Amy's This Week
2021.05
5/3-9, 2021 秩父三峯神社奥宮と、『DAU.ナターシャ』
こんな予想は当たらない方が良いに決まっていますが、大方の予想通り、緊急事態宣言は延長となってしまいました。だって、全然新規感染者が減らない…どころか増えている始末。だから路上禁酒にしてよっ!!と思いますが、原因はそれだけとは限らないのが難しいところです…。
そんな状況なので、さすがの私も大人しくしていますw そこで、今週は5週間ほど前に行った、関東イチのパワースポットと言われる秩父の三峯神社について書きますね。
2年前、秩父の宝登山神社とこの三峯神社へ行くバスツアーに参加しました。どちらの神社もその時が初めて。バスツアーなのでいろいろ説明を聞くことが出来て、その時に初めて『奥宮』という存在も知ったのでした。そして、宝登山神社、三峯神社いずれも、奥宮があるとのことでした。その時の様子はコチラ。
https://amysvipclub.com/amy_s_this_week/7-8-142019-秩父遠足と、『メン・イン・ブラック・イン/
が、そこはツアーです。「残念ながら今回は奥宮までおいで頂ける時間はありません」とのこと。これで俄然奥宮に興味を抱いてしまったのでしたw それで、そのうちに今度は個人でゆっくり来ようと決意したのでした。そしてこれが私が山好きになったきっかけでもありましたw
どちらの神社も狛犬さんではなく山犬さん(狼)で、また本殿がとても豪華できらびやか。とても素敵な神社で、宝登山神社には奥宮までロープウェイで行けるし、すでにツアー後3回行きました。今年2月には初めて評判の蝋梅園にも行けて、その時の様子はコチラです。
https://amysvipclub.com/amy_s_this_week/2-15-21-2021-宝登山蝋梅園と、『どん底作家の人生に幸あ/
で、三峯神社。次こそは奥宮に行きたいと思いつつ、どうやらとても山の奥らしい。とはいえ登山ツアーみたいなのは集合が朝早過ぎるし、自分のペースで歩きたいし…ということで、満を辞しての今回となったのでした。
2年前に一度書いているので、今回はその時に触れていなかったことと奥宮についてだけ書きますね。まずはこの拝殿前の敷石に現れた龍神様。なんと辰年だった2012年に突如出現したそう。当初は、水をかけると分かると言われていたようですが、今では赤い両目、鼻先、体…とてもはっきりと分かります。なんだかとっても、ありがたや〜。
三峯神社では伊勢神宮にお参りすることも出来ます。所縁のある摂末社がズラ〜と並び、伊勢神宮の他にも諏訪神社や厳島神社、春日大社、東照宮その他21もあるのです。ここだけで日本中の主な神社にお参り出来ますねw そんな中でも、ひときわ目立つ伊勢神宮。
こちらは初めて足元まで登った日本武尊像。三峯神社の創建者です。ここは日本武尊が伊邪那岐命(イザナギノミコト)と伊邪那美命(イザナミノミコト)を祀ったのが始まり。この像は、あまりにも手が大きくてバランスがちょっと…苦笑
イザナギ・イザナミの神話は有名ですよね。亡くなったイザナミが恋しくて、黄泉の国まで行ったイザナギは「地上に着くまで絶対に振り返らない」と約束をさせられてイザナミを返してもらいます。が、振り返ってしまい…そこには腐敗してハエにたかられた醜いイザナミの姿がありました。見られたイザナミは怒って追いかけ、二人はそこで喧嘩して離婚しますw
そもそもイザナミが亡くなった原因が、火の神様を産んで、その時に淫部を火傷して亡くなったというのですから…w ロトの妻が振り返ってしまったら塩の柱になったのは旧約聖書。オルフェウスが振り返ってしまったら、エウリディケが冥界に引き戻されたのがギリシャ神話。こうして比べると、日本の神様は俗っぽいというか、現実的であり、身近な存在だったのかもしれません。この絶対的な存在としなかったところがまた、多神教ならではであり、盲目的な信仰で戦争に発展する…なんてことのない、日本宗教の平和の根源かもしれません。
閑話休題。三峯神社に戻ります。ここには遠宮と奥宮があり、遠宮は以前も行きました。犬神様が祀られているため、家にわんこのいる人はその子の健康と長寿を祈っていて、私はそれに便乗しうちの猫の健康長寿を祈りましたw それは今回も欠かさずに。
そしていよいよ初めての奥宮です。一度立派な三ツ鳥居を出ます。ちなみに、この美しい三重になった三ツ鳥居というのは、日本全国に何万もある神社のうち、30くらいしかないそうです。
そしていよいよ奥宮へ。
奥宮への道は、雲取山への登山道でもあるんですね。雲取山は東京都の最高峰。一生かかっても私に行けるとは思えませんがw 最初の鳥居をくぐります。この鳥居の裏側で、登山届けをするようになっていました。
二つ目の鳥居。この手前で雲取山への登山道と分かれています。が、こちらも立派な登山道。
三つ目の鳥居。だいぶ登ってきました。
四つ目で奥宮の文字が赤くなりました。もう少し。
意外にも、工事現場のようなしっかりと組まれたパイプ階段のアップダウンが続き…最後に写真で何度も見た鎖場の登場です!
