Amy's This Week
2024.03
3/4-10, 2024 Slash feat. Myles Kennedy & The Conspiratorsと、『コヴェナント 約束の救出』
この週は初っ端の月曜からゴキゲンなライヴ。Slash feat. Myles Kennedy & The Conspiratorsでした。
もちろんガンズの来日公演は初来日から観ていました。好きなアルバムを1枚選べと言われれば『アペタイト』になるし、初来日となったアペタイトのツアーも観ましたが(私は運よく長く演った日でしたw)私にとってのベスト・ガンズ・ライヴは1993年のIllusion Tour東京ドーム凱旋公演で『コーマ』がオープニングだったライヴです。まさに今のブルーノ・マーズ同様、そのアーティストの生涯における最高潮時を観ることが出来たというのは本当に素晴らしい体験として一生の思い出になりますね。
ちょうどその直後あたりから仕事で関われるようになったんですが残念ながらもうガンズは分解寸前で、新米の私がした仕事といえばマット・ソーラムのインタビューを訳したコトだけw これも忘れられないですw その後マットも脱退してしまいました。
そして!1996年4月、ソロになったSlashがSlash’s Snakepitとして来日することになり、なぜかw当時働いていた会社がSlashと契約していて来日したSlashのVIPをすることになったのです。なにしろ当時はまだほぼ右も左も分からずただ上司(アメリカ人)の言う通りに動いていただけに近かったのでw たぶんオロオロしていたとか、上司に注意されたとかあったんじゃないでしょうか。よく覚えていませんw ただスラッシュが物凄く優しかったのだけ覚えています。ホント良い人でした。だから私に言わせれば、ガンズ崩壊は間違いなくアクセルのせいでしょうww(あくまでも個人の見解ですw)
その時に確かファンへのプレゼント用にスラッシュからのサインを貰うために色紙を用意していました。で失敗した時用に予備を用意していて、案の定w失敗して残った1枚を上司が私にくれました。もちろん今も大事にとっといてありますよ。それがこれ。しっかり1996年なのに「95」と間違っていますww そのおかげで貰えたのでラッキーでしたがこのにゃんこが謎なんですよね〜 Even? だとしたらどういう意味でEvenなのかしら?その時はとてもご本人に尋ねるなんて出来ず、もうほぼ30年謎のままです。まあ猫好きだからいっかw
とにかくこんな良い思い出があるので以来私はSlashが大好きですw もちろんギタリスト好きというのもあるけれどスラッシュのサウンドも大好き。この後はエアロスミスのTPが多かった2000年代、2010年代にいつも運良く「たまたま」Slashがゲストで登場するという幸運に恵まれて、何回もジョーの隣でプレイするSlashを観ることが出来ました。曲はいつも『Train』一択でw
ところで私はマイルス・ケネディもかなり好きです。それはガンズが分裂していた時期、ファンとしては両方観ていました。アクセルの方ではバケットヘッドやDJアシュバもナマで観たけれど正直言ってスラッシュのコピーをするわけですから可もなく不可も無しと思っていました。が、スラッシュの方では初めてマイルス・ケネディを観て、いえ初めてはナマじゃなかったので聴いて、私は結構好きでした。少しアクセルよりはソフトな金属系ヴォイスに、なにしろスタイルが良かったしw この時期のアクセルったら酷かったんだものwwww マイルス、カッコ良いじゃん!と思っていましたw
ガンズが殿堂入りした2012年ロックの殿堂ライヴでアクセルの穴埋めで出たライヴや、2013年のKings of Caos(ほとんどアクセル以外の元ガンズでしたw)とか、今でもYouTubeで見れます。あとこれは後付けなんですが、『Rock Star』(2001)という映画があって、私は大好き過ぎてたぶんもう確実に10回以上観ているんですが、それにマイルス出ていたんです。映画観た時は知らなかったので、後からDVDで確認しましたw カッコ良かったw この映画はロックファンなら必見ですよ!ジェイソン・ボーナムやザック・ワイルド、あと涙出ちゃうのはスローターのブラスも出ているんですから!
2014年にはエアロスミスの全米ツアーでオープニングがスラッシュでした。もちろんfeat. Myles Kennedy & The Conspiratorsで。TPで2本(私個人は3本)観る予定が、そのうちサンフランシスコ近郊のコンコード(この地はもう『呪われている』としか言えません。過去にエアロで2度、ウィットニー・ヒューストンで1回TPでキャンセルくらいましたorz)公演が急遽キャンセルとなった時、その夜急遽オープニングだったスラッシュがサンフランで公演するというので、その夜はヤケクソパーティーをする予定だったのを即変更してサンフランに乗り込んだのでした。
その時の写真を探しました。会場は、あの伝説のフィルモアだったんです。フィルモアに足を踏み込めただけでもスラッシュに感謝でしたw
なんか…ろくな写真がありませんでしたw この写真は、前の人の腰に巻いたエアロTを撮りたかったのかなー?w このあと意外と前の方がスカスカだったので結局ほぼスラッシュの真下まで行っちゃったんですよねww エアロTPの参加者全員で思い切りスラッシュの真ん前に固まって応援していたらスラッシュも気づいてくれたようで、何度もThanks for comingと言ってくれたし、後にも先にもあれほどニコニコしながら演奏するスラッシュを観たのはこの時だけだと断言出来ます。めちゃ楽しいライヴでした!
