Amy's This Week
2021.07
7/19-25, 2021 Tokyo 2020 開幕と、『ファイナル・プラン』
金曜日、ついにTokyo 2020 東京オリンピックが開幕しました。問題が続き、開催反対の声も少なくない中、私はとにかくスムーズな開催を祈るような気持ちでいましたよ。
その日の昼間にはブルーインパルスの妙技が見れましたね。ブルーインパルスって、本当にカッコ良い!五輪を描くところにずいぶん雲が多かったのは残念でしたが、それでも6機が一直線に飛ぶ姿だけで十分素敵。YouTubeでなんども観ちゃいましたw
https://youtu.be/HXVyVu0YAsk
そして夜8時からの開会式。海外メディアが「Simpler and more sober」(より簡素でより抑制された)と評していたTokyo 2020開会式を、振り返ってみましょう。前半は特に地味な演出が続きました。コロナのせいで、英語の「struggle」という単語(もがく、あがく、苦闘する…)がぴったりな日々を過ごしていた選手達。いえ、世界中の人々が皆同じですよね。とてもお祭り騒ぎの気分ではありません。それでも4年に一度のオリンピックは1年延期されたところで開催することになり、多くの方面への配慮や、遠慮を感じさせるパフォーマンスが続きました。
Misiaが登場すると、国歌独唱です。とてもイントロと言えるほどではないわずかな、かすかな音に続いての歌い出し。よく音が取れますよね〜!さすがだ、Misia!そしてその声量。これは、会場でナマで聴いたら感動で涙が出てしまうだろうな〜!
https://youtu.be/DxAOzJqxh0E
後になって面白かったのが、あのカキ氷のようなドレスがアメリカのオリンピック・オフィシャル放送局NBCのロゴと酷似していてウケていたことですww 確かにww NBCはピーコックなんですけどねw
続いて森山未來が登場し、オリンピックの最中に命を落とした人々、特に1972年のミュンヘン大会でオリンピック中に殺害されたイスラエル選手への追悼ダンスが繰り広げられました。なんかこの人、本当に凄いですね〜。鬼気迫る表現でした。
2005年スピルバーグ監督の『ミュンヘン』私も観ました。それを観るまで知らない事件だったので、事件を知って驚愕でした。オリンピックの開催中に、オリンピック出場選手が集団で殺害されていたなんて。それでも各国は、少なくとも日本は、自国選手の活躍や獲得メダル数に関心を奪われて、この凄惨なニュースを軽んじていなかったでしょうか。
イスラエルは長年に渡り、オリンピック委員会に開会式で追悼することを要求していたそうですが、ずっと却下されていたそうです。が、今はなんといってもオリンピック委員会会長のバッハ氏、ドイツ人ですからね。ユダヤ人追悼を断れるわけないですよね。実は前回のリオ五輪ですでに会長だったバッハ氏は、追悼のセレモニーを実施したそうですが、開会式ではなかったそう。そこで、今回は仕切り直しでもあったんですね。そして黙祷。世界中が平和を、鎮魂を、冥福を、祈りました。49年間の願いが叶い遺族の皆様、イスラエルの皆様、世界中のユダヤの皆様、良かったですね。
ガラッと雰囲気を変えたのが、木遣りの声と、法被姿の江戸っ子たちの姿でした。カッコい〜!!子供の頃からお祭りになると、近所の普段は冴えないおっさんたちが法被に足袋姿となり、妙にカッコ良くなっちゃうんですよねw ん〜、知らない人には分からないかもしれないけれど、この姿を見ると、おめでたいお祭り気分になりながらも、神様に捧げる儀式としての凛とした空気が流れて、ゾゾっと興奮するのです。そして真矢みきさん!(さすがな宝塚メイクで登場!)日本全国が(世界中とは言わないw)「あきらめないで!」のメッセージを受け取りましたwww
あの3つの大きな輪は、絶対5つになると思っていましたよね!それにしても直径4メートルですって。木製っていうのが本当に良かったです。
そして演奏の準備を始めるオーケストラの映像が流れました。選手たちの動きと伝統的な日本の景色とを連動させたオメガのオリンピックCMも素敵だったけど、こちらもそれぞれの楽器の動きと選手の動きが連動して素晴らしかったです。映像が見つけられなかったので、オメガCMの映像を貼っておきますww …からの〜、選手入場です!
https://youtu.be/A3yBbB-4eTU
ん?この曲は?あまりゲームをしない私でも知っていましたよw ドラクエって、めちゃくちゃ行進曲にぴったりですねw ギリシャから始まり、今回はアイウエオ順の入場だそうで、プラカードをひっくり返すと日本語で国名が書かれているのが、とても不思議に思えました。アイルランドの選手たちは、入場してすぐにボランティアの皆さんにお辞儀をしていて、それに対して反射的にお辞儀を返すボランティアの人たちを見て、ああ、オリンピックって最高だぁ!と思ってしまいましたw
イタリアのアルマーニがデザインしたというユニフォームは、ピザっぽいと思ったら日の丸へのオマージュだそうw 私は彼らのシューズが欲しいな〜。
もちろんトンガはテカテカww このピタ・タウファトファ選手は、氷点下の平昌オリンピックでもテカテカ衣装(?)で頑張りましたからねww
イギリスが『英国』で登場したり、アメリカがいない!と思ったら、パリの次の開催国だから最後の方だったりと、へ〜と思うこともありながら、各国の選手入場、服装を楽しみ、やっと最後を迎え日本が登場しました。公募で選ばれたそうですが、AOKI制作のユニフォームというところに好感持てた気が。AOKIを選んだ時はまだコロナなんて想像すら出来なかった頃だったでしょうけど、シンプルで良いです。実際、過去の森英恵やKENZOなどのデザインは、高くついただろうな〜、その割にはね〜wwwということが多かったですからね〜w
コロナ禍のため各国間の距離を通常より長くとったそうで、ずいぶん遅くなったけれどやっと選手が勢揃い。『Faster, Higher, Stronger』…で少し溜めて…からの『Together』。グッと泣きそうになりましたよ!
いやいや開会式はここからが本番?ww 先は長いですと思ったら、空に大会エンブレムが!1824台のドローンです!おお〜、美しい!
…と思ったら立体的に変化して、どうやら地球の姿に変貌!
そしてイマジン!いやあ私はポールのファンなんですけどねww でもやっぱり、平和を祈るにはイマジンですね。過去、’96年アトランタでも、’06トリノでも、’12ロンドンでも、’18平昌でもイマジンです。それならやっぱり東京でも。もはやオリンピックのセカンド・テーマソング化しています。
そして「アフリカ」の文字とアフリカ人女性の歌…からの〜、「ヨーロッパ」でスペインのアレハンドロ・サンス!色気ありますね〜!品もありますね〜。
で次は「アメリカ大陸」…となったら、まさかのジョン・レジェンド。おまえか〜っ!www なぜか大爆笑してしまいましたよwwwww ここでブルーノ・マーズとか出てきたら、大喜びできたのにな〜www
最後は「オセアニア」でキース・アーバン。ああ、そうですか、くらいでしたけどねw 二コール・キッドマン大喜びしているんだろうな〜www あれ?アジアは?あ、最初の合唱団? ああ、そうなんだ…。桑田さんとか出てきて歌ってくれたら嬉しかったんですけどね〜。あ、地味に、質素に…でしたね(^^;
https://musicfeeds.com.au/news/icymi-keith-urban-performed-at-the-olympics-opening-ceremony/
めちゃくちゃ長かったバッハさんのスピーチには、まあ、たくさん言いたいことがあるんだろうな〜と拝察。続けてやっと開会宣言。ここでオリンピック開会式お約束の鳩登場…映像で…と思ったら、鳩型紙吹雪も降ってきた。あれ掴み取った選手、良い思い出になったでしょうね!かつてエアロスミスのショウで降り注いだウィング型の紙吹雪、私まだ大事に持っていますwww
この時流れた『翼をください』を歌っていたのはスーザン・ボイルだったとか。それもまた、多様性で良いですね。そして、この開会式のハイライトとも言える(言っても良いよね?)ピクトグラムのパフォーマンスです。いや〜、面白かったですね〜。やった3人、よく頑張りました!
おっ!劇団ひとり登場!都内のあちこちにライトアップするスイッチ…これ、本当に連動していたのかしら?へのへのもへじまでしちゃって調子に乗っていたら、荒川静香さん登場!ww
その荒川静香さんが入れたスイッチには『ABZ』の文字が!そう、エービーゾー登場です。し〜ば〜ら〜く〜!し〜ば〜ら〜く〜!衣装は重さ60キロ!しばらくの「ら」が巻き舌になるんですねw いよっ!江戸っ子!
https://youtu.be/UvEigoBD2Jo
ジャズピアノとの共演も斬新で面白かったし、世界に観てもらえてなぜか私も嬉しい気分にw やはり海老蔵、良い声していますね。巻き舌や掛け声など、無観客だったからこそ聞こえたんでしょうね〜。
おお〜、ここでクイーンですか。『Teo Toriatte』。正直アルバムの中では、つまらない曲だな〜と思ったものでした(^^; でも世界のクイーンだし、日本語もあるし、意味もぴったりだし。でもジャイアンツですか〜?(^^;
…なんて、心の狭い私は一瞬思ってしまったけれど、いやいや、これはアトランタの時のモハメッド・アリなのでした。あの小刻みに震えていたアリ。世界最強なアスリートだったのに、変わり果ててしまった。それでも、後輩たちにその姿を見せる勇気。勇気が勇気を呼ぶ。そうか、やっぱり偉大なんだ。長嶋さんは。
この後に、名もなき医療従事者、エッセンシャル・ワーカーの方々が聖火を繋ぐのは予想外でとても良かったですね。長嶋さんからストレートに大阪なおみだったら、ショウアップし過ぎな感があったかもしれませんから。
富士山をイメージしたという聖火台に階段が現れ、私は武道館の屋根みたいと思っていたんですがw てっぺんの玉ねぎならぬ玉(?)が花のように開きました。ついに聖火点火。ボッと勢い良く燃える聖火は、オリンピック史上初めての水素を燃料にしているそうで、きっとSUGIZOも喜んでいるだろうな〜。
以上、開会式を振り返ってみました。関東地域の視聴率は56.4%だったんですって!凄い!瞬間最高は61%ということで、真矢みきさん登場のシーンだったとか。知っている顔が登場して、みんな、おお〜!と思ったんですねw さすが東京大会!時差がないのも良いです!
最後に国立競技場の花火シーンを貼っておきます。これも実は少し地味に感じましたが、まあ、去年も今年も、全国で花火大会が中止されている中、ここだけ派手にやるわけにはいかないですよね…。花火のみならずやろうと思えばいくらでももっと派手に、もっと豪華に出来たはず。でも様々なコトを踏まえ、飲み込んで、そうしなかった開会式の演出だったと思います。その中に、日本らしさ、東京らしさはありましたしね。この地味でパッとしない(という意見が多いはずw)東京大会の開会式が、パリ大会、LA大会の頃には感傷的な思い出になっていればと願っています。
また、改めて隈研吾氏凄い!と思いましたよ。デザインした時は全くコロナ禍で無観客だなんて想像もしていなかったはずなのに、無観客でも満席に見える客席!恐ろしい先見の明でしたww
その後の土日に様々な競技を観ましたが、遅ればせながら、アっと気づきました。そうか。5年間待って、特にこの1年は悶々としながら頑張ってきた若者たちのために、多くの人々が向かい風を浴びながらもオリンピックは開催されたんだな、ということです。メダルを獲った選手たちがスピーチで口を揃えて「開催してくれてありがとう」と言っていました。困難を乗り越えて…はお互い様なんですね。グッと胸が熱くなりました。そう、みんな、誰もが困難の最中。頑張りましょう!
オリンピック開催期間中は、世界中の紛争地域も停戦となります。オリンピックを開催する意義は、思っていたよりもずっと大きかったように思いました。もちろん、悪い部分を突っ込もうと思えばたくさんあるでしょうが、私は良い方を見たいです。これからも日々の競技を観るのが楽しみです。
そんな週の一本は、『ファイナル・プラン』です。 リーアム・ニーソンですからねw ハズレはないです。ワンパターンと言われればそれまでですが、そこも含めてやっぱり面白いです。ただ、原題は『Honest Thief』(正直な泥棒)。もちろん、このままカタカナにするのもダサいいしw もうHonestというだけでリーアム過ぎて笑ってしまうんですが、そう、今回彼は泥棒なんですよw
スタートの時点では悪者…というところが、少しワンパターンを脱しているかなww それでも、だんだん正義になっていくんですよねw そこがとても面白かったです。ラストは超スッキリ出来るしね!やっぱりリーアム・ニーソンにハズレはないのです。気持ち良い作品でした!こーゆーの大好き!
週末、ついに2回目のワクチン接種をしてきました。恐れていた2回目接種後の副反応もどうにか凌ぎましたが、東京のコロナ状況はまたまた危機的。ワクチン2回打ったから安心…とは全然なりません。生活は全く変わりませんね。しばらくはおとなしく家でオリンピックを楽しみます。
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