Amy's This Week

2020.05

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2020.05.25

5/18-24, 2020 Love Florence…

さて、フィレンツェです。この週は、取り立てて書きたいコトは起きなかったので。いや、黒川検事長が賭博法で逮捕されることもなく、6000万円以上の退職金が「税金」から支払われることに、私はムッとしていますよ。果たしてこの件について、ムッとしない人はいるのか?

アベノマスク(我が家には未だ届いていません)だけでも多大なる無駄使いだったのに。コロナ禍で売上の無くなった事業社への給付金には課税されるなんて。税金については、本当にいろいろムッとすることだらけです。とはいえ、私に出来ることは何一つなく、なんならムッとし損。とても精神衛生上よろしくないので、ここはフィレンツェに思い切り頭の中をシフトして、健康に生き延びたいと思う次第ですww

うん十年前のこと、私は生まれて初めてのフィレンツェへ、ローマから列車で入りました。たぶんお目々キラキラ状態で車窓に広がるトスカーナ地方の田園風景を眺めていた中、徐々に同じくらいの高さの茶色い屋根が広がり始め、おお〜、フィレンツェに着いたわ〜と感動したのを昨日のことのように覚えています。よ〜く見ると、フィレンツェはパラボラ・アンテナまで茶色に統一されているんですよ。さすが世界遺産の町ですよね。

その時はフィレンツェに二週間滞在したのですが、当然、観光し尽くしたと満腹感を得るにはほど遠く、その後3回行ってもまだまだ見たい、行きたいところが尽きません。でも結局はまた行けても同じ所に行ってしまったり、次の訪問までにはどこかが変わったりもしているのですから、永遠に愛する町に満腹感を覚えることはないんですねw それこそが、その町を愛している証拠でもあります。あちこち旅をすると、中には「あ、ここはもう一度来なくてもいいや」とす〜っと満足することがあって、それは実は愛が小粒だった証拠であり、だからものすごくホッと出来るのです。一つ片付いた、的な安心感ww

そんなわけで、私にとって永遠に思いが片付かない町の一つが、フィレンツェというわけですw この町(フィレンツェは『街』より『町』の方がしっくりきます)には、私にとって人生二度と無いであろう幸運が舞い降りました。それが2017年のエアロスミス・ヨーロッパ・ツアーに組み込まれたことです。あの時は、迷わずTP(トラベル・パッケージ)を実施しようと即決しました。なぜなら、絶対バンド(エアロスミスね)もこの町には滞在すると確信出来たからです。

エアロスミスの場合、ヨーロッパなど小刻みに移動するツアーでは、バンド一行はいくつかの町を選びそこを起点として、そうバスケにおけるピボットのような動きをしながら移動します。例えば全20都市のツアーだとしても、滞在するのは4都市くらいだったりするわけです。なので、滞在する町なら自由時間が多い分、町中に出て観光することもあり(全米ツアーには無いお楽しみ!)、彼らの大好きなイタリアしかも初めてのフィレンツェならきっと滞在するはず。同じ時に同じ場所を観光するなんて、それこそVIPクラブ主催TPの醍醐味じゃないですかw

そんな目論見は、見事的中しましたw その時の様子は、詳しくここ週報に書いたので置いといて…写真だけを何枚か。

この撮影者クレジットのないST写真は、TP参加者が撮ったものです❤️ あ〜、こうしてフィレンツェは、多分TP参加の皆様にとってもきっと、特別な町になりましたね!企画者冥利に尽きるというものです。

Amy’s VIP Club主催のTPでは、ライヴの無い日に私がプランした市内観光を取り入れるのですが、その内容で心掛けていることは一般的に人気のある観光スポットと、私個人の興味あるスポットを組み合わせることです。個人の興味?と思われるでしょうが、だって一般的な旅行者のツアーではなく、Amy’s VIP Clubのツアーですからね。参加の皆様全員、私と同じ、妙齢の洋楽ファンw その中でもVIPに参加するほどのクレイジーな(ここ大事w)洋楽ファンww これって、一般的に見ればものすご〜くレアな人々の集団ですw なので、私自身の感覚を信じて、自分の興味のあるスポットを組み入れれば、ほぼTP参加の皆様も満足して下さると信じています。