…という訳で、めちゃ前置きが長くなりましたが、そんなこんなで迎えたSlash feat. Myles Kennedy & The Conspiratorsの2024来日公演です。迷わず2階席w 前座があると知ったので開演時間の19時を過ぎる頃に入りました。いやもうSEだけで最高だったw
さてここからは画像は汚いし、どの曲だったかも分からなくなっているので(スミマセン!)テキトーに撮った写真(なるべく綺麗目なのを厳選w)を載せながらライヴの感想を。
今回のツアーではツアータイトルにもなっているオープニングのRiver Is Rising。これがもうなんというか、昭和的な表現をすると小田和正の『ラブ・ストーリーは突然に』のイントロのギター(あれは佐橋さんです!)のような感じw つまり、もうその一瞬のギターサウンドだけでギャア❤️と叫びたくなるようなスラッシュ節で、何度もそこの1秒だけ聴きたくなるほどカッコ良いです。ショウのオープニングにピッタリ。これぞスラッシュだぁ〜!!
続く2曲目も響くバスドラがカッコよく思わず首を振ってしまう『Driving Rain』。サイコー!!This is what I wanted!!!
ところで関係ないですが、同タイトルで『Driving Rain』というポール・マッカートニーの2001年のアルバムがあります。私はこのアルバムが大好きで当時日本には来ないと言われていたので2回アメリカ(ボストンとミネアポリス)でライヴを観ました。当時ですでに2万人収容のアリーナのスタンドの一番上の方でチケットが300ドルしたのを覚えています。ポールの『Driving Rain』はタイトルソングを始め良い曲多いのに、当時はあの詐欺師妻と結婚していた時期だったので(苦笑)思い出したくないらしく、離婚後はもう『Driving Rain』を演ってくれませんでしたw 残念! (画像左はオリジナルアルバムカバーで、右はのちのリイッシュー盤)
そういった問題はビリー・ジョエルでも有名ですよねw 自ら作詞作曲共にする人は、どうしてもロマンチックな気分になると愛する人へ捧げる曲を作ってしまうのかな。それは良いけれどその後別れてしまうと…苦笑。さらに他の人と再婚してハッピーになってたら、そりゃあ前妻へ捧げた曲はもう演奏出来ないでしょうねw
そうなるとラヴソングよりも失恋ソングを作った方がいつまでも長く演奏出来て良さそうです。新しい恋人への遠慮もいらないしねw ファンは理由はどうであれ好きな曲はライヴで聴きたいものです。別れた相手への曲なら新恋人が出来てもずっと演ってくれてファンは嬉しいw テイラー・スイフトが売れている原因の一端はそんなところにもあったりしてねw 不実な人間への怒りの歌はファンにパワーを与えてくれるからファンは大好きですw 私は最近オリヴィア・ロゴリゴの『Vampire』が大好きでよく聴いています。
その『Vampire』、オリジナルでは歌詞の最後に「Blood sucker, fame fxxker」とありオリヴィアもそう歌っていて「あら、今は『fxxker』って歌ってもOKなの」と思っていたのですが、グラミー授賞式で同曲を歌ったオリヴィアは「Blood sucker, dream crusher」と歌っていましたねw あ、やっぱり自己規制したのねとニヤッとしちゃいました。
スラッシュの『You’re A Lie』もそういう意味で凄く良いですw 演歌なら別れた恋人への恨み節になってしまうけれど、洋楽だとなんか良いんですよねw この曲はAメロのマイルスの抑え気味の歌い声が最高にセクシーだし、そこに重なってくるスラッシュがまたカッコ良いんだよなーw ところでタイトルは「Lie」だけどマイルスは「Lier」と歌っていますよね。その方がYou’re A Lierで意味が分かりやすいし。でも重なるコーラスは確かに「Lie」です。「お前の存在自体まやかしだ」的なタイトルで、だから「嘘つき!」と歌っているのかな。とにかく本当に、しつこいくらい言っちゃう。マイルスカッコ良い❤️ シドニーの動画ありました。
https://youtu.be/grC0DdqI0Us?si=JZTeIl0poB-dPmvN
マイルスってすでに54歳なんですね。めちゃ若く見えます!細身なのでついドラッグをやっているのでは?なんて初めて彼を知った時に思ってしまったのは内緒。マイルス本当にごめんなさい!彼は知れば知るほど知的だし尊敬出来る人ですね。子供の音楽教育やフードバンクや動物保護などのチャリティーに力を入れてると知りました。素晴らし過ぎる!
