4/14-20, 2008 週報

4月15日は東京ディズニーランドの25周年だった。公式には『東京ディズニー・リゾート』の25周年と呼んでいるけれど、リゾートと呼ぶようになったのはTDSが出来た2001年からだ。だからやはりファンとしては、TDLの25周年なのだ。

なんて理屈はさておいて、なんたって25年。四半世紀とは過去最高のビッグ・イベントだ。というわけで、投稿にもゆうさんが半休で朝から行ったとあったが、あはは、AF1スタッフも同じことしてました〜。スミマセン(^^;お電話受付時間までに戻ることを命題に、全員半休頂いて、朝8時に舞浜駅前集合!当日は8時30分開園で、30分並んでの入場だ。

「そんなに朝早くから・・・」って思った人はTDLファン的には大甘ちゃん。いやいや、とんでもない人達いますよ。ゲート前にレジャーシート敷いて徹夜したり夜中の3時から並んだとか。もう意味わかんない。ま、特に毎年アニヴァーサリーである4/15にはそんなフリーク達が集結するのだ。忘れもしない、あれはトゥーンタウン・オープンでもあったTDL13周年の1996年4月15日。どういうわけか、その時はTDL開園が朝7時で、行きましたよ。こっちも5時起きで朝7時に。平日ですよ。さすがに「これならどうだ」気分で意気揚々とゲートに向かったら、いるんだな、これが。ざっと見積もっても3000人くらいは楽にいました。ったく嫌になりましたよ。みんな、仕事はど〜した?!!(って、アンタもだよ。爆)

その後光陰矢の如し。年々気狂い沙汰にゲスト数の増える激混みのTDLにすっかり諦めをつけて、タワー・オヴ・テラーも出来たことだし、行くのはもっぱらTDSになっていたのだが、25周年とあらばどれ程混もうと仕方無い。開園8時30分で8時に舞浜なら、インパーク出来るのはもはや8時50分頃と踏んでいたので、実際には8時45分にインパーク出来てかなりラッキー気分。何ごとも心の準備は必要だ。

そんなわけで、わずか3時間程のTDLだったが、しっかり予定を組んでいたので、お目当ての買い物をして、お目当てのアトラクションは2回攻めて、お目当ての食事もして、TDRファンとしては義理を果たし、義務を全うした気分。満足してほとんど凱旋気分で午後出勤となった。次は行くとしても、クリスマスだろうな。25周年の感想としては、正直ちょっとビミョ〜。テーマ・アートワークも、全体のコンセプトも、パーク・アトモスフィアも、私としては断然15周年の方が良かったし楽しかった。ま、お陰で大きな散財にはならずラッキーだったけど(笑)。

さて話は飛ぶが、驚愕(ホントかよ)の事実が判明したのでお知らせしたい。数週間前に話題の映画『ノー・カントリー』を観て、日米でエンディングが違う!と大騒ぎ(?)した私だが、実は実は、アメリカでも昨年11月頭に劇場公開された当初は日本で公開されたのと同じヴァージョンだったそうなのだ!!で、公開当時、間延びするとか、ちんたらして余分など、アカデミーにノミネートされていたにも関わらず、エンディングだけはけちょんけちょんに言われたそうだ。そんなわけかどうかは判らないが(でも、それしか無いだろう)、劇場公開中にさっさと編集してしまったらしい。いつしたのかは知らないが、少なくとも私が42丁目で観た4ヶ月後にはカットされていたのだから、コーエン兄弟の行動の素早さと言ったら驚きだ。これまた臨機応変なアメリカにびっくりの事実デシタ。

さて、私の頭の中は最近再び古代ローマでいっぱいだ。昨年WOWOWで放映されたアメリカHBO(私の一番好きなチャンネル!)制作のドラマ『ローマ』が3月19日、遂にデラックス・コレクターズ・ボックスとして特典映像満載で発売されたのだ。アメリカで放映された時からず〜っと待っていたので、あと1ヶ月待っても同じとばかりに、忙しさにかまけて予約したものの受け取りに行けなかったのだが、遂に今週ゲットした次第。