ラスヴェガスであれ、ボストンであれ、LAであれ、どこでも一般的な人気スポットとマイナーでも自分の好みのスポットを、組み合わせてご案内していました。で、フィレンツェの場合。とにかく町全体が世界遺産なので、一般的人気スポットがすでに盛り沢山ですw それだけで日々目一杯だったので、やっとフィレンツェ最終日=フリーの日に個人的にお出掛けしなかった皆様と共にお買い物やお食事をして、その後私がフィレンツェで一番好きなスポット、メディチ家礼拝堂にご案内しました。

これが『君主の礼拝堂』。地味な外観、入り口からは想像もつかない重厚かつ豪華さです。世界中から集められた色とりどりの大理石や輝石で埋め尽くされた礼拝堂は、思い切り様式美ロックじゃないですか。今にもオジーの『ミスター・クロウリー』のイントロが聴こえてきそうですw

ここには、フィレンツェをルネッサンスの町にしたと言っても過言ではないメディチ家最盛期当主、ロレンツォ豪華王のお墓もあり、そのお部屋にあるミケランジェロの彫刻たちは素晴らしく美しいです。わりと通路など狭いところもあるからか、普通のツアーでフィレンツェに行くとまずここには行かないと思うので、TPでこのメディチ家礼拝堂にご案内できたのは、とても良かったと思いました。私もまた行けたしね。

2017年のTPでは、ここへ行ったあと、私は皆さんに「なぜかアメリカ人たちはアカデミア美術館が大好きだから、行ってみて!」とオススメしてから疲れた自分はホテルへ戻り、シャワーを浴びてスッキリした所に、仲良しのエアロ・クルーからお薦めレストラン情報が来たのでした。(同時に、アカデミア美術館へ行った人たちからはSTに会えた!と喜びの報告が入り私もハッピーに❤️)そこでちょうど同じように早めにホテルに戻っていたTP参加の人たちと一緒にそのレストランへ行きました。するとなんと予約した私たちのテーブルの隣で、ブラッドとバックがいたのですw また、そのレストランは二夜前にはジョーも来ていて、すっかりエアロスミス御用達になっていましたww その日はフィレンツェ守護聖人のお祭りの日でもあり、ホテルへ戻る頃はたくさん花火が打ち上げられ、誰にとっても楽しいTPフィレンツェ最後の夜になったのでした。

そんな楽しかったTPでも満腹に至らないのが欲張りな私w その時はとても時間が足りず行けませんでしたが、もしプライベートな旅であればウフィツィやピッティに行かずとも寄りたかったくらいの場所がヴェッキオ宮殿でした。それまではフィレンツェに行くたびに必ず行っていて、『秘密の通路ツアー』にも参加したことがありました。これがもう本当に面白くて、次も必ずまた参加したい!と思っていたのに。メディチ家礼拝堂もそうですが、私は狭くて入り組んだところが大好物なんだなww

ベッキオ宮殿はダン・ブラウン原作の映画『インフェルノ』でも有名になったので、以前は「前までは行っても中には入らない」扱いのスポットだったかもしれませんが、今や人気になっているかもしれません。私が秘密の通路ツアーに参加した時は前日予約で入れたんですけどね。今はどうかな。そして私、ここの塔には登ったことがなかったのです。だから次回は必ず塔まで登りたいです。ああ、そう考え始めると再びグイグイと心がフィレンツェに持っていかれてしまうw イタリアに旅行出来るようになるのはいつになるんだろう?

今、月曜日の夜ですが、ついに日本全国が緊急事態宣言解除と決まりましたね。なんかまだまだ怖いんですけど。必ず第二波は来ますよね。札幌は第三波か?しかも私の仕事が無い状況は当分変わらないので、私にとってはあまり変わらなそうです。なので、楽しいことだけを考える日々が今後も当分続くわけですねw あ、またシアターで映画が観れるようになるのは嬉しいな!それでは皆様、Stay Homeではなくなったとしても、引き続きくれぐれも気をつけて下さいね。Social Distancingですよ!!