ところで、『You’re A Lie』でのコーラスについて触れましたがこのバンドのコーラスめちゃ旨いんですよ。それはベースのトッドの声が良いところが大きいなーと思って観ていたら…彼がヴォーカル取る曲もありました。今回の来日で東京公演は2日。月火とあって私たちは最終日よりはチケットが取りやすいかなと思って月曜日にしたのですが、これが結果的に大正解でした!なぜならよくある定番のセットに数曲だけ日替わりチェンジするパターンの中、月曜日はガンズ曲が『Don’t Damnn Me』だったんです。めちゃ歌うまなベーシスト、トッド・カーンズが「タイムマシーンに乗って1992年に戻るぜ!」と言っていきなりコレ。痺れちゃいますよねw サンパウロのライヴだけどYoutubeに映像ありました。
https://youtu.be/4ikueAx-H0Q?si=29_h7h1LocHaOYU-
それにしてもこのTシャツの柄!ww 日本に来てからどこかで買ったんでしょうねw
トッドは背は高いし髪は長いしw いえ歌が上手なことを褒めなくちゃねw まあ大体ロックで背が高くて長髪だとみんなカッコ良く見えるんですよw ヴォーカルならもちろんバズ、ギターだと私は元ナイトレンジャー、今はホワスネのジョエル・ホークストラが大好きですw
でThe Conspiratorsのトッドも御多分に洩れずカッコ良いんですがさらに歌が上手いのだから素晴らしい!こんな歌ウマベーシストがいたらコーラスは充実するし、2-3曲歌ってもらえばヴォーカルはその間休憩出来てサイコーじゃないですか。観ているファンにしてもちょっとした味変的な?ww
そんなトッドのコーラスが映え、スラッシュの速弾きも素晴らしい『World On Fire』はめちゃ盛り上がる!と思っていたら感動の本編ラストに演ってくれました。トッドと一緒にコーラスしましたよw それにしても…前回2017年のガンズの来日時にふと思ったのですが、スラッシュって昔からこれほど速弾きでしたっけ?なんだか観るたびに速くなっていく気がするんですけどw
私はスラッシュの腰を落として弾くスタイルが大好き。これってジミー・ペイジの影響ですよねw だから同じくジミー・ペイジに影響を受けた人たちがみんな同じで、だからみんな好きw ジョー・ペリーとかナンシー・ウィルソンとか。昔、なぜジョーとナンシーの弾き方に似ているところがあるのか凄く不思議だったんです。年齢近いからお互いにギター弾き始めの頃はお互いを知らなかったはず…と思っていたらある日あ!そうか!二人ともジミー・ペイジが好きなんだわ!と気付いたのでしたw
なんだか本当に取り留めが無くなってきたのでこの辺りでまとめたいと思います。とにかくめちゃ楽しいライヴでした。人気バンドのギタリストのサイドプロジェクトにハズレは無い(個人的な感想ですw)という私の論証が裏付けされたと思いましたw あー早くももう一度観たいですw Youtubeにたくさん動画あるので当分はSlash feat. Myles Kennedy & The Conspirators(このバンドの唯一の欠点は名前が長いことです!w)を観て楽しみたいと思います。
そんな週の一本は、サイコー!ブラボー!ガイ・リッチー!な『コヴェナント 約束の救出』です。
うーん、私はガイ・リッチー監督ってわりと苦手だったんですよ。人気あるし結構観てはいるんですが、その度になんというかその癖の強さというか、いかにも英国人的な皮肉めいた笑えない冗談というか…とにかくガイ・リッチーのガイ・リッチーらしさがあまり好きではありませんでした。
それでも…結局今回も観ちゃったんですよねw 人気者に弱いのかなw ま好きな戦争モノだったので観に行きました。すると…もう最高だったんです!!!なんてこった、ガイ・リッチー最高じゃないか!大好きだよ!大感動だよ!!!!!
ポスターに『衝撃の感動作』とありますがこれがそのままなんですよ。参ったな。最高過ぎる。本当に良かったです!
アフガニスタンでの米軍とタリバンの戦いで、米軍に協力した現地通訳とジェイク・ギレンホール演じる米兵のもうヒューマンドラマと言って良いでしょうね。そう、戦争映画嫌いな人でもこれは観た方が良いです。本当に胸熱で涙出ますよ。
これが実話だというのですからまさに『事実は小説より奇なり』ですね。でもそう言われると…、創作モノだと感動の再会シーンでは強くガシッとハグしそうじゃないですか。それが現実で俳優ではないシロウトだとそこまで感情を露わにすることはなかったりしますよね。それがまさにジェイクの抑えた演技とか、現地通訳役のダール・サラムの困惑したような諦めたような演技に表れていてめちゃ真実味がありました。「犬が多いな」…あ〜!!!最高だぁ〜!!!観た人にしか分かりませんねwww このセリフ、今年一番の感動セリフになりそうです!半年待てばテレビで観れますね。その時は絶対録画しなければ!
Slash feat. Myles Kennedy & The Conspiratorsを観てご機嫌な帰り。ちょっとおのぼりさん的ですがw いかにも東京な美しい夜景が見れました。私も撮りましたが友人が撮った写真の方がレインボーブリッジ、東京タワー、自由の女神の三点盛りだったので画像頂きました。なんと人が写っていないのもサイコー!ポスターに出来そうでしょw
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