Amy's This Week

2019.07

30
2019.07.30

三国志展と、『ハッピー・デス・デイ2U』

単なる偶然で、中国づいています。この週はトーハクの三国志展へ行くことになりました。西安郊外の秦の始皇帝陵で綺麗に咲いていたサルスベリは真っ赤でしたが、こちらは真っ白に咲き誇っていました。

西安まで行って、やっと超大雑把ながら把握出来たことが、秦が紀元前220年頃、そして紀元後220年頃が三国志の時代だということです。そこだけ、ちょっと覚え易いww でもまあ、場所的には西安と離れているので、ここはここ。それになぜか、私の頭の中では項羽と劉邦とかもごちゃ混ぜになっているので、やっぱりなかなか良く分かっていません。それでもなぜか昔から、曹操が一番カッコ良い!と思っていたのは、どこでインプットされたのかしら…?ww 横山光輝のマンガも、絵が好きになれずにすぐ読むの止めちゃったしなw

とにかく、古代ローマから派生した西洋史だけでもう私の脳ミソはいっぱいいっぱいw 日本史だって心許ないのだから、中国の歴史はもうピンポイントのエピソードだけ摘むしか出来ません。ということで「まあ、普通の美術展だと思って楽しめば?」という友人の言葉に乗って、いざ、三国志ワールドへ。

いきなり、兵馬俑で見た青銅の馬車にそっくりな隊列が。これも同じようにお墓に副葬された物で、後漢時代=紀元2-3世紀だそう。ということは、副葬品の習慣は始皇帝の時代から変わらず続いていたのですね。馬の躍動感が見事です。

これも同じ時代の副葬品ですが、素敵なのは、これは死後の世界を照らす多層灯だとか。各段に人や動物、樹木などが細かく刻まれていて、本当に灯りが点いたら影になってとても綺麗でしょうね。

圧巻だったのは、三国志研究上最大の発見と言われる曹操陵の実物大展示です。まるで古代エジプトの王墓のように、いくつかの部屋に分かれており、発掘した人たちはさぞやワクワクしただろうな〜。

棺を置くための石製台座。左右についているのは虎です。古来、虎は武功で地域を治める意味があったとか。曹操に相応しい動物なんですね。

こちらは揺銭樹の台座で、辟邪(へきじゃ)という架空の動物。墓への侵入者を威嚇し、墓主を天上の世界へ導くのだそう。怖いのか可愛いのかよく分からない表情の辟邪に、小さな人や、カラス?みたいな鳥など、見れば見るほど楽しくなります。

この三国志展の素晴らしいところは、全て撮影OKということです。これって本当に楽しいw まったく、スマホを持つようになって分かったコト。私たちってこんなに写真を撮るのが好きだったのねwww

とにかく、流れが今ひとつ分かっていないので美術展を楽しむように鑑賞し、それで十分楽しかったです。でも、そういえばジョン・ウー監督の映画『レッド・クリフ』I&II のセット持っているんだったw すっかり内容を忘れているので、久しぶりにじっくり観ようと思ったのでした。

9/16までと、夏休みを当て込んだ開催です。暑いけれど、サルスベリのお花見を兼ねて行ってみてはいかがですか?

https://sangokushi2019.exhibit.jp/index.html#title

 

そんな週の一本は、『ハッピー・デス・デイ2U』です。

『ハッピー・デス・デイ』と『ハッピー・デス・デイ 2U』を続けて観ました。B級ホラーとナメていたけれど、めちゃくちゃ面白かったです!

ホラーと言えばホラーなんだけど、青春系テレビドラマを観ている感じ。『1』は、同じシーンが何度も何度も繰り返されるのだけれど、それに対するビッチな(笑)主人公ツリーの反応がめちゃくちゃ面白く、全然飽きません。テンポも良く、意外な(?)展開で、へ〜そうなんだ、で終わります。

そして『Happy birthday to you』ならぬ『ハッピー・デス・デイ 2U』と洒落たタイトルの『2』は、意外なオープニングから、『1』の謎が解け、さらなる面白い展開になって、ますますツリーのイライラビッチぶりに磨きがかかり、何度も笑いながら、しかし最後は涙が出てしまう感動的な展開に。これはもう、名作です!!!

ホラーが苦手な人でも全然大丈夫。たっぷり笑えるし、不思議な爽快感も味わえます。メイクを落とさないまま寝てしまい、マスカラが目の下に黒く滲んだまま頑張る主人公ツリーを、笑いながら、呆れながら、でも最後は良かったね〜と感動の涙で応援してしまう気持ち良い作品でした。きっとアナタもビッチなツリーが大好きになってしまうはず。ポップコーンとコーラをお供にどうぞ。あ〜、映画って楽しいな❤️