Amy's This Week
2022.01
1/3-9, 2022 Show Must Go On…と、『キングスマン・ファースト・エージェント』
皆様、改めまして、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。
新年の1日、2日は地元へ通い、3日はついに終日食っちゃ寝テレビのお正月を満喫しましたww 皆様のお正月はいかがでしたか?都内の電車がかなり空いていたので、今年は郷里へ帰った人が多かったように思いました。嵐の前の静けさというか、オミクロン株の脅威が始まる直前、駆け込み帰省のお正月だったかもしれないですね。
そんなお正月の最中、Il Divoに関するニュースが出ました。2月からの全米ツアーを、ゲスト・バリトンを迎えて予定通り行うとのこと。Show Must Go Onですね。
元々、昨年7月に発売されていたアルバム『For Once in My Life: A Celebration of Motown』にちなんだ『For Once in My Life Tour』と名打たれていたツアーは、カルロスに捧げるグレイテスト・ヒッツ・ツアーに変更されました。今回のゲスト・ヴォーカリストはスティーヴン・ラブリーというオペラ歌手だそうで、今後もIl Divoはツアーのたびにゲスト・ヴォーカリストを迎えて、3人でやっていくのでしょう。イル・ディーヴォはあくまでもこの4人だったので。
『Show Must Go On』を持ち出すまでもなく、最盛期のグループ/バンドがオリジナルメンバーを病で亡くしてしまったといえば、誰もがQueenを思い出すでしょう。Queenはポール・ロジャース、アダム・ランバートとゲストを迎え(アダムが定着しましたが)、Queenとして活動を続けてくれました。音楽のジャンルは違えど、残ったメンバーたちに亡くなったメンバーと同等の力があるグループ/バンドで、さらに残ったメンバーたちがまだまだ活動を続けたい場合にのみ出来るスタイルで、それがメンバーを亡くしたという最悪な不幸の中では、ファンはもちろん、残ったメンバーたち、関係者全てが最も納得出来る最善の方法ですよね。
またショウは続けなければいけない(Show Must Go On)はフレディーの遺言みたいなものでもありました。その曲『Show Must Go On』が収録されたQueenのアルバム『Innuedo』は、私もリアルタイムで買ったので、泣きながら、震えながら、聴いていましたよ。MVでの濃いメイクをしても隠しきれないフレディーのやつれた姿は、それでも映像を残してくれたフレディーの勇気というか、男気というか、意地というか、決意というか…凄まじいパワーにひれ伏しながら観せて頂く…という感じでした。
もちろん、フレディーの苦しみ、哀しみには計り知れないものがありますし、それらを抱えて、さらなる作品を残してくれた彼の音楽愛、使命感には畏れ多いほどの感銘を受けました。が、カルロスを思うと、そうする時間も無いまま、体調を崩して入院してからまさか11日後の落命になるとは、彼の無念さを思うとそれはもう胸が締め付けられます。この訃報に、一番驚いたのは天国にいるカルロス自身だったことでしょう。
元妻のイノセンスが、カルロスともう一度結婚する予定だったと言ったのも哀しみに拍車をかけました。2020年に発売されたカルロスのソロ・アルバムからの『ボヘミアン・ラプソディー』、私はとても好きでした。何よりも、二人がとても楽しそうだったし。
https://youtu.be/yPCe8t1Yaws
アレンジが良かったのも大きいと思いました。ギターフレーズがかなり原曲に忠実だったのが良かったです。そもそも、この曲はオペラっぽいパートがあるのですから、ぴったりでしたよね。これをライヴで観てみたかったし、ジェラルディン(イノセンス)は、もっともっとこれから一緒にやってみたいことがあったでしょうね(涙)
ちなみに、カルロスの歌う『Miss A Thing』は失礼ながら全然ダメでした(^^; だってカルロスの声が綺麗過ぎるからww エアロスミスとか、例えばボン・ジョヴィとか、そもそも声そのものがロックなんですよね。その存在感で成り立っている曲なんです。だからエアロでもジョーが歌うソロ・コーナー、私はダメw(言っておきますが、私はジョーの大ファンですよww) ボン・ジョヴィも、リッチー歌上手なんだけど、やっぱり声が綺麗過ぎてダメだな〜と思っていました。昔の話ですけどね。
とまあ、新年早々しんみりしてしまいました。だって、オミクロン株のおかげで、再びコロナ禍再熱の新年に、今年の抱負も何も無いですからね。でもこの週末には、久しぶりのライヴに行ってきましたよ!2年越しとなったLuna Sea 30周年ツアーのグランド・ファイナルです。