初めて写真で見た時は、もちろん怖いと思ったのですが、やがて段々楽しみになっていました。そして実際に来てみると…あまりにあっという間!もう少し長くても良いのにww
こうしてたどり着いた妙法が岳の頂上にある奥宮です。感無量!お天気も良く眺めも最高でした。
本来ならこの頂上でゆっくり景色を楽しみながらおにぎりでも食べたいところでしたが、実際は本当に狭い頂上で、腰掛けるところもないので、お参りだけして下りることにしました。必ずまた来ると、心に誓って。ツアーで来なくて良かったです。ツアーって定員何名なんでしょうね。グループ分けして奥宮に上がるのかしら?バス1台分の人数が一度に上がれる面積ではないと思いました。
帰りは行きと同じ距離とは思えない程、すぐ下りられた気がしました。一の鳥居を裏から見たところ。
三峯神社は、神社そのものがすでに1000メートル以上の標高にあるので、奥宮から下りて駐車場へ行く道からでこの景色です。夏に行ったら涼しくて良いでしょうね!よ〜し、次は暑い時に行こ〜っとw
というわけで、三峯神社の奥宮でした。確かに奥宮は、登山準備な格好をしていないとキビしいですが、奥宮へ行かなくてもたっぷりと見どころのある神社なので、コロナ退散、早期ワクチン祈願に行ってみてはいかがでしょうか。
そんな週の一本は、またまた単館系『DAU.ナターシャ』です。 ソビエト連邦時代のスターリン体制下を、ロシア人監督が徹底して再現した話題作です。キャストたちは完全再現された町で2年間実際に生活したそうで、その間は当時の通貨が利用され、毎日当時の新聞が届けられ、当時の服装で、当時の食事をして過ごしていたとか。徹底的にリアルにこだわった監督は、飲酒や暴力、セックスまで全て演技ではなく実際に行ったということでした。実験的なドキュメンタリー作品と言えるかもしれません。
…で、そのリアルさ加減はどうだったかというと…。実は日頃演技に見慣れている目には、逆にあまりリアルさを感じられなかったのです。なんという皮肉。そう、残念ながら、なんか淡々としているように見えたのです。
それがリアルということなんですけどね。特にこの時代は、抑圧された閉塞感のような空気で満たされていたのだと思います。それがそのまま、撮影されているのでしょう。が、酔ってリバースするシーンも演技ではないのですが、逆に演技の方がずっと気持ち悪さが伝わるように思えました。それほど、日頃から映画を観ている私たちの目には演技が自然に見えていたんですね。また、演技者ってスゴイと、改めて思えました。
また、ソビエト連邦時代のスターリン体制…というものは映画でしか知らないのも、より映画っぽさを求めてしまう所以だと思いました。映画っぽさ。それは多分、現実よりもかなり大げさなのでしょう。が、そもそもそれを映画に求めているので、こうしたリアルな映画というのにはん〜?と思ってしまうのかもしれません。だったらドキュメンタリーと言ってくれれば心構えも出来るのですが、これはドキュメンタリーを模した映画なのです。う〜ん、もうこんがらがってきましたwwww まあ、そんなところが単館系ってことですねww
ということで、結局続いている緊急事態宣言。そもそもワクチン接種がもっと早く進み広がっていれば、こんなことにならなかったのでは?もうホント、ワクチン急いで下さい!!
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