Amy's This Week

2008.01

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2008.01.20

1/14-20, 2008 週報

三連休を黙々と仕事して、週半ばから3日間お休みを貰ってドイツに行った。昨年会社を辞めた友人と二人、ミュンヘンだけ4泊6日でお城巡りだ。ヘレンキームゼー、ノイシュバンシュタイン、リンダーホフと、ルートヴィヒ二世の建てたお城を三連発。雪の中のお城を夢見て行った割には、子供の頃から晴れ女の私が行く所どこも晴れて、先週まで降った雪がすっかり溶けてて残念だったが、お城観光を楽しみ、とにかく歩き回って日頃の運動不足を解消した、と思う。

身長192センチで端正な顔だちのルートヴィヒ二世は18才で王位に就いた。当然女性には非常にモテたらしいが、美しいルックスは本来ゴツい系ゲルマン人の間ではナメられる要因でしかなかったのか、段々人間嫌いになり、音楽と孤独を愛して自ら建てたお城に隠る生活になった王様。実はゲイだったというのも、この時代辛い立場だっただろう。狂王とも言われているが、決して本当に狂っていたわけではなく、時代の流れで最終的に王位をはく奪する為にそう流布されたらしい。クレオパトラの時代から、マリー・アントワネット、溥儀と、ラスト・エンペラーはいつの時代も可哀想。

変わってミュンヘンの街中は、穏やかなお天気の中観光客で溢れてとても賑やかだった。バーゲンのシーズンでもあり、気付けば友人と二人ドイツ人に交じってバーゲン品を漁っている自分に苦笑。何もここまで来てバーゲン漁らなくても(笑)。でも、チュニック1着5ユーロなら買いでしょ♪ その他はあまり買い物が無くて心穏やかに過ごせたドイツ。でも美術館でのハガキ1枚1ユーロ(約160円)にはあまりの高さにブッ飛んだ。が、そこはけちったら後悔すると思い、思いきってハガキ、カタログ買いました。ドイツ・ルネッサンスのデューラーはもちろん、ブリューゲル、ボッス、ダヴィンチにラファエロ・・・・。オロオロしてしまう程、豪華なラインナップのアルテ・ピナコテーク(美術館)は、どの展示室も友人と二人貸しきり状態。これだけで来た甲斐ありとつくづく。

町中で普通に歩いているおじさんが、皆ペーター帽(と勝手に名付けた、ピノキオが被っている典型的なドイツの民族衣装の帽子)を被っているところに、アメリカでも日本でもない(当たり前だけど)「ここはドイツだ!」と感じた。全くの別世界。地球は広いな〜と思っていたら、あちこちで5月のBon Jovi、6月のセリーヌ・ディオンのワールド・ツアーの宣伝が。どちらも大きなオリンピック・スタジアムでの公演で、ドイツでも大人気らしい。ああ、やっぱり音楽は世界を一つにしますね。

最後の晩さんは、さすがにソーセージやハムに飽きて、安心出来るHard Rock Cafeへ。が、どうも店内の造りが普通のレストランHRCとは違い、ソファでゆったりと飲めるラウンジっぽいコーナーや、長い木製のテーブルに大きな男達が並んで向かい合ってジョッキを傾けるビアホールっぽいコーナーがある。さすがビールの街ミュンヘン。やがてホントに冗談抜きで、ミュンヘンのイメージ通りそこの男達がジョッキを振り上げて一斉に歌い出したのには驚いた。HRCもここじゃあ単なるビアホールの一つでしかない。でもつまみはソーセージじゃなくナチョでね♪という人たちには良いのだろう。

日頃アメリカに慣れていると、ドイツ人の厳格さが頼もしい気もするが「もうちょっと人生楽しもうよ」(きっと余計なお世話なんだろうけど)と言いたくなるような堅苦しさを滞在中ずっと感じていた。もっとフレンドリーになろうよ。「ある程度」「大体」「適当」って単語知ってる〜?って突っ込んでみたい人に遭遇すること毎日最低5人以上。それを旅行者として楽しむには4泊くらいがちょうど良いと思った。かつて10代、20代の頃は旅行する度に、1日でもそこに長く居たいと思っていたが、今ではまさに「適度」が良い。1ケ所4連泊で帰るくらいがベストだ。ということで、堅苦しいドイツもちょうど楽しめるくらいのところで帰って来た。

映画は1本。先に観た友人から、「観るなら1000円の時限定にした方が良いよ」と言われていた『アイ・アム・レジェンド』を、昨年9月から始まったTOHOの日(毎月14日がトウ&フォーの日で1000円になる。かなりむりくりだ!)に観た。突っ込みどころ満載。なんだよ結局◯◯じゃん。でもなんであそこはあ〜なの、こ〜なの。ま、辻褄が合わないのはこの手の映画細かいことは言わないけど、途中◯◯◯が死んじゃうのは許せない。酷い映画だ。ウィル・スミスもともとそんなに好きじゃないし。と、分っていながら見て、「ほらね」と言われながらも文句たらたらになってしまう作品でした。きっとそんな人ばかりで、結局はそこそこヒットするんだろうな。

ということで、お正月直後に冬休みを頂いてしまいましたが、これでリフレッシュして、健康に留意しながらお仕事頑張っていこうと思います。お留守番スタッフに感謝!!!