私たちは日曜日に行ってきました。なんと開演15:00!早く帰れるのは嬉しいですw
華やかなお花を見るのもいつも楽しみ。
以前にも書いたかもしれませんが、歓声が一切無いライヴは音が良いです!めちゃくちゃよく聴こえます!今まで視覚的にINORANやSUGIZOがコーラスをつけているのは分かっていましたが、正直言って、その声が聴こえたことは全くありませんでしたからね。それがまあ、よく聴こえることww これはホント、コロナ禍の数少ない良い事でした。
ライヴ画像はニュースサイトから。
今月末には実際のファイナルとなる大阪公演がありますが、それが終わったらRYUICHIが声帯の手術を受けると年末に発表されていて、すぐに「あ、スティーヴンと同じだ」と思いました。あれは2006年でした。スティーヴンは日頃からああいう声なのでw 声では分かりませんでしたが、シャウトする時にとても苦しそうなことが続き、当時ライヴも時々キャンセルになっていました。で、声帯から出血していたとのことで、ついに手術をすることになったのでした。野球のピッチャーが肘や肩の手術を受けるのと同じく、ヴォーカリストが声帯の手術を受けるのは大いなる決断だったでしょう。
そんなスティーヴンでしたが、2006年に手術して以来、圧倒的に伸びやかな声になり、70歳過ぎても本人が気持ち良さそうに歌っているのが観て分かるのは嬉しいです。医学の進歩に感謝しかないですよね。
日曜日のライヴでのRYUICHIは、元が澄んだ声なので擦れているのがはっきりと聞き取れ、シャウトはとても苦しそうでした。それでもシャウトするので、内心「ヤメて〜!!」と思っていたくらい。もうあとは手術するのだからここは思い切り…と思ってのことかもしれませんが、その気持ちだけで十分です!
Luna Seaに限ったことではないでしょうが、やはり長く活動を続けていられる人たちというのは、本当に毎回毎回真摯に、真剣にパフォーマンスしています。だからこその数十年だし、年月を重ねれば重ねるほど、感謝の気持ちをより強く持って続ける彼らの姿勢は素晴らしく、だからこそファンもついていくんですよね。
ハタから見れば、豪華なホテルに泊まり、高価な衣装に身を包み、何でも望み通りになるような成功したミュージシャンたちも、器が大きければ割れた時に溢れる量が多くなるように、様々な苦難がこれでもかと襲いかかってくるのだと思います。私たちは彼らのパフォーマンスを観て、聴いて…だけではなく、その生き様も見た上で、さらなるサポートを決意します。
というわけで、これからも3人になったイル・ディーヴォを見守り、RYUICHIの無事の手術回復を祈っていこう…と、改めて思った週でした。
そんな週の一本は、『キングスマン・ファースト・エージェント』です。
お正月に相応しい、楽しい作品でした!私は『キングスマン』シリーズは全部観ていますが、これが過去イチ面白かったです❤️
英国のジョージ5世とドイツ皇帝ヴィルヘルム2世、そしてロシア皇帝ニコライ2世の3人が従兄弟同士だったとは、知りませんでした。まあ、当時貴族は貴族同士でしか結婚しなかったのでさもありなんですが、そんな親戚同士で戦争をしていたなんてね。
…と、歴史は好きなのでストーリーに引き込まれていきました。また、マタ・ハリとか、ラスプーチンとか、実際はどうであったかかなり伝説のような存在ですが、その名前は知っていたので、それも面白かった要因です。
でそのラスプーチンの怪演がサイコーでしたww なんと、演じていたのは私が好きなリス・エヴァンス。やるな〜リスw
崖の上のアジトも面白かったし、シリーズで言えば『0(ゼロ)』とも言える、キングスマン誕生のお話。あのお店は本当にただのテイラーだったんですねw 時代が時代なだけに、派手な秘密兵器は出てこなかったけれど、私は好きでした。また、終わり方がwww この続編も出るとしたら、『0.1』?今後が楽しみです。
さて、この週数年ぶりで東京にも雪が積もりました。昼間の最高気温が2.6℃って、そりゃあ東京としてはめちゃ寒かったわけですね。TVニュースでも滑って転ぶ人の映像がたくさん流れていましたが、私はKISSのツアーで仙台に行った時に買った、かかとにスパイクが格納されたブーツを履いたら最高でした!まさか本当に役立つ日が来るとはw 急激な寒さからか、体調を崩す人も周囲にいて、オミクロン株が跋扈する今、お腹壊しただけでドキドキしちゃいますよね。皆様、感染症対策に加えて寒さ対策も頑張りましょうね!
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