8/14-20, 2017 ボストン美術館の至宝展と、海とわんこと『ヒトラーへの285枚の葉書』

お盆休みになった友人と、平日午後から上野の東京都美術館へ『ボストン美術館の至宝展』に行きました。人生振り向けば、いつの間にかアメリカでも一番親しんだ街となったボストン。昨年、ハリウッド・ヴァンパイアズのトラベル・パッケージでボストンに行った時、フリータイムを使ってボストン美術館まで足を伸ばした方々がいらっしゃいましたが、私自身は2-3回行った記憶があるものの、最後に行ってから早10年以上は経っているような…。



ボストン美術館といえば、ゴッホを始め印象派の作品と日本の浮世絵コレクションが充実していることで有名ですが、せっかちですぐ疲れてしまう私は、せっかく実際に現地に行った時も、メインとなる印象派作品のコーナーしか行かなかったんだな〜とつくづく反省しました。だって、え〜?エジプト美術なんかもあったの〜??と驚いてしまったのですからorz   毎度のことながら、日本に来るとじっくり鑑賞することが出来ます(^^;  今回はツタンカーメンも、ギザの三大ピラミッドの一つでもあるメンカウラー王も、じっくりご尊顔を拝観させて頂くと…メンカウラーが友人に似ててびっくりでした!4500年の時を経て、遥かエジプトと日本という距離も経て、本当に似ていたのですよ。メンカウラーの方がお団子っ鼻でしたが(^^;  そんな発見もまた、楽しいものですよね。   中国美術があることも知りませんでした。『九龍図巻(Nine Dragons)』がカッコ良かった❤️ ドラゴン好きのジョーイは、再婚してボストンからデキサスに引っ越してしまったけれど、ボストンにいる時にボストン美術館でコレを観たでしょうか…。下はジョーイ・クレイマーのコーヒー『Rockin’& Roastin’』のパッケージです。



 



今回想定外に感動したのが日本美術。英一蝶の『涅槃図』でした。1713年に描かれたこの作品は1886年にアメリカに渡ったそうで、経年劣化からボストン美術館でも25年ほど展示されていなかったとのことなので、私が行った時もなかったはず。見逃したわけではなかったと知って少し安心しつつww 今回170年ぶりに本格的解体修理され、初の里帰りだそうです。とても大きな作品なので、お釈迦様の涅槃に哀しむ可愛い動物たちの部分を。ジャコウ猫の生意気そうな表情が堪りません❤️



目玉としてはポスターにもなっているゴッホの『ルーラン夫妻』です。それぞれ別の作品で、男性の方は有名な『郵便配達人』として世界中に6点あるそう。私はその内のいくつを観たのかな。その名はジョセフ・ルーランということで、ここでは夫妻の肖像画が並んで展示されていました。ここの郵便配達人は背景が無地で、膝下まで描かれていました。何度見ても、胸がキュンとしてしまうゴッホ作品です❤️   さらにアメリカ人のジョン・シンガー・サージェントの《フィスク・ウォレン夫人(グレッチェン・オズグッド)と娘レイチェル》も素敵でした。この肖像画が描かれた場所が私の大好きなボストンのイザベラ・スチュワート・ガードナー美術館と知り、とても嬉しく思いました。こちらの美術館は手頃な規模なので、ボストン美術館よりも多く行っているんですよねww  でも次に機会があれば、体力と時間を十分に準備して、巨大美術館を避けずに挑もうと思った次第です。せっかくのチャンスは大切にしないとね。若い時って、時間やチャンスを粗末に扱っていたなと反省しました。



というわけで、パリのルーブルやニューヨークのメトロポリタンに勝るとも劣らない巨大なボストン美術館の、ダイジェスト版を日本で楽しむことが出来るこの機会を、皆様もどうぞお見逃しなく!って、ぜんぜん宣伝費貰っていないのだけどw  美術ファンとしてのオススメですww   ボストンと言えば、この週末には白人至上主義に反対するデモが大きな話題になっていました。やはりボストンという街は、リベラルの先鋒としての役割がある気がします。この集会終了後に、ボストン警察本部長が言ったというセリフが素敵でした。抗議活動参加者に対して「誇りに思う」と語ったあと続けて、「白人至上主義者たちは、外見や生活様式、出自で私たちを見下そうとするものです。そんなことは、ボストンではさせません」と。ブラボー! やっぱり私はボストンが好きです❤️   そんな週末、私は長年希望していたことを遂に実行することが出来ました。それは、逗子に住んでいる友人のわんこに会いに行くこと!ずっと会いたかったけれど、逗子って遠いしねww  私が小さい頃から両祖母宅にわんこがいて、夏休みやお正月はわんこと遊ぶのが楽しみでした。でも自分では絶対に毎日のお散歩が出来ないので、一緒に暮らすことは出来ず…(泣)猫好きって、実はお散歩いらずという安易なところからきたのかもしれませんww   ともあれ、このバッチリ二重のつぶらな瞳❤️ 可愛いったらありません!!人ん家の子なので、親バカならぬ他人バカですww



思い切り好かれたいという下心からおやつをアマゾンした甲斐あって、「なんか美味しいものくれる優しいおばちゃん❤️」なんて思ってもらえたなら幸いでした〜ww  私を見つめるかわい子ちゃん❤️  ああ、至福の逗子でした〜❤️



…と、念願叶った週=終戦記念日を含む週の一本は『ヒトラーへの285枚の葉書』です。



第二次世界大戦中、ドイツ国内でのドイツ人夫婦のお話です。彼らは弾圧されたユダヤ人ではないので、何もしないでじっと終戦を待っていれば安泰だったはずなのですが、息子を戦争で失い、自分たちドイツのトップに立つヒトラーに疑問を持ちます。そして、「私の息子はヒトラーに殺された。あなたの息子も殺されるだろう」と反戦のメッセージを小さなハガキ大のカードに書いて、街の中にそっと置き始めるのです。 (ネタバレになるので、以下は知りたくない人は読まないで下さい。でも実話だそうだし、ナチスのやることだから想像つくと思いますが)   たかが、と言えば本当に「たかが」これだけのことです。それを285枚書いて、街のあちこちに置いて、最終的に見つかって死刑…。何それ?!戦争って、本当にナンセンスです!!!バカみたいじゃないですか。たかがこれだけのことで、自国民ですら殺すなんて。   戦後70年を経て、あらゆる角度から描く第二次世界大戦関連の作品が出て来ています。こうした、ドイツ国内にも反ナチスがいたということを、今やっと映画にすることが出来るようになっているのですね。淡々とした戦時下の生活。密かにユダヤ人をサポートする人。ナチスに洗脳されて、ユダヤ人を虐げる人々…。一切戦争現場は出て来ず、ドイツ国内の戦時下に日々生活する人々を描いたこういった作品の方が、今の我々にはむしろ戦争の異常さが伝わる気がしました。お盆に相応しい一本だったかな。   相変わらず毎日雨の東京です。なんなんだ??暑いのも嫌ですが、雨もね〜。それもいきなり激しい雨は当たりたくないですね〜。スッキリしない毎日ですが、皆様ご自愛下さいませ!  

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