なぜカエサルは決死の覚悟でルビコン川を渡ることになったのか。なぜカエサルを反逆者と言いつつ、ポンペイウスはローマから逃げたのか。なぜカエサルはブルートゥスを投降時に殺しておかなかったのか・・・。カラー写真満載の『ローマ人の物語:スペシャル・ガイドブック』と照らし合わせながら古代ローマに思いを馳せて歴史の面白さを堪能しているが、やはりいつかはちゃんと全15巻に取り組まねば、塩野七生さんに失礼だな。

ドラマ『ローマ』に心惹かれた理由は他にもある。なんと言ってもこれは庶民である兵士が主人公になっており、第十三軍団の兵士達のカッコ良さと言ったら堪らない。映画なら『ゴッドファーザー』、同じHBOのドラマなら最近遂に終わってしまった『ザ・ソプラノス』(あとシーズン6が出れば、DVDボックス・セットもコンプリートよ!)にも似た、男達の忠誠と孤独の物語だ。ローマの将軍と兵士達は一つのファミリーだったように思う。さ、今夜も又観〜よおっと。

最後に映画を1本。ロバート・レッドフォード監督兼主演、さらにメリル・ストリープにトム・クルーズという豪華キャストが贈る『大いなる陰謀』。その原題は「ライオンズ・フォー・ラムス」。逆のライオンに捧げる羊なら解り易いが、その逆の羊に捧げるライオンとはどういうことかと思っていた。で、観て解った。

ロバート・レッドフォードはこの作品で問題提起をしている。公開前のプレスでトム・クルーズは「この作品は反戦映画ではない」と言っていた。確かに、9/11後のイラク戦争に対する反対メッセージを送っているわけではない。ただ、事実をきちんと把握せよ。見えない事実もあるんだ、ということを忘れないで欲しいというメッセージが胸の奥深くまで伝わって来た。実際開戦以来、既に3000名以上の若者達が貴い命を落としている。自分もより良い国作りに参画したい、という正義感、理想に燃えた大学生の志願兵もいる。遊んでいるキミ、そんな学生もいることを忘れちゃダメだよ、とロバート・レッドフォード扮する大学教授は有望な学生に言う。決して志願しろと言うわけではない。志願しようとしたら、必死で引き止めるだろうとも言う。ただ、考えろ、と。

先週北京オリンピックの聖火リレーについて書いた。私は決して、中国のチベット問題に対する姿勢に反対する人達の抗議デモを支援するわけではない。ま、デモそのものは言論の自由がある民主主義社会の権利だから良いとして、暴力的な行動に対しては、私も断固反対だ。でも、一連の騒動を憂う前に根本的な問題、世界大戦も終決したずっと後に、中国は当時独立国家であったチベットを武力を持って乗り込み、「ここは中国だ」と勝手に軍事制圧をしたという事実。日本の戦国時代じゃあるまいし、当時あった何千という寺院を僧侶もろとも焼き討ちし、今は数百しか文化遺産と言えるお寺が残っていないという事実。十代の若い修行僧も含めそこで大量虐殺が行われたという事実。それを忘れてはいけない。

ただ難しいのは、遠く離れた身では報道されたことが全てになってしまう。そこを映画『大いなる陰謀』ではトム・クルーズ扮する「羊」が逆手に取るのだが、実際どんな報道されていない事実があるのか。便利になったインターネット社会で、我々はきちんと考えて、真実を探る姿勢でいる事を常に忘れてはいけないとこの映画は問題提起してくれる。最後に堅い話題になってしまったが、世界を巡る辛いニュースの陰には必ず真面目な若者(ライオン)達の犠牲がある事を、それがもし自分の友人・恋人或いは子供だったら?等と、時々ちょっと考えてみて欲しいと思います。

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