃくちゃ逞しく、その生き様は決して誰にも真似出来ないし、理解も出来ない。けれどもしあなたが彼女の立場だったらそうなったのかも?比較するのはおかしいと思いつつも、第二次世界大戦中に志願して特攻隊になった18歳が、現代に生まれていたら決してその行動が理解出来ないのと似ている気がしました。その時代、その場所に生まれ、育って、その立場に置かれた者にしか理解出来ない生き様なのです。そしてそれを本人が一番分かっていました。

それほどの孤独を私は知らないし、多分本人以外誰も知らないレベルの孤独さです。そんな彼女が生涯の伴侶を得て、十分な収入を得る手段を手にし、穏やかに暮らせるようになったことは本当に良かったのだけど、結局根底にある孤独さは抱えたままだったことが、その深さを物語っていました。ある意味、ああやっぱりね、という結末。あまりに孤独の為せる業(ワザ)は闇が深かったです…。

こうしたお話を「面白い」と言ってしまって良いのか良心が痛みましたが、実話ベースではなくフィクションと知って一安心。だからこそ原作小説は全米で2年連続ベストセラーになったのでしょうね。いやあ凄いお話でした。

ところで、ラストで聴けるテイラー・スイフトのテーマソング『キャロライナ』がまた良かったです。この小説に惚れ込んだテイラーが書き下ろした曲で、映画を観終わり愕然としたところに流れるのはぴったり。テイラーを見直してしまいましたw
https://youtu.be/egxyRSb_XtI

 
さて、いつまで経っても周回遅れが取り戻せずにいてごめんなさい。実際にはこれを書いている日の前日はクリスマスでした。毎年楽しみにしている国際フォーラムの干支ツリーの写真を貼っておきますね。変身した姿はまた新年に。年内に奥の手を使ってでも週報追いつきたいです!Hope you had a very Merry Christmas